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テンキーを探すお嫁様
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魔法で契約をしたわたくしとスチュワートさん。
別邸に来た時よりも少しだけ明るい顔になって帰られましたわ。
とりあえず明日の夜も出掛けるようならスチュワートさんと
様子を見るだけ・・見るだけ・・えぇ。見るだけですわ。
そこの貴方っ!違いますわよ?
しょっぱなから00に一点賭けしてみようかなとか!
ズルっ子してロイヤルストレートフラッシュ決めようとか!
明らかに当たりそうにないスロットのレバーをガッチャンってしようとか!
ちょっとしか考えてませんわ!
さて、時計も日付をまたぎそうなので寝ようと思いますが
ランバートさんが付けてくださった魔道具に着信のお知らせランプが
点滅をしておりますわ。
ポチッ
「ご用件は、いっ、件です」
あら?なんか聞き覚えのあるようなフレーズですわ。
あぁ・・あちらの世界にある伝言機能がついたテレフォーンですわね。
「最初の、メッセージ、です。カトレアの月、5日、午前、11時、2分
ピー!
あ~、テス、テス、テストです
ピー!
このメッセージをもう一度聞くときは ゼロ、を、
消去する時は、ナナ、を押してください」
え?・・・ゼロ?ナナ?っていうか、この魔道具!
赤いボタンと青いボタン、再生ってボタンしかないんですけど!
ランバートさんもアリシアさんも取説なんか置いて行ってないし!
どうすればいいの??どうすれば!!
わたくしは、魔道具の裏側、底を見てみますが何もありません。
どうすりゃいいの・・仕方ない。
「なな!」 シーン・・・・
うわ。。やっぱ違うか。では、この赤いボタンを押してみよう!
「ピッピッピッピッピッピッピ これでどうよ!」
「最初の、メッセージ、です。カトレアの日・・・・・」
うわー!どうすりゃいいの!ゼロって認識しちゃったよ!
もしかして、青いボタンだった??
いや、待って!ゼロってどうやって押すの?
その夜、延々と繰り返されるテストのメッセージ。
無視して寝ようと思っても、虫のチーチロって声しか聞こえないから
テステスって声とピーとか響く、響く。
掛け布団を頭からガバっとやっても聞こえるじゃないのぉぉ!
「ランバートさん、恨むわよ・・テステスって・・
新興宗教の呪文に聞こえるわ!」
*********************************************
翌日、昼にアリシアさんが来てくれて、教えて頂きましたわ。
「赤いボタンと青いボタンを同時押しすると・・・(ポチっ)」
うわ・・上部にテンキーが出たわぁ・・
「これで該当する番号を押して頂ければ」
「ありがとう・・ございます」
いや、これはね?教えてくれなきゃわかりませんわ!
もしくは取説置いといてくださいませー!!
**********************************************
昼はポーション作りと茶葉製造に勤しみ、
夕方は、ルピナス量産を頑張りましたわ。
ポーションはついつい頑張って、4日分を作ってしまいましたわ。
まぁ、魔道具のテンキーの場所を教えてもらって
あまりの衝撃に放心状態。気がついたら大量だったってだけですわ。
葦が少なくなってきたので、またあの湿地帯に行かねばなりませんわね。
葦はいいんですが、出来ればギャルのクライゴウトを捕獲したいわ。
そう思いつつ、乾燥させた葦をもって小屋に行きますの。
「メェェ~メェェ~」
「ほらお食べ~、美味しいかぁい?」
「メェェ~メェェ~」
どんなに沢山のご飯をあげても、オスではミルクは出ませんわ。
やるせない気持ちもありますが、飼えないとポイするわけにはいきません。
最後まで面倒を見てあげないとね・・。
いえ、これでも捕まえてすぐだから戻しに行こうと思ったんですけどね?
縄張りから3日も離れてしまうと、同じ場所に戻したところで
敵陣のど真ん中に丸腰で放り出すのと同じですからねぇ。
だけど、こうやって見ると、このクライゴウト。
魔獣と言われる割に結構可愛いわね。
牙もあるけど、八重歯と思えば可愛いものです。
「葦を取りに行ったときに、ボッチなギャルがいたら
ナンパしてくるからねぇ」
「メェェ~メェェ~」
ふと、思いました。
ナンパして連れ帰ってまたオスだったらどうしよう・・。
小屋はヒンヤリしていましたが、サウナ並みに汗が出たわたくしでしたわ。
別邸に来た時よりも少しだけ明るい顔になって帰られましたわ。
とりあえず明日の夜も出掛けるようならスチュワートさんと
様子を見るだけ・・見るだけ・・えぇ。見るだけですわ。
そこの貴方っ!違いますわよ?
しょっぱなから00に一点賭けしてみようかなとか!
ズルっ子してロイヤルストレートフラッシュ決めようとか!
明らかに当たりそうにないスロットのレバーをガッチャンってしようとか!
ちょっとしか考えてませんわ!
さて、時計も日付をまたぎそうなので寝ようと思いますが
ランバートさんが付けてくださった魔道具に着信のお知らせランプが
点滅をしておりますわ。
ポチッ
「ご用件は、いっ、件です」
あら?なんか聞き覚えのあるようなフレーズですわ。
あぁ・・あちらの世界にある伝言機能がついたテレフォーンですわね。
「最初の、メッセージ、です。カトレアの月、5日、午前、11時、2分
ピー!
あ~、テス、テス、テストです
ピー!
このメッセージをもう一度聞くときは ゼロ、を、
消去する時は、ナナ、を押してください」
え?・・・ゼロ?ナナ?っていうか、この魔道具!
赤いボタンと青いボタン、再生ってボタンしかないんですけど!
ランバートさんもアリシアさんも取説なんか置いて行ってないし!
どうすればいいの??どうすれば!!
わたくしは、魔道具の裏側、底を見てみますが何もありません。
どうすりゃいいの・・仕方ない。
「なな!」 シーン・・・・
うわ。。やっぱ違うか。では、この赤いボタンを押してみよう!
「ピッピッピッピッピッピッピ これでどうよ!」
「最初の、メッセージ、です。カトレアの日・・・・・」
うわー!どうすりゃいいの!ゼロって認識しちゃったよ!
もしかして、青いボタンだった??
いや、待って!ゼロってどうやって押すの?
その夜、延々と繰り返されるテストのメッセージ。
無視して寝ようと思っても、虫のチーチロって声しか聞こえないから
テステスって声とピーとか響く、響く。
掛け布団を頭からガバっとやっても聞こえるじゃないのぉぉ!
「ランバートさん、恨むわよ・・テステスって・・
新興宗教の呪文に聞こえるわ!」
*********************************************
翌日、昼にアリシアさんが来てくれて、教えて頂きましたわ。
「赤いボタンと青いボタンを同時押しすると・・・(ポチっ)」
うわ・・上部にテンキーが出たわぁ・・
「これで該当する番号を押して頂ければ」
「ありがとう・・ございます」
いや、これはね?教えてくれなきゃわかりませんわ!
もしくは取説置いといてくださいませー!!
**********************************************
昼はポーション作りと茶葉製造に勤しみ、
夕方は、ルピナス量産を頑張りましたわ。
ポーションはついつい頑張って、4日分を作ってしまいましたわ。
まぁ、魔道具のテンキーの場所を教えてもらって
あまりの衝撃に放心状態。気がついたら大量だったってだけですわ。
葦が少なくなってきたので、またあの湿地帯に行かねばなりませんわね。
葦はいいんですが、出来ればギャルのクライゴウトを捕獲したいわ。
そう思いつつ、乾燥させた葦をもって小屋に行きますの。
「メェェ~メェェ~」
「ほらお食べ~、美味しいかぁい?」
「メェェ~メェェ~」
どんなに沢山のご飯をあげても、オスではミルクは出ませんわ。
やるせない気持ちもありますが、飼えないとポイするわけにはいきません。
最後まで面倒を見てあげないとね・・。
いえ、これでも捕まえてすぐだから戻しに行こうと思ったんですけどね?
縄張りから3日も離れてしまうと、同じ場所に戻したところで
敵陣のど真ん中に丸腰で放り出すのと同じですからねぇ。
だけど、こうやって見ると、このクライゴウト。
魔獣と言われる割に結構可愛いわね。
牙もあるけど、八重歯と思えば可愛いものです。
「葦を取りに行ったときに、ボッチなギャルがいたら
ナンパしてくるからねぇ」
「メェェ~メェェ~」
ふと、思いました。
ナンパして連れ帰ってまたオスだったらどうしよう・・。
小屋はヒンヤリしていましたが、サウナ並みに汗が出たわたくしでしたわ。
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