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第九章 戦いの中で……
34話 研究成果
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ショウソクの準備が終わった。
それが何を表すのか何となく、さっきの研究をまとめた本を読んだおかげで理解出来る気がする。
……多分だけど、今ぼく達の目の前にいるこの人は魔術で作られた精巧な人形で、本体はもう人の形をしていないのだろう。
「……ショウソク様、準備が出来たというのはどういう事ですか?」
「なんの為に、おまえが見つけやすい場所に俺の研究結果を置いたと思っている?」
「……ですが、えっと」
「なら分かる筈だ、俺が既に何であるのか」
なるほど、予め情報を渡す事でぼく達に判断を委ねる為にカエデに読ませたのか。
「レース?何時までカエデちゃん達と話してるの?」
「あ、お姉様……」
「ん?どうしたの?……あ、ショウソクさん」
「あぁ、異世界の娘か」
どうやら一向に戻ってこないぼくの事が心配になったようで、ダートが歩いて迎えに来る。
けど……ショウソクの呼び方が変だ、異世界の娘?いったい何を言っているのだろうか。
「ダート、ショウソクと会った事があるのは聞いたけど、自分が異世界から来た事を伝えたの?」
「え、あぁ……うん、伝えというかバレてしまったというか」
「この娘は、首都の隠し部屋に迷い込んで来たからな、そこに施されている俺と外の世界の者を迷わせ招き入れる特別な結界に引っかかったから知っているというだけだ、娘こいつらは俺の秘密をある程度は知っている」
「……ある程度?」
「レース、研究日誌を暗号を使わずに書く奴がいると思うか?あれを読んだら俺が既に人の形をしていない化け物にしか見えないだろうな、栄花騎士団の副団長試しに文字の一部を3つ下にずらして読んでみろ」
ショウソクの指示にカエデが難しそうな顔をする。
そして暫く悩む仕草を繰り返した後……
「ショウソク様、ごめんなさい……私の文章を読む力は心器の能力であって、ずらして読もうとすると頭に入ってこないんです」
「……栄花騎士団の副団長はその類いまれなる頭脳で、学んだ事の無い文字であれど一瞬で読み解くと聞いてはいたが、ただの能力頼りの小娘か……なら少しだけ待って色」
壁から木の枝が伸びて来たかと思うと、一瞬でぼく達を包み込む。
そして何も見えなくなったかと思うと、天井に当たる部分から優しい暖色系の光が周囲を照らし出す。
「……外の空間と完全に遮断した、これで何を言っても外にいる娘とお前らの娘には聞こえないだろう」
「どうしてここまで?」
「娘には俺が既に人では無く、この首都そのものと身体を共有している事を知られたくないからな」
「……でも、亜神になってしまってるのなら隠しようがないのでは?」
「その為に妻をあのような形にしたのだ、この首都となっているメランティーナの身体を動かせる理由にもなるからな」
なんていうか、この人本当にめちゃくちゃだ。
「さて、余計な話はこれ位にしておこう……本題だが俺の現状はその本の逆だ、既に俺の肉体は準備を終えて完璧にメランティーナのそれへと変わっているが、身体はこの通り力を使わない限り人を維持できている」
「ならどうしてあんな風に書いたのですか?」
「……全ての真実を最初から与える必要は無いだろう、それにだ樹液を取り入れる必要はあったらそもそも魔力を取り入れる事は不可能だと気付いていると思ったのだがな、実際に俺が行っていたのは、メランティーナの樹液に俺の血液を混ぜ、俺の中にある神の残滓と、神霊となった妻の精霊術を使い薬にした物を経口摂取及び、血管、静脈に注入し足り、後はそうだなこれは異世界の娘も知らないが見せてやる」
ショウソクの身体の至る所から枝が生え始め、樹で出来た人の姿へと変わる。
そしておもむろに壁へと手を近づけると、そのまま沈んで行く。
「こうしてメランティーナの身体の一部を取り込んで、身体を替えて行ったという事だな……今迄は薬を使わなければこの姿には慣れなかったが、身体を完全に作り替える事が出来た今は問題なくこの身を変化させる事が出来るというわけだ」
「……ショウソク様、でもその姿はトレントと呼ばれるモンスターでは?」
「そうか、副団長は知らないのだな……あれは遥か昔にメランティーナが作り出した取り込んだ人間を果実にした後に種として各地にばら撒いたなれのはてだ、人間として生きた頃の意識や記憶は無いが、知能は人と変わらない……それと比べて俺は意識や記憶を持ったまま肉体を作り替えた、とはいえ知らなければ同じように見えるのは当然か」
ショウソクの姿が元のエルフへと戻ると、ぼく達を覆っていた枝が壁の中へと消えて行く。
「俺の身体については以上だ……今回はメイメイも前線に出る気らしいから、特別に力を貸してやる、俺の身体はメランティーナと完全に同化しているからな……既にこの国に生えている木々の全てが俺その物だ」
「……ならお願いがあるんだけどいいかな」
「お願い?興味があるな……レース、言ってみろ」
「戦いの方はぼく達が何とかするから、その能力でダートの事を守って貰えないかな」
「……それでメイメイの身に何かがあったらどうするつもりだ?」
……ショウソクの周囲に先端が鋭く尖った根のような物が現れると、ゆっくりとぼく達へと伸びて行く。
ここで言葉を間違えたら、殺されてしまうかもしれないと思うと背中から嫌な汗が流れるのだった。
それが何を表すのか何となく、さっきの研究をまとめた本を読んだおかげで理解出来る気がする。
……多分だけど、今ぼく達の目の前にいるこの人は魔術で作られた精巧な人形で、本体はもう人の形をしていないのだろう。
「……ショウソク様、準備が出来たというのはどういう事ですか?」
「なんの為に、おまえが見つけやすい場所に俺の研究結果を置いたと思っている?」
「……ですが、えっと」
「なら分かる筈だ、俺が既に何であるのか」
なるほど、予め情報を渡す事でぼく達に判断を委ねる為にカエデに読ませたのか。
「レース?何時までカエデちゃん達と話してるの?」
「あ、お姉様……」
「ん?どうしたの?……あ、ショウソクさん」
「あぁ、異世界の娘か」
どうやら一向に戻ってこないぼくの事が心配になったようで、ダートが歩いて迎えに来る。
けど……ショウソクの呼び方が変だ、異世界の娘?いったい何を言っているのだろうか。
「ダート、ショウソクと会った事があるのは聞いたけど、自分が異世界から来た事を伝えたの?」
「え、あぁ……うん、伝えというかバレてしまったというか」
「この娘は、首都の隠し部屋に迷い込んで来たからな、そこに施されている俺と外の世界の者を迷わせ招き入れる特別な結界に引っかかったから知っているというだけだ、娘こいつらは俺の秘密をある程度は知っている」
「……ある程度?」
「レース、研究日誌を暗号を使わずに書く奴がいると思うか?あれを読んだら俺が既に人の形をしていない化け物にしか見えないだろうな、栄花騎士団の副団長試しに文字の一部を3つ下にずらして読んでみろ」
ショウソクの指示にカエデが難しそうな顔をする。
そして暫く悩む仕草を繰り返した後……
「ショウソク様、ごめんなさい……私の文章を読む力は心器の能力であって、ずらして読もうとすると頭に入ってこないんです」
「……栄花騎士団の副団長はその類いまれなる頭脳で、学んだ事の無い文字であれど一瞬で読み解くと聞いてはいたが、ただの能力頼りの小娘か……なら少しだけ待って色」
壁から木の枝が伸びて来たかと思うと、一瞬でぼく達を包み込む。
そして何も見えなくなったかと思うと、天井に当たる部分から優しい暖色系の光が周囲を照らし出す。
「……外の空間と完全に遮断した、これで何を言っても外にいる娘とお前らの娘には聞こえないだろう」
「どうしてここまで?」
「娘には俺が既に人では無く、この首都そのものと身体を共有している事を知られたくないからな」
「……でも、亜神になってしまってるのなら隠しようがないのでは?」
「その為に妻をあのような形にしたのだ、この首都となっているメランティーナの身体を動かせる理由にもなるからな」
なんていうか、この人本当にめちゃくちゃだ。
「さて、余計な話はこれ位にしておこう……本題だが俺の現状はその本の逆だ、既に俺の肉体は準備を終えて完璧にメランティーナのそれへと変わっているが、身体はこの通り力を使わない限り人を維持できている」
「ならどうしてあんな風に書いたのですか?」
「……全ての真実を最初から与える必要は無いだろう、それにだ樹液を取り入れる必要はあったらそもそも魔力を取り入れる事は不可能だと気付いていると思ったのだがな、実際に俺が行っていたのは、メランティーナの樹液に俺の血液を混ぜ、俺の中にある神の残滓と、神霊となった妻の精霊術を使い薬にした物を経口摂取及び、血管、静脈に注入し足り、後はそうだなこれは異世界の娘も知らないが見せてやる」
ショウソクの身体の至る所から枝が生え始め、樹で出来た人の姿へと変わる。
そしておもむろに壁へと手を近づけると、そのまま沈んで行く。
「こうしてメランティーナの身体の一部を取り込んで、身体を替えて行ったという事だな……今迄は薬を使わなければこの姿には慣れなかったが、身体を完全に作り替える事が出来た今は問題なくこの身を変化させる事が出来るというわけだ」
「……ショウソク様、でもその姿はトレントと呼ばれるモンスターでは?」
「そうか、副団長は知らないのだな……あれは遥か昔にメランティーナが作り出した取り込んだ人間を果実にした後に種として各地にばら撒いたなれのはてだ、人間として生きた頃の意識や記憶は無いが、知能は人と変わらない……それと比べて俺は意識や記憶を持ったまま肉体を作り替えた、とはいえ知らなければ同じように見えるのは当然か」
ショウソクの姿が元のエルフへと戻ると、ぼく達を覆っていた枝が壁の中へと消えて行く。
「俺の身体については以上だ……今回はメイメイも前線に出る気らしいから、特別に力を貸してやる、俺の身体はメランティーナと完全に同化しているからな……既にこの国に生えている木々の全てが俺その物だ」
「……ならお願いがあるんだけどいいかな」
「お願い?興味があるな……レース、言ってみろ」
「戦いの方はぼく達が何とかするから、その能力でダートの事を守って貰えないかな」
「……それでメイメイの身に何かがあったらどうするつもりだ?」
……ショウソクの周囲に先端が鋭く尖った根のような物が現れると、ゆっくりとぼく達へと伸びて行く。
ここで言葉を間違えたら、殺されてしまうかもしれないと思うと背中から嫌な汗が流れるのだった。
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