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まさか?見られてる?
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今日も気持ちのいい朝。ベッドから起き上がったわたくしは
早速井戸で水を汲んで顔を洗いますわ。
ん?・・何この感じ・・。見られてる?
ですが、そう思って警戒すると見られているという感触が消えますわね。
これは、気のせいではなく間違いなく見られているわね。
ふーん・・・昨日の事があったからわたくしが本宅から
食材を盗むとでも思われているのかしら?心外だわ。
ですが、監視が付いたのはおそらく間違いないと思いますの。
やっとのんびりできると思いましたが、仕方ありませんね。
顔を洗ったわたくしは、調理場に向かいコッコトロンの卵を使って
朝食を作りますわ。
いつもは調理場でつまみ食いしながら作るのですが、
今日はお行儀よくしなくてはね。
面倒ですが、昨夜の残りのスープを温めて固くなったライムギパンを
適当な大きさに千切ってスープに投入!
パンはやはり改良の余地ありだわ。
そう思いつつ、出来上がったスープ、プレーンオムレツ、ハーブティーを
トレイに乗せて、外から良く見えるようテラスで食べますわ。
家の中は、平屋建てですしどの窓からも中身は良く見えますが
覗かれるのはやはり嫌ですものね。
見たいなら、見せてやるまで、コッコトロン(字余り)
わたくしは、朝食を食べながら探索魔法を薄膜擬態魔法で囲って
屋敷の上空に飛ばします。
そのまま探索魔法を飛ばしてしまうと気が付かれるので
オブラートで包むようにして、さらに空気に擬態させましたわ。
いますわね・・・2人・・3人・・ふんふん・・全部で5人ね。
誰にも気が付かれてないわね。
ですが、魔法が使えるとなれば対策をしてくるでしょうから
暫くは注意をしましょう。石橋は叩いて壊して造り直してから渡る!ですわ。
朝食が終わると、本当は明日にしようと思っていた洗濯をしますわ。
如何にも家事してます!って感じで動いていれば監視も緩くなるでしょう。
洗濯ものを干し終わると、次は畑ですわ。昼は抜いて没頭しましょう。
今日は大っぴらに魔法は使えませんから、井戸から水を汲んで水やり。
雑草を抜いて、火打ち石で火を起こし枯葉と一緒に燃やしますわ。
パチパチと燃える雑草や枯葉、枯れ木の中にコッコトロンの
卵の殻も放り込み、長めの枝でグサグサ。
監視の目があると、しばらく肉にはありつけそうにないわね・・。
それに、フリーズドライにした果実や、薬草、ハーブ茶葉を
街で売ろうかと思ってたんですけど・・どうするか。
うろうろとしていて、気が付きましたの。
北東に小さな川があるんですが、囲いである塀が途切れている事に。
辺境伯爵様の元に来る途中で街には休憩で寄ったので
雑木林の中に転移魔法の魔法陣を隠してありますのよ。
本当は屋敷から転移魔法で・・と考えていたのですが
外からかなり中もハッキリ見える家ですから魔法がバレてしまいますわね。
塀から出たら転移魔法で飛んで・・色々考えてたのですけどもね・・。
さて、どうしましょう?
いい考えが浮かびませんわ。
複製魔法でわたくしに似せた物を置くことはできますが
限られた範囲でしか動けませんし、話しかけられた場合に返答が出来ませんわ。
監視するだけなら・・話しかけない・・ですが、
昨日の事もありますからスチュワートさんが来た時に困る。
こっそりと、と思っていましたが
正面突破しか方法がないかも知れませんわね。
と、なると・・伯爵様にお伺いと立てないといけませんわね。
情を交わした女性が来訪されない時を狙わないといけませんが
野菜も持ってこなくていいと言ってしまったので誰も来ない。
手詰まりかしら・・・。うーん・・・。
ハッ!そうですわ!
わたくしは、閃きました。
そうよ!来るのを待つより呼んでもらいましょう!監視者に!!
灯台下暗しとはこの事ですわ!
監視をしている以上、少なくとも1日1回は報告をするでしょう。
その報告に、ここにスチュワートさんが来るような言葉を混ぜれば・・。
わたくし!やっぱり持ってる!
これ見よがしな独り言をぶちかましますわ!
「はぁ・・困ったわ。どうしましょう。困ったわ・・。
お屋敷に伝えるにも野菜は冬まで来ないから誰も来ませんわ・・。
あぁ、困った。本当に困りましたわ。どうしましょう・・はぁ・・」
火をパチパチをいじりながらつぶやき。
火を消した後、夕日を眺めてつぶやき。
家の中に入ろうと、玄関を開けたままそのばでつぶやき。
夕食の調理をしながら、考え込むふりをして、
出来た夕食も、うわの空っぽくゆっくりを食べる。
うまく行くといいんだけど、それはそれで複雑だわ。
だって間違いなく、監視されてて報告がされてるって事だもの。
わたくし、そこまで信用を落とす事をしたかしら?
野菜だって断ったし、服も宝石ももらってないし。
敷地内はいろいろ歩いたけど、それだけ。
伯爵様にもあの日以来あってないし、手紙もだしてないし。
情を交わした女性は姿どころか声も未だに。
穀潰しと思われるのは仕方ないのだけれど・・・。
冬が来る前に少しづつやる事はあるんだけどなぁ。
特に今年は1年目なので初めての冬ですわ。
準備はかなり念入りにしないといけないわね。
だから、稼ごうと思ったんだけどなぁ・・。
明日、スチュワートさん来るといいなぁ。
そう思いつつ、ベッドに潜り込みましたわ。
早速井戸で水を汲んで顔を洗いますわ。
ん?・・何この感じ・・。見られてる?
