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第八章 戦いの先にある未来
間章 ミオラームの受難 ミオラーム視点
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ほんとえらい目に会いましたわ……。
レース様が無くしてしまった腕に義肢を着ける為にメイディに赴いたのに、まさか襲撃が起きるだなんて恐ろしいとしか言いようがありませんでしたわ。
メイメイ様の気遣いで無事に首都を離れ、メセリーにあるソフィア様のお屋敷に戻って来たのは良いのですけど……
「……出来ればレース様の隣で戦ってあげたい気持ちはあるのですけど、正直私では足手まといにしかなれないのだわ」
「私のミオは強くなった、後は立ち向かう気持ち次第じゃないかしら?」
「気持ち次第って言われても戦うのって……怖い」
「この前レースに決闘を挑んだミオが言う言葉じゃない気がするけど?」
「あ、あの時はほら、マリーヴェイパーの影響を受けていただけで……今は違うって分かりますわよね!?」
隣で優しい口調で話しながらも何処か少しだけ棘のある言葉を言う彼女は、私の姉のようなものであり、尚且つとても大事な人。
そしてSランク冒険者【宵闇】フィリア・フィリス、私と共にメイディに来たのは良いのだけれど、護衛の為に魔力特性を利用して姿を消して守っていてくれたけど、正直あの時襲撃を受けて連れて行かれてしまったレース様の事も守ってくれて良かったのではないかしら?、義理とは言え弟なのだから……安全な所で女子会をしていた私よりも優先して欲しかったという気持ちがありますわね。
「……そうね、けど私のミオは何だか不満がありそうな顔してるけど、何か言いたい事があるなら言った方が良いんじゃない?」
「言ってもどうにもなりませんわよ、だってこれから覇王ミュラッカがこの屋敷に訪ねて来るのですわよ!?しかもレース様の腕が無くなった事に関して義肢を取り付ける為の施術をした私に話を聞く為に忙しい身でありながら態々……、どうしてこうなったのか分かりませんわぁ!?」
「まぁ、実の妹からしたら兄の身に起きた事が気になって心配になるのはしょうがないんじゃない?」
「その割には姉であるフィーは落ち着いているのですわね?」
「当然よ、私の弟がこの程度で死んだりするわけないって知ってるし、それに戦う力がある事を見せてくれたでしょ?、それだけで私は信頼出来る……だからレースに対して必要以上に心配する気は無い」
そうは言ってるけど、レース様が大怪我を負い左腕を無くしたと聞いた時に顔には出さなかったけど、不安げに自身の腕を後が残って痣になってしまう位に強く掴んでいたのを知っている。
私も気付かない振りをしていましたけど、出来れば不安な気持ちを必死に抑え込んで耐えようとしている姿を見るのは心苦しいものがありましたわ。
「……ん?来たみたいだから私は姿を消すね、ミオ……大丈夫だと思うけど頑張って」
「え?まってフィーっ!私まだ心の準備が出来ていませんわぁ!?」
来たみたいじゃなくて来る前に教えて欲しかったですわよ!?……まだ紅茶の用意もしておりませんし、そんな状態で招いたとなれば一国の王として恥じですわぁ!?。
と言ってもここはメセリーで、ソフィア様に保護して貰ってるのだから……もしかしたらこの屋敷?言え、確か領主の館でしたっけ?、まぁ私から見たら似たような物だからどっちでも良いけど、そこの使用人が用意をしてくれてる事を祈りますわっ!って思っていると扉がノックされて、暫くすると扉がゆっくりと開き……。
「ミオラーム様失礼致します、ストラフィリアの王であるミュラッカ様がお見えになられたので、ソフィア様の指示で先にお茶の準備をしにまいりました」
「さっすがソフィア様ですわぁ!?待っておりましたのよっ!さぁ早く準備をお願い致しますわねっ!」
「……かしこまりました」
外から複数人の使用人が入って来ると色とりどりのお菓子と紅茶のカップと、適温に調整する為の魔導具のソーサーが用意されていくけど……
「あら?どうして四つも用意するのですか?私とミュラッカ様で二つだけで充分でしょう?」
「ソフィア様から私も同席するのと、姿の見えない護衛様の分も含めて用意する様に言われましたので……」
「な、なるほど……そうなのですわねぇ」
フィーの事を気遣って貰えるのは嬉しいですけど……、ソフィア様まで来るなんて聞いておりませんわよ!?。
確かにこの国に滞在するようになってからソフィア様とは定期的にお茶会をしておりましたけど、こうしたちゃんとした場でやり取りするのは初めてですわ。
「では準備が出来ましたので私を残して他の者には戻って頂きます」
「えぇ、ありがとうございます」
「そんな……賢王様からお礼の言葉を頂ける何て恐縮してしまいます……、では私はミュラッカ様達を呼んで来ますね」
使用人の方達が居なくなった後、暫くして残った整えたお髭がとても印象的な老齢の使用人が部屋から居なくなる。
そしてミュラッカ様達が来るまでの間、どうしよう何を話そうと悩んでいると再び部屋の扉がノックされて――
「ミオラーム様、ソフィア様とミュラッカ様をお連れ致しました」
「ミオちゃん、お邪魔するわよ?」
「あ、はい、ソフィア様、本日は宜しくお願い致しますわっ!」
「ふふ、こちらこそ宜しくね?……そしてこちらの方が」
「お久しぶりです、マーシェンスの賢王ミオラーム・マーシェンス様、以前私が即位した際に五大国会議で挨拶をさせて頂いた、ストラフィリアの覇王ミュラッカ・ストラフィリアです……、覚えていらっしゃいますか?」
覚えてはいるけど、あの時はマリーヴェイパーの影響を受けていたせいでとても失礼な事を言ってしまった気がする。
何だっけ、こんな若い小娘が新たな覇王だなんて大丈夫なんですの?とか言ってしまったような気がするけど、あの中で一番若い私が言っていたせいでどう見ても、言葉が自分に返ってしまっていて思い出すと凄い恥ずかしいですわね。
取り合えず二人がソファの近くに来るのを立ち上がって待ちながら、この国の王族に対する礼儀であるらしい姿勢を取ってから皆で座り――
「勿論覚えておりますわ?……ですが、あの時はとても失礼な事をしてしまい申し訳ございませんでしたわ」
「いえ、気になさらないでください……、当時の事情に関しては先程ソフィア様からお聞きしましたのでもう私は気にしてません、むしろ幼い身でありながら神をその身に宿し今は制御出来ている事に関し関心しております」
「そんな……、関心だなんて勿体私には無い言葉ですわ、だってフィーとレース様達がいなかったら無理でしたもの」
「そうなんですよ?レースさん達が結構頑張ってくれたおかげで、ミオちゃんが殺されないで済んだりとか色々とあったんですよっ!まぁ……それに関しては紅茶を飲みながら話すとしてミュラッカ様は現在お忙しい身で尚且つ、お腹にお子さんがいる身であるのにメセリーに来て良かったので?」
「……本当は良くないのですけど、お兄様の腕が無くなったという話やソフィア様から二人が指輪をつけて夫婦になったと聞いたら、大事な時期とは言え出向かざるおえませんからね、とはいえたまには外に出ないと気が滅入るので良い気晴らしです、それにこの国は本国と比べたら暖かいので気が休まりますし」
……確かに万年雪に覆われているストラフィリアと比べたら、暑いマーシェンス以外は暖かくて気が休まりそうですわね。
そう思いながらレース様の腕について行った施術とそれが上手く行った事、そして二人がメセリーに戻って来たら一度ストラフィリアに行き、正式にダート様が王族に入る為の婚姻の儀を行なう等の話が纏まった。
その後使用人が淹れてくれた紅茶を皆で飲んで、お菓子を食べながら雑談をしながら『そう言えばミュラッカ様、レース様とダート様の間に子供が出来ましたのよ?しかも元気な男の子らしいですわ』と言葉にすると……、ミュラッカ様が唐突に立ち上がると『それって本当ですか!?』と私へと詰め寄って来るのだった。
