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第八章 戦いの先にある未来
50話 新たな切り札
しおりを挟む「週に一度は清掃日っ~。蛇さん、みんな、仲良しっにっこにこっー。
割引券でおっかいものー」
昨晩シェリアクの演奏が聞けずにいたユーノは、村の子供たちから曲を教えてもらい、
出立前の自由時間、一緒に歌って遊んでいた。
えらく気に入ったようで独特のゆるい内容を延々と口ずさんでいる。
「ユーノくん。それさぁ、やめてくれる?」
「ご、ごめんなさい…つい、口に出ちゃって…」
団員たちも、俺と同じように頭の中で突発的に音が浮かぶ状況に陥り
目が冴えて寝付けなかったと、朝から愚痴られた。
シェリアクの演奏は娯楽に飢えた者にとって良くも悪くも影響を及ぼすようだ。
セイリオスと団長だけが涼しい顔を浮かべ、レウスは目の下にクマを作っている。
レウスとはあの日から、一層、話すことすらままならなくなってしまった。
どのような時でも暴力だけは振るわなかった彼が
よりによって非力なユーノを手にかけようとした暴挙の真意は未だ分からない。
「むかし言ってたじゃん。『シェリの作るモノ、ずっと聴いてたい』ってっ」
「ノラ…お前のせいか」
「今回はオレのせいじゃないんですけど!あーもうっ…やっと、頭から消えかけたのに」
「改めて聴く?新しい発見があるかもよっ」
注意すべきであろう私語も、音を追い出すために聞いていたがその思いも虚しく、例の曲が流れてしまう。
「忘れたいって、言ったはずなんだけどさぁ。マジなんなの?」
ノーラが心底嫌気がさした口調で吐き捨てる。
「さっき、僕が聴きたい、っていっちゃった、から……う…ぐ…ごめんなさい……」
「中毒じゃん……。ああーもう、すぐ泣かないでよー。足元見て歩かないと危ないんだから」
次の村につづく川は、人がやっと通れる細い橋しかかかっておらず、悪路が続く。
落馬の危険性を考慮して馬はネアの村に譲渡してきた。
不眠気味だろうと隊列を崩すことなく、歩みを進める。
他の団員を挟んでいるにも関わらず、後方で声を顰めての会話が聞こえた。
力の暴発が起きてから、今まで集中しなければ行使できなかった能力が、
軽く意識するだけで使えてしまう。
聞く分には暴走しないようだが、バレたらますます気味悪がられること請け合いだ。
特に言い争う様子もなく、切り上げようとした時、団員達とは別の足音が聞こえた。
草木に隠れて、一定の距離を保ちながら、騎士団の跡をつけている。
周囲を伺うため団長に力の使用許可を得る前に、団長は団員たちに警戒の指示を出す。
「副団長殿。確認を頼む」
「はい…」
力を使ってやっと認知できた音。
経験豊富だからこそ、気配だけで察知したのだろうか。
間合いを詰められぬよう、進み続ける。
視線を戻すと、レウスがこちらを虚な目で一瞥した。
彼は眼の力を行使する際、近くにいると欠かさずと言って良いほど、
アホ面と嬉しそうに罵ってくるのに、やはり様子がおかしい。
ソレはこちらが見ている事に気づいているのか、視界に入りそうになると避け、
あえて影だけは捉えさせるような奇妙な動きを見せる。今聞こえる足音は一体のみ。
団長に伝えると前方を向いたまま、納得したように頷いた。
「妙だが……わざわざ、こちらから打って出る必要はない」
警戒を続けたまま先へと進むが、無情にも日は落ちていく。
暗闇に囲まれる前に森林の中で野営の準備を始めると気配はすっかりと消えた。
川を越えても一定の距離を保ちながらついてきたのに、不気味だ。
セイリオスと共に水を汲みに行くと、こちらの気持ちを察したように
密やかな声量で、話しかけてきた。
「同じことを繰り返したくないのでしょう。想定外は良い流れです」
「正直、少しくらいは想定通りに運んで欲しいよ。
前回……という言い方はおかしいんだろうけど、
少しでも反映できれば団員達を疲弊させずに済むのに…」
セイリオスは水面を眺めながら柔和な笑みを浮かべている。
以前なら、どこか癒されもしたが…嫌な予感がする。
「想定通りでしたらこの後、私の水浴びを覗くわけですが。いかがいたします?」
「いかがもなにも、ない!というか、なんでこんな所で夜中に水浴びしてたんだよ…」
「さぁ?私の経験ではありませんので、分かりかねます。
私は、あなたを通して観たに過ぎない」
「あ……そう、か」
同じ時間を過ごしていないのか。
もし記憶があるなら。
自らを死に追いやった団員達に対して、あんなに興味なさそうに振る舞えるだろうか。
当然のように世話を焼けるだろうか。
ただ観た、それだけ。
殺されてしまった経験も、暗い遠征の記憶も、セイリオスには無い。
そんなものは無い方が良い。なのに、この寂寥感はなんだ。
「もう。副団長、虚しくなっている場合じゃないですよ?
