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最終話☆パトリックの子守唄
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辺境にある領の工事が本格的に始まると合わせて人も増えてきた。
木材の良さと可能性を知ってもらうには実際にあった方が説得力がある。
と、言う事で50mプールを半分にしたくらいの広さを誇る男女それぞれの浴場を雨天時などには開閉できるドーム屋根としたことでさらに工事費は嵩んでしまった。
だが、他者が建設するよりは木材が自前で用意できる分安く済む。
ついでだからと言う事で街道の整備も始まった。
「やはり来てもらうには道も良くないとね」
「ですが、あまりに開発をしてしまうと自然が無くなってしまいますわね」
「そこはミカエル殿下が自然保護区の選定をしてくれているよ。ミカエル殿下はまるでターザンのように木から木へ蔦を使って飛んでいくんだ」
「年齢を感じさせませんわね」
仲良く2頭の馬で視察をするパトリックとリズリー。
「昼食にしようか。調理長にサンドウィッチを作って貰ったんだ」
「そうですわね」
っと、木陰に来たのは良いのだが、人ひとり分しか座る切り株がない。
うーんと考えた挙句、パトリックは膝の上に座れとリズリーに言った。
そう。この後この食事スタイルが「常」となる出来事の始まりである。
蛍が優しい光を放つ小川の辺でキスをした2人はその夜から寝所も同じである。
但し!寝所が同じであるだけである。パトリックの生殺しは続いていたのだ。
「リズ、そろそろ…子供とか――」
「あら?もう落ち葉の季節ですわね」
モミジは赤くなる前のまだ緑が残った状態でパトリックの髪に落ちてきた。
「赤ちゃんの手ってこんな感じかしらね?」
「って…ことは…予定より早めの解禁でいいのかっ?!」
「お祝いの言葉に、くたばっちまえ!アーメンって女性がいないのなら」
「いないよ!そんなのいる筈がないっ」
結婚式をするのに愛人にウェディングドレスを着せて参列席に座らせていたパトリックである。前科としては十分すぎるくらいである。
「リズこそ…こんなに可愛いんだ。結婚式をしている最中に扉が開いて乗合馬車で逃げられたら僕はどうしていいかわからなくなるよ」
「フフフ。そんな時は田舎ですもの。乗合馬車の時間をずらせばいいんです。乗合馬車は2時間に1本ですもの。なにより結婚式はもう今更ジ〇ーですわ」
「子供作らなくても逃がさないけど」
「逃げませんわ。むしろ…迎え撃ちますわよ」
「田舎だよ?陛下所蔵のレーザーディスクは届いたけどカラス避けだし、劇場もないし、たまに来るのは紙芝居だよ」
「えぇ。爺様と婆様が数珠を握って空を拝む田舎ですわね。フフフ」
「ヤサグレても酒場もないよ?」
「あら?タッチーですの?」
「知っているのか?!伝説のタッチーを!」
「えぇ。今夜っの恋はぁぁ~煙草っのぉ先ににぃぃ~♪ワッチィ!」
「知っていたのか‥‥ゴールデンスーツのタッチーを…」
リズリーをギュっと抱きしめるパトリックだが、ごそごそとイニシャル入りのペンダントを取り出した。
金髪碧眼のパトリック。言ってみれはキンキンケロンパ…ではなくキンキンのコテコテなのだ。おとなしめの装いを好むリズリーに合わせて「P」のイニシャルのついたペンダントを作ったのだ。
「あら、P組ですの?メッ!組ではなくて?」
「それはラッツ&☆‥‥僕はシャネ〇ズ派なんだ」
「ボンボボボボボボボン‥」
「いなせだね‥‥夏を連れてくるだけはある。ハハハ」
「ここに来たのは正月ですけど?」
ビックゥとなるパトリック。ここに来て別の女と間違ったと思われては堪らない。
3年目に浮気をする予定も7年目に破局を迎える気もないし、黒い電話帳も持っていない。
「冗談ですわ。でも他の女性に心も体も移るのはダメですわよ?」
「移らないよ。僕はもう間違えたりしない自信があるんだ」
☆彡その後☆彡
リズリーは23歳、パトリック31歳で第一子を懐妊…したのだが!
