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第三王子、叩きなおし計画
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「さぁ殿下!皆に聞こえるように読みあげてくださいませっ!」
「え?読むの?‥‥」
「殿下!これのどこに 【え、よむの】が書かれているのです!書いてある言葉を読みあげればよろしい!!」
「【拗ねた女の機嫌を取るのは期間限定】と書かれています」
「どういう意味なのです?」
「えっと‥‥拗ねて機嫌を取るのはモノにできるまで…です」
「殿下!(ビシっ)間違いです」
「ま、間違い?だってこれは女性の憧れの騎士たちが言ってたんだよ?そうやって騎士たちは生きているから女性から‥‥その‥‥慕われるんでしょう??」
「殿下、それは女性から嫌われている事を認められず、わざわざ料金を払って女性とお話をする事でしか異性と接点が持てないゴミメンズ、クズメンズの言葉です!」
「そっ…そんな!そんな馬鹿な!!」
「バカ?今、バカと仰いましたか」
「あ、いえ‥‥その‥‥ごめんなさい」
「殿下!謝るくらいなら言葉を発する前に!!よく考えて喋るのです。さぁ任意です。そこから5ページ前!読みあげてごらんなさい!」
パラパラとページをめくるエリック殿下。
「【女と酒は高級なほど上手いが手に入らない】‥‥です」
「どういう意味なのです?」
「えっと‥‥人気のある女の子は競争率が高くて、注文する酒も高価だがステイタスになる…です」
「殿下!(びしっ)間違いです」
「えっこれも??だってこれは結構多くの騎士たちが言ってたんだよ??3割以上は同じことを言ってたんだよ??」
「殿下、それは給料日にしか会えないその店のNO3以上の女の子の事です。勿論同伴やデートは別料金。高額料金を支払って借金をしてデートをしても、金欠となれば目すら会わせてもらえないのですよ!」
「そ、そんな馬鹿な!!」
「バカ?またバカと仰いましたね?」
「あ。いやぁ…そのぅ‥‥ごめんなさい!」
「殿下!そんな女のいる場所は、ごめん、すまんでは許してもらえないのです!奥から怖いお兄さんが出てきて特別室に連れて行かれるのですよ!」
「と、特別室??」
「えぇそうです。そして無茶な金利の金貸しと契約をさせられたり、スペアのある肺、腎臓、角膜などを善意の第三者として提供させられる事もあるのです!!」
「えぇぇっ?」
「殿下、そんなのだから学園時代のあのピンク線虫のような女に寄生されるのです!」
うぅぅ…と項垂れるエリック殿下。
スパルタは容赦ありません。休む暇など与えないのがスパルタなのです。
「殿下、ちなみにその騎士‥‥どこの騎士です?」
「えっと…ほとんどは第3~5の騎士団で…時々第2騎士団もあって…」
「直接彼らの口から聞いたのですか?」
「えーっと…なんというか…その…」
「歯切れが悪い!優柔不断な男などカメムシをゲットしたペットボトル以上に不要な存在!ハッキリなさいませ」
「立ち聞きです!たまに座って聞いた事もあります!!」
「殿下、それを世間では盗み聞きというのです!そしてそんな会話の信頼度は井戸端会議の ここだけの話 くらいの信憑性しかないのです!!」
「そうなのか??そんなに‥‥信頼度が低いんだ…」
「えぇ、そうですよ。スポーツ観戦してるだけなのに、変にプレーに文句をつけて、俺ならこうする!っと10mも走れない癖にイキってるやつの運動能力程度の信頼度です」
「スパルタって‥‥過去に何かあったの??」
「人の事はよろしい!!」
「は、はいっ!」
「殿下、謝りに行きましょう」
「謝る??どこに?」
「オーロラ様のところです」
「だ、ダメだよ!それは出来ない!!」
「何故です?」
「何故って‥‥(パラパラ‥)ここっ!ここに書いてる!!」
くわぁぁぁ!っとスパルタが鬼のような表情に変化していきます。
何処が変わったでしょうか?と聞かれたら人生と答えたくなるほどの変わりようです。
「殿下、読みあげてくださいませ!!」
「これも?読みあげるの?」
「そうです!これ以上ないほどの自信を込めて!!はい!」
「【先に折れるのは自分だと女にわからせる必要がある】‥‥だけど」
「殿下‥‥悪い事をしたなと思えば素直に謝るのが良い男なのです。そしてもっと良いのは自分とは違う意見を持っている相手をリスペクトしてお互いの意見の良いところを伸ばし、悪いところを補う事が出来る男です。殿下にはそれがありません。えぇ!微塵も!ナノがつくほどの小ささも御座いません。」
「そんなに??僕、そんなにひどいの?」
「えぇ。もう女の敵どころか、生物全ての敵です。見たくもなければ存在を知りたくもない!そんなレベルです。ハッキリ言ってお茶会は先日のみならず、ここ数年全て殿下が悪い!もうクズの中でも殿下の右も左もいません。鼻の差でどころではなく、周回遅れの周りを見ながらの1着ゴール!ぶっちぎりです」
あうぅぅと言葉も出ないエリック殿下にスパルタは優しく言います。
「百回…死んでみる?」
おわっ‥‥彼岸花が見えたよ…やべぇ…良かった主従が逆転してて…。
使える主だったらマンマじゃん!!残念な王子とスパルタ以外やる気のない従者で良かったよ。
えーっと…まだ何話か残ってるので‥‥作者の願いは聞き届けられるのか??
「え?読むの?‥‥」
「殿下!これのどこに 【え、よむの】が書かれているのです!書いてある言葉を読みあげればよろしい!!」
「【拗ねた女の機嫌を取るのは期間限定】と書かれています」
「どういう意味なのです?」
「えっと‥‥拗ねて機嫌を取るのはモノにできるまで…です」
「殿下!(ビシっ)間違いです」
「ま、間違い?だってこれは女性の憧れの騎士たちが言ってたんだよ?そうやって騎士たちは生きているから女性から‥‥その‥‥慕われるんでしょう??」
「殿下、それは女性から嫌われている事を認められず、わざわざ料金を払って女性とお話をする事でしか異性と接点が持てないゴミメンズ、クズメンズの言葉です!」
「そっ…そんな!そんな馬鹿な!!」
「バカ?今、バカと仰いましたか」
「あ、いえ‥‥その‥‥ごめんなさい」
「殿下!謝るくらいなら言葉を発する前に!!よく考えて喋るのです。さぁ任意です。そこから5ページ前!読みあげてごらんなさい!」
パラパラとページをめくるエリック殿下。
「【女と酒は高級なほど上手いが手に入らない】‥‥です」
「どういう意味なのです?」
「えっと‥‥人気のある女の子は競争率が高くて、注文する酒も高価だがステイタスになる…です」
「殿下!(びしっ)間違いです」
「えっこれも??だってこれは結構多くの騎士たちが言ってたんだよ??3割以上は同じことを言ってたんだよ??」
「殿下、それは給料日にしか会えないその店のNO3以上の女の子の事です。勿論同伴やデートは別料金。高額料金を支払って借金をしてデートをしても、金欠となれば目すら会わせてもらえないのですよ!」
「そ、そんな馬鹿な!!」
「バカ?またバカと仰いましたね?」
「あ。いやぁ…そのぅ‥‥ごめんなさい!」
「殿下!そんな女のいる場所は、ごめん、すまんでは許してもらえないのです!奥から怖いお兄さんが出てきて特別室に連れて行かれるのですよ!」
「と、特別室??」
「えぇそうです。そして無茶な金利の金貸しと契約をさせられたり、スペアのある肺、腎臓、角膜などを善意の第三者として提供させられる事もあるのです!!」
「えぇぇっ?」
「殿下、そんなのだから学園時代のあのピンク線虫のような女に寄生されるのです!」
うぅぅ…と項垂れるエリック殿下。
スパルタは容赦ありません。休む暇など与えないのがスパルタなのです。
「殿下、ちなみにその騎士‥‥どこの騎士です?」
「えっと…ほとんどは第3~5の騎士団で…時々第2騎士団もあって…」
「直接彼らの口から聞いたのですか?」
「えーっと…なんというか…その…」
「歯切れが悪い!優柔不断な男などカメムシをゲットしたペットボトル以上に不要な存在!ハッキリなさいませ」
「立ち聞きです!たまに座って聞いた事もあります!!」
「殿下、それを世間では盗み聞きというのです!そしてそんな会話の信頼度は井戸端会議の ここだけの話 くらいの信憑性しかないのです!!」
「そうなのか??そんなに‥‥信頼度が低いんだ…」
「えぇ、そうですよ。スポーツ観戦してるだけなのに、変にプレーに文句をつけて、俺ならこうする!っと10mも走れない癖にイキってるやつの運動能力程度の信頼度です」
「スパルタって‥‥過去に何かあったの??」
「人の事はよろしい!!」
「は、はいっ!」
「殿下、謝りに行きましょう」
「謝る??どこに?」
「オーロラ様のところです」
「だ、ダメだよ!それは出来ない!!」
「何故です?」
「何故って‥‥(パラパラ‥)ここっ!ここに書いてる!!」
くわぁぁぁ!っとスパルタが鬼のような表情に変化していきます。
何処が変わったでしょうか?と聞かれたら人生と答えたくなるほどの変わりようです。
「殿下、読みあげてくださいませ!!」
「これも?読みあげるの?」
「そうです!これ以上ないほどの自信を込めて!!はい!」
「【先に折れるのは自分だと女にわからせる必要がある】‥‥だけど」
「殿下‥‥悪い事をしたなと思えば素直に謝るのが良い男なのです。そしてもっと良いのは自分とは違う意見を持っている相手をリスペクトしてお互いの意見の良いところを伸ばし、悪いところを補う事が出来る男です。殿下にはそれがありません。えぇ!微塵も!ナノがつくほどの小ささも御座いません。」
「そんなに??僕、そんなにひどいの?」
「えぇ。もう女の敵どころか、生物全ての敵です。見たくもなければ存在を知りたくもない!そんなレベルです。ハッキリ言ってお茶会は先日のみならず、ここ数年全て殿下が悪い!もうクズの中でも殿下の右も左もいません。鼻の差でどころではなく、周回遅れの周りを見ながらの1着ゴール!ぶっちぎりです」
あうぅぅと言葉も出ないエリック殿下にスパルタは優しく言います。
「百回…死んでみる?」
おわっ‥‥彼岸花が見えたよ…やべぇ…良かった主従が逆転してて…。
使える主だったらマンマじゃん!!残念な王子とスパルタ以外やる気のない従者で良かったよ。
えーっと…まだ何話か残ってるので‥‥作者の願いは聞き届けられるのか??
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