351 / 580
第八章 戦いの先にある未来
45話 疑心暗鬼になる思考
しおりを挟む
とりあえず現状出来る話し合いとしたら後は攻め込まれた時にどうするかだけど、この国の王族を抜きにして話を進めてしまってもいいのだろうか。
外部の人間が関わるべき問題ではないと思うけど、これってぼくの立場を考えると育ちはメセリーだけど、出生はストラフィリアでしかも王族だ。
この場合外交問題になる可能性もあるし、もしかしたらそれ以上の事になってしまうかもしれない、そうなってしまった場合王位を継いで新たな王となったミュラッカの負担になってしまうだろう。
特に彼女の場合、最近子供が出来たという事はこれから先……そう安定期に入るまでの間体調を崩したりもするだろうから、兄としてはあんまり負担をかけさせたくない。
……そういう意味ではダートもそうなるだろうけど彼女は大丈夫なのだろうか、今はまだ問題無さそうだけど日数が経過して、お腹の子が育って大きくなって来た時に今回とは別の協力要請が届いてしまったら断る事が出来るのか……、そう思うと不安でしかないし……もし断れなかった場合、ぼくは多分栄花騎士団を敵に回してでも彼女を守ろうとする筈。
「貴様が考えている事は顔に恐ろしい程出ているから何となく分かるが、そんな事にはならないから安心しろ」
「……アキラさん?」
「どうせダートとお腹の子を見ながらどう守ればいいかとか考えていたのだろう、少なからず私とカエデがいる間は無理な事をさせる気は無いから安心しろ」
「でも……今回とは別に協力要請が来たらどうすればいいのか不安でさ」
「確かにそれに関して現状、来てしまったら断れないのも事実ですからね……」
栄花騎士団の団長がどんな人物であれ、今迄の行動や最高幹部の人達からの評価……、そしてメイメイの感じた印象を踏まえると、こちらの状況を気にかけてくれる事は無いだろう。
むしろ必要とあれば世界の為に犠牲にされる可能性がある、それに良く考えてみるとぼくから見てもおかしい気がする点が多い、どうして指名手配されている人物の居場所がある程度分かっているのに行動が後手なのか。
ストラフィリアの時もそうだ……、実際に行動を起こし始めてから最高幹部を派遣していたりするのもそうだけど、グロウフェレスと相性が良いヴァンパイアのシン、そしてマスカレイドの天敵とも言える能力を持つドワーフのトキ等、二人が不利になる人物を何故適切に配置する事が出来るたのか、それならガイストと相性が良い人物をもう一人配置する事で……短い間であったけどぼくとの距離感に悩みながらも、不器用に父親になろうと努力をしようとしてくれた前覇王ヴォルフガングが死ぬ事は無かった気がする。
「レース?凄い怖い顔してるけどどうしたの……?」
それに……トレーディアスの時もそうだろう、マスカレイドの元から逃げたスイに対して有利に戦える猫の獣人族のソラ、そしてカエデと友人関係に見える彼の妹のラン。
ソラの能力を使って毒を防ぐ事が出来たという事は、そのままスイを無力化して討伐する事も可能だった筈、それにカエデから聞いたランの能力を考えると、限界へと至っているらしいから……過剰な戦力がそこにあった可能性がある、でもこれに関してはカエデの事を考えて予め派遣していたと思えばまだ納得が行く。
「ちょっと……ね」
それなら最初のルードと戦った時の事はどうだろう。
ケイは当時最高幹部になったばかりで経験が浅かったらしいけど、アキはどう見ても実力を隠していた気がする。
ケイの戦闘能力は正直言って心器を顕現させていない時は、今のぼくと然程変わらないけど……アキの場合、うろ覚えだかど水で作った矢を射るだけで心器特有の能力を一つも使っていなかった筈だ。
それに関しては彼女なりの考えがあったから疑い過ぎるのは良くないけど、接触して来た時の事を考えると肉体強化から魔術、更には治癒術まで高いレベルで使う事が出来る栄花騎士団の最高幹部が何故ぼく達に接触する必要があったのだろうか、ダメだ当時はそこまで人に興味を持てなかったからうろ覚え過ぎて全てが疑わしく思えてしまうのは良くない。
こういう時はちゃんと言葉にして聞いた方が良いな……
「ねぇカエデ……、ちょっと栄花騎士団に対して考えたって言うか思う事があるから聞いてもいいいかな」
「え?あ、はい?別にいいですけどどうしたんですか?」
「実は……」
ぼくが先程思い悩んだ事を伝える。
多分これはただの妄想なんだろうけど……吐き出さずに胸中に隠してしまいその結果疑心暗鬼に陥って誰も信じられなくなるよりは、相談した方が良い筈だ。
「……なるほど、つまりレースさんは団長が全て分かった上で人員を配置していたのではと疑問に思ったわけですね?、でも確かに最高幹部の人達を見ると組み合わせ次第ではSランク冒険者の討伐が出来る可能性があったり、マスカレイドとシャルネ側にいる使命手配された人物に相性が良い人ばかり」
「やっぱり違和感を感じるよね?」
「えぇ……確かに昔からこうなる事を知っていたようで……それに【死人使い】ルードに対して相性が良いアキラさん、とは言え【紅獅子】ケイスニルと相性が良いメンバーはいない変わりに……、この国と相性が悪いハスさんとそのブレーキ役になれるライさんが揃っていますね、まるでこの国の王を討伐する未来があるような?アキラさんはどう思いますか?」
