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父とトルティーヤ
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それからは週に2,3回セレティアはシーガル侯爵夫人の元を訪れ、一緒に茶を飲んだ。
その間にも戦況はますます不利になり、クラウドが出兵して3年がたつ頃、クラウドの兄ジャスティンが帰還した。
激戦地でずっと張り詰めた戦いを強いられてきたジャスティンは左腕を失くしていた。
右手も動かす事がやっとの状態だったが、それでも良いとジャスティンの婚約者は侯爵家に嫁いできた。
さらに3か月が経とうとした頃、ジャスティンの妻となった女性は妊娠をした。
喜ばしい知らせに気が早いと思いながらも赤子用のミトンを手作りしたセレティアはシーガル侯爵家を訪れた。
まだ悪阻が始まったばかりだという彼女のお腹に手を当てると、心音が聞こえた気がした。
久しぶりに笑顔になった夫人とも笑顔のひと時を過ごした。
はやくクラウドも帰らないかしらと、シーガル侯爵家からの帰り道、馬車から見える夕焼けにどのあたりにいるのだろうかと思いを馳せる。
戦地にいる兵士に手紙を送れると聞いて何度も書き直した手紙を持って騎士団の駐屯している場所に行ったが、手紙を送れるのは家族だけで、内容も検閲をされると聞いてセレティアは落ち込んだ。
手紙は読まれても構わないが、無人の教会で結婚式を挙げたとはいえ2人きり。
届けを出しているわけでもないセレティアの手紙は出す事も出来なかった。
クラウドと最後に訪れた教会はもう廃墟になっていて、物資調達の対象になったのか祭壇も、参列者の椅子も無くなっており、無法者が寝泊まりをしているのだろうか。
酒の瓶や何かを食い散らかした残骸が散らばっていた。
マリア像も無くなっており、残っているのはステンドグラスだけだった。
それもところどころ割れていて、雨風が吹き込み壁や天井も薄汚れていた。
あの日、嵌めてもらってピッタリだった指輪もこの頃は1日に2食食べられる日も月に数回となり内容もかなり粗食になったと言えば聞こえは良いが、野菜くずでも入っていればまだ良い薄味のスープに焼きたてでも固い小さなパンになっていてすっかり痩せてしまったセレティアの指からは何かの拍子に抜けてしまうようになっていた。
落とすと大変だとセレティアは数少ない宝飾品の中からチェーンを取り、今では首からネックレスのように指輪を持ち歩くようになった。
義母や義妹の散財は相変わらずだが、以前よりは化粧品や小物を売っている店そのものが少なくなり、またその品数も店頭に並べる日も少なくなった事からこの頃は食べる事について金をかけるようになった。
ただそれもぶ厚い肉などではなく、以前の焼きたてなら食べられるパンや、小さいけれどウサギ肉などの入ったスープ、薄いけれどチキンのソテーなどセレティアが4,5年前にしていた食事をする程度である。
まだ噂ではあるが、余力のある商会などの者は夜逃げ同然で隣国へ逃げているという話も聞かれるようになった。
不況で店をたたんだ者も多いので、セレティアのような者には本当はどうなのかは判らない。
ただ、日々の生活は以前にもまして苦しく、小麦などは以前の数倍を出しても買えない事になっているのは判った。
父の給金も半分ほどは支給をされなくなり、セレティアは時折母の墓に行き、家名盤の下に隠した現金を持って食材を買う事が多くなった。
インフレも始まっていて、昨日は1万ペルで買えた小麦が翌日には5万、その翌日には10万ペルでも買えない事もあり、通いのメイドと共に買えるだけを買って屋敷の厩舎の藁置場に隠した。
ドレスや宝飾品は持ち込んでも換金してくれる業者もいなくなったが、その頃にはもう質素なドレスが2着。使用人と間違われるようなワンピースとお仕着せが2着づつあるだけだった。
義母や義妹の綿のドレスを解いて、2人の下着を縫う日々も始まる。しかし素材は良いのでセレティアは通いのメイドと共に下着を多く作り、それを農家に持ち込んで野菜と交換をしてもらった。
派手なドレスやレースのついたワンピースはもう欲しがる者はいないが下着だけは違った。
週に数回、何枚かの下着を持っていけば新鮮な野菜と交換できる。少なくとも見栄えだけは固辞したい義母と義妹にはこんな状況下でも、新鮮な野菜を食べられるのだというのは自慢できるのか惜しみなく綿のドレスを提供してくれた。
そんなある日、珍しく王宮にいる父からセレティア名指しの呼び出しがあった。
なんだろうと思いつつ、交換してきたばかりの野菜と、少しの小麦を薄く延ばしそれで包んだトルティーヤをバスケットに入れて王宮に向かった。
「お父様、お久しぶりですわ」
「あぁ…ティア。それは何だ?」
「トルティーヤを作ってきましたの。これなら執務中でも片手で食べられますでしょう?」
「うむ。助かる。この所、王宮でもまともなものは出ないからな」
父の事だから部下の方もいれば食べろというだろうと多めに作ってきたセレティアは部屋にいた兵士にもバスケットの中から1つ、2つと取り出し「よろしければどうぞ」と差し出した。
本当ならもっと肉付きの良い体をしているであろう兵士たちも痩せている者が多い。
クラウドは満足な食事は出来ているのだろうかと窓の外を見る。
「ティア‥‥こっちへ」
まだ途中だというのに、エイレル侯爵はトルティーヤを手に持ったまま神妙な顔つきをしている。
思いのほかマスタードかケチャップが多かったのだろうかとセレティアは父の元に行く。
半分を口の中に入れ、薄い紅茶で流し込むとクルリと椅子を窓の方に向けてセレティアに背を向けてしまう。
「お父様、どうしましたの?」
セレティアの声に、椅子から立ち上がり、引き出しから1枚の紙を取り出し机の上に置くとセレティアにすぃっと差し出した。
なんだろうと思いつつ、その紙を手に取りかかれている文字を読む。
3行目からはセレティアの手がブルブルと震えた。
「お‥‥父さま…これは…」
「遺体は明後日運ばれてくる」
ゴトンと手にしていたバスケットが床に落ちる。
「嘘‥‥嘘よ…お父様っ!こんなの嘘でしょう?!嘘って言って!!」
「ティア…すまない…」
机のふちを回り、父はその腕の中に娘を抱きしめた。声もなくただ涙だけが次々に流れ出る。
それはクラウドの戦死報告書だった。
その間にも戦況はますます不利になり、クラウドが出兵して3年がたつ頃、クラウドの兄ジャスティンが帰還した。
激戦地でずっと張り詰めた戦いを強いられてきたジャスティンは左腕を失くしていた。
右手も動かす事がやっとの状態だったが、それでも良いとジャスティンの婚約者は侯爵家に嫁いできた。
さらに3か月が経とうとした頃、ジャスティンの妻となった女性は妊娠をした。
喜ばしい知らせに気が早いと思いながらも赤子用のミトンを手作りしたセレティアはシーガル侯爵家を訪れた。
まだ悪阻が始まったばかりだという彼女のお腹に手を当てると、心音が聞こえた気がした。
久しぶりに笑顔になった夫人とも笑顔のひと時を過ごした。
はやくクラウドも帰らないかしらと、シーガル侯爵家からの帰り道、馬車から見える夕焼けにどのあたりにいるのだろうかと思いを馳せる。
戦地にいる兵士に手紙を送れると聞いて何度も書き直した手紙を持って騎士団の駐屯している場所に行ったが、手紙を送れるのは家族だけで、内容も検閲をされると聞いてセレティアは落ち込んだ。
手紙は読まれても構わないが、無人の教会で結婚式を挙げたとはいえ2人きり。
届けを出しているわけでもないセレティアの手紙は出す事も出来なかった。
クラウドと最後に訪れた教会はもう廃墟になっていて、物資調達の対象になったのか祭壇も、参列者の椅子も無くなっており、無法者が寝泊まりをしているのだろうか。
酒の瓶や何かを食い散らかした残骸が散らばっていた。
マリア像も無くなっており、残っているのはステンドグラスだけだった。
それもところどころ割れていて、雨風が吹き込み壁や天井も薄汚れていた。
あの日、嵌めてもらってピッタリだった指輪もこの頃は1日に2食食べられる日も月に数回となり内容もかなり粗食になったと言えば聞こえは良いが、野菜くずでも入っていればまだ良い薄味のスープに焼きたてでも固い小さなパンになっていてすっかり痩せてしまったセレティアの指からは何かの拍子に抜けてしまうようになっていた。
