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第20話 嫌いじゃない。苦手なだけ
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ゴリゴリ…ゴリゴリ…。
シルヴェリオとの再会から1カ月半。
気持ちも落ちついたファティーナはいつも通りの薬作りを再開していた。
ファティーナの作る薬はファティーナの希望もあってヘゼル王国の王族や高位貴族に手には入らない。重篤な患者にだけ使用する。そういう約束がありヘゼル王国の国王は約束を守ってくれている。
今回は動揺が激しく持ち直すまでに1カ月半もかかってしまった。
念のためと報告は2、3か月おきに第1王子のサミュエルから届く。
シード家の領地の件があるので見たくなくても報告書に目は通さねばならない。最初の頃は ”ネブルグ公爵家” ”ケネル子爵家” そしてアロンツォやマリアの名前を文字で見るだけで吐いた。
体も震えが止まらなくなって寒いのに汗が噴き出る。
眩暈も激しく起き上がるどころか瞼を開けることも出来ない日もあった。
黒斑病の薬を作り終えた時が転換期だった。
あるのは報告書だけで目の前にいるわけじゃないと自分の感情を徐々にコントロールできるようになっていた。
どんどんと落ちぶれて行ったのも報告書を読んで知ってはいるが、気持ち悪さ以外の感情は浮かばなかった。
マリアが流産をした事も報告書を読んで知っている。これも最初は「可哀想だ」と思う自分に苦しむ感情に苛まれたが月日が経って来ると「気の毒に」とは思っても「可哀想」と思わなくなった。
日は薬と言うが、ゆっくりと忌まわしい文字にも免疫をつけるように落ち着いた生活を送れるようになっていた。
なのに今回は違った。
納品する分量をなんとか作る事は出来たが、感情を無理に抑え込んで自分を誤魔化した事で翌日、翌々日は起き上がる事も出来ないくらいに心が疲弊してしまった。
やっと1週間を通して作業が出来るようになったのが今週の事だった。
薬を作る事に没頭してしまい、ふと顔をあげて窓を見ればもう夕暮れだった。
「はぁ…これで15回分はあるかしらね…うぉっ!忘れてたー!!」
ガチャンと音がして「痛ったぁい!」ファティーナは向こう脛を気にしながらもキッチンに向かった。勢いよく立ち上がったことで1脚しかない椅子は後ろ向きに倒れ、椅子の足の先で向こう脛をガツン!つんのめってテーブルもガタン!乳鉢代わりの木で作ったボゥルから擦って擦って擦りまくり粉末状になった薬草がポワっと舞い上がる。
「あっちゃぁ…これ、煮込みすぎよね。今夜は焦げシチューだわ」
種火程度にはしてあったが、夕食用のシチューを竈の上部に空いた穴に鍋を置き、煮込んでいたのだが水分は完全に飛んでしまい、貴重な食材が真っ黒になって鍋の底に張り付いてしまっていた。
そこそこに周径のある木の枝で作ったオタマを使ってゴリゴリと剥がすが人参もジャガイモも中までしっかりと焦げてしまっている。
「仕方ないわ。どうせ食べるの私だからいっかぁ」
焦げた鍋の中に水を入れるとジュジュ!!ジュワァ!もくもくと色は白いが吸い込むと焦げの香り100%な煙が辺りに充満した。
「うわっぷ!!焦げ臭ーい!」
しかし焦げ臭い原因はそれだけではなかった。
「ハッ!!こっちも忘れてたー!!」
種火だからと安心は油断にしかならなかった。なみなみと張った鍋の水分が全て飛んでいるのだから、「やっちゃった?やっちゃってる?」ファティーナは恐る恐る視線を隣に這わせた。
煮物などをする竈の隣には週に一度やって来るヘゼル王国で数年前から流行っているタンドールという筒上になって上に大きな穴のある竈がある。その内側に薄く伸ばしたパン生地を貼り付けて「ナン」というパンを焼いていた。
覗き込まなくても判る。こちらはもう焦げを通りこして炭になっていたが、「まだいけるかも?」淡く薄い期待を持って鉄串で剥がそうとするとシャリシャリとパン系にはあり得ない音がするし、気泡のように細かい穴が沢山あいた「炭」がぽろぽろと下に落ちて行った。
「アニャーッ!!今日はパンなしぃ?!私ってばぁ!!あぅあぅ…」
料理は決して嫌いではない。苦手なだけだ。
但し食事は大好きで得意。
好きこそものの上手なりけりというけれど、作る事と食べることは違うと痛感する日々。
ファティーナは毎回反省の嵐に見舞われている。
こうやって大失敗をしてしまう回数もかなり減ったのに今回はパンとシチューのダブルパンチ。
いつもは片方は残るのに!!