翌年生まれたのは・・・。
「ふえっ…ふえっ」×2
男児の双子だった。ジギルとハイドと名付けられた双子は王弟マードレインを遥かに上回る魔力を持って生まれてきた。
「わぁぁ!ダメだってば!」
生後数時間で発現した魔力は膨大でお腹が空いたと窓を吹き飛ばし、オムツが不快だと屋根を飛ばした。
当然リズリーは動ける状態ではないため、パトリックはイクメンになる事を決めた。
「子供の世話は僕に任せて、ゆっくり休むんだよ」
「出来ますの?誰かに手伝ってもらった方が…執務もありますのに」
「父親なんだから子供の世話をするのは当たり前だ。リズは長い間1人で2人をお腹で育ててくれたんだから僕に全部任せて!」
そうは言ったものの、泣いてからでは全てが後手に回る育児。窓ガラスが震え出せば急いでミルクを作り、壁が軋み出せばオムツとおしりふきを抱えて猛ダッシュ。
ジギルとハイドの魔力は外向けの攻撃型の魔力で、パトリックは育児と育毛を決意する。
ジギルとハイドがハイハイを始めた頃にまた懐妊したリズリー。
戦々恐々とした2度目の出産で3人目も男児。ケニーと名付けられた。
その後もアンドリュー(男児)が生まれ、一気に賑やかになった一家。
ケニーとアンドリューも魔力は持っていたが、どちらかと言えば散策型の魔力。
リズリーのお腹が空く時間はぶっちゃけそうそうなかったため、ほとんどの育児を1人でこなしたパトリック。自業自得とも言う。
工事も完了し、多くの観光客が訪れるようになった領地。
執事とリズリーに助けてもらいながらも執務も出来るようになった。
――女の子がほしいなぁ――
37歳のパトリックはポツリと呟いて、ベビーサークルの外に出る。
工事の職人さんに頼んで小上がりになった床を作ってもらい、イグサで作った畳敷という床に大きな敷布団を敷き寝かせるのだ。夏は涼しく冬は暖かい畳は子供たちが転んでも痛くない。
ところ狭しとゴロゴロと転がる息子たちを見て目を細める。
すやすやと4人の暴れん坊が眠る部屋の隣。
「リズっ…今夜いいかな♡」
「では、歌ってくださいます?」
子供たちを寝かしつけるために何度も歌ってちょっとだけ上達したのだ。
最初は子守唄を歌うだけでギャン泣きだった子供たち。
ジギルとハイドの泣き声で山が一つ吹き飛んだ。
ケニーの泣き声で池が干上がった。
アンドリューの泣き声では庭木が枯れたほどの雑音。
それが育児歴7年目になると聞ける程度にはなったのだ!
腕枕をしたパトリックは、リズリーを見つめた。
「良いよ。I Just Call~ed to Say~」
<< I L♡VE YOU >> ちゅっ♡
この夜、2人は待望の女の子を授かるのだった。
Fin
後日魔導馬スターレットを引き取りに向かうリスクーパー君。
40歳を超えた一人旅@基本歩き。
エレインに転移させてもらったのはかつての別邸で、すっかり跡形もなく壊れた厩舎横の畝に植えた花が年月を経て種を飛ばし、牧場となっていた一帯に花を咲かせているのを見てスターレットを迎えに行った。
今宵はここまでにしとうございます。
☆彡☆彡☆彡
お付き合い頂きありがとうございました<(_ _)>
木材の良さと可能性を知ってもらうには実際にあった方が説得力がある。
と、言う事で50mプールを半分にしたくらいの広さを誇る男女それぞれの浴場を雨天時などには開閉できるドーム屋根としたことでさらに工事費は嵩んでしまった。
だが、他者が建設するよりは木材が自前で用意できる分安く済む。
ついでだからと言う事で街道の整備も始まった。
「やはり来てもらうには道も良くないとね」
「ですが、あまりに開発をしてしまうと自然が無くなってしまいますわね」
「そこはミカエル殿下が自然保護区の選定をしてくれているよ。ミカエル殿下はまるでターザンのように木から木へ蔦を使って飛んでいくんだ」
「年齢を感じさせませんわね」
仲良く2頭の馬で視察をするパトリックとリズリー。
「昼食にしようか。調理長にサンドウィッチを作って貰ったんだ」
「そうですわね」
っと、木陰に来たのは良いのだが、人ひとり分しか座る切り株がない。
うーんと考えた挙句、パトリックは膝の上に座れとリズリーに言った。
そう。この後この食事スタイルが「常」となる出来事の始まりである。
蛍が優しい光を放つ小川の辺でキスをした2人はその夜から寝所も同じである。
但し!寝所が同じであるだけである。パトリックの生殺しは続いていたのだ。
「リズ、そろそろ…子供とか――」
「あら?もう落ち葉の季節ですわね」
モミジは赤くなる前のまだ緑が残った状態でパトリックの髪に落ちてきた。
「赤ちゃんの手ってこんな感じかしらね?」
「って…ことは…予定より早めの解禁でいいのかっ?!」
「お祝いの言葉に、くたばっちまえ!アーメンって女性がいないのなら」
「いないよ!そんなのいる筈がないっ」
結婚式をするのに愛人にウェディングドレスを着せて参列席に座らせていたパトリックである。前科としては十分すぎるくらいである。
「リズこそ…こんなに可愛いんだ。結婚式をしている最中に扉が開いて乗合馬車で逃げられたら僕はどうしていいかわからなくなるよ」
「フフフ。そんな時は田舎ですもの。乗合馬車の時間をずらせばいいんです。乗合馬車は2時間に1本ですもの。なにより結婚式はもう今更ジ〇ーですわ」
「子供作らなくても逃がさないけど」
「逃げませんわ。むしろ…迎え撃ちますわよ」
「田舎だよ?陛下所蔵のレーザーディスクは届いたけどカラス避けだし、劇場もないし、たまに来るのは紙芝居だよ」
「えぇ。爺様と婆様が数珠を握って空を拝む田舎ですわね。フフフ」
「ヤサグレても酒場もないよ?」
「あら?タッチーですの?」
「知っているのか?!伝説のタッチーを!」
「えぇ。今夜っの恋はぁぁ~煙草っのぉ先ににぃぃ~♪ワッチィ!」
「知っていたのか‥‥ゴールデンスーツのタッチーを…」
リズリーをギュっと抱きしめるパトリックだが、ごそごそとイニシャル入りのペンダントを取り出した。
金髪碧眼のパトリック。言ってみれはキンキンケロンパ…ではなくキンキンのコテコテなのだ。おとなしめの装いを好むリズリーに合わせて「P」のイニシャルのついたペンダントを作ったのだ。
「あら、P組ですの?メッ!組ではなくて?」
「それはラッツ&☆‥‥僕はシャネ〇ズ派なんだ」
「ボンボボボボボボボン‥」
「いなせだね‥‥夏を連れてくるだけはある。ハハハ」
「ここに来たのは正月ですけど?」
ビックゥとなるパトリック。ここに来て別の女と間違ったと思われては堪らない。
3年目に浮気をする予定も7年目に破局を迎える気もないし、黒い電話帳も持っていない。
「冗談ですわ。でも他の女性に心も体も移るのはダメですわよ?」
「移らないよ。僕はもう間違えたりしない自信があるんだ」
☆彡その後☆彡
リズリーは23歳、パトリック31歳で第一子を懐妊…したのだが!
翌年生まれたのは・・・。
「ふえっ…ふえっ」×2
男児の双子だった。ジギルとハイドと名付けられた双子は王弟マードレインを遥かに上回る魔力を持って生まれてきた。
「わぁぁ!ダメだってば!」
生後数時間で発現した魔力は膨大でお腹が空いたと窓を吹き飛ばし、オムツが不快だと屋根を飛ばした。
当然リズリーは動ける状態ではないため、パトリックはイクメンになる事を決めた。
「子供の世話は僕に任せて、ゆっくり休むんだよ」
「出来ますの?誰かに手伝ってもらった方が…執務もありますのに」
「父親なんだから子供の世話をするのは当たり前だ。リズは長い間1人で2人をお腹で育ててくれたんだから僕に全部任せて!」
そうは言ったものの、泣いてからでは全てが後手に回る育児。窓ガラスが震え出せば急いでミルクを作り、壁が軋み出せばオムツとおしりふきを抱えて猛ダッシュ。
ジギルとハイドの魔力は外向けの攻撃型の魔力で、パトリックは育児と育毛を決意する。
ジギルとハイドがハイハイを始めた頃にまた懐妊したリズリー。
戦々恐々とした2度目の出産で3人目も男児。ケニーと名付けられた。
その後もアンドリュー(男児)が生まれ、一気に賑やかになった一家。
ケニーとアンドリューも魔力は持っていたが、どちらかと言えば散策型の魔力。
リズリーのお腹が空く時間はぶっちゃけそうそうなかったため、ほとんどの育児を1人でこなしたパトリック。自業自得とも言う。
工事も完了し、多くの観光客が訪れるようになった領地。
執事とリズリーに助けてもらいながらも執務も出来るようになった。
――女の子がほしいなぁ――
37歳のパトリックはポツリと呟いて、ベビーサークルの外に出る。
工事の職人さんに頼んで小上がりになった床を作ってもらい、イグサで作った畳敷という床に大きな敷布団を敷き寝かせるのだ。夏は涼しく冬は暖かい畳は子供たちが転んでも痛くない。
ところ狭しとゴロゴロと転がる息子たちを見て目を細める。
すやすやと4人の暴れん坊が眠る部屋の隣。
「リズっ…今夜いいかな♡」
「では、歌ってくださいます?」
子供たちを寝かしつけるために何度も歌ってちょっとだけ上達したのだ。
最初は子守唄を歌うだけでギャン泣きだった子供たち。
ジギルとハイドの泣き声で山が一つ吹き飛んだ。
ケニーの泣き声で池が干上がった。
アンドリューの泣き声では庭木が枯れたほどの雑音。
それが育児歴7年目になると聞ける程度にはなったのだ!
腕枕をしたパトリックは、リズリーを見つめた。
「良いよ。I Just Call~ed to Say~」
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この夜、2人は待望の女の子を授かるのだった。
Fin
後日魔導馬スターレットを引き取りに向かうリスクーパー君。
40歳を超えた一人旅@基本歩き。
エレインに転移させてもらったのはかつての別邸で、すっかり跡形もなく壊れた厩舎横の畝に植えた花が年月を経て種を飛ばし、牧場となっていた一帯に花を咲かせているのを見てスターレットを迎えに行った。
今宵はここまでにしとうございます。
☆彡☆彡☆彡
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(ΦωΦ)フフフ…お仲間発見!スーパーヒトシ君を進呈致しましょう(*^-^*)
製造と活動開始は昭和なのに平成生まれの38歳を豪語する外道がワシで御座る。
当時を知っていると、脳内で声優さんが大暴れ致します(*''ω''*)
この話は冷遇を満喫すると、育成計画という話で出てくるキャラが結婚をするんですよヾ(@⌒ー⌒@)ノ
育成計画の方はそうでもないんですが、冷遇を満喫の方は当時を知る人なら持っていたグッズ?も登場したりします(*^-^*)
VHSとベータ、レーザーディスクにDVDとブルーレイなども登場致しますよ(*^▽^*)
願わくば…ツボったくだりを「通勤通学中、静まり返っている満員電車の中」とか「重要会議中」とか「昼食時の飲料が喉を通過する瞬間」には思い出さないように‥‥と願うばかり(大嘘っ!)
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