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環流 虹向

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猫ずきんちゃん

637:22:28

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タクシー代は本当にホテル代になった。

けど、相手は別人になった。

幸来未「一緒に入る?」

時音「…こ、こんど。」

幸来未「今度っていつ?」

時音「もうちょっと…、慣れてから…。」

慣れは飽きだよ。

その時が来たらきっと時音はいなくなるんだろうな。

幸来未「あっそ。じゃあ服脱がして。」

時音「え!?」

幸来未「お酒いっぱい飲まされたからうまく脱げないーっ。」

ただ自分で脱ぐのがめんどくさいだけ。

けど、服って人に脱がしてもらった方が解放感あるから好き。

時音「えー…っ、んー…じゃあ、後ろ向いててください。」

幸来未「敬語。」

時音「はいっ。ごめん。」

私はまだ敬語を使う時音に背を向けて服を脱がせてもらう。

時音「腕、あげて。」

幸来未「はーい。」

時音「もう、…1回、腕。」

幸来未「はーい。」

時音「腰、…あげて。」

幸来未「はーい。」

私はスウェットワンピとタンクトップ、タイツを脱がしてもらった。

時音「これも?」

幸来未「全部。」

時音「…はい。」

そう言うと時音はブラのホックをきゅっと外してくれたのでワイヤーから解放された私はそのまま時音の上に寝転がる。

幸来未「あれ?もうしたい?」

私は自分の背中で潰してしまっている時音のエクレアの硬さに静かに驚く。

時音「ちがっ…、く、いや…。あ、あとで…。」

幸来未「あとでっていつ?」

時音「…お風呂のあとで。」

お風呂なんか気にしなくてもいいのに。

というより、私が起きてられるかな?

私はそのままうつ伏せになり、時音にクッションになってもらいながら眠気覚ましに深夜のお笑い番組を見る。

時音「…寒くないですか。」

幸来未「暖房ついてるから大丈夫。」

そう言うと時音はふわっとスポンジケーキに指を這わすように私の背中を撫でた。

その優しすぎる手つきがマッサージの気持ち良さとは違う快感を呼んで思わず声を漏らしてしまう。

すると、私のお腹の下にある時音のエクレアがぴくっと動いた。

そういう正直な感じ好き。

正直ものが1番好き。

一緒にいて嘘つかないといけないの、めんどくさいもん。

幸来未「しようよ。きつきつじゃん。」

時音「…うぅ、ん。」

どっちだよ。

まあ、嘘つかれるよりマシだからいっか。

私は少し体を浮かして相変わらずスーツもどきを着ている時音のベルトを取り、チャックを下ろすとぴとぴとパンツが出てきた。

幸来未「濡れてるけど、もう出た?」

時音「出てないけど、出てるっていうか…。」

幸来未「どっち?」

時音「幸来未さんが出すやつと一緒のやつ…です…。」

幸来未「敬語、さん付け。」

時音「ご、ごめんっ。歳上だからつい言っちゃう。」

…歳上扱いしてくれるんだ。

今まで誰もしてくれたことなかったから嬉しい。

幸来未「そっか。でも、慣れてね。」

私はパンツ越しに時音のエクレアにキスすると時音はびっくりするほど甘い声を出した。

時音「…む、むり。」

幸来未「なにが無理なの?」

私はお得意の上目遣いをしながらエクレアをそのまま食べているとじゅわっとさらにパンツが濡れた。

時音「…むりっていったのに。」

ぷるぷるエクレアを食べる私を潤目で見てくる時音は腕で半分顔を隠しながら呟いた。

幸来未「無理じゃなくて気持ちいいでしょ。ちゃんと喋って。」

私はパンツを下ろして時音のエクレアから漏れたクリームを舐めとろうと口を近付けると、時音は両手で私の頭を掴んで止めた。

時音「気持ち良すぎるんで止めてくださいっ。」

幸来未「敬語。」

私は頭を押さえられたまま、舌だけを伸ばしクリームを舐めとると耳心地のいい時音の甘い声がまた聞こえた。

時音「もう言わないから…。少し、休憩…。」

幸来未「分かったよ。」

私は思ったよりもしょっぱい時音のクリームを舐めとるのをやめて時音の横に寝転がり、少しの休憩時間の間に深い眠りについてしまった。


環流 虹向/23:48
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