「そうだな……、それに関してはレース、貴様の考え過ぎな面もあるから落ち着いた方がいい、副団長であるカエデは知らないだろうが、私達最高幹部は各々目的はあれど理解した上でこの立場にいる、ただまぁそうだな……誰一人として団長を信用をしていないのは確かだが、手腕に関しては信頼している、今はそれだけでいいだろう……だがそれよりもだ、いい加減こそこそと隠れて聞いていないで出て来たらどうだ?薬王」
……アキラさんがそう言って誰もいない壁を見ると『気付いているのなら最初から声を変えればいいだろう』と声がする。
驚いて声がした方向を見ると、壁が人の形に変形したかと思うとそのままエルフの男性となりこちらへと歩いてくるのだった。
外部の人間が関わるべき問題ではないと思うけど、これってぼくの立場を考えると育ちはメセリーだけど、出生はストラフィリアでしかも王族だ。
この場合外交問題になる可能性もあるし、もしかしたらそれ以上の事になってしまうかもしれない、そうなってしまった場合王位を継いで新たな王となったミュラッカの負担になってしまうだろう。
特に彼女の場合、最近子供が出来たという事はこれから先……そう安定期に入るまでの間体調を崩したりもするだろうから、兄としてはあんまり負担をかけさせたくない。
……そういう意味ではダートもそうなるだろうけど彼女は大丈夫なのだろうか、今はまだ問題無さそうだけど日数が経過して、お腹の子が育って大きくなって来た時に今回とは別の協力要請が届いてしまったら断る事が出来るのか……、そう思うと不安でしかないし……もし断れなかった場合、ぼくは多分栄花騎士団を敵に回してでも彼女を守ろうとする筈。
「貴様が考えている事は顔に恐ろしい程出ているから何となく分かるが、そんな事にはならないから安心しろ」
「……アキラさん?」
「どうせダートとお腹の子を見ながらどう守ればいいかとか考えていたのだろう、少なからず私とカエデがいる間は無理な事をさせる気は無いから安心しろ」
「でも……今回とは別に協力要請が来たらどうすればいいのか不安でさ」
「確かにそれに関して現状、来てしまったら断れないのも事実ですからね……」
栄花騎士団の団長がどんな人物であれ、今迄の行動や最高幹部の人達からの評価……、そしてメイメイの感じた印象を踏まえると、こちらの状況を気にかけてくれる事は無いだろう。
むしろ必要とあれば世界の為に犠牲にされる可能性がある、それに良く考えてみるとぼくから見てもおかしい気がする点が多い、どうして指名手配されている人物の居場所がある程度分かっているのに行動が後手なのか。
ストラフィリアの時もそうだ……、実際に行動を起こし始めてから最高幹部を派遣していたりするのもそうだけど、グロウフェレスと相性が良いヴァンパイアのシン、そしてマスカレイドの天敵とも言える能力を持つドワーフのトキ等、二人が不利になる人物を何故適切に配置する事が出来るたのか、それならガイストと相性が良い人物をもう一人配置する事で……短い間であったけどぼくとの距離感に悩みながらも、不器用に父親になろうと努力をしようとしてくれた前覇王ヴォルフガングが死ぬ事は無かった気がする。
「レース?凄い怖い顔してるけどどうしたの……?」
それに……トレーディアスの時もそうだろう、マスカレイドの元から逃げたスイに対して有利に戦える猫の獣人族のソラ、そしてカエデと友人関係に見える彼の妹のラン。
ソラの能力を使って毒を防ぐ事が出来たという事は、そのままスイを無力化して討伐する事も可能だった筈、それにカエデから聞いたランの能力を考えると、限界へと至っているらしいから……過剰な戦力がそこにあった可能性がある、でもこれに関してはカエデの事を考えて予め派遣していたと思えばまだ納得が行く。
「ちょっと……ね」
それなら最初のルードと戦った時の事はどうだろう。
ケイは当時最高幹部になったばかりで経験が浅かったらしいけど、アキはどう見ても実力を隠していた気がする。
ケイの戦闘能力は正直言って心器を顕現させていない時は、今のぼくと然程変わらないけど……アキの場合、うろ覚えだかど水で作った矢を射るだけで心器特有の能力を一つも使っていなかった筈だ。
それに関しては彼女なりの考えがあったから疑い過ぎるのは良くないけど、接触して来た時の事を考えると肉体強化から魔術、更には治癒術まで高いレベルで使う事が出来る栄花騎士団の最高幹部が何故ぼく達に接触する必要があったのだろうか、ダメだ当時はそこまで人に興味を持てなかったからうろ覚え過ぎて全てが疑わしく思えてしまうのは良くない。
こういう時はちゃんと言葉にして聞いた方が良いな……
「ねぇカエデ……、ちょっと栄花騎士団に対して考えたって言うか思う事があるから聞いてもいいいかな」
「え?あ、はい?別にいいですけどどうしたんですか?」
「実は……」
ぼくが先程思い悩んだ事を伝える。
多分これはただの妄想なんだろうけど……吐き出さずに胸中に隠してしまいその結果疑心暗鬼に陥って誰も信じられなくなるよりは、相談した方が良い筈だ。
「……なるほど、つまりレースさんは団長が全て分かった上で人員を配置していたのではと疑問に思ったわけですね?、でも確かに最高幹部の人達を見ると組み合わせ次第ではSランク冒険者の討伐が出来る可能性があったり、マスカレイドとシャルネ側にいる使命手配された人物に相性が良い人ばかり」
「やっぱり違和感を感じるよね?」
「えぇ……確かに昔からこうