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本編
最終話 貴方は好きになさればよろしいのです。
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大混乱に陥った会場で上手くいかないエドゥアールはエリカ様の名を呼び、近くにいたものにも剣を振り上げ、斬りつけた。
先にエドゥアールとエリカ様が潜った水に透明度はなくエドゥアールは自身もかなり出血し、エドゥアールの血なのか斬りつけた者の血なのかも判らない。
今日の主役となるはずだった令嬢も真っ白いドレスが赤くなり、失神してしまった者もいる。
「陛下!命令を!!」
「いや、大丈夫だ。異世界人の軌跡が起こるまで待つのだ」
「今なら負傷者で済みます!死者が出てからでは遅いのですよ!」
国王に向かって叫ぶ騎士の声にテーブルなどで盾を作った貴族が「そうだ!早く取り押さえろ!」大声で叫ぶが国王は動かない。
「ベルセル公爵令嬢。こっちに」
「えぇ」
リシャール様はその身を盾にしながら少し距離はあるが会場から出られる扉まで先導をしてくれた。
「ティナ!何処に・・・はぁはぁ・・・行こうと言うんだ・・・はぁはぁ」
「エドゥアール殿下・・・」
「なっ・・・貴様・・・リシャール!帰国っ・・・はぁはぁ・・・うぅっ‥していたのか!」
「お止めください。このままでは殿下も御身が危険です」
「五月蠅い。ティナをこっちに寄越せ・・・こうなれば・・・ティナと一緒に‥エリカァァー来いッ」
力を振り絞るようにエリカ様を呼ぶが、遠くから「嫌だ。帰る。帰る」エリカ様の泣き叫ぶ声が聞こえる。
エドゥアールはかなりの手負だが、リシャールは武器になるようなものは持っていない。
盾すらなく、エドゥアールが一撃で仕留めようとしてくれば負傷は免れない。
「お止めくださいと申し上げて・・・おりますッ!」
「ウグァァーッ!
エドゥアールに向かって1歩を踏み込んだリシャール様は剣を握る手に手刀を落とし、剣を手から離させると床に落ちた剣を床を滑るように蹴り飛ばした。
すかさず「失礼!」と声を掛けてエドゥアールの負傷していない手を後ろ手に捻り動きを止めた。
「ティナ・・・」
エドゥアールのもうぶら下がっているだけのようになった手が私のドレスの裾を掴んだ。
「ティナ・・・僕は君を愛しているとやっと気が付いたんだ。君の為に立太子・・・きっと認めて貰える」
「馬鹿な事を。愛する女性には王妃などではなく自由を謳歌させてくださるのでは?」
「大丈夫だ。ティナなら王妃もやれる。自由も謳歌できる」
「わたくしの代わりはおりませんから無理ですわね」
「代わりなんて・・・ティナの代わりはいないよ」
「あら?でしたらまた馬車馬のように?ごめんですわ」
もう自分で立ち上がる事も出来ないのだろう。リシャールによって応急に止血をするため脇や二の腕を縛っていくがエドゥアールの顔色は悪くなっていく。
「殿下、毒杯を賜りませ」
「毒杯・・・なんで僕が・・・奇跡は起きるんだよ。異世界人なら何度でも人生をやり直せるんだ」
「なら貴方は好きになさればよろしいのです。何度目の人生でもその人生に私はいませんので」
カッとエドゥアールの目が見開く。いつもならここで怒りに任せて何かしでかすのだろうがもう座る事すらリシャールに背を預けねばならないエドゥアールは動く事も出来なかった。
エドゥアールが取り押さえられ、騎士によって運ばれていくとた会場は落ち着きを取り戻したが残った貴族達から国王に向かって怒号が飛び交い始めた。
「本当に帰りましょう。お手を」
「ありがとう」
「素直ですね。ちょっと働いたのでご褒美・・・でしょうか?」
「(ジト目)お好きに解釈なさって」
会場から廊下に出ると会場内にいた騎士とは違う色の甲冑を身に纏った騎士達が入れ違うように会場に入っていく。
「あれは…」
「王弟殿下の騎士です。1度目と同じで・・・重税の件でタレこみました」
「ちゃっかりしてるのね」
「だって、国王夫妻は貴女にとって邪魔な存在ですから」
「どう言う意味?」
「これで帝国に行けます。決済をしていた王子はエドゥアール殿下だけ。後は国王です。どちらか片方より両方いなくなれば間違いなく出国許可証も発行されますから」
「黒っ!!黒いですわ。真っ黒!」
「何とでも。貴方が好きなように仰ってください」
