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左手の薬指☆キラリ
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バッシャバッシャといつもより激しい湯あみをするフェリックスですが、胸はドキドキ。
まるで乙女のよう‥‥じゃないですね。
バスルームで片手を壁について項垂れている姿は賢者タイムと言うべきでしょうか。
いや、待てが利かない男ですから賢者タイムは未経験のはずです。
「はぁ~渡す…どうやって渡す…」
どうも指輪の事で頭がいっぱいのようです。
まぁ、女性に贈り物なんてずーっと昔、母親が生きていた頃に病床へミノムシを持って行ったくらいでしょうか。
「お母様!ほら!虫はこうやってベッドを作ってぶら下がるのです!」
「フェリックス。それはミノムシというのよ。どこにいたのかしら」
「裏山の崖から滑落する途中の木に僕が引っ掛かって!そこにいました!」
「フェリックス。やんちゃは行けませんね。崖はそれ以上崩落しなかったのですか」
「はい!崩落すると危ないから壊しておきました!」
フェリックスの髪を優しく撫でた母。
ここにも危険な香りのする家族がいたとは・・・。母よ。息子のケガを先ず心配しろ。
おっと、フェリックス着替えはしたようですがウロウロと部屋を歩き回っていますね。
よほどシュチュエーションは大事だと考えているのでしょうか。
「初夜の寝台で渡す‥‥初夜の寝台で渡す‥‥」
ん?ブツブツ言っておりますが初夜なんかとっくに終わってますよね?
昂った俺様を違うって否定されたあの夜が初夜ですよー!おーい!聞こえてるかー!
コンコン
「ん?誰だ?」
「スイフトでございます」
「どうしたんだ?」
「食堂で奥様がお待ちで御座います」
「はっ!何という事だ!この俺がオパールを待たせるなど!何時間待たせたのだ?!」
「そうですね…10分ほどでしょうか」
「ぬぉぉぉ!不覚!10分あればオパールの髪の本数を200は数えられたのに!」
エ‥‥フェリックスもそんな変な遊びを覚えてしまったの?
髪の本数数えるなんてまぁ、普通じゃないけどこの夫婦に普通は似合わないからいいのかな?
急ぎ食堂に向かうフェリックス。扉を開けるとそこには愛しいオパール!
「フェル!お帰りなさいまし」
「オパール!会いたかった!こんなに細くなって…」
<<えっ!奥様そんな痩せられたはずは…まさかあの掃除がっ?! ※使用人一同>>
「嫌ですわ。1キロも太ってしまったんですのよ?あぁでもフェルこんなに窶れて」
<<やつれて?いやいや全く変わってませんよね?奥様目が腐った? ※使用人一同>>
「あぁ、もうオパールに会えない寂しさで枕を濡らしてしまったよ」
<<まぁ、わからんでもないですけど、それ誇大表現ですよね ※使用人一同>>
「何てこと!だから可愛いお目目が赤いのね」
<<いえ、奥様、旦那様の瞳は元々が赤いんです。 ※使用人一同>>
「フェル、お腹空いてますでしょう?お食事にいたしましょう」
「そうだな。でも先にオパールを食べようかな」
<<ヒャッ!それとも わ・た・し とは聞かれてないでしょう! ※使用人一同>>
こんなところで?と冷や汗の流れた使用人たちですが、ちょっとフェリックスに違和感を感じております。
と、言うのも、ギューって抱きしめるかと思ったけど軽いハグいや、ちょっと重いけどハグ止まり。
旦那様は熱でもあるのか?余程お疲れなのか?とちょっと心配気味です。
ですが、やはりお腹はペコペコだったんでしょう。
いつもより多めの量をペロリと平らげています。
しかし、使用人の感じた違和感はやはり本物でしたよ!
食事が終わり、サロンのいつも転んでいる一画にオパールがいそいそと足を向けると…。
「オパール。おいで」
「どうしたんですの?お膝枕は?」
「あとでね♡ 今日は皆ももう下がっていい。ゆっくり休んでくれ」
「は、はい」
はいと返事はしたものの‥‥旦那様がおかしい!と使用人たちが少し慌てています。
「奥様が昼間に侯爵家は傾いていると言っていただろう?」
「まさか!旦那様は遠征じゃなく金策??」
「結婚したばかりなのに奥様、可哀想。あんなに今日も頑張ってたのに」
ソワソワするのは使用人だけではありません。
侯爵家当主でもあるフェリックス・ハイド・バルブンもソワソワしております。
☆~☆~☆~☆
パタン
夫婦の寝室で2人きりのフェリックスとオパール。
なんか変だな?と思いつつオパールは寝室にあるテーブルに向かい椅子に腰掛けます。
フェリックスも椅子に座るかと思ったら・・。
「オパール」
目の前に両膝をついて L のような状態でオパールを見つめています。
「どうされましたの?」
胸からゴソゴソと取り出すフェリックス。
出て来たのは白いレースのついた涎掛け。
「貸してくれたから、狂いそうになる気持ちを抑えられた」
えぇ?そんなに?涎掛けにそんな効能があったとは…作者も知らなかったよ。
「良かったですわ。フェルがお仕事の時はこのクマちゃんとお話してますもの」
っと涎掛けをクマのぬいぐるみに装着させています。
あぁ…なんだぁリカチャてっきり…って勘違いしたままだと思うけどいいの??
「それで‥‥あの…」
「どうしましたの?クマちゃんの赤いフンドシも明日?」
「いや、違う」
えっ?ぬいぐるみだよね?涎掛けはまぁ子熊のぬいぐるみならありかな?って思うけど、フンドシ?しかも赤?って事は子熊じゃないよね?なら涎掛けは??あぁ!もうこの夫婦がよく判らない!!
ぬいぐるみの想像したくねぇ~!!
頭を抱える作者を無視してフェリックス。
内ポケットから小さい箱を取り出します。
いや、間違いです。JA●Oに通報されます。オオゲサ・紛らわしい表現でした。
オパールの手のひらなら手のひらより少し大きめですが、フェリックスの手だと小さく見えるだけですね。
パカっと開けると白い石のついた指輪と、幅の広いリングに小さい紅い石がついた指輪。
「遅くなった。受け取って欲しいんだ。いいかな?」
「ハウッ!!フェル‥‥」
「左手の薬指…はめるよ?俺の奥さんだという証だ」
オパールの黄色い瞳からポロポロ涙がこぼれていますよ。
手も心なしか震えています。
「フェ、フェル‥‥早く…」
「どうしたんだ?」
「薬指だけを出すのは‥‥き、きついですわぁ」
まぁ‥‥判ります。グーの状態から指を1本だけとなると薬指はなかなかの曲者ですからね。
手が震えていたのはそういう事ですか・・・。
ってか、差し出した手の形で薬指だけが出てるの変だって気が付けフェリックス!!
あ、そうか‥‥絶対的に女性経験が不足してるんだった‥‥はぁ~。
まるで乙女のよう‥‥じゃないですね。
バスルームで片手を壁について項垂れている姿は賢者タイムと言うべきでしょうか。
いや、待てが利かない男ですから賢者タイムは未経験のはずです。
「はぁ~渡す…どうやって渡す…」
どうも指輪の事で頭がいっぱいのようです。
まぁ、女性に贈り物なんてずーっと昔、母親が生きていた頃に病床へミノムシを持って行ったくらいでしょうか。
「お母様!ほら!虫はこうやってベッドを作ってぶら下がるのです!」
「フェリックス。それはミノムシというのよ。どこにいたのかしら」
「裏山の崖から滑落する途中の木に僕が引っ掛かって!そこにいました!」
「フェリックス。やんちゃは行けませんね。崖はそれ以上崩落しなかったのですか」
「はい!崩落すると危ないから壊しておきました!」
フェリックスの髪を優しく撫でた母。
ここにも危険な香りのする家族がいたとは・・・。母よ。息子のケガを先ず心配しろ。
おっと、フェリックス着替えはしたようですがウロウロと部屋を歩き回っていますね。
よほどシュチュエーションは大事だと考えているのでしょうか。
「初夜の寝台で渡す‥‥初夜の寝台で渡す‥‥」
ん?ブツブツ言っておりますが初夜なんかとっくに終わってますよね?
昂った俺様を違うって否定されたあの夜が初夜ですよー!おーい!聞こえてるかー!
コンコン
「ん?誰だ?」
「スイフトでございます」
「どうしたんだ?」
「食堂で奥様がお待ちで御座います」
「はっ!何という事だ!この俺がオパールを待たせるなど!何時間待たせたのだ?!」
「そうですね…10分ほどでしょうか」
「ぬぉぉぉ!不覚!10分あればオパールの髪の本数を200は数えられたのに!」
エ‥‥フェリックスもそんな変な遊びを覚えてしまったの?
髪の本数数えるなんてまぁ、普通じゃないけどこの夫婦に普通は似合わないからいいのかな?
急ぎ食堂に向かうフェリックス。扉を開けるとそこには愛しいオパール!
「フェル!お帰りなさいまし」
「オパール!会いたかった!こんなに細くなって…」
<<えっ!奥様そんな痩せられたはずは…まさかあの掃除がっ?! ※使用人一同>>
「嫌ですわ。1キロも太ってしまったんですのよ?あぁでもフェルこんなに窶れて」
<<やつれて?いやいや全く変わってませんよね?奥様目が腐った? ※使用人一同>>
「あぁ、もうオパールに会えない寂しさで枕を濡らしてしまったよ」
<<まぁ、わからんでもないですけど、それ誇大表現ですよね ※使用人一同>>
「何てこと!だから可愛いお目目が赤いのね」
<<いえ、奥様、旦那様の瞳は元々が赤いんです。 ※使用人一同>>
「フェル、お腹空いてますでしょう?お食事にいたしましょう」
「そうだな。でも先にオパールを食べようかな」
<<ヒャッ!それとも わ・た・し とは聞かれてないでしょう! ※使用人一同>>
こんなところで?と冷や汗の流れた使用人たちですが、ちょっとフェリックスに違和感を感じております。
と、言うのも、ギューって抱きしめるかと思ったけど軽いハグいや、ちょっと重いけどハグ止まり。
旦那様は熱でもあるのか?余程お疲れなのか?とちょっと心配気味です。
ですが、やはりお腹はペコペコだったんでしょう。
いつもより多めの量をペロリと平らげています。
しかし、使用人の感じた違和感はやはり本物でしたよ!
食事が終わり、サロンのいつも転んでいる一画にオパールがいそいそと足を向けると…。
「オパール。おいで」
「どうしたんですの?お膝枕は?」
「あとでね♡ 今日は皆ももう下がっていい。ゆっくり休んでくれ」
「は、はい」
はいと返事はしたものの‥‥旦那様がおかしい!と使用人たちが少し慌てています。
「奥様が昼間に侯爵家は傾いていると言っていただろう?」
「まさか!旦那様は遠征じゃなく金策??」
「結婚したばかりなのに奥様、可哀想。あんなに今日も頑張ってたのに」
ソワソワするのは使用人だけではありません。
侯爵家当主でもあるフェリックス・ハイド・バルブンもソワソワしております。
☆~☆~☆~☆
パタン
夫婦の寝室で2人きりのフェリックスとオパール。
なんか変だな?と思いつつオパールは寝室にあるテーブルに向かい椅子に腰掛けます。
フェリックスも椅子に座るかと思ったら・・。
「オパール」
目の前に両膝をついて L のような状態でオパールを見つめています。
「どうされましたの?」
胸からゴソゴソと取り出すフェリックス。
出て来たのは白いレースのついた涎掛け。
「貸してくれたから、狂いそうになる気持ちを抑えられた」
えぇ?そんなに?涎掛けにそんな効能があったとは…作者も知らなかったよ。
「良かったですわ。フェルがお仕事の時はこのクマちゃんとお話してますもの」
っと涎掛けをクマのぬいぐるみに装着させています。
あぁ…なんだぁリカチャてっきり…って勘違いしたままだと思うけどいいの??
「それで‥‥あの…」
「どうしましたの?クマちゃんの赤いフンドシも明日?」
「いや、違う」
えっ?ぬいぐるみだよね?涎掛けはまぁ子熊のぬいぐるみならありかな?って思うけど、フンドシ?しかも赤?って事は子熊じゃないよね?なら涎掛けは??あぁ!もうこの夫婦がよく判らない!!
ぬいぐるみの想像したくねぇ~!!
頭を抱える作者を無視してフェリックス。
内ポケットから小さい箱を取り出します。
いや、間違いです。JA●Oに通報されます。オオゲサ・紛らわしい表現でした。
オパールの手のひらなら手のひらより少し大きめですが、フェリックスの手だと小さく見えるだけですね。
パカっと開けると白い石のついた指輪と、幅の広いリングに小さい紅い石がついた指輪。
「遅くなった。受け取って欲しいんだ。いいかな?」
「ハウッ!!フェル‥‥」
「左手の薬指…はめるよ?俺の奥さんだという証だ」
オパールの黄色い瞳からポロポロ涙がこぼれていますよ。
手も心なしか震えています。
「フェ、フェル‥‥早く…」
「どうしたんだ?」
「薬指だけを出すのは‥‥き、きついですわぁ」
まぁ‥‥判ります。グーの状態から指を1本だけとなると薬指はなかなかの曲者ですからね。
手が震えていたのはそういう事ですか・・・。
ってか、差し出した手の形で薬指だけが出てるの変だって気が付けフェリックス!!
あ、そうか‥‥絶対的に女性経験が不足してるんだった‥‥はぁ~。
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