あなたは愛さなくていい

【妄想閑話】 クリック厳禁回

この話回は作者がシリアス展開に昭和枯れス〇キとなってしまい癒しを求めたノスタルジー回。

ちなみに貧乏には負けていません。慣れているだけです(*^-^*)ｖ

おそらくは全世界で４％のレィディース・ェァンド・ジェントルメェンにしか判らない内容になっております。
本編に出てくるキャラを使った「もし、昭和生まれ、昭和育ちだったら」ってだけなのです。

全く意味のない話回である上に、伏字の嵐に耐えられる方だけが進めます。

今！出来る事があります。

さぁレッツ・ブラウザバック。


いや、私は大丈夫。そう思うアナタ。
既に伏字になっている下記が検索ナシでクリア…出来るかな？

①ゴース〇バスターズのム〇グリーを知っている
②ミシ〇ランのムッシュ・ビ〇ンダムを知っている
③ランデブーした事がある。
④水曜、若しくは金曜に夕焼けの海にトランペットがなり響くオープニングを知っている
⑤クリキンと言われて栗きんとんかな？と思いつつアァ～果てしない～と歌ってしまう

これがクリア出来れば先に進んでください。
ですが、自己責任なので文句を言う先は何処にもない事をご了承ください。

大事なことなのでもう一度。

さぁレッツ・ブラウザバック。










妄想閑話：タイトル【調べ物はなんですか】


シルヴェリオはファティーナに他の女性には見向きもしない！と宣言しもう４年になる。
遂に２０歳になったのだが、毎日ファティーナの不思議な言語に検索をする日々を送っている。


２年前にファティーナが３０歳になる直前、「大台に乗っちゃう…もうドロンしたい」と呟いた時、「ドロン」の意味が解らず、検索をしてみたのだが「ド●ンジョ様」がヒットしてしまった。

「そうか…結構奇抜な服が着たいってことかな」

と、コスチュームを誕生日にプレゼントすると、恐ろしく遠い目をされた。

「いい？胸元にここまで切れ込みのある服を着て良いのは、ド●ンジョ様の他には峰不●子様と１●●●年女王のプ●メシューム様くらいよ！」

「ファティが着ても似合うと思うよ？」

「無茶言わないでよ。それってこの年でセーラー服着ろってのと同じハイレベルな要求だからね！私にこんなのを着ろってあんまりよ！機関銃打ってカ・イ・カ・ンってして欲しいの？」

「え？なんで機関銃打ったら快感なんだ？」

「知らないの？８９３の娘なんだけど、め●か組で―――」

「ごめん。ファティ…なんで８９３なのにめだ●組なんだ？」

「・・・・・ハッ！もしかしてこっちだった？今はだめぇよ我慢なさってぇ～」

両手の手の平を太ももにスリスリ上下に動かすファティーナをシルヴェリオは理解出来なかった。



そして今、２０歳の誕生日を迎えるシルヴェリオに料理が苦手なファティーナは「誕生日のケーキは買ってくる！」と言ったのだが、ここはド田舎。

生クリームのケーキを持って帰って来る途中で消費期限を過ぎてしまう。

しかし「消費期限１か月」という冷凍ケーキを見つけて手に入れたのだったが、これも店で買って持って帰る途中で溶けてしまう。なのでサビネコ配達ＯＫという店で購入し配達してもらった。

が、問題が起きた。

ケーキを前にしてごそごそとしているファティーナ。

「どうしたんだ？」
「あ、…うん。なんでもないの」
「だけど困ってるじゃないか。もしかしてケーキに蠟燭が刺さらないとか？やろうか？」

確かにファティーナはケーキがまだ溶けておらず、蝋燭を刺すのに四苦八苦していた。
なのでファティーナが手にしている「２」と「０」と蝋で型どった蝋燭を刺そうとした時だった。

