409 / 575
第九章 戦いの中で……
29話 書庫の奥へと……
しおりを挟む
書庫の奥に向かう道中でランが、絵の描かれた本を読んでいる姿が見える。
人が沢山書かれて文字が描かれているけどあれは何だろうか……。
「ん?あれが気になるのじゃ?」
「うん、見た事無い本だなって……」
「あれはマンガというものでのぅ、遥か昔に転移して来た物が広めようとしたんじゃが……技術的な問題で廃れた本なのじゃよ」
「それがどうしてここにあるの?」
「そりゃあ、ここには全世界の情報が揃っておるからのぅ……、書庫の中央にある大きな本があるじゃろ?あれは複数の本の精霊の集合体で過去から今に至るまで誰かが作成した本を複製し続けているのじゃよ」
あの本って精霊だったのか、でも複製された物はどうなんだろう。
手に取った時は材質はぼくの知っているのと変わらなかったけど、もしあれが精霊だった場合見分けがつかない気がする。
「という事はここの本も精霊なの?」
「そうじゃな、自ら人に見える程に強力な能力を持った精霊達じゃが……何分こ奴らは自ら本になる事を望んだ物好き達じゃからなぁ、しかも内容は様々な国の国家機密まである以上こうやって書庫で管理するしかないのじゃよ」
「……という事はもしかして、ぼくが作った治癒術を纏めたノートとかもあるの?」
「それはどうじゃろうなぁ、本ではなくノートに書いた内容なのじゃろ?まぁ……こ奴らが興味を持ったら本棚の何処かにあるとは思うが、この莫大な量の中から探せと言うのは無理があると思うのじゃよ」
確かに壁一面が本棚になっているし、室内も読書スペース以外は所狭しと並んでいる。
この中で探すとなったら一体何日かかるのだろうか。
「しかも、ここには空間を司る精霊もおるからのぅ……、この近辺はジャンル別に許可された職員の手で分けられておるが、奥の方……余等が向かっている場所になると酷い事になっておるぞ?なんせ精霊達は本が完成したら適当に本棚に突っ込むからな」
「説明は良いけどよぉ、さっさと奥に行こうぜ?」
「そんなせくでないダリアよ、レースはここに来るのは初めてなのじゃよ?このような状況とはいえ観光位はさせてやりたいのじゃよ」
「……気持ちは嬉しいけど、観光よりも今は直ぐにダート達に会いたいかな」
「なんじゃつまらんのぅ、取り合えずこのまま待つ直ぐ進めば目的の場所に着くのじゃよ、そろそろ周りの風景が変わるから驚くでないぞ?」
風景が変わる?雰囲気じゃなくて……?、そう思いながら歩いていると明るい書庫の室内がいきなり薄暗くなり、本が乱雑に山積みにされた場所に変わる。
埃をかぶった本棚に、古い本独特の匂いが喉を刺激して軽く咳き込みそうになるけど……
「この古本の匂い……嫌いじゃないかも」
「そうかぁ?俺は埃まみれであんまし良い気持ちしねぇけどな……」
「書庫の奥は王族しか入れないせいで、掃除の手も届かずにこのありさまじゃからのぅ、嫌な思いをさせて申し訳ないのじゃよ」
「別に嫌な思いはしてないけど、掃除の精霊とかっていないの?」
「いたら良いのじゃけどなぁ……あ奴らに掃除という概念は無いからのぅ、まぁ例外が無くも無いのじゃが」
例外という事は何らかの方法を使う事で、掃除が出来る精霊とかが産まれたりするのだろうか。
「……例外?」
「うむ、精霊とはメイディの環境と自然に存在する魔力から産まれる事が多いのじゃが、別に条件さえ整えれば何処の国でも発生するのじゃよ、ただのぅそれ以外にも方法があってな?長く生きたエルフ族が正しく寿命を迎えた場合、体はその地に根付き大樹となり、魂は精霊へと昇華するのじゃが……この世界では数える程しか起きておらんからのぅ」
「数える程って事は……何体かいたりするの?」
「あぁ、おるぞ?おぬしも会った事ある人物で言うと【滅尽】焔の炎姫、アナイス・アナイアレイトの精霊【焔美】、こやつはとても嫉妬深い奴でのぅ……自身よりも強い精霊の存在を許せない面倒な奴じゃ、変わりにアナイスが認めた相手には自身の身体を分けて生み出した高位精霊を与えたりと面倒見が良い所もあるのぅ」
「……ガイストの使役している精霊が確かそうだった気がする」
ガイストが全身に纏っていた精霊がそうだった記憶があるけど、ストラフィリアに居た時からかなり時が経っているせいでかなりうろ覚えだ。
でも【神器開放】を行い、その身をストラフィリアの神【ディザスティア】に変えたヴォルフガング・ストラフィリアを一撃で葬り去る一撃を放った辺り、かなりの力を持っているのは分かる。
あれが分体という事は本体である精霊、確か以前ダリアから聞いた時は神霊という特別な存在……少し前に実際に森を一瞬で滅ぼした姿をこの目で見ているから理解出来るけど、ぼく達ではどうやっても勝ち目がないだろう。
「そうじゃな……、後は他には父が使役している大樹の精霊がおるが、こやつはこの首都となっている神の身体に寄生する形で産まれたからのぅ、簡易的ではあるがこの首都その物を動かす事が出来るという意味では本物の化け物じゃな」
「へぇ……」
「なんじゃ興味がなさそうじゃな、まぁ良いが……とりあえず目的の場所に着いたのじゃよ」
……メイメイが一つの本棚の前に立ち止まると、ゆっくりとした動作で床に落ちている本を拾い開いているスペースへと押し込む。
すると……ゆっくりと本棚が床へと沈んでいき、ぼく達の目の前に古びた鉄の扉が現れるのだった。
人が沢山書かれて文字が描かれているけどあれは何だろうか……。
「ん?あれが気になるのじゃ?」
「うん、見た事無い本だなって……」
「あれはマンガというものでのぅ、遥か昔に転移して来た物が広めようとしたんじゃが……技術的な問題で廃れた本なのじゃよ」
「それがどうしてここにあるの?」
「そりゃあ、ここには全世界の情報が揃っておるからのぅ……、書庫の中央にある大きな本があるじゃろ?あれは複数の本の精霊の集合体で過去から今に至るまで誰かが作成した本を複製し続けているのじゃよ」
あの本って精霊だったのか、でも複製された物はどうなんだろう。
手に取った時は材質はぼくの知っているのと変わらなかったけど、もしあれが精霊だった場合見分けがつかない気がする。
「という事はここの本も精霊なの?」
「そうじゃな、自ら人に見える程に強力な能力を持った精霊達じゃが……何分こ奴らは自ら本になる事を望んだ物好き達じゃからなぁ、しかも内容は様々な国の国家機密まである以上こうやって書庫で管理するしかないのじゃよ」
「……という事はもしかして、ぼくが作った治癒術を纏めたノートとかもあるの?」
「それはどうじゃろうなぁ、本ではなくノートに書いた内容なのじゃろ?まぁ……こ奴らが興味を持ったら本棚の何処かにあるとは思うが、この莫大な量の中から探せと言うのは無理があると思うのじゃよ」
確かに壁一面が本棚になっているし、室内も読書スペース以外は所狭しと並んでいる。
この中で探すとなったら一体何日かかるのだろうか。
「しかも、ここには空間を司る精霊もおるからのぅ……、この近辺はジャンル別に許可された職員の手で分けられておるが、奥の方……余等が向かっている場所になると酷い事になっておるぞ?なんせ精霊達は本が完成したら適当に本棚に突っ込むからな」
「説明は良いけどよぉ、さっさと奥に行こうぜ?」
「そんなせくでないダリアよ、レースはここに来るのは初めてなのじゃよ?このような状況とはいえ観光位はさせてやりたいのじゃよ」
「……気持ちは嬉しいけど、観光よりも今は直ぐにダート達に会いたいかな」
「なんじゃつまらんのぅ、取り合えずこのまま待つ直ぐ進めば目的の場所に着くのじゃよ、そろそろ周りの風景が変わるから驚くでないぞ?」
風景が変わる?雰囲気じゃなくて……?、そう思いながら歩いていると明るい書庫の室内がいきなり薄暗くなり、本が乱雑に山積みにされた場所に変わる。
埃をかぶった本棚に、古い本独特の匂いが喉を刺激して軽く咳き込みそうになるけど……
「この古本の匂い……嫌いじゃないかも」
「そうかぁ?俺は埃まみれであんまし良い気持ちしねぇけどな……」
「書庫の奥は王族しか入れないせいで、掃除の手も届かずにこのありさまじゃからのぅ、嫌な思いをさせて申し訳ないのじゃよ」
「別に嫌な思いはしてないけど、掃除の精霊とかっていないの?」
「いたら良いのじゃけどなぁ……あ奴らに掃除という概念は無いからのぅ、まぁ例外が無くも無いのじゃが」
例外という事は何らかの方法を使う事で、掃除が出来る精霊とかが産まれたりするのだろうか。
「……例外?」
「うむ、精霊とはメイディの環境と自然に存在する魔力から産まれる事が多いのじゃが、別に条件さえ整えれば何処の国でも発生するのじゃよ、ただのぅそれ以外にも方法があってな?長く生きたエルフ族が正しく寿命を迎えた場合、体はその地に根付き大樹となり、魂は精霊へと昇華するのじゃが……この世界では数える程しか起きておらんからのぅ」
「数える程って事は……何体かいたりするの?」
「あぁ、おるぞ?おぬしも会った事ある人物で言うと【滅尽】焔の炎姫、アナイス・アナイアレイトの精霊【焔美】、こやつはとても嫉妬深い奴でのぅ……自身よりも強い精霊の存在を許せない面倒な奴じゃ、変わりにアナイスが認めた相手には自身の身体を分けて生み出した高位精霊を与えたりと面倒見が良い所もあるのぅ」
「……ガイストの使役している精霊が確かそうだった気がする」
ガイストが全身に纏っていた精霊がそうだった記憶があるけど、ストラフィリアに居た時からかなり時が経っているせいでかなりうろ覚えだ。
でも【神器開放】を行い、その身をストラフィリアの神【ディザスティア】に変えたヴォルフガング・ストラフィリアを一撃で葬り去る一撃を放った辺り、かなりの力を持っているのは分かる。
あれが分体という事は本体である精霊、確か以前ダリアから聞いた時は神霊という特別な存在……少し前に実際に森を一瞬で滅ぼした姿をこの目で見ているから理解出来るけど、ぼく達ではどうやっても勝ち目がないだろう。
「そうじゃな……、後は他には父が使役している大樹の精霊がおるが、こやつはこの首都となっている神の身体に寄生する形で産まれたからのぅ、簡易的ではあるがこの首都その物を動かす事が出来るという意味では本物の化け物じゃな」
「へぇ……」
「なんじゃ興味がなさそうじゃな、まぁ良いが……とりあえず目的の場所に着いたのじゃよ」
……メイメイが一つの本棚の前に立ち止まると、ゆっくりとした動作で床に落ちている本を拾い開いているスペースへと押し込む。
すると……ゆっくりと本棚が床へと沈んでいき、ぼく達の目の前に古びた鉄の扉が現れるのだった。
1
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
勇者召喚に巻き込まれたおっさんはウォッシュの魔法(必須:ウィッシュのポーズ)しか使えません。~大川大地と女子高校生と行く気ままな放浪生活~
北きつね
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれた”おっさん”は、すぐにステータスを偽装した。
ろくでもない目的で、勇者召喚をしたのだと考えたからだ。
一緒に召喚された、女子高校生と城を抜け出して、王都を脱出する方法を考える。
ダメだ大人と、理不尽ないじめを受けていた女子高校生は、巻き込まれた勇者召喚で知り合った。二人と名字と名前を持つ猫(聖獣)とのスローライフは、いろいろな人を巻き込んでにぎやかになっていく。
おっさんは、日本に居た時と同じ仕事を行い始める。
女子高校生は、隠したスキルを使って、おっさんの仕事を手伝う(手伝っているつもり)。
注)作者が楽しむ為に書いています。
誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第直していきますが、更新はまとめて行います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる