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わたしの王子様
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辺境の地はとても自然豊かな土地です。
魔獣も出ますが、魔獣以上に大きな男が今日も愛しい妻を構い倒します。
「ティナぁ」
「どうしました?」
「膝枕してぇ」
「ダメです。こんなお腹なのですよ。膝に頭が乗りません」
予定では25人の子供という家族計画ですが、シンザンは少し計画変更すると決めました。
「なぁ、子供なんだけど」
「25人でございましょう?まだこのお腹の子で1人目。先は長いですわ」
「いや、1人か2人でいいと思うんだけどダメか?」
「何故でございます?」
「だって、膝枕出来ないし‥‥夜も…」
あぁなるほど。わかります。わかります。
それに子供が生まれればママンは赤ちゃんのお世話ですしね。
旦那の世話なんかできませんからね。
そんな2人ですがそのお腹の子が出来るまでは大変でございました。
トラウマのあるクリスティナがシンザンのシンザンを受け入れるまでは忍耐の文字です。
何より体の大きさが半端ないシンザンですから大きなベッドだとは言えシンザンが寝返りを打つとクリスティナはその度にシンザンをタップしないと窒息してしまいます。
2m18cm 136kgのガタイのシンザンに、145cm 38kgのクリスティナ。
何度かベッドを別にする案をクリスティナが出しましたが、絶対に嫌だと大きな体でシンザンが懇願します。
そこでこの夫婦の出した折衷案がラッコ寝です。
しかしこのラッコ寝は3日で廃案となります。
シンザンが暴走してしまうという欠点がございました。
まぁ、シンザンの暴走もあってか??懐妊となりましたが3年かかりましたよ。
お腹が大きくなりだすと流石にタップが間に合わないと大変な事になるという事で
キングサイズのベッドの隣にダブルベッドを並べるという部屋がベッドだけになってしまう欠点はありますが現在はそこに至っております。
今日も大皿での朝食を完食するシンザンのとなりで頑張って朝食を食べるクリスティナ。
「旨いか?」
「えぇ。魔獣と言ってもウサギ系はちゃんと処理すると美味しいですわ」
「食わせてやろうか?」
「大丈夫です。一人で食べられます」
「はい。あーんして」
「えっ‥‥こまった旦那様ですわ(パクリ)」
朝が弱いクリスティナ。なので今日は夕焼けを見るために山頂に来ております。
「すごいですわ。ほら向こうはもう真っ赤ですわ」
「一番星も出て来てるぜ。ほら」
「まぁ。本当。綺麗ですわ」
「なぁ、ティナ」
「なんですの?シンザン様」
「女の子は王子様に憧れるものだろう?俺は平民だし王子様とは程遠い。田舎者でドレスも満足に買ってやれない」
「ふふっ…わかっていませんわね。田舎だろうと王都だろうと関係ありませんわ」
【わたしの王子様 はシンザン様、貴方しかいませんもの】
Fin
☆~☆~☆~☆
バタバタでしたが、読んで頂きありがとうございました。
近日、もう1作品、今度はガラッと違う?感じの作品を投稿したいと思います。
暇で暇でする事がなーい!という時に、偶然見つけて頂いて 部部っと笑って頂けると嬉しいです。
ありがとうございました <(_ _)>
魔獣も出ますが、魔獣以上に大きな男が今日も愛しい妻を構い倒します。
「ティナぁ」
「どうしました?」
「膝枕してぇ」
「ダメです。こんなお腹なのですよ。膝に頭が乗りません」
予定では25人の子供という家族計画ですが、シンザンは少し計画変更すると決めました。
「なぁ、子供なんだけど」
「25人でございましょう?まだこのお腹の子で1人目。先は長いですわ」
「いや、1人か2人でいいと思うんだけどダメか?」
「何故でございます?」
「だって、膝枕出来ないし‥‥夜も…」
あぁなるほど。わかります。わかります。
それに子供が生まれればママンは赤ちゃんのお世話ですしね。
旦那の世話なんかできませんからね。
そんな2人ですがそのお腹の子が出来るまでは大変でございました。
トラウマのあるクリスティナがシンザンのシンザンを受け入れるまでは忍耐の文字です。
何より体の大きさが半端ないシンザンですから大きなベッドだとは言えシンザンが寝返りを打つとクリスティナはその度にシンザンをタップしないと窒息してしまいます。
2m18cm 136kgのガタイのシンザンに、145cm 38kgのクリスティナ。
何度かベッドを別にする案をクリスティナが出しましたが、絶対に嫌だと大きな体でシンザンが懇願します。
そこでこの夫婦の出した折衷案がラッコ寝です。
しかしこのラッコ寝は3日で廃案となります。
シンザンが暴走してしまうという欠点がございました。
まぁ、シンザンの暴走もあってか??懐妊となりましたが3年かかりましたよ。
お腹が大きくなりだすと流石にタップが間に合わないと大変な事になるという事で
キングサイズのベッドの隣にダブルベッドを並べるという部屋がベッドだけになってしまう欠点はありますが現在はそこに至っております。
今日も大皿での朝食を完食するシンザンのとなりで頑張って朝食を食べるクリスティナ。
「旨いか?」
「えぇ。魔獣と言ってもウサギ系はちゃんと処理すると美味しいですわ」
「食わせてやろうか?」
「大丈夫です。一人で食べられます」
「はい。あーんして」
「えっ‥‥こまった旦那様ですわ(パクリ)」
朝が弱いクリスティナ。なので今日は夕焼けを見るために山頂に来ております。
「すごいですわ。ほら向こうはもう真っ赤ですわ」
「一番星も出て来てるぜ。ほら」
「まぁ。本当。綺麗ですわ」
「なぁ、ティナ」
「なんですの?シンザン様」
「女の子は王子様に憧れるものだろう?俺は平民だし王子様とは程遠い。田舎者でドレスも満足に買ってやれない」
「ふふっ…わかっていませんわね。田舎だろうと王都だろうと関係ありませんわ」
【わたしの王子様 はシンザン様、貴方しかいませんもの】
Fin
☆~☆~☆~☆
バタバタでしたが、読んで頂きありがとうございました。
近日、もう1作品、今度はガラッと違う?感じの作品を投稿したいと思います。
暇で暇でする事がなーい!という時に、偶然見つけて頂いて 部部っと笑って頂けると嬉しいです。
ありがとうございました <(_ _)>
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ワタクシも2周目が終わった時点で、感想を書かせて頂きます。
面白くて、またしても一気読み致しました。
1周目で、公爵令嬢は、ループ前を思い出していたのかな?なんてボンヤリ思ってましたが、2周目を読み返して 二回目の人生で 王太子がヒロインを馬車で追いかけ回し、執着している所を見たからだったと理解しました。元々前世を覚えていて見張ってた と勘違いしてました。
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コメントありがとうございます。<(_ _)>
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ラストまでお付き合いいただきありがとうございました。<(_ _)>
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コメントありがとうございます。<(_ _)>
返信が遅くなってしまって申し訳ないです。
何度も読んでくださっていると?!ファァァ(*´▽`*) ありがとうございます!
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ラストまでお付き合いいただきありがとうございました。<(_ _)>
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