14 / 38
第14話 休憩所の掲示板
しおりを挟む
この5年間、クレマンは必死になってパンジーを探した。
山奥にある小さい村は比較的見つけやすい。
村人の結束が強く部外者を排除するからである。
「いないねぇ…23、24なんだろ?居たらウチの息子の嫁にするさ」
軒先で薪を割る男がクレマンをチラチラと見るが怪しそうな雰囲気はない。
――この村にはいないか――
そう思い、馬の手綱を引いて歩く。今夜も野宿は決定だが食べる物がない。
そう言えばここ2日は何も食べず、馬が飲めそうな水のある場所で休憩をしただけだった。
「ブルル?」
「よしよし。草と水のあるところで今夜は寝る事にしような」
「ブルルゥ~」
「もうひと踏ん張りだ。あの宿泊所に行ってから休もう」
「フンフンッ」
軍馬であり愛馬のウィー号は5年間、クレマンに付き合ってくれている。
年齢ももうそこそこにいい年で、軍に入隊をした時に生まれたウィー号ももう8歳。無理はさせられない。
峠の手前には宿泊所があり旅人が立ち寄って行く。
金を払い温かい寝具のある部屋でなく無料スペースで夜を明かす者もいる。
クレマンが宿泊所に立ち寄るのは3年前ほどからである。
目的は誰でも利用できる休憩スペースにある掲示板。
遠い王都の実家、ユゴース侯爵家の手の者が得た情報を休憩所にある「掲示板」に暗号で書いてくれている。村の名前にバツが付いていれば捜索済み。掲示板は1週間で消されるので文字を見つければ最新の情報とも言える。
掲示板は何処だと休憩スペースでキョロキョロしていると声を掛けられた。
「お兄さん、宿泊かい?」
宿の呼び込みが声を掛けてくるが、クレマンは軽く手を挙げて「違う」と降ると呼び込みは離れていく。彼らは客を宿屋に連れて行けば賃が貰える。泊る気のない者に用はないのだ。
掲示板に目を走らせると【Y オルク村 ×】とあった。
―オルク村にはいなかったか…ここから次に近いのは・・・オレール村か――
地理的に一番近いのはオルク村だが、そこは捜索済みとなるとその次のオレール村。
道なき道の獣道を通るため、崩落などの情報がないか確かめていると旅人が話す声が耳に入った。
「やっぱ凄いよな。昼飯だけだったんだが夜通し歩いても疲れねぇ」
「無理すんなよ。50超えてんだからさ。若い時みたいな一時期の体力で無理すると後がキツイぞ」
「判ってんだけどさ。もう定期的に通っちまってるよ」
「俺も行きたいけどさ、ランチって値段じゃねぇからさ」
「あそこは領主と女将が兎に角がめついから。アッハッハッハ」
いつもなら気にもしない会話。方言であることから王都近郊ではなく地方からの行商人かとクレマンは意識を男達から外した。
――久しぶりに談話って感じの会話だからだろうか――
クレマンは気になった。
人と会話らしい会話と言えばパンジーらしき女性を見なかったか、知らないかと言うクレマンの問いに答える定型文のような返ししかない会話。
手綱を握って歩いて来た手をじっと見つめた。
握りっぱなしだったからか、指が丸まってしまい、もう片方の手で指を広げると痛みも感じる。
――以前は軍刀を1日握りっぱなしでも平気だったのに――
ニギニギと指を伸ばした手をストレッチのように握って開く。
掲示板の文字を手で消すとクレマンは賑わう休憩所を後にした。
草むらに寝転がり、星と月を眺めてさっきの旅人の話を思い出す。
――なんで気になるんだろうな――
肘を枕にコロンと寝返りを打つと、草に付いた露がぴょんと跳ねてクレマンの唇に触れた。
――あ、そうか・・・あの時の!――
不思議だった感覚。魔力も枯渇し24時間付きっ切りで世話をしてもらっても立てるようになるまで3、4カ月はかかると言われていたのに、2週間で通常の生活に戻れた経験。
王都への道のりもフランシスを含めブロア家で世話になった者は疲れ知らずだった。
今になって思えば、前線に届いた荷物。清潔な下着やシャツを見に纏うだけで翌日はずっと先陣を切っていけそうな気さえしたし、数回敵の打撃を受け止めれば腕も震えるのに陣地に戻るまで疲れ知らず
