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期間限定妻は使い道に悩む
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今日も良いお天気でございます。
アンプレッセ様の野菜嫌いを徐々に改善させようと奮闘をしておりますが、アンプレッセ様は早寝早起きさんですし早朝は夜明けと共に鍛錬をされますので体内時計と申しますか、生活サイクルは手を付けなくて良いので非常に扱いやすいお方で御座います。
ですが、騎士団の方ではまだ意中の方は見つかっていないのでしょうか。
まぁ、個人的な事ですので騎士団の方を使って探すと言うのは難しいのかも知れません。
お兄様は直ぐに見つけ出してドルース男爵家から慰謝料も頂いているそうですから仕事が早いですわね。
さて、本日はメイドさん達と一緒に教会のバザーに寄付をする為に集めたものを整理しております。大きな箱に6つほどになりましたが、デンティド侯爵家の使用人さんや庭師さん達が付き合いのある商会に売れ残った処分品を無料で提供して頂いたのだとか。
100ミケショップでも売れ残りはありますしね。理由があって売れ残っているのだと思いますので皆さんと知恵を出しあって、加工をすれば買い手も現れるでしょう。
「フェイン様、この色鉛筆なのですけど12色は確かに便利ですが同じ色だけを5本とか10本にしてみるのはどうでしょう?」
「でも同じ色だと余ってしまうんじゃないかしら?」
「それがですね、うちの子がお絵描きをする時は、青とか赤とか黄色、緑は直ぐに無くなるんですよ。でもベージュとか…使いそうで使わない白とか削る事もない状態だったりするんです」
「あ、そうそう!黒はそれなりに使ってるけど白は使ってない感じよね」
「クレヨンだと雲を塗るのに使うけど、最近は画用紙の白を利用するってのも流行だから益々白は使わないわよね」
「そうですわね。では売れそうな色は5本で30ミケ、売れなさそうなのは10本で10ミケでどうかしら。お得感で買ってくれる方もいらっしゃるかも知れないわ」
売り場にあれば小さくて可愛い便も使い道がなければ売れ残っておりますわね。
あとは、可愛いのですがレターセットもかなり売れ残っております。そこそこに識字率はあるのですが、如何せん‥‥配達料金が高いのと平民の皆さんの家には配達された手紙などを配達員が入れる場所がないのです。
玄関ドアに隙間があればそこから差し込みますが、ない時はドアの前に直置きです。
盗まれる事もあれば、風で飛ばされる事もあるし、配達料金が500ミケですのでレターセットよりも1軒に差し出す時の配達料が高いので皆さん遠方でもない限り手紙は書かないのです。
モッタイナイのですが、便箋と封筒をビリビリにして手でよくモミモミ。
同じく売れ残った小さな小瓶に入れて、貴族の奥様方から寄付頂いた香水をそこに少し垂らして芳香剤として売りに出すのです。前回好評だったようでそれを聞いたわたくしは公爵家から持ってきた香水も寄付致しました。
「フェイン様‥‥これはどうします?」
一同が固まったのは、おそらく‥‥おそらくですけれども何かの仮装パーティなどにどうですか?という意味合いでデザインされた衣類の数々で御座います。
「ド変態の大好きな女王様とはちょっと違うわよね…」
侍女さんやメイドさんが口々に呟く衣装。1セットになっているのですが、V字になった部分で大事な個所を隠し、その他は網状…。
これを着こなせるのは世界広しと言えど、戦艦ミズーリの甲板をステージに極上のパフォーマンスで歌い切ったシ〇ール様くらいでしょう。
買ってくださるかたがいらっしゃるかしら。ヘタに手を入れてしまうと網目はガタガタになってしまいますし、肝心のV字が切れてしまったら放送禁止ですわ。
これで滑り台を万歳開脚で滑り降りてきたシ〇ール様。偉大過ぎますわね。
「フェイン様、こちらは切り離しますか?どう見ても邪魔ですよね」
「いいえ、それは絶対に切り離してはいけません」
バレエットでオデット役のプリマドンナが着用する衣装ですけれど、お股の部分から伸びる白鳥の首。
「こちらは道案内には不可欠なのですよ。一丁目、一丁目ですわ」
<< ワァオ!! >>
「だからロングな首は柔らかいのですね。道案内は骨が折れますし」
「ですが、時々背景が突然ピンク色になるこちらのランジェリーはどうしましょう?」
「まぁ!本当に布地がちょっとだけですわね…」
手に取るのも恥ずかしい衣装ですが、怖いもの見たさでしょうか。それとも溢れ出る好奇心かしら?皆さん食い入るように見ておりますわ‥‥まさに…アンタも好きねぇ♡の世界ですわ。
そして最後の箱ですわ。箱の中身はお子様が大好きなぬいぐるみや子供用玩具。
ですが、どこかおかしいのです。見た事のあるキャラクターのような気がしますが‥‥。
「これは…夢の国の愛されるべき〇ッキーではありませんの?」
「いいえ、フェイン様、よく見てください。言い逃れ用にMOCKEYとかMECKEYになっています」
「こっちはもっと酷いですよ。タイタ〇ック号がトランスフォー〇してますっ!」
凄いパクリ術ですわね‥‥客船がロボットになるだなんて‥‥。
その発想力は何処か別に生かせなかったのかしら。
そして、これはもう世に出してはいけないわ。
美少女2人が悪人を退治する勧善懲悪は判るのですけれど、これはダメっ!!
ラブ〇ー・エンジェルでは御座いませんわ!ラブ〇ーエンゼルなのです。
全弾装填でロシアンルーレットしてあげたくなったわたくしは何も悪くないはずです。
玩具に罪はないのですが、世に出てはいけないのです。
焼却処分の札をペタリと貼りましたわ。
アンプレッセ様の野菜嫌いを徐々に改善させようと奮闘をしておりますが、アンプレッセ様は早寝早起きさんですし早朝は夜明けと共に鍛錬をされますので体内時計と申しますか、生活サイクルは手を付けなくて良いので非常に扱いやすいお方で御座います。
ですが、騎士団の方ではまだ意中の方は見つかっていないのでしょうか。
まぁ、個人的な事ですので騎士団の方を使って探すと言うのは難しいのかも知れません。
お兄様は直ぐに見つけ出してドルース男爵家から慰謝料も頂いているそうですから仕事が早いですわね。
さて、本日はメイドさん達と一緒に教会のバザーに寄付をする為に集めたものを整理しております。大きな箱に6つほどになりましたが、デンティド侯爵家の使用人さんや庭師さん達が付き合いのある商会に売れ残った処分品を無料で提供して頂いたのだとか。
100ミケショップでも売れ残りはありますしね。理由があって売れ残っているのだと思いますので皆さんと知恵を出しあって、加工をすれば買い手も現れるでしょう。
「フェイン様、この色鉛筆なのですけど12色は確かに便利ですが同じ色だけを5本とか10本にしてみるのはどうでしょう?」
「でも同じ色だと余ってしまうんじゃないかしら?」
「それがですね、うちの子がお絵描きをする時は、青とか赤とか黄色、緑は直ぐに無くなるんですよ。でもベージュとか…使いそうで使わない白とか削る事もない状態だったりするんです」
「あ、そうそう!黒はそれなりに使ってるけど白は使ってない感じよね」
「クレヨンだと雲を塗るのに使うけど、最近は画用紙の白を利用するってのも流行だから益々白は使わないわよね」
「そうですわね。では売れそうな色は5本で30ミケ、売れなさそうなのは10本で10ミケでどうかしら。お得感で買ってくれる方もいらっしゃるかも知れないわ」
売り場にあれば小さくて可愛い便も使い道がなければ売れ残っておりますわね。
あとは、可愛いのですがレターセットもかなり売れ残っております。そこそこに識字率はあるのですが、如何せん‥‥配達料金が高いのと平民の皆さんの家には配達された手紙などを配達員が入れる場所がないのです。
玄関ドアに隙間があればそこから差し込みますが、ない時はドアの前に直置きです。
盗まれる事もあれば、風で飛ばされる事もあるし、配達料金が500ミケですのでレターセットよりも1軒に差し出す時の配達料が高いので皆さん遠方でもない限り手紙は書かないのです。
モッタイナイのですが、便箋と封筒をビリビリにして手でよくモミモミ。
同じく売れ残った小さな小瓶に入れて、貴族の奥様方から寄付頂いた香水をそこに少し垂らして芳香剤として売りに出すのです。前回好評だったようでそれを聞いたわたくしは公爵家から持ってきた香水も寄付致しました。
「フェイン様‥‥これはどうします?」
一同が固まったのは、おそらく‥‥おそらくですけれども何かの仮装パーティなどにどうですか?という意味合いでデザインされた衣類の数々で御座います。
「ド変態の大好きな女王様とはちょっと違うわよね…」
侍女さんやメイドさんが口々に呟く衣装。1セットになっているのですが、V字になった部分で大事な個所を隠し、その他は網状…。
これを着こなせるのは世界広しと言えど、戦艦ミズーリの甲板をステージに極上のパフォーマンスで歌い切ったシ〇ール様くらいでしょう。
買ってくださるかたがいらっしゃるかしら。ヘタに手を入れてしまうと網目はガタガタになってしまいますし、肝心のV字が切れてしまったら放送禁止ですわ。
これで滑り台を万歳開脚で滑り降りてきたシ〇ール様。偉大過ぎますわね。
「フェイン様、こちらは切り離しますか?どう見ても邪魔ですよね」
「いいえ、それは絶対に切り離してはいけません」
バレエットでオデット役のプリマドンナが着用する衣装ですけれど、お股の部分から伸びる白鳥の首。
「こちらは道案内には不可欠なのですよ。一丁目、一丁目ですわ」
<< ワァオ!! >>
「だからロングな首は柔らかいのですね。道案内は骨が折れますし」
「ですが、時々背景が突然ピンク色になるこちらのランジェリーはどうしましょう?」
「まぁ!本当に布地がちょっとだけですわね…」
手に取るのも恥ずかしい衣装ですが、怖いもの見たさでしょうか。それとも溢れ出る好奇心かしら?皆さん食い入るように見ておりますわ‥‥まさに…アンタも好きねぇ♡の世界ですわ。
そして最後の箱ですわ。箱の中身はお子様が大好きなぬいぐるみや子供用玩具。
ですが、どこかおかしいのです。見た事のあるキャラクターのような気がしますが‥‥。
「これは…夢の国の愛されるべき〇ッキーではありませんの?」
「いいえ、フェイン様、よく見てください。言い逃れ用にMOCKEYとかMECKEYになっています」
「こっちはもっと酷いですよ。タイタ〇ック号がトランスフォー〇してますっ!」
凄いパクリ術ですわね‥‥客船がロボットになるだなんて‥‥。
その発想力は何処か別に生かせなかったのかしら。
そして、これはもう世に出してはいけないわ。
美少女2人が悪人を退治する勧善懲悪は判るのですけれど、これはダメっ!!
ラブ〇ー・エンジェルでは御座いませんわ!ラブ〇ーエンゼルなのです。
全弾装填でロシアンルーレットしてあげたくなったわたくしは何も悪くないはずです。
玩具に罪はないのですが、世に出てはいけないのです。
焼却処分の札をペタリと貼りましたわ。
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