「ちょーっ！！タンマ！タンマ！」
「え？」

シルヴェリオは「タンマ」の意味が解らず脳内フル回転。

――あ、そうかオタマの事か。でもなんでオタマ？――

考えてもケーキにオタマを使う意味が解らなかったが、取り敢えずキッチンに行き持ってくると何故か怪訝そうな顔をされた。

「なんでオタマが必要なの？」
「僕もよく判らないけど」
「あはは。オタマでオッタマゲ～」
「え？」
「そこは笑う所でしょ！そりゃ親父ギャグだけど！！寒いけど！」

シルヴェリオは何処に笑いのポイントがあるかも解らなかったが、「オッタマゲ」の意味も解らなかった。




しかし、相手の話す言葉が判らないのはファティーナも同じだった。

「どうしたらいいかしら」

ファティーナは自分よりも年上で週に１度薬を取りに来てくれる魔導士に相談をしようと思った。

シルヴェリオと買い物で王都に出向いたついでに魔導士協会に立ち寄った時、シルヴェリオが「ちょっと行って来る」と席を外したので「今だ！」と相談をしたのだが、魔導士もどちらかと言えばファティーナの話す言葉が判らない事がある。

てっきり書類作成の悩みだと思ったのである。

検索をすればオールオケと思った魔導士はスペシャルなお助けグッズ、パソコンを勧めた。

しかし問題があった。
パソコンは魔導士への支給品であり、しかもデスクトップパソコン。
勿論ディスプレイはブラウン管。


ハードとディスプレイが別でキーボードもマウスも専用でなければならない。
移動する時は配線を全て外す必要があり、取り付ける際はピンを折らないように専用の場所に嵌めた後、指でネジの突起ををクルクル回して固定する必要がある上に総重量は２０ｋｇほどあるし、お値段も重量級なのだ。

保存はフ●ッピーディスク。
５０枚入りで９８０ポポという特価で買っている。しかしそのうちの数枚は初期不良なので捨てになる事が織り込み済みの価格である。

上書きが怖い！という時は下部にあるポッチで切り替え可能。とても便利なのだが…。。

ワープロを「やってみたいな」と思い「文●」にするか「書●」にするか散々迷った挙句、「ル●」しか使った事のないファティーナにはパソコンはハードルが高かった。

「言語は●太郎を入れてるんだ」
「え？どこに入ってるの？」
「どこってパソコンだよ。で、表なんかを作る時のために花●も入ってる」
「女の子も？！」
「女の子って言うか…（いろいろ大丈夫か？）」

なので、もしかするとコイツが助けてくれるかも知れない！という強力な助っ人を紹介した。

「選び放題だ。気分によって相手を変えられるぞ」
「わぁ。凄ーい」

それは知る人ぞ知る【オフィスアシスタント】

「イルカはカイ●君って言うのね。猫はミ●ーちゃん。ワンコの●ッキーくんにしようかしら」

ワンコのロ●キー君にキーボードを指で１文字づつ打って問いかけるファティーナ。

「猫ミームってなに‥‥っと。リターンキー！」

ロッ●ー君は「セルの結合」と答えた。

「え？セルって何？また新しい言葉？！」

困惑するファティーナは１つの結論を出した。

「そうか！病気だってセカンドオピニオンよ。●ミーちゃんなら猫同士で知ってるかも！」

しかし、問題がまた起きた。

ロッキ●君からミミ●ちゃんへのバトンタッチの仕方が判らない。
仕方なく、「固まったりしたら再起動」と教えられていたので再起動しようと思ったが再起動の方法も判らない。

その時、魔導士に「固まるって意味、解るよな？」と言われ知らないのに「知ってるわ」と言ってしまったため、聞く事も出来なかった。

「そうよ！ロ●キー君に教えてもらおう！えぇっと…再起ド――」
「ファティ。お待たせ。あれ？エクセルするのかい？」
「エ、エクセル？！」
「うわぁ。オフィスアシスタントって邪魔だろ？」

――え？邪魔なの？なんでも教えてくれる強力な助っ人なのに？――

「画面の隅にさ～イルカとかいるか～って。アハハ。僕はいつも消してるよ」

なんとシルヴェリオは電光石火の早業でロッキ●君を画面から消してしまった。

「あぅあぅ…」
「ファティ、そこは笑う所だろ？」
「笑えないわよぉ！！どうして消しちゃうの！！」

シルヴェリオは渾身のオヤジギャクが通じない事にショックを受けたが、ファティーナも●ッキー君から交代してくれたらいいだけなのに消されてしまったことにショックを受けたのだった。

更なるショックは帰りの道中、イルカのカ●ル君達はエクセルの操作の事を教えてくれるだけと知った事だった。

Fin

お付き合い頂きありがとうございました。<(_ _)>