レース様が無くしてしまった腕に義肢を着ける為にメイディに赴いたのに、まさか襲撃が起きるだなんて恐ろしいとしか言いようがありませんでしたわ。
メイメイ様の気遣いで無事に首都を離れ、メセリーにあるソフィア様のお屋敷に戻って来たのは良いのですけど……
「……出来ればレース様の隣で戦ってあげたい気持ちはあるのですけど、正直私では足手まといにしかなれないのだわ」
「私のミオは強くなった、後は立ち向かう気持ち次第じゃないかしら?」
「気持ち次第って言われても戦うのって……怖い」
「この前レースに決闘を挑んだミオが言う言葉じゃない気がするけど?」
「あ、あの時はほら、マリーヴェイパーの影響を受けていただけで……今は違うって分かりますわよね!?」
隣で優しい口調で話しながらも何処か少しだけ棘のある言葉を言う彼女は、私の姉のようなものであり、尚且つとても大事な人。
そしてSランク冒険者【宵闇】フィリア・フィリス、私と共にメイディに来たのは良いのだけれど、護衛の為に魔力特性を利用して姿を消して守っていてくれたけど、正直あの時襲撃を受けて連れて行かれてしまったレース様の事も守ってくれて良かったのではないかしら?、義理とは言え弟なのだから……安全な所で女子会をしていた私よりも優先して欲しかったという気持ちがありますわね。
「……そうね、けど私のミオは何だか不満がありそうな顔してるけど、何か言いたい事があるなら言った方が良いんじゃない?」
「言ってもどうにもなりませんわよ、だってこれから覇王ミュラッカがこの屋敷に訪ねて来るのですわよ!?しかもレース様の腕が無くなった事に関して義肢を取り付ける為の施術をした私に話を聞く為に忙しい身でありながら態々……、どうしてこうなったのか分かりませんわぁ!?」
「まぁ、実の妹からしたら兄の身に起きた事が気になって心配になるのはしょうがないんじゃない?」
「その割には姉であるフィーは落ち着いているのですわね?」
「当然よ、私の弟がこの程度で死んだりするわけないって知ってるし、それに戦う力がある事を見せてくれたでしょ?、それだけで私は信頼出来る……だからレースに対して必要以上に心配する気は無い」
そうは言ってるけど、レース様が大怪我を負い左腕を無くしたと聞いた時に顔には出さなかったけど、不安げに自身の腕を後が残って痣になってしまう位に強く掴んでいたのを知っている。
私も気付かない振りをしていましたけど、出来れば不安な気持ちを必死に抑え込んで耐えようとしている姿を見るのは心苦しいものがありましたわ。
「……ん?来たみたいだから私は姿を消すね、ミオ……大丈夫だと思うけど頑張って」
「え?まってフィーっ!私まだ心の準備が出来ていませんわぁ!?」
来たみたいじゃなくて来る前に教えて欲しかったですわよ!?……まだ紅茶の用意もしておりませんし、そんな状態で招いたとなれば一国の王として恥じですわぁ!?。
と言ってもここはメセリーで、ソフィア様に保護して貰ってるのだから……もしかしたらこの屋敷?言え、確か領主の館でしたっけ?、まぁ私から見たら似たような物だからどっちでも良いけど、そこの使用人が用意をしてくれてる事を祈りますわっ!って思っていると扉がノックされて、暫くすると扉がゆっくりと開き……。
「ミオラーム様失礼致します、ストラフィリアの王であるミュラッカ様がお見えになられたので、ソフィア様の指示で先にお茶の準備をしにまいりました」
「さっすがソフィア様ですわぁ!?待っておりましたのよっ!さぁ早く準備をお願い致しますわねっ!」
「……かしこまりました」
外から複数人の使用人が入って来ると色とりどりのお菓子と紅茶のカップと、適温に調整する為の魔導具のソーサーが用意されていくけど……
「あら?どうして四つも用意するのですか?私とミュラッカ様で二つだけで充分でしょう?」
「ソフィア様から私も同席するのと、姿の見えない護衛様の分も含めて用意する様に言われましたので……」
「な、なるほど……そうなのですわねぇ」
フィーの事を気遣って貰えるのは嬉しいですけど……、ソフィア様まで来るなんて聞いておりませんわよ!?。
確かにこの国に滞在するようになってからソフィア様とは定期的にお茶会をしておりましたけど、こうしたちゃんとした場でやり取りするのは初めてですわ。
「では準備が出来ましたので私を残して他の者には戻って頂きます」
「えぇ、ありがとうございます」
「そんな……賢王様からお礼の言葉を頂ける何て恐縮してしまいます……、では私はミュラッカ様達を呼んで来ますね」
使用人の方達が居なくなった後、暫くして残った整えたお髭がとても印象的な老齢の使用人が部屋から居なくなる。
そしてミュラッカ様達が来るまでの間、どうしよう何を話そうと悩んでいると再び部屋の扉がノックされて――
「ミオラーム様、ソフィア様とミュラッカ様をお連れ致しました」
「ミオちゃん、お邪魔するわよ?」
「あ、はい、ソフィア様、本日は宜しくお願い致しますわっ!」
「ふふ、こちらこそ宜しくね?……そしてこちらの方が」
「お久しぶりです、マーシェンスの賢王ミオラーム・マーシェンス様、以前私が即位した際に五大国会議で挨拶をさせて頂いた、ストラフィリアの覇王ミュラッカ・ストラフィリアです……、覚えていらっしゃいますか?」
覚えてはいるけど、あの時はマリーヴェイパーの影響を受けていたせいでとても失礼な事を言ってしまった気がする。
何だっけ、こんな若い小娘が新たな覇王だなんて大丈夫なんですの?とか言ってしまったような気がするけど、あの中で一番若い私が言っていたせいでどう見ても、言葉が自分に返ってしまっていて思い出すと凄い恥ずかしいですわね。
取り合えず二人がソファの近くに来るのを立ち上がって待ちながら、この国の王族に対する礼儀であるらしい姿勢を取ってから皆で座り――
「勿論覚えておりますわ?……ですが、あの時はとても失礼な事をしてしまい申し訳ございませんでしたわ」
「いえ、気になさらないでください……、当時の事情に関しては先程ソフィア様からお聞きしましたのでもう私は気にしてません、むしろ幼い身でありながら神をその身に宿し今は制御出来ている事に関し関心しております」
「そんな……、関心だなんて勿体私には無い言葉ですわ、だってフィーとレース様達がいなかったら無理でしたもの」
「そうなんですよ?レースさん達が結構頑張ってくれたおかげで、ミオちゃんが殺されないで済んだりとか色々とあったんですよっ!まぁ……それに関しては紅茶を飲みながら話すとしてミュラッカ様は現在お忙しい身で尚且つ、お腹にお子さんがいる身であるのにメセリーに来て良かったので?」
「……本当は良くないのですけど、お兄様の腕が無くなったという話やソフィア様から二人が指輪をつけて夫婦になったと聞いたら、大事な時期とは言え出向かざるおえませんからね、とはいえたまには外に出ないと気が滅入るので良い気晴らしです、それにこの国は本国と比べたら暖かいので気が休まりますし」
……確かに万年雪に覆われているストラフィリアと比べたら、暑いマーシェンス以外は暖かくて気が休まりそうですわね。
そう思いながらレース様の腕について行った施術とそれが上手く行った事、そして二人がメセリーに戻って来たら一度ストラフィリアに行き、正式にダート様が王族に入る為の婚姻の儀を行なう等の話が纏まった。
その後使用人が淹れてくれた紅茶を皆で飲んで、お菓子を食べながら雑談をしながら『そう言えばミュラッカ様、レース様とダート様の間に子供が出来ましたのよ?しかも元気な男の子らしいですわ』と言葉にすると……、ミュラッカ様が唐突に立ち上がると『それって本当ですか!?』と私へと詰め寄って来るのだった。
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