落とすと大変だとセレティアは数少ない宝飾品の中からチェーンを取り、今では首からネックレスのように指輪を持ち歩くようになった。
義母や義妹の散財は相変わらずだが、以前よりは化粧品や小物を売っている店そのものが少なくなり、またその品数も店頭に並べる日も少なくなった事からこの頃は食べる事について金をかけるようになった。
ただそれもぶ厚い肉などではなく、以前の焼きたてなら食べられるパンや、小さいけれどウサギ肉などの入ったスープ、薄いけれどチキンのソテーなどセレティアが4,5年前にしていた食事をする程度である。
まだ噂ではあるが、余力のある商会などの者は夜逃げ同然で隣国へ逃げているという話も聞かれるようになった。
不況で店をたたんだ者も多いので、セレティアのような者には本当はどうなのかは判らない。
ただ、日々の生活は以前にもまして苦しく、小麦などは以前の数倍を出しても買えない事になっているのは判った。
父の給金も半分ほどは支給をされなくなり、セレティアは時折母の墓に行き、家名盤の下に隠した現金を持って食材を買う事が多くなった。
インフレも始まっていて、昨日は1万ペルで買えた小麦が翌日には5万、その翌日には10万ペルでも買えない事もあり、通いのメイドと共に買えるだけを買って屋敷の厩舎の藁置場に隠した。
ドレスや宝飾品は持ち込んでも換金してくれる業者もいなくなったが、その頃にはもう質素なドレスが2着。使用人と間違われるようなワンピースとお仕着せが2着づつあるだけだった。
義母や義妹の綿のドレスを解いて、2人の下着を縫う日々も始まる。しかし素材は良いのでセレティアは通いのメイドと共に下着を多く作り、それを農家に持ち込んで野菜と交換をしてもらった。
派手なドレスやレースのついたワンピースはもう欲しがる者はいないが下着だけは違った。
週に数回、何枚かの下着を持っていけば新鮮な野菜と交換できる。少なくとも見栄えだけは固辞したい義母と義妹にはこんな状況下でも、新鮮な野菜を食べられるのだというのは自慢できるのか惜しみなく綿のドレスを提供してくれた。
そんなある日、珍しく王宮にいる父からセレティア名指しの呼び出しがあった。
なんだろうと思いつつ、交換してきたばかりの野菜と、少しの小麦を薄く延ばしそれで包んだトルティーヤをバスケットに入れて王宮に向かった。
「お父様、お久しぶりですわ」
「あぁ…ティア。それは何だ?」
「トルティーヤを作ってきましたの。これなら執務中でも片手で食べられますでしょう?」
「うむ。助かる。この所、王宮でもまともなものは出ないからな」
父の事だから部下の方もいれば食べろというだろうと多めに作ってきたセレティアは部屋にいた兵士にもバスケットの中から1つ、2つと取り出し「よろしければどうぞ」と差し出した。
本当ならもっと肉付きの良い体をしているであろう兵士たちも痩せている者が多い。
クラウドは満足な食事は出来ているのだろうかと窓の外を見る。
「ティア‥‥こっちへ」
まだ途中だというのに、エイレル侯爵はトルティーヤを手に持ったまま神妙な顔つきをしている。
思いのほかマスタードかケチャップが多かったのだろうかとセレティアは父の元に行く。
半分を口の中に入れ、薄い紅茶で流し込むとクルリと椅子を窓の方に向けてセレティアに背を向けてしまう。
「お父様、どうしましたの?」
セレティアの声に、椅子から立ち上がり、引き出しから1枚の紙を取り出し机の上に置くとセレティアにすぃっと差し出した。
なんだろうと思いつつ、その紙を手に取りかかれている文字を読む。
3行目からはセレティアの手がブルブルと震えた。
「お‥‥父さま…これは…」
「遺体は明後日運ばれてくる」
ゴトンと手にしていたバスケットが床に落ちる。
「嘘‥‥嘘よ…お父様っ!こんなの嘘でしょう?!嘘って言って!!」
「ティア…すまない…」
机のふちを回り、父はその腕の中に娘を抱きしめた。声もなくただ涙だけが次々に流れ出る。
それはクラウドの戦死報告書だった。
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