あなたを、通して、観た。と言っているんです」
彼の説明はいつも回りくどい。
初めから答えを出さず一旦こちらに考えるよう問いかけてくる。
澄んだ泉に水筒を沈め、ぽこんと浮いてきた空気を見ながら、とりあえず考えてみる。
だが、彼が何を言いたいのか、結局わからなかった。
「会議中、木に止まった鳥を数えるなんて、意外にも不真面目。驚きました。
暇さえあれば犬や猫を探して。動物、お好きなのですね」
「あれは……自主……訓練?ほら、気配に敏感で意外と捉えられないっていうか」
視界を共有してしまった事の重大さを、言われてから段々と気がついていく。
俺が見たものを、彼は観ている。無意識に見てるモノもそうでないモノも。
泉に沈めた手だけを残して、全身が熱くなる。
「まって、え、どこまで……というか何を観た!?」
「お静かに。怪しまれてしまいます。
騎士団を軸に観察したので、たいした私事に触れていません。
残念ながら私は、副団長ほど覗き趣味に熱量を持っていないのです」
「そんな趣味、俺だってない!」
おや?そうですか。と首をわざとらしく傾げると、頭巾がするりと脱げ、
艶やかな黒毛が覗く。
いつのまにか犬のような顔立ちに変わっていた。
「動物の尻ばかり追いかけてる、あなたなら。昼間の影が何か、何者か……わかるはずですよ」
導師様も、南の領土にいた先生方も一瞬のうちに姿を変えていた。
何度見ても、どうしようもなくワクワクしてしまう。
世界は広いなぁ。としみじみ感じさせられる。
「副団長。人に興味をもちなさい」
「言われなくとも、人に興味はちゃんと持ってます」
まるで動物をそういう目で見ている奴のような言われ方をして、
感情的な物言いをしてしまった。
隣で水を汲みながら、フワフワと足元で尻尾を揺らされ、
そちらに視線がいってしまうと水筒を危うく落としかけた。
「ふふ。言ってる側から」
「そういうの、やめろよ。セイリオスは人だろ。人種はそりゃ、違うかもしれないけどさ」
尻尾の動きがピタリと止まる。水筒は満杯になったのに、沈めたままだ。
どうしたのだろうか。覗き込むと、目を見開き、驚愕の表情で固まっていた。
微笑むような表情しか見たことがなかったせいか、こちらも驚いてしまう。
もしかして、団員が近くにいるのか?
セイリオスは何故か犬っぽい姿を見せたがらないから、それで驚いたのかもしれない。
明かりを点さなくとも、まだ周囲をうかがえる程度の、ほの暗い森。
見渡すが、とくに何者も居なかった。
「それ、一杯になってるんじゃないか」
話しかけると三角の大きな耳が僅かに動き、いつも通りの笑みを浮かべていた。
「おや。長いことしゃがんでいると、ぼうっとしてしまいますね」
水筒の蓋を閉めると、立ち上がり体を伸ばしながら、独り言のように溢す。
「あなたを通して観たと言いましたけど。
あなたは、私を見てはくれませんでしたね。……スバル」
「は、」
「そちらの分は任せましたよ。食事の準備がありますので。
失礼します。副団長」
手早く水筒を鞄につめ両肩にかけ、セイリオスは振り向くことなく、さっさと立ち去っていった。
後ろ姿には、先ほどまであった尻尾はもう無い。
久々に名前を呼ばれて、呼吸が上手くできないくらい、酷く動揺している。
いつからセイリオスに名前を呼ばれていたんだろうか。
遠征が始まって少し経った時だろうか。当たり前になりすぎて、気にする事もなかった。
聞けなくなった日は、覚えているけれど。
彼とはよく会話してたし、最後の最期まで、顔を合わせていた。
見ていない、なんてことはないのに。
言葉を残してそのまま居なくなる癖は、相変わらずだ。
水で満した水筒を鞄に入れ、少し時間をあけてから野営地へと戻る。
割引券でおっかいものー」
昨晩シェリアクの演奏が聞けずにいたユーノは、村の子供たちから曲を教えてもらい、
出立前の自由時間、一緒に歌って遊んでいた。
えらく気に入ったようで独特のゆるい内容を延々と口ずさんでいる。
「ユーノくん。それさぁ、やめてくれる?」
「ご、ごめんなさい…つい、口に出ちゃって…」
団員たちも、俺と同じように頭の中で突発的に音が浮かぶ状況に陥り
目が冴えて寝付けなかったと、朝から愚痴られた。
シェリアクの演奏は娯楽に飢えた者にとって良くも悪くも影響を及ぼすようだ。
セイリオスと団長だけが涼しい顔を浮かべ、レウスは目の下にクマを作っている。
レウスとはあの日から、一層、話すことすらままならなくなってしまった。
どのような時でも暴力だけは振るわなかった彼が
よりによって非力なユーノを手にかけようとした暴挙の真意は未だ分からない。
「むかし言ってたじゃん。『シェリの作るモノ、ずっと聴いてたい』ってっ」
「ノラ…お前のせいか」
「今回はオレのせいじゃないんですけど!あーもうっ…やっと、頭から消えかけたのに」
「改めて聴く?新しい発見があるかもよっ」
注意すべきであろう私語も、音を追い出すために聞いていたがその思いも虚しく、例の曲が流れてしまう。
「忘れたいって、言ったはずなんだけどさぁ。マジなんなの?」
ノーラが心底嫌気がさした口調で吐き捨てる。
「さっき、僕が聴きたい、っていっちゃった、から……う…ぐ…ごめんなさい……」
「中毒じゃん……。ああーもう、すぐ泣かないでよー。足元見て歩かないと危ないんだから」
次の村につづく川は、人がやっと通れる細い橋しかかかっておらず、悪路が続く。
落馬の危険性を考慮して馬はネアの村に譲渡してきた。
不眠気味だろうと隊列を崩すことなく、歩みを進める。
他の団員を挟んでいるにも関わらず、後方で声を顰めての会話が聞こえた。
力の暴発が起きてから、今まで集中しなければ行使できなかった能力が、
軽く意識するだけで使えてしまう。
聞く分には暴走しないようだが、バレたらますます気味悪がられること請け合いだ。
特に言い争う様子もなく、切り上げようとした時、団員達とは別の足音が聞こえた。
草木に隠れて、一定の距離を保ちながら、騎士団の跡をつけている。
周囲を伺うため団長に力の使用許可を得る前に、団長は団員たちに警戒の指示を出す。
「副団長殿。確認を頼む」
「はい…」
力を使ってやっと認知できた音。
経験豊富だからこそ、気配だけで察知したのだろうか。
間合いを詰められぬよう、進み続ける。
視線を戻すと、レウスがこちらを虚な目で一瞥した。
彼は眼の力を行使する際、近くにいると欠かさずと言って良いほど、
アホ面と嬉しそうに罵ってくるのに、やはり様子がおかしい。
ソレはこちらが見ている事に気づいているのか、視界に入りそうになると避け、
あえて影だけは捉えさせるような奇妙な動きを見せる。今聞こえる足音は一体のみ。
団長に伝えると前方を向いたまま、納得したように頷いた。
「妙だが……わざわざ、こちらから打って出る必要はない」
警戒を続けたまま先へと進むが、無情にも日は落ちていく。
暗闇に囲まれる前に森林の中で野営の準備を始めると気配はすっかりと消えた。
川を越えても一定の距離を保ちながらついてきたのに、不気味だ。
セイリオスと共に水を汲みに行くと、こちらの気持ちを察したように
密やかな声量で、話しかけてきた。
「同じことを繰り返したくないのでしょう。想定外は良い流れです」
「正直、少しくらいは想定通りに運んで欲しいよ。
前回……という言い方はおかしいんだろうけど、
少しでも反映できれば団員達を疲弊させずに済むのに…」
セイリオスは水面を眺めながら柔和な笑みを浮かべている。
以前なら、どこか癒されもしたが…嫌な予感がする。
「想定通りでしたらこの後、私の水浴びを覗くわけですが。いかがいたします?」
「いかがもなにも、ない!というか、なんでこんな所で夜中に水浴びしてたんだよ…」
「さぁ?私の経験ではありませんので、分かりかねます。
私は、あなたを通して観たに過ぎない」
「あ……そう、か」
同じ時間を過ごしていないのか。
もし記憶があるなら。
自らを死に追いやった団員達に対して、あんなに興味なさそうに振る舞えるだろうか。
当然のように世話を焼けるだろうか。
ただ観た、それだけ。
殺されてしまった経験も、暗い遠征の記憶も、セイリオスには無い。
そんなものは無い方が良い。なのに、この寂寥感はなんだ。
「もう。副団長、虚しくなっている場合じゃないですよ?
あなたを、通して、観た。と言っているんです」
彼の説明はいつも回りくどい。
初めから答えを出さず一旦こちらに考えるよう問いかけてくる。
澄んだ泉に水筒を沈め、ぽこんと浮いてきた空気を見ながら、とりあえず考えてみる。
だが、彼が何を言いたいのか、結局わからなかった。
「会議中、木に止まった鳥を数えるなんて、意外にも不真面目。驚きました。
暇さえあれば犬や猫を探して。動物、お好きなのですね」
「あれは……自主……訓練?ほら、気配に敏感で意外と捉えられないっていうか」
視界を共有してしまった事の重大さを、言われてから段々と気がついていく。
俺が見たものを、彼は観ている。無意識に見てるモノもそうでないモノも。
泉に沈めた手だけを残して、全身が熱くなる。
「まって、え、どこまで……というか何を観た!?」
「お静かに。怪しまれてしまいます。
騎士団を軸に観察したので、たいした私事に触れていません。
残念ながら私は、副団長ほど覗き趣味に熱量を持っていないのです」
「そんな趣味、俺だってない!」
おや?そうですか。と首をわざとらしく傾げると、頭巾がするりと脱げ、
艶やかな黒毛が覗く。
いつのまにか犬のような顔立ちに変わっていた。
「動物の尻ばかり追いかけてる、あなたなら。昼間の影が何か、何者か……わかるはずですよ」
導師様も、南の領土にいた先生方も一瞬のうちに姿を変えていた。
何度見ても、どうしようもなくワクワクしてしまう。
世界は広いなぁ。としみじみ感じさせられる。
「副団長。人に興味をもちなさい」
「言われなくとも、人に興味はちゃんと持ってます」
まるで動物をそういう目で見ている奴のような言われ方をして、
感情的な物言いをしてしまった。
隣で水を汲みながら、フワフワと足元で尻尾を揺らされ、
そちらに視線がいってしまうと水筒を危うく落としかけた。
「ふふ。言ってる側から」
「そういうの、やめろよ。セイリオスは人だろ。人種はそりゃ、違うかもしれないけどさ」
尻尾の動きがピタリと止まる。水筒は満杯になったのに、沈めたままだ。
どうしたのだろうか。覗き込むと、目を見開き、驚愕の表情で固まっていた。
微笑むような表情しか見たことがなかったせいか、こちらも驚いてしまう。
もしかして、団員が近くにいるのか?
セイリオスは何故か犬っぽい姿を見せたがらないから、それで驚いたのかもしれない。
明かりを点さなくとも、まだ周囲をうかがえる程度の、ほの暗い森。
見渡すが、とくに何者も居なかった。
「それ、一杯になってるんじゃないか」
話しかけると三角の大きな耳が僅かに動き、いつも通りの笑みを浮かべていた。
「おや。長いことしゃがんでいると、ぼうっとしてしまいますね」
水筒の蓋を閉めると、立ち上がり体を伸ばしながら、独り言のように溢す。
「あなたを通して観たと言いましたけど。
あなたは、私を見てはくれませんでしたね。……スバル」
「は、」
「そちらの分は任せましたよ。食事の準備がありますので。
失礼します。副団長」
手早く水筒を鞄につめ両肩にかけ、セイリオスは振り向くことなく、さっさと立ち去っていった。
後ろ姿には、先ほどまであった尻尾はもう無い。
久々に名前を呼ばれて、呼吸が上手くできないくらい、酷く動揺している。
いつからセイリオスに名前を呼ばれていたんだろうか。
遠征が始まって少し経った時だろうか。当たり前になりすぎて、気にする事もなかった。
聞けなくなった日は、覚えているけれど。
彼とはよく会話してたし、最後の最期まで、顔を合わせていた。
見ていない、なんてことはないのに。
言葉を残してそのまま居なくなる癖は、相変わらずだ。
水で満した水筒を鞄に入れ、少し時間をあけてから野営地へと戻る。
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