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飛行船と宝物
381:10:22
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あもんさんはテーブルにあったカトラリーを軽く片付けると小さなサイコロを3つ胸ポケットから出して、そばにあったグラスの中の水を飲み干すとそこにサイコロ2つを入れた。
あもん「今からHIGH & LOWやってくよ。」
と言って、あもんさんはグラスでサイコロ2つを回しながら手に持っていた1つのサイコロを見せてきた。
あもん「自分が出したサイコロの目より、2つのサイコロの合わせ目が上か下かを当てるだけ。」
紀莉哉「それってHIGHの方が当たりやすくないですか?」
あもん「うん。でもHIGHって答えてLOWだったら即失格ね。」
幸来未「…LOWって答えてHIGHだったら?」
あもん「イエローカード。」
…ってことはLOWを答えたら2回当てるチャンスがもらえるのか。
あもん「HIGHがHIGH、LOWがLOWだったら勝ち抜け。その巡で勝ち抜け出来た人たちがもう1回勝負って感じ。そこで決まらなかったらもう一巡ね。」
凛太郎「…時間かかりそう。」
と、凛太郎さんは今にも寝そうな顔でそう呟いた。
あもん「早く終わりたいならHIT。同じ数字が出ると思ったら言って。当てたらここにある宝物全部貰えるよ。」
佐々木「けど、1発ゲームリタイアですか?」
あもん「もちろん。グラスのサイコロは俺が回すから公平だね。」
…そうなの?
自分のターンも自分で回すの?
そう思っているとあもんさんが私を見て微笑んできた。
あもん「違うって顔してるね。」
幸来未「い、いや…」
あもん「じゃあ俺の時だけくるみに回してもらおう。」
そう言ってあもんさんは目の前に転がしていた1つのサイコロを凛太郎さんに投げた。
それを半開きの目でキャッチした凛太郎に私は1人静かに驚く。
あもん「凛太郎は実戦の実験台だから。当たってもこいつが有休60万分もらうだけだから安心してね。」
幸来未「あ…、はい。」
私が敵だと思っていた凛太郎さんはお試しの人だったらしい。
私はホッと胸を撫で下ろし、ずっと緊張していた背中を背もたれにつけて少し休む。
あもん「はーい。凛太郎の下半期の運勢はー?」
その言葉に合わせて凛太郎さんはターンテーブルの真ん中にサイコロを投げ、3を出した。
凛太郎「HIT。」
と言って凛太郎さんは椅子から降りて床で寝始めた。
あもん「はいっ。…あーあ、年末まで酒漬けだ。」
凛太郎さんっ。眠ってる場合じゃないですよ。
私が今後の凛太郎さんの睡眠時間を心配していると、あもんさんは紀莉哉さんに目を移した。
あもん「じゃあ次、紀莉哉。」
紀莉哉「はーい。LOW。」
と、サイコロの目を見ずに紀莉哉さんは言い、出した目は5。
あもん「んーっ、はいっ。もうワンチャン。」
紀莉哉「んー、HIGH。」
あもん「あー…、残念。」
紀莉哉「あーあ、またオーナーから買い戻さなきゃ。」
あもん「まだ分かんないよ。次は…、悠雪。」
佐々木「え、あ…はい。」
私も順番を飛ばされて驚いたけれど、佐々木さんも急に順番が来て驚いた様子。
そんな佐々木さんは5を出した。
佐々木「んー…。HIGH。」
あもん「おおっ。どうだ…!」
と、あもんさんは一発勝負をかけた佐々木さんに嬉しそうにしながらサイコロの入ったグラスをテーブルに叩きつけた。
あもん「…6。」
佐々木「よし!勝ち残りしましたよ。」
佐々木さんは私に嬉しそうに報告して落ち込んでいる自分の店のオーナーを一切気にしてない様子。
私がそんな佐々木さんと一緒に喜んでいると、落ち込んで俯いていたあもんさんが顔を上げた。
あもん「次はくるみ。」
幸来未「…はい。」
私は佐々木さんが送ってくれる応援の視線を浴びながらターンテーブルの真ん中にあるサイコロを取ろうとするけれど腕が届かない。
幸来未「取ってください…。」
私が俯きながら情けなく呟くと、佐々木さんより先にあもんさんがサイコロを取ってくれた。
あもん「俺の運を送っといたから勘が冴えてると思う。さあ、何にする?」
私はあもんさんの運を流し込まれたサイコロを投げ、出た目を確認すると2。
幸来未「…もし、これでHIGHって答えて同じ目が出たらどうなりますか?」
あもん「失格。」
絶対的にHIGHしか選択肢がない気がするけど、サイコロを持ってた時に『LOW』って感じて振ったんだよな。
…って事は、HITって事だよね?
幸来未「…HIT。」
私がそう呟くと隣にいた2人が驚き、あもんさんが嬉しそうに笑う。
あもん「せーのっ。」
カランとグラスが鳴り、透明のグラスの中で1の目を出したサイコロがもう1つのサイコロの上に乗った形になってしまった。
あもん「ごめん。もう1回振る?」
幸来未「んー…」
私は考えているフリをして目を少しこらし、隠れたサイコロの目を推理すると2だった。
危ない。やっぱりHIGHだったんだ…。
けど、もう1回振ったとしてHITする気がしない。
幸来未「提案、いいんですか。」
あもん「うん。」
幸来未「あもんさんがHITで賭けて当たったらあもんさんの勝利っていうのはどうでしょう。」
あもん「サイコロの目が決まってないのにそんなこと言っちゃうの?」
幸来未「はい。サイコロの振り方があれだったのはあもんさんのせいなので。」
私は今後一切会うことのないあもんさんに失礼承知で挑発すると、あもんさんは快く私の案に乗り、サイコロが入っているグラスを私に渡した。
あもん「俺って勘がいいんだよね。」
そう言ってあもんさんはサイコロを振り、私と同じ2を出した。
あもん「先見の明ってやつ?が見えるのか、夢でくるみと同じゲームをして勝ったんだ。」
幸来未「…HIGH?LOW?HIT?」
あもん「もちろん、HIT。」
私は自信満々なあもんさんの顔を崩してやろうとしっかりサイコロをグラスの中で振り、テーブルに叩きつけた。
あもん「勝ったよね。」
佐々木「…はい。」
紀莉哉「オーナーのスピやべぇ…。」
…そんな。
私と同じ確率なのに。
あもん「じゃあ宝物はぜーんぶ…」
幸来未「もう1回。」
私はカバンに入れていた小説2つをテーブルに出す。
幸来未「もう1回、あもんさんと勝ち抜きした佐々木さんと私でやらせてください。」
私は席を立ち、初めてお願いをするために頭を下げた。
佐々木「…俺も。消化不良なんでお願いします。」
そう言って佐々木さんも私の隣に来て頭を下げた。
あもん「いいよ。そんなに頼まれたらしょうがない。けど、一旦ご飯休憩しよ。」
私の提案にまた嬉しそうにするあもんさんは紀莉哉さんにメニュー表を取ってもらい、何を頼むか考え始めた。
佐々木「よかったですね…!けど、これあらかじめ用意してきたんですか?」
と、私の小説に手を伸ばす佐々木さんの手をあもんさんが叩き上げた。
あもん「ダメだよ。西宮さんの人生が詰まったものだから。俺と西宮さんに勝ったら読んでいいよ。」
佐々木「…すみません。」
…なんか思ってたよりもいい人だったんだ。
私はあもんさんの印象が一気に変わったことを心臓の締め付けで感じ、小さくお礼のお辞儀をして自分の席に座りご飯休憩をすることにした。
環流 虹向/23:48
あもん「今からHIGH & LOWやってくよ。」
と言って、あもんさんはグラスでサイコロ2つを回しながら手に持っていた1つのサイコロを見せてきた。
あもん「自分が出したサイコロの目より、2つのサイコロの合わせ目が上か下かを当てるだけ。」
紀莉哉「それってHIGHの方が当たりやすくないですか?」
あもん「うん。でもHIGHって答えてLOWだったら即失格ね。」
幸来未「…LOWって答えてHIGHだったら?」
あもん「イエローカード。」
…ってことはLOWを答えたら2回当てるチャンスがもらえるのか。
あもん「HIGHがHIGH、LOWがLOWだったら勝ち抜け。その巡で勝ち抜け出来た人たちがもう1回勝負って感じ。そこで決まらなかったらもう一巡ね。」
凛太郎「…時間かかりそう。」
と、凛太郎さんは今にも寝そうな顔でそう呟いた。
あもん「早く終わりたいならHIT。同じ数字が出ると思ったら言って。当てたらここにある宝物全部貰えるよ。」
佐々木「けど、1発ゲームリタイアですか?」
あもん「もちろん。グラスのサイコロは俺が回すから公平だね。」
…そうなの?
自分のターンも自分で回すの?
そう思っているとあもんさんが私を見て微笑んできた。
あもん「違うって顔してるね。」
幸来未「い、いや…」
あもん「じゃあ俺の時だけくるみに回してもらおう。」
そう言ってあもんさんは目の前に転がしていた1つのサイコロを凛太郎さんに投げた。
それを半開きの目でキャッチした凛太郎に私は1人静かに驚く。
あもん「凛太郎は実戦の実験台だから。当たってもこいつが有休60万分もらうだけだから安心してね。」
幸来未「あ…、はい。」
私が敵だと思っていた凛太郎さんはお試しの人だったらしい。
私はホッと胸を撫で下ろし、ずっと緊張していた背中を背もたれにつけて少し休む。
あもん「はーい。凛太郎の下半期の運勢はー?」
その言葉に合わせて凛太郎さんはターンテーブルの真ん中にサイコロを投げ、3を出した。
凛太郎「HIT。」
と言って凛太郎さんは椅子から降りて床で寝始めた。
あもん「はいっ。…あーあ、年末まで酒漬けだ。」
凛太郎さんっ。眠ってる場合じゃないですよ。
私が今後の凛太郎さんの睡眠時間を心配していると、あもんさんは紀莉哉さんに目を移した。
あもん「じゃあ次、紀莉哉。」
紀莉哉「はーい。LOW。」
と、サイコロの目を見ずに紀莉哉さんは言い、出した目は5。
あもん「んーっ、はいっ。もうワンチャン。」
紀莉哉「んー、HIGH。」
あもん「あー…、残念。」
紀莉哉「あーあ、またオーナーから買い戻さなきゃ。」
あもん「まだ分かんないよ。次は…、悠雪。」
佐々木「え、あ…はい。」
私も順番を飛ばされて驚いたけれど、佐々木さんも急に順番が来て驚いた様子。
そんな佐々木さんは5を出した。
佐々木「んー…。HIGH。」
あもん「おおっ。どうだ…!」
と、あもんさんは一発勝負をかけた佐々木さんに嬉しそうにしながらサイコロの入ったグラスをテーブルに叩きつけた。
あもん「…6。」
佐々木「よし!勝ち残りしましたよ。」
佐々木さんは私に嬉しそうに報告して落ち込んでいる自分の店のオーナーを一切気にしてない様子。
私がそんな佐々木さんと一緒に喜んでいると、落ち込んで俯いていたあもんさんが顔を上げた。
あもん「次はくるみ。」
幸来未「…はい。」
私は佐々木さんが送ってくれる応援の視線を浴びながらターンテーブルの真ん中にあるサイコロを取ろうとするけれど腕が届かない。
幸来未「取ってください…。」
私が俯きながら情けなく呟くと、佐々木さんより先にあもんさんがサイコロを取ってくれた。
あもん「俺の運を送っといたから勘が冴えてると思う。さあ、何にする?」
私はあもんさんの運を流し込まれたサイコロを投げ、出た目を確認すると2。
幸来未「…もし、これでHIGHって答えて同じ目が出たらどうなりますか?」
あもん「失格。」
絶対的にHIGHしか選択肢がない気がするけど、サイコロを持ってた時に『LOW』って感じて振ったんだよな。
…って事は、HITって事だよね?
幸来未「…HIT。」
私がそう呟くと隣にいた2人が驚き、あもんさんが嬉しそうに笑う。
あもん「せーのっ。」
カランとグラスが鳴り、透明のグラスの中で1の目を出したサイコロがもう1つのサイコロの上に乗った形になってしまった。
あもん「ごめん。もう1回振る?」
幸来未「んー…」
私は考えているフリをして目を少しこらし、隠れたサイコロの目を推理すると2だった。
危ない。やっぱりHIGHだったんだ…。
けど、もう1回振ったとしてHITする気がしない。
幸来未「提案、いいんですか。」
あもん「うん。」
幸来未「あもんさんがHITで賭けて当たったらあもんさんの勝利っていうのはどうでしょう。」
あもん「サイコロの目が決まってないのにそんなこと言っちゃうの?」
幸来未「はい。サイコロの振り方があれだったのはあもんさんのせいなので。」
私は今後一切会うことのないあもんさんに失礼承知で挑発すると、あもんさんは快く私の案に乗り、サイコロが入っているグラスを私に渡した。
あもん「俺って勘がいいんだよね。」
そう言ってあもんさんはサイコロを振り、私と同じ2を出した。
あもん「先見の明ってやつ?が見えるのか、夢でくるみと同じゲームをして勝ったんだ。」
幸来未「…HIGH?LOW?HIT?」
あもん「もちろん、HIT。」
私は自信満々なあもんさんの顔を崩してやろうとしっかりサイコロをグラスの中で振り、テーブルに叩きつけた。
あもん「勝ったよね。」
佐々木「…はい。」
紀莉哉「オーナーのスピやべぇ…。」
…そんな。
私と同じ確率なのに。
あもん「じゃあ宝物はぜーんぶ…」
幸来未「もう1回。」
私はカバンに入れていた小説2つをテーブルに出す。
幸来未「もう1回、あもんさんと勝ち抜きした佐々木さんと私でやらせてください。」
私は席を立ち、初めてお願いをするために頭を下げた。
佐々木「…俺も。消化不良なんでお願いします。」
そう言って佐々木さんも私の隣に来て頭を下げた。
あもん「いいよ。そんなに頼まれたらしょうがない。けど、一旦ご飯休憩しよ。」
私の提案にまた嬉しそうにするあもんさんは紀莉哉さんにメニュー表を取ってもらい、何を頼むか考え始めた。
佐々木「よかったですね…!けど、これあらかじめ用意してきたんですか?」
と、私の小説に手を伸ばす佐々木さんの手をあもんさんが叩き上げた。
あもん「ダメだよ。西宮さんの人生が詰まったものだから。俺と西宮さんに勝ったら読んでいいよ。」
佐々木「…すみません。」
…なんか思ってたよりもいい人だったんだ。
私はあもんさんの印象が一気に変わったことを心臓の締め付けで感じ、小さくお礼のお辞儀をして自分の席に座りご飯休憩をすることにした。
環流 虹向/23:48
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