馬車に乗り込むとどっと疲れが出てしまった。眠るつもりはなかったが気が付けばリシャール様が上着をかけてくださり、膝まで借りている始末。
もうすぐ到着すると思っても起きるに起きられない状況は作らないでほしいが、横抱きにされて馬車を下ろされそうになって「起きました!起きてます!自分で歩けます!」と飛び起きる羽目にもなってしまったのだった。
★~★
ゴトゴトと御者が馬車の屋根にトランクを載せていく。
見に行くことはなかったが、国王、王妃、エドゥアールは公開裁判が開かれ王族である事を抹消され、エドゥアールの治癒を待って流刑の地に送られることになった。
治癒と言っても傷口に瘡蓋が出来ればなので、体力の回復まで待ってくれるわけではない。
可哀想な気もするが、国王夫妻については売上税と雇用税の真相が暴露され逃げ場が無くなった。エドゥアールによって斬りつけられたものは17名。言い訳も出来ないだろう。
エリカ様は叔父様の師匠がいる研究施設に預けられる事になった。生き延びたければ1度目で皆が離れて行ったような説明ではなく、学業の事などより詳しく話せる事を対価にするしかない。
だから警戒して功績が残せそうにないと考えた異世界人が名乗り出ないのも仕方ないのかも。
両親は兄によって御婆様の元に送られた。
父は下男、母は洗濯係だそうだが、手抜きを許さない御婆様に初めてのお給金が何時もらえる事やら。
家を継いだ兄はのんびりやっていくから帝国に永住してもいいと言った。
「ところで、どうしてリシャール様が旅支度でここにいらっしゃるの?」
「帝国に行くからです」
「そう、良かったわね。騎士団に雇ってもらえたのね」
「いいえ。ザウェル殿が大事な妹君をお守りする護衛を募集していたので採用されました」
「そんな話聞いてないわ」
「言ってませんし…採用枠1名だったので直ぐ埋まりました」
「リシャール様、貴方が贖罪を感じることはないのです。貴方は貴方の心のままに好きになさればよろしいのですよ」
「えぇ。では、遠慮なく」
何をするかと思えば私の目の前に跪いて、私を見上げてくる。
きっと何を言ってもリシャール様は私からは離れてくれそうにない。
――異世界へでも行けないかしら――
そう思ってもう一度リシャール様を見た。
――絶対ついてきそう――
だけど、帝国ではリシャール様が元に戻っても調べてみようと思っている。
魔女の心臓のような不思議な力を持つ品や異世界人がどうしてやって来るのか。
だって思ったようにこの人生は悔いなく生きていきたいと思うから。
Fin
★~★
長い話にお付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>
最終話・・・数え間違いで申し訳ないですぅ( ノД`)シクシク…
22日はちゃんと数えておきます。ひとぉつ!人の世の・・・違うか!
読んで頂きありがとうございました!!
先にエドゥアールとエリカ様が潜った水に透明度はなくエドゥアールは自身もかなり出血し、エドゥアールの血なのか斬りつけた者の血なのかも判らない。
今日の主役となるはずだった令嬢も真っ白いドレスが赤くなり、失神してしまった者もいる。
「陛下!命令を!!」
「いや、大丈夫だ。異世界人の軌跡が起こるまで待つのだ」
「今なら負傷者で済みます!死者が出てからでは遅いのですよ!」
国王に向かって叫ぶ騎士の声にテーブルなどで盾を作った貴族が「そうだ!早く取り押さえろ!」大声で叫ぶが国王は動かない。
「ベルセル公爵令嬢。こっちに」
「えぇ」
リシャール様はその身を盾にしながら少し距離はあるが会場から出られる扉まで先導をしてくれた。
「ティナ!何処に・・・はぁはぁ・・・行こうと言うんだ・・・はぁはぁ」
「エドゥアール殿下・・・」
「なっ・・・貴様・・・リシャール!帰国っ・・・はぁはぁ・・・うぅっ‥していたのか!」
「お止めください。このままでは殿下も御身が危険です」
「五月蠅い。ティナをこっちに寄越せ・・・こうなれば・・・ティナと一緒に‥エリカァァー来いッ」
力を振り絞るようにエリカ様を呼ぶが、遠くから「嫌だ。帰る。帰る」エリカ様の泣き叫ぶ声が聞こえる。
エドゥアールはかなりの手負だが、リシャールは武器になるようなものは持っていない。
盾すらなく、エドゥアールが一撃で仕留めようとしてくれば負傷は免れない。
「お止めくださいと申し上げて・・・おりますッ!」
「ウグァァーッ!
エドゥアールに向かって1歩を踏み込んだリシャール様は剣を握る手に手刀を落とし、剣を手から離させると床に落ちた剣を床を滑るように蹴り飛ばした。
すかさず「失礼!」と声を掛けてエドゥアールの負傷していない手を後ろ手に捻り動きを止めた。
「ティナ・・・」
エドゥアールのもうぶら下がっているだけのようになった手が私のドレスの裾を掴んだ。
「ティナ・・・僕は君を愛しているとやっと気が付いたんだ。君の為に立太子・・・きっと認めて貰える」
「馬鹿な事を。愛する女性には王妃などではなく自由を謳歌させてくださるのでは?」
「大丈夫だ。ティナなら王妃もやれる。自由も謳歌できる」
「わたくしの代わりはおりませんから無理ですわね」
「代わりなんて・・・ティナの代わりはいないよ」
「あら?でしたらまた馬車馬のように?ごめんですわ」
もう自分で立ち上がる事も出来ないのだろう。リシャールによって応急に止血をするため脇や二の腕を縛っていくがエドゥアールの顔色は悪くなっていく。
「殿下、毒杯を賜りませ」
「毒杯・・・なんで僕が・・・奇跡は起きるんだよ。異世界人なら何度でも人生をやり直せるんだ」
「なら貴方は好きになさればよろしいのです。何度目の人生でもその人生に私はいませんので」
カッとエドゥアールの目が見開く。いつもならここで怒りに任せて何かしでかすのだろうがもう座る事すらリシャールに背を預けねばならないエドゥアールは動く事も出来なかった。
エドゥアールが取り押さえられ、騎士によって運ばれていくとた会場は落ち着きを取り戻したが残った貴族達から国王に向かって怒号が飛び交い始めた。
「本当に帰りましょう。お手を」
「ありがとう」
「素直ですね。ちょっと働いたのでご褒美・・・でしょうか?」
「(ジト目)お好きに解釈なさって」
会場から廊下に出ると会場内にいた騎士とは違う色の甲冑を身に纏った騎士達が入れ違うように会場に入っていく。
「あれは…」
「王弟殿下の騎士です。1度目と同じで・・・重税の件でタレこみました」
「ちゃっかりしてるのね」
「だって、国王夫妻は貴女にとって邪魔な存在ですから」
「どう言う意味?」
「これで帝国に行けます。決済をしていた王子はエドゥアール殿下だけ。後は国王です。どちらか片方より両方いなくなれば間違いなく出国許可証も発行されますから」
「黒っ!!黒いですわ。真っ黒!」
「何とでも。貴方が好きなように仰ってください」
馬車に乗り込むとどっと疲れが出てしまった。眠るつもりはなかったが気が付けばリシャール様が上着をかけてくださり、膝まで借りている始末。
もうすぐ到着すると思っても起きるに起きられない状況は作らないでほしいが、横抱きにされて馬車を下ろされそうになって「起きました!起きてます!自分で歩けます!」と飛び起きる羽目にもなってしまったのだった。
★~★
ゴトゴトと御者が馬車の屋根にトランクを載せていく。
見に行くことはなかったが、国王、王妃、エドゥアールは公開裁判が開かれ王族である事を抹消され、エドゥアールの治癒を待って流刑の地に送られることになった。
治癒と言っても傷口に瘡蓋が出来ればなので、体力の回復まで待ってくれるわけではない。
可哀想な気もするが、国王夫妻については売上税と雇用税の真相が暴露され逃げ場が無くなった。エドゥアールによって斬りつけられたものは17名。言い訳も出来ないだろう。
エリカ様は叔父様の師匠がいる研究施設に預けられる事になった。生き延びたければ1度目で皆が離れて行ったような説明ではなく、学業の事などより詳しく話せる事を対価にするしかない。
だから警戒して功績が残せそうにないと考えた異世界人が名乗り出ないのも仕方ないのかも。
両親は兄によって御婆様の元に送られた。
父は下男、母は洗濯係だそうだが、手抜きを許さない御婆様に初めてのお給金が何時もらえる事やら。
家を継いだ兄はのんびりやっていくから帝国に永住してもいいと言った。
「ところで、どうしてリシャール様が旅支度でここにいらっしゃるの?」
「帝国に行くからです」
「そう、良かったわね。騎士団に雇ってもらえたのね」
「いいえ。ザウェル殿が大事な妹君をお守りする護衛を募集していたので採用されました」
「そんな話聞いてないわ」
「言ってませんし…採用枠1名だったので直ぐ埋まりました」
「リシャール様、貴方が贖罪を感じることはないのです。貴方は貴方の心のままに好きになさればよろしいのですよ」
「えぇ。では、遠慮なく」
何をするかと思えば私の目の前に跪いて、私を見上げてくる。
きっと何を言ってもリシャール様は私からは離れてくれそうにない。
――異世界へでも行けないかしら――
そう思ってもう一度リシャール様を見た。
――絶対ついてきそう――
だけど、帝国ではリシャール様が元に戻っても調べてみようと思っている。
魔女の心臓のような不思議な力を持つ品や異世界人がどうしてやって来るのか。
だって思ったようにこの人生は悔いなく生きていきたいと思うから。
Fin
★~★
長い話にお付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>
最終話・・・数え間違いで申し訳ないですぅ( ノД`)シクシク…
22日はちゃんと数えておきます。ひとぉつ!人の世の・・・違うか!
読んで頂きありがとうございました!!
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コメントありがとうございます。<(_ _)>
(ΦωΦ)フフフ…外道ですからね♡
やり直し人生なのですけども、やり直しをするからこそ関りの合った人と付き合うと同じ人生になっちゃう。
今回はやり直しをする事になった原因が最後の方で出てきますけども、自分に酔っているカサエルとかエドゥアールは結局変わらないのです。
もしかするとティナベルのような亡くなり方をしていれば変わったかも知れないんですけども、カサエルたちは「巻き戻った!上手く行った!」としか考えていないので、永久的に生き続けられると考えております。
結局のところ、巻き戻って生き方を誰かが帰るとそこで歪みが生じると思うんですけども、父親とかになると個人を形成している人格がもう出来上がっちゃっているので変更が効かない(笑)
なので結局失敗しちゃうのです。
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リシャールが巻き戻した張本人でもありますが、ティナベルには何の咎もないのでもう一度やり直せるなら自由に生きて欲しいっていう贖罪からの行為になります。
真面目な部分が強いので罪の意識もかなりあったかと(*^-^*)
だけどずっと罪の意識に苛まれていられたらティナベルも面倒になっちゃう(笑)
許しの意味もあってタイトルの「貴方は好きになされば宜しいのです」と告げますが…すっかりティナベルの事を好きになっちゃってる部分もあって帝国についていくリシャール。
2人とも巻き戻り人生なので中身はそれなりな年齢ですから、酸いも甘いも嚙み分けて絆されていくかな??
暗い雰囲気の長い話だったんですけどもラストまでお付き合いいただきありがとうございました。<(_ _)>
やり直し後エドゥアールが哀れでもある。
幼い頃から残酷な夢をみさせられ、徐々に狂っていくのが辛かったです。
コメントありがとうございます。<(_ _)>
二度目の人生なので子供の時は全てを思い出していない分、辛いものがあったかな。
思いだしてからは結局1度目と同じ・・・所に更に輪をかけてとなってしまい、下手に知っている分だけ味方が味方じゃないと疑心暗鬼にもなったり‥。
1度目を知っているからこそ、失敗を繰り返さないようにと慎重になるかと思いきや、今度は上手くやると思いつつもカサエルの根拠がない仮説を頭から信用しちゃったり。
本当は1度目と2度目の間に長い月日があるんですけども、エドゥアールは点と点を結んでてその距離はないと信じ込んでいますからねぇ…。
ですけども、エドゥアールに心を寄せて頂きありがとうございます(*^-^*)
エドゥアールはダメな王子様なんですけども、ワシ的にはカサエルもエドゥアールもエリカもまぁ…可愛いキャラである事は確かなので、とても嬉しいです(*^-^*)
ラストまでお付き合いいただきありがとうございました。<(_ _)>
なんというか、凄かったです。
おバカ王子達と思いきや、展開がダークな感じで、ちょっと怖かったです。
でもそこが新鮮味があって面白かったです!
コメントありがとうございます。<(_ _)>
Σ( ̄□ ̄|||) 見られてた?!
そうなんですよ…凄かったんです。娘がね置いて行った体操服を野良作業に使おうと思って着たんですよ。そしたらね…パッツパツで放送禁止状態になっちゃって。
で、あまりにも体を締め付けるので脱ごうと思ったら一人では脱げないくらいに食い込んでしまってですね…オカンにハサミで切って貰ったんですよ。もう九死に一生で・・・え?違う?
その凄いではないとなると・・・先日晩御飯のおかずがタコ焼きで焼きたてをパクっと食べたまでは良かったけど飲み込むのに結局食道を火傷しちゃった事ですかね??
食道を火傷する事もあるんだ、凄ぇな‥と思ったんですが、まさかこれも違う?!
っと、冗談です。はい。ごめんなさい。<(_ _)>
実はですねぇ…王道を走れないどころか歩けず交差する事も無い外道なので外道味に味付けをしちゃうとドクズ王子が出来上がったんですよ(;^_^A
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