キッチンを見渡せば焦げを削ぎ落した形跡のない鍋はない。
全ての鍋を何順したことか。焦がした事がある。
「ナンは貼り付けるだけだから簡単だけど…成功率これで15%を割り込んだわね」
タンドールを作ってもらう前、自作のパンの成功率はほぼ0%。毎週パンを届けて貰っていた。当日と2日目は噛みちぎれるが、3日目、4日目になると手で千切るのに一苦労。5日目、6日目になると人力は諦めてスープの吸水力に全てを託してきた。
なのでタンドールが出来た当初は作り方を教えてもらい、貼り付けてから焼き上がるまでガン見した事もあり、ほぼ100%でフカフカの温かいナンを食べることが出来た。
しかし、慣れはいけない。
棚から薬草を取るだけ、洗濯物を干すだけ、取り込むだけ…僅かな時間なのに半焼けだったり焼き過ぎだったりで成功率がどんどん下がって行った。
生地を炭化させて食べられなくなったのも軽く50回を超える。
「作ったのも、焦がしたのも、食べるのも私。何の問題もないわ」
ファティーナはテーブルの上に出していた薬草や乳鉢代わりの木のボゥルなど片付けてテーブルを布巾で拭くと夕食を用意した。
「さて!今日の前菜兼メイン兼デザート!ファティ特製 ”焦がし根野菜の水無しシチュー、コンガリ風味に焦げを添えて” の出来上がりっ!頂きまぁす!」
あむっ‥‥。一口食べると焦げ付いて元は人参の炭化した歯ごたえの中に焦げのジャリジャリが加わり、鼻腔に抜ける焦げの香り。飲み込む事を体が全力で拒否する味。
「こ‥‥焦げ尽くしよ!」
しかし2口目がなかなか口の中に放り込まれない。お腹は空いているけれど唇がしっかり閉じてしまいIN出来ないのだ。
――食材は無駄に出来ないわ――
意を決し2口目を口の中に放りこもうとした時、玄関の扉をノックする音が聞こえた。
シルヴェリオとの再会から1カ月半。
気持ちも落ちついたファティーナはいつも通りの薬作りを再開していた。
ファティーナの作る薬はファティーナの希望もあってヘゼル王国の王族や高位貴族に手には入らない。重篤な患者にだけ使用する。そういう約束がありヘゼル王国の国王は約束を守ってくれている。
今回は動揺が激しく持ち直すまでに1カ月半もかかってしまった。
念のためと報告は2、3か月おきに第1王子のサミュエルから届く。
シード家の領地の件があるので見たくなくても報告書に目は通さねばならない。最初の頃は ”ネブルグ公爵家” ”ケネル子爵家” そしてアロンツォやマリアの名前を文字で見るだけで吐いた。
体も震えが止まらなくなって寒いのに汗が噴き出る。
眩暈も激しく起き上がるどころか瞼を開けることも出来ない日もあった。
黒斑病の薬を作り終えた時が転換期だった。
あるのは報告書だけで目の前にいるわけじゃないと自分の感情を徐々にコントロールできるようになっていた。
どんどんと落ちぶれて行ったのも報告書を読んで知ってはいるが、気持ち悪さ以外の感情は浮かばなかった。
マリアが流産をした事も報告書を読んで知っている。これも最初は「可哀想だ」と思う自分に苦しむ感情に苛まれたが月日が経って来ると「気の毒に」とは思っても「可哀想」と思わなくなった。
日は薬と言うが、ゆっくりと忌まわしい文字にも免疫をつけるように落ち着いた生活を送れるようになっていた。
なのに今回は違った。
納品する分量をなんとか作る事は出来たが、感情を無理に抑え込んで自分を誤魔化した事で翌日、翌々日は起き上がる事も出来ないくらいに心が疲弊してしまった。
やっと1週間を通して作業が出来るようになったのが今週の事だった。
薬を作る事に没頭してしまい、ふと顔をあげて窓を見ればもう夕暮れだった。
「はぁ…これで15回分はあるかしらね…うぉっ!忘れてたー!!」
ガチャンと音がして「痛ったぁい!」ファティーナは向こう脛を気にしながらもキッチンに向かった。勢いよく立ち上がったことで1脚しかない椅子は後ろ向きに倒れ、椅子の足の先で向こう脛をガツン!つんのめってテーブルもガタン!乳鉢代わりの木で作ったボゥルから擦って擦って擦りまくり粉末状になった薬草がポワっと舞い上がる。
「あっちゃぁ…これ、煮込みすぎよね。今夜は焦げシチューだわ」
種火程度にはしてあったが、夕食用のシチューを竈の上部に空いた穴に鍋を置き、煮込んでいたのだが水分は完全に飛んでしまい、貴重な食材が真っ黒になって鍋の底に張り付いてしまっていた。
そこそこに周径のある木の枝で作ったオタマを使ってゴリゴリと剥がすが人参もジャガイモも中までしっかりと焦げてしまっている。
「仕方ないわ。どうせ食べるの私だからいっかぁ」
焦げた鍋の中に水を入れるとジュジュ!!ジュワァ!もくもくと色は白いが吸い込むと焦げの香り100%な煙が辺りに充満した。
「うわっぷ!!焦げ臭ーい!」
しかし焦げ臭い原因はそれだけではなかった。
「ハッ!!こっちも忘れてたー!!」
種火だからと安心は油断にしかならなかった。なみなみと張った鍋の水分が全て飛んでいるのだから、「やっちゃった?やっちゃってる?」ファティーナは恐る恐る視線を隣に這わせた。
煮物などをする竈の隣には週に一度やって来るヘゼル王国で数年前から流行っているタンドールという筒上になって上に大きな穴のある竈がある。その内側に薄く伸ばしたパン生地を貼り付けて「ナン」というパンを焼いていた。
覗き込まなくても判る。こちらはもう焦げを通りこして炭になっていたが、「まだいけるかも?」淡く薄い期待を持って鉄串で剥がそうとするとシャリシャリとパン系にはあり得ない音がするし、気泡のように細かい穴が沢山あいた「炭」がぽろぽろと下に落ちて行った。
「アニャーッ!!今日はパンなしぃ?!私ってばぁ!!あぅあぅ…」
料理は決して嫌いではない。苦手なだけだ。
但し食事は大好きで得意。
好きこそものの上手なりけりというけれど、作る事と食べることは違うと痛感する日々。
ファティーナは毎回反省の嵐に見舞われている。
こうやって大失敗をしてしまう回数もかなり減ったのに今回はパンとシチューのダブルパンチ。
いつもは片方は残るのに!!
キッチンを見渡せば焦げを削ぎ落した形跡のない鍋はない。
全ての鍋を何順したことか。焦がした事がある。
「ナンは貼り付けるだけだから簡単だけど…成功率これで15%を割り込んだわね」
タンドールを作ってもらう前、自作のパンの成功率はほぼ0%。毎週パンを届けて貰っていた。当日と2日目は噛みちぎれるが、3日目、4日目になると手で千切るのに一苦労。5日目、6日目になると人力は諦めてスープの吸水力に全てを託してきた。
なのでタンドールが出来た当初は作り方を教えてもらい、貼り付けてから焼き上がるまでガン見した事もあり、ほぼ100%でフカフカの温かいナンを食べることが出来た。
しかし、慣れはいけない。
棚から薬草を取るだけ、洗濯物を干すだけ、取り込むだけ…僅かな時間なのに半焼けだったり焼き過ぎだったりで成功率がどんどん下がって行った。
生地を炭化させて食べられなくなったのも軽く50回を超える。
「作ったのも、焦がしたのも、食べるのも私。何の問題もないわ」
ファティーナはテーブルの上に出していた薬草や乳鉢代わりの木のボゥルなど片付けてテーブルを布巾で拭くと夕食を用意した。
「さて!今日の前菜兼メイン兼デザート!ファティ特製 ”焦がし根野菜の水無しシチュー、コンガリ風味に焦げを添えて” の出来上がりっ!頂きまぁす!」
あむっ‥‥。一口食べると焦げ付いて元は人参の炭化した歯ごたえの中に焦げのジャリジャリが加わり、鼻腔に抜ける焦げの香り。飲み込む事を体が全力で拒否する味。
「こ‥‥焦げ尽くしよ!」
しかし2口目がなかなか口の中に放り込まれない。お腹は空いているけれど唇がしっかり閉じてしまいIN出来ないのだ。
――食材は無駄に出来ないわ――
意を決し2口目を口の中に放りこもうとした時、玄関の扉をノックする音が聞こえた。
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