ですが、そう思って警戒すると見られているという感触が消えますわね。
これは、気のせいではなく間違いなく見られているわね。
ふーん・・・昨日の事があったからわたくしが本宅から
食材を盗むとでも思われているのかしら?心外だわ。
ですが、監視が付いたのはおそらく間違いないと思いますの。
やっとのんびりできると思いましたが、仕方ありませんね。
顔を洗ったわたくしは、調理場に向かいコッコトロンの卵を使って
朝食を作りますわ。
いつもは調理場でつまみ食いしながら作るのですが、
今日はお行儀よくしなくてはね。
面倒ですが、昨夜の残りのスープを温めて固くなったライムギパンを
適当な大きさに千切ってスープに投入!
パンはやはり改良の余地ありだわ。
そう思いつつ、出来上がったスープ、プレーンオムレツ、ハーブティーを
トレイに乗せて、外から良く見えるようテラスで食べますわ。
家の中は、平屋建てですしどの窓からも中身は良く見えますが
覗かれるのはやはり嫌ですものね。
見たいなら、見せてやるまで、コッコトロン(字余り)
わたくしは、朝食を食べながら探索魔法を薄膜擬態魔法で囲って
屋敷の上空に飛ばします。
そのまま探索魔法を飛ばしてしまうと気が付かれるので
オブラートで包むようにして、さらに空気に擬態させましたわ。
いますわね・・・2人・・3人・・ふんふん・・全部で5人ね。
誰にも気が付かれてないわね。
ですが、魔法が使えるとなれば対策をしてくるでしょうから
暫くは注意をしましょう。石橋は叩いて壊して造り直してから渡る!ですわ。
朝食が終わると、本当は明日にしようと思っていた洗濯をしますわ。
如何にも家事してます!って感じで動いていれば監視も緩くなるでしょう。
洗濯ものを干し終わると、次は畑ですわ。昼は抜いて没頭しましょう。
今日は大っぴらに魔法は使えませんから、井戸から水を汲んで水やり。
雑草を抜いて、火打ち石で火を起こし枯葉と一緒に燃やしますわ。
パチパチと燃える雑草や枯葉、枯れ木の中にコッコトロンの
卵の殻も放り込み、長めの枝でグサグサ。
監視の目があると、しばらく肉にはありつけそうにないわね・・。
それに、フリーズドライにした果実や、薬草、ハーブ茶葉を
街で売ろうかと思ってたんですけど・・どうするか。
うろうろとしていて、気が付きましたの。
北東に小さな川があるんですが、囲いである塀が途切れている事に。
辺境伯爵様の元に来る途中で街には休憩で寄ったので
雑木林の中に転移魔法の魔法陣を隠してありますのよ。
本当は屋敷から転移魔法で・・と考えていたのですが
外からかなり中もハッキリ見える家ですから魔法がバレてしまいますわね。
塀から出たら転移魔法で飛んで・・色々考えてたのですけどもね・・。
さて、どうしましょう?
いい考えが浮かびませんわ。
複製魔法でわたくしに似せた物を置くことはできますが
限られた範囲でしか動けませんし、話しかけられた場合に返答が出来ませんわ。
監視するだけなら・・話しかけない・・ですが、
昨日の事もありますからスチュワートさんが来た時に困る。
こっそりと、と思っていましたが
正面突破しか方法がないかも知れませんわね。
と、なると・・伯爵様にお伺いと立てないといけませんわね。
情を交わした女性が来訪されない時を狙わないといけませんが
野菜も持ってこなくていいと言ってしまったので誰も来ない。
手詰まりかしら・・・。うーん・・・。
ハッ!そうですわ!
わたくしは、閃きました。
そうよ!来るのを待つより呼んでもらいましょう!監視者に!!
灯台下暗しとはこの事ですわ!
監視をしている以上、少なくとも1日1回は報告をするでしょう。
その報告に、ここにスチュワートさんが来るような言葉を混ぜれば・・。
わたくし!やっぱり持ってる!
これ見よがしな独り言をぶちかましますわ!
「はぁ・・困ったわ。どうしましょう。困ったわ・・。
お屋敷に伝えるにも野菜は冬まで来ないから誰も来ませんわ・・。
あぁ、困った。本当に困りましたわ。どうしましょう・・はぁ・・」
火をパチパチをいじりながらつぶやき。
火を消した後、夕日を眺めてつぶやき。
家の中に入ろうと、玄関を開けたままそのばでつぶやき。
夕食の調理をしながら、考え込むふりをして、
出来た夕食も、うわの空っぽくゆっくりを食べる。
うまく行くといいんだけど、それはそれで複雑だわ。
だって間違いなく、監視されてて報告がされてるって事だもの。
わたくし、そこまで信用を落とす事をしたかしら?
野菜だって断ったし、服も宝石ももらってないし。
敷地内はいろいろ歩いたけど、それだけ。
伯爵様にもあの日以来あってないし、手紙もだしてないし。
情を交わした女性は姿どころか声も未だに。
穀潰しと思われるのは仕方ないのだけれど・・・。
冬が来る前に少しづつやる事はあるんだけどなぁ。
特に今年は1年目なので初めての冬ですわ。
準備はかなり念入りにしないといけないわね。
だから、稼ごうと思ったんだけどなぁ・・。
明日、スチュワートさん来るといいなぁ。
そう思いつつ、ベッドに潜り込みましたわ。
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