いつの間にか鬼人とも悪魔とも呼ばれるようになったけれど、パンジーの魔力がシャツなどに残っていたのならそれも納得できる。
魔力は反発しあうものは兎に角何に置いても合わないけれど、逆にぴったりと合うと持てる力以上の事が出来たりもする。相性と言うのだろうか。それが異性であるか同性であるかは別にして魔力を高め合う事が出来る相手、バディが存在するのも事実だった。
――でもみんな同じだったんだよなぁ――
回復が早かったのはクレマンだけではなかった。
相性が良いというのは異性の場合、強烈に惹かれ合う事が多い。
しかし、フランシスは婚約者がいるので節制が出来ても、同行した魔法使いは違う。妻帯者もいれば独身もいた。彼らは「こんな事もあったね」程度でクレマンのような思いは抱いていなかった。
だからこそ更なる疑問が浮かんでは消える。
クレマンは即座に打ち消すように首を横に振った。
極稀に広い範囲で影響力を齎す事の出来る魔力持ちがいる。
クレマンもフランシスも文献でしか読んだ事は無いが、どんな劣勢でも負傷者を出さなかった隊には広範囲に治癒能力が使える者がいという記述も見たし、冷害で冷え込んだ国土に火魔法で暖気を作ったという者がいたと言う記述もあった。
しかしそんな稀有な能力のある者は、30代になる前に早世した記録しかなかった。
使い倒されるからである。
もしもパンジーがそういう力を持っているとすれば・・・。
フランシスが差し出せと言った時、従えるだろうか。
――いや、そうなったとしても・・・誰にも渡せない――
――それに、そうと決まった訳じゃない――
クレマンは心の中でネガティブな事を考えるのはまだ見つからない不安からだと懸命に考えを打ち消した。
結局、よく眠れないまま夜明けを迎え、クレマンはウィー号と共にオレール村に向けて歩き出した。
翌朝、目覚めたクレマンはまだ薄暗い獣道をウィー号の手綱を引いてオレール村に向かった。山は1つ超えねばならないが、領民が行商に使っているとあって歩く部分は踏み固められているし、急げば昼過ぎには到着できる。
歩く事は軍でもよくあったし、食料や武器を満載した荷馬車を人力で引く必要がないだけ気が楽。夜が明ける頃には峠に到達し、眼下には本当に何もない村、オレール村が見えていた。
山道は上りよりも下りが危険。上りに2時間なら下りには倍の4時間が必要である。
特に目的地が見えていると気が急いてしまい足を取られやすい
上りも下りも体は前に傾くけれど、下りの場合は重心も重なって転んでしまうとそのまま滑落してしまう。街道なら無事でも山道、獣道は命取りになりかねない。
――今度こそ、会える――
その思いを胸にクレマンは隣を歩くウィー号の手綱を引く手に力を込めた。
山奥にある小さい村は比較的見つけやすい。
村人の結束が強く部外者を排除するからである。
「いないねぇ…23、24なんだろ?居たらウチの息子の嫁にするさ」
軒先で薪を割る男がクレマンをチラチラと見るが怪しそうな雰囲気はない。
――この村にはいないか――
そう思い、馬の手綱を引いて歩く。今夜も野宿は決定だが食べる物がない。
そう言えばここ2日は何も食べず、馬が飲めそうな水のある場所で休憩をしただけだった。
「ブルル?」
「よしよし。草と水のあるところで今夜は寝る事にしような」
「ブルルゥ~」
「もうひと踏ん張りだ。あの宿泊所に行ってから休もう」
「フンフンッ」
軍馬であり愛馬のウィー号は5年間、クレマンに付き合ってくれている。
年齢ももうそこそこにいい年で、軍に入隊をした時に生まれたウィー号ももう8歳。無理はさせられない。
峠の手前には宿泊所があり旅人が立ち寄って行く。
金を払い温かい寝具のある部屋でなく無料スペースで夜を明かす者もいる。
クレマンが宿泊所に立ち寄るのは3年前ほどからである。
目的は誰でも利用できる休憩スペースにある掲示板。
遠い王都の実家、ユゴース侯爵家の手の者が得た情報を休憩所にある「掲示板」に暗号で書いてくれている。村の名前にバツが付いていれば捜索済み。掲示板は1週間で消されるので文字を見つければ最新の情報とも言える。
掲示板は何処だと休憩スペースでキョロキョロしていると声を掛けられた。
「お兄さん、宿泊かい?」
宿の呼び込みが声を掛けてくるが、クレマンは軽く手を挙げて「違う」と降ると呼び込みは離れていく。彼らは客を宿屋に連れて行けば賃が貰える。泊る気のない者に用はないのだ。
掲示板に目を走らせると【Y オルク村 ×】とあった。
―オルク村にはいなかったか…ここから次に近いのは・・・オレール村か――
地理的に一番近いのはオルク村だが、そこは捜索済みとなるとその次のオレール村。
道なき道の獣道を通るため、崩落などの情報がないか確かめていると旅人が話す声が耳に入った。
「やっぱ凄いよな。昼飯だけだったんだが夜通し歩いても疲れねぇ」
「無理すんなよ。50超えてんだからさ。若い時みたいな一時期の体力で無理すると後がキツイぞ」
「判ってんだけどさ。もう定期的に通っちまってるよ」
「俺も行きたいけどさ、ランチって値段じゃねぇからさ」
「あそこは領主と女将が兎に角がめついから。アッハッハッハ」
いつもなら気にもしない会話。方言であることから王都近郊ではなく地方からの行商人かとクレマンは意識を男達から外した。
――久しぶりに談話って感じの会話だからだろうか――
クレマンは気になった。
人と会話らしい会話と言えばパンジーらしき女性を見なかったか、知らないかと言うクレマンの問いに答える定型文のような返ししかない会話。
手綱を握って歩いて来た手をじっと見つめた。
握りっぱなしだったからか、指が丸まってしまい、もう片方の手で指を広げると痛みも感じる。
――以前は軍刀を1日握りっぱなしでも平気だったのに――
ニギニギと指を伸ばした手をストレッチのように握って開く。
掲示板の文字を手で消すとクレマンは賑わう休憩所を後にした。
草むらに寝転がり、星と月を眺めてさっきの旅人の話を思い出す。
――なんで気になるんだろうな――
肘を枕にコロンと寝返りを打つと、草に付いた露がぴょんと跳ねてクレマンの唇に触れた。
――あ、そうか・・・あの時の!――
不思議だった感覚。魔力も枯渇し24時間付きっ切りで世話をしてもらっても立てるようになるまで3、4カ月はかかると言われていたのに、2週間で通常の生活に戻れた経験。
王都への道のりもフランシスを含めブロア家で世話になった者は疲れ知らずだった。
今になって思えば、前線に届いた荷物。清潔な下着やシャツを見に纏うだけで翌日はずっと先陣を切っていけそうな気さえしたし、数回敵の打撃を受け止めれば腕も震えるのに陣地に戻るまで疲れ知らず
いつの間にか鬼人とも悪魔とも呼ばれるようになったけれど、パンジーの魔力がシャツなどに残っていたのならそれも納得できる。
魔力は反発しあうものは兎に角何に置いても合わないけれど、逆にぴったりと合うと持てる力以上の事が出来たりもする。相性と言うのだろうか。それが異性であるか同性であるかは別にして魔力を高め合う事が出来る相手、バディが存在するのも事実だった。
――でもみんな同じだったんだよなぁ――
回復が早かったのはクレマンだけではなかった。
相性が良いというのは異性の場合、強烈に惹かれ合う事が多い。
しかし、フランシスは婚約者がいるので節制が出来ても、同行した魔法使いは違う。妻帯者もいれば独身もいた。彼らは「こんな事もあったね」程度でクレマンのような思いは抱いていなかった。
だからこそ更なる疑問が浮かんでは消える。
クレマンは即座に打ち消すように首を横に振った。
極稀に広い範囲で影響力を齎す事の出来る魔力持ちがいる。
クレマンもフランシスも文献でしか読んだ事は無いが、どんな劣勢でも負傷者を出さなかった隊には広範囲に治癒能力が使える者がいという記述も見たし、冷害で冷え込んだ国土に火魔法で暖気を作ったという者がいたと言う記述もあった。
しかしそんな稀有な能力のある者は、30代になる前に早世した記録しかなかった。
使い倒されるからである。
もしもパンジーがそういう力を持っているとすれば・・・。
フランシスが差し出せと言った時、従えるだろうか。
――いや、そうなったとしても・・・誰にも渡せない――
――それに、そうと決まった訳じゃない――
クレマンは心の中でネガティブな事を考えるのはまだ見つからない不安からだと懸命に考えを打ち消した。
結局、よく眠れないまま夜明けを迎え、クレマンはウィー号と共にオレール村に向けて歩き出した。
翌朝、目覚めたクレマンはまだ薄暗い獣道をウィー号の手綱を引いてオレール村に向かった。山は1つ超えねばならないが、領民が行商に使っているとあって歩く部分は踏み固められているし、急げば昼過ぎには到着できる。
歩く事は軍でもよくあったし、食料や武器を満載した荷馬車を人力で引く必要がないだけ気が楽。夜が明ける頃には峠に到達し、眼下には本当に何もない村、オレール村が見えていた。
山道は上りよりも下りが危険。上りに2時間なら下りには倍の4時間が必要である。
特に目的地が見えていると気が急いてしまい足を取られやすい
上りも下りも体は前に傾くけれど、下りの場合は重心も重なって転んでしまうとそのまま滑落してしまう。街道なら無事でも山道、獣道は命取りになりかねない。
――今度こそ、会える――
その思いを胸にクレマンは隣を歩くウィー号の手綱を引く手に力を込めた。
73
お気に入りに追加
2,883
あなたにおすすめの小説
【完結】伯爵の愛は狂い咲く
白雨 音
恋愛
十八歳になったアリシアは、兄の友人男爵子息のエリックに告白され、婚約した。
実家の商家を手伝い、友人にも恵まれ、アリシアの人生は充実し、順風満帆だった。
だが、町のカーニバルの夜、それを脅かす出来事が起こった。
仮面の男が「見つけた、エリーズ!」と、アリシアに熱く口付けたのだ!
そこから、アリシアの運命の歯車は狂い始めていく。
両親からエリックとの婚約を解消し、年の離れた伯爵に嫁ぐ様に勧められてしまう。
「結婚は愛した人とします!」と抗うアリシアだが、運命は彼女を嘲笑い、
その渦に巻き込んでいくのだった…
アリシアを恋人の生まれ変わりと信じる伯爵の執愛。
異世界恋愛、短編:本編(アリシア視点)前日譚(ユーグ視点)
《完結しました》
完結 勇者様、己の実力だといつから勘違いしてたんですか?
音爽(ネソウ)
恋愛
勇者だと持ち上げられた彼はこれまでの功績すべてが自分のものと思い込む。
たしかに前衛に立つ彼は目立つ存在だった、しかしペアを組んだ彼女がいてこそなのだが……。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
貴方の子どもじゃありません
初瀬 叶
恋愛
あぁ……どうしてこんなことになってしまったんだろう。
私は眠っている男性を起こさない様に、そっと寝台を降りた。
私が着ていたお仕着せは、乱暴に脱がされたせいでボタンは千切れ、エプロンも破れていた。
私は仕方なくそのお仕着せに袖を通すと、止められなくなったシャツの前を握りしめる様にした。
そして、部屋の扉にそっと手を掛ける。
ドアノブは回る。いつの間にか
鍵は開いていたみたいだ。
私は最後に後ろを振り返った。そこには裸で眠っている男性の胸が上下している事が確認出来る。深い眠りについている様だ。
外はまだ夜中。月明かりだけが差し込むこの部屋は薄暗い。男性の顔ははっきりとは確認出来なかった。
※ 私の頭の中の異世界のお話です
※相変わらずのゆるゆるふわふわ設定です。ご了承下さい
※直接的な性描写等はありませんが、その行為を匂わせる言葉を使う場合があります。苦手な方はそっと閉じて下さると、自衛になるかと思います
※誤字脱字がちりばめられている可能性を否定出来ません。広い心で読んでいただけるとありがたいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる