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第05話 生きるために身につけた技
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1人は1人でも住む場所が違えばこうも違うものなのか。
執事に「食事は使用人さんの残りで良いです」と言ってみた。確かにブレックファスト、ランチ、ディナーと言った類ではないけれど、口の中で蕩けそうな具沢山のスープに柔らかいパン。
「世の中にこんな至福の食材があったなんて!!」
運んできてくれるのも申し訳ないと本宅まで取りに行くのだが、ブリュエット以上に「ごめんね」と申し訳なさそうな使用人達。
「こんな贅沢なご馳走なのに」と思ってみるが、使用人達は自分たちと同じ賄である事が申し訳ないと感じている。
ウロウロしていてうっかりオクタヴィアンに出会ってもいけないと暫くは炭にする為の薪を作ろうと二の腕よりは少し太いけれど、太ももよりは細い木の幹にノコギリを入れて適当な大きさにすると樹皮を剥ぐ。
樹皮を剥いだものは乾燥をさせるために積み上げる。冬場は炭も使うが薪そのものも使うためである。樹皮があるとパンパンと弾けてしまって小さな火の粉が飛ぶので毛足の長い絨毯のある部屋は危険なのだ。
剥いだ樹皮も無駄にはしない。こちらは着火しやすいので厨房の竈に火を入れる時に活躍する。剥いだ後に繊維に添って石で叩いたりして置くと繊維が毛羽立ってより火が点きやすくなる。
「このひと手間が大切なのよね。それが大事だよぅ~」
タンタン!小気味よい音をさせていると「精が出るね」と声を掛けられた。振り返ってみると庭師が立っていた。
「若奥様なんだからもっと贅沢すりゃいいのに。樹皮を叩いてるご夫人なんざ聞いた事も見たこともないよ」
「あら?では初のお目見えで御座いますわね。素人の見様見真似ですけどもお好きなだけご覧になってくださいませ」
「じゃぁ休憩がてらにちょっくら見せてもらうとすっかな?」
「まぁ、休憩?ではお茶を淹れますね。野草茶はお好きですか?」
「いいねぇ。最近じゃ小洒落たモノばかりだが野草茶たぁ珍しい。寄ってみるもんだな」
あと3年で引退だという庭師は御年67歳。随分と長い現役だが先々代の頃から公爵家の庭を手掛けて来て誰よりも庭の事を知っているので現公爵からも「気が変われば引退を伸ばしてもいい」と言われている。
手にしていた荷物を置いて、薪割り用の木の株に腰を下ろした庭師の名前はフレッド。
ブリュエットは小屋の周りに自生する野草を取っては洗って乾燥をさせて細かく砕き、竈で沸かしたゆで沸騰をさせた中に放り込んで煮だしたものや、常温より少しだけ熱い湯でゆっくりと成分を抽出した茶を適量ブレンドしてフレッドに手渡した。
「おぉ珍しい。柿の葉‥いやドクダミか??オオバコの味もするな」
「うふふ。出来れば枇杷の葉もあればいいんですけども、枇杷の木はあまり植える人もいないので。実はとっても美味しいと思うんですけどね」
「やぶ蚊が凄いけどな。確かに旨い。今度案内してあげるよ」
「あるんですか?枇杷の木」
「あるよ。こことは逆の庭に植えてある。先代様の奥様が枇杷が大好きで縁起が悪いとかどうこうよりも食欲の方が勝ったからなぁ。今じゃ食べる人もいないが…植えている事も旦那様は忘れているだろうなぁ」
オクタヴィアンからみれば曾祖父の代の庭師に弟子入りをしたフレッドは庭木の全てを任せてくれた先代を思い出したのか目を細めて周囲の庭木を眺めながらブリュエットの淹れた茶を飲み干し、お替りも要求した。
「柿の葉は独特のエグ味があるが、まろやかだなぁ」
「お褒め下さってありがとう。でもこれはきっと手入れが行き届いているので葉が肉厚だからですわ」
「参ったな。逆に褒められちまったよ。アハハ」
ブリュエットが野草などのお茶をブレンド出来るようになったのは下世話な話でいえば金が欲しかったから。
マーシャル子爵家では無給だったので成長に合わせて服も靴も買う金はなかった。
なので庭や仕事の行き帰りに自生している野草を見つけては野良犬などに悪さをされていなさそうな部分の野草を千切り、持ち帰って洗って乾燥させて屋台で茶葉を売る店主に卸して小銭を稼いだ。
子供だったのもあって、服を買う、靴を買うと言えば少し割り増しして買い取ってくれた。買った服や靴を見せると「なんてこった」と抱きしめてくれる店主もいた。
地味に生きて来られたのは時にアドバイスも貰いながらだったが、その後も店主が野草茶を買い取ってくれた。その甲斐もあったのかフレッドが美味しいと言ってくれるのがブリュエットにはとても嬉しかった。
「お茶でも売って生計立てようかしら??」
安易だが今の現状で一番手っ取り早く稼げる方法である。
忘れてはならない離縁後の計画。
以前のように服や靴を買う金だけあればいいという訳にはいかない。
「住居費でしょう・・・食費に医療品・・・薬草茶を作るのにも鍋とか必要よね…屋台を出すのには場所代も必要なのかしら?手数料も必要と考えたら…」
2年間切り詰めて節制をしてもあっという間に手渡される金も消えてしまうんじゃないか。
そう思うとブリュエットは更に生活を引き締めるとともに、稼ぐ手段を本格的に考えなきゃ!と意気込んだ。
執事に「食事は使用人さんの残りで良いです」と言ってみた。確かにブレックファスト、ランチ、ディナーと言った類ではないけれど、口の中で蕩けそうな具沢山のスープに柔らかいパン。
「世の中にこんな至福の食材があったなんて!!」
運んできてくれるのも申し訳ないと本宅まで取りに行くのだが、ブリュエット以上に「ごめんね」と申し訳なさそうな使用人達。
「こんな贅沢なご馳走なのに」と思ってみるが、使用人達は自分たちと同じ賄である事が申し訳ないと感じている。
ウロウロしていてうっかりオクタヴィアンに出会ってもいけないと暫くは炭にする為の薪を作ろうと二の腕よりは少し太いけれど、太ももよりは細い木の幹にノコギリを入れて適当な大きさにすると樹皮を剥ぐ。
樹皮を剥いだものは乾燥をさせるために積み上げる。冬場は炭も使うが薪そのものも使うためである。樹皮があるとパンパンと弾けてしまって小さな火の粉が飛ぶので毛足の長い絨毯のある部屋は危険なのだ。
剥いだ樹皮も無駄にはしない。こちらは着火しやすいので厨房の竈に火を入れる時に活躍する。剥いだ後に繊維に添って石で叩いたりして置くと繊維が毛羽立ってより火が点きやすくなる。
「このひと手間が大切なのよね。それが大事だよぅ~」
タンタン!小気味よい音をさせていると「精が出るね」と声を掛けられた。振り返ってみると庭師が立っていた。
「若奥様なんだからもっと贅沢すりゃいいのに。樹皮を叩いてるご夫人なんざ聞いた事も見たこともないよ」
「あら?では初のお目見えで御座いますわね。素人の見様見真似ですけどもお好きなだけご覧になってくださいませ」
「じゃぁ休憩がてらにちょっくら見せてもらうとすっかな?」
「まぁ、休憩?ではお茶を淹れますね。野草茶はお好きですか?」
「いいねぇ。最近じゃ小洒落たモノばかりだが野草茶たぁ珍しい。寄ってみるもんだな」
あと3年で引退だという庭師は御年67歳。随分と長い現役だが先々代の頃から公爵家の庭を手掛けて来て誰よりも庭の事を知っているので現公爵からも「気が変われば引退を伸ばしてもいい」と言われている。
手にしていた荷物を置いて、薪割り用の木の株に腰を下ろした庭師の名前はフレッド。
ブリュエットは小屋の周りに自生する野草を取っては洗って乾燥をさせて細かく砕き、竈で沸かしたゆで沸騰をさせた中に放り込んで煮だしたものや、常温より少しだけ熱い湯でゆっくりと成分を抽出した茶を適量ブレンドしてフレッドに手渡した。
「おぉ珍しい。柿の葉‥いやドクダミか??オオバコの味もするな」
「うふふ。出来れば枇杷の葉もあればいいんですけども、枇杷の木はあまり植える人もいないので。実はとっても美味しいと思うんですけどね」
「やぶ蚊が凄いけどな。確かに旨い。今度案内してあげるよ」
「あるんですか?枇杷の木」
「あるよ。こことは逆の庭に植えてある。先代様の奥様が枇杷が大好きで縁起が悪いとかどうこうよりも食欲の方が勝ったからなぁ。今じゃ食べる人もいないが…植えている事も旦那様は忘れているだろうなぁ」
オクタヴィアンからみれば曾祖父の代の庭師に弟子入りをしたフレッドは庭木の全てを任せてくれた先代を思い出したのか目を細めて周囲の庭木を眺めながらブリュエットの淹れた茶を飲み干し、お替りも要求した。
「柿の葉は独特のエグ味があるが、まろやかだなぁ」
「お褒め下さってありがとう。でもこれはきっと手入れが行き届いているので葉が肉厚だからですわ」
「参ったな。逆に褒められちまったよ。アハハ」
ブリュエットが野草などのお茶をブレンド出来るようになったのは下世話な話でいえば金が欲しかったから。
マーシャル子爵家では無給だったので成長に合わせて服も靴も買う金はなかった。
なので庭や仕事の行き帰りに自生している野草を見つけては野良犬などに悪さをされていなさそうな部分の野草を千切り、持ち帰って洗って乾燥させて屋台で茶葉を売る店主に卸して小銭を稼いだ。
子供だったのもあって、服を買う、靴を買うと言えば少し割り増しして買い取ってくれた。買った服や靴を見せると「なんてこった」と抱きしめてくれる店主もいた。
地味に生きて来られたのは時にアドバイスも貰いながらだったが、その後も店主が野草茶を買い取ってくれた。その甲斐もあったのかフレッドが美味しいと言ってくれるのがブリュエットにはとても嬉しかった。
「お茶でも売って生計立てようかしら??」
安易だが今の現状で一番手っ取り早く稼げる方法である。
忘れてはならない離縁後の計画。
以前のように服や靴を買う金だけあればいいという訳にはいかない。
「住居費でしょう・・・食費に医療品・・・薬草茶を作るのにも鍋とか必要よね…屋台を出すのには場所代も必要なのかしら?手数料も必要と考えたら…」
2年間切り詰めて節制をしてもあっという間に手渡される金も消えてしまうんじゃないか。
そう思うとブリュエットは更に生活を引き締めるとともに、稼ぐ手段を本格的に考えなきゃ!と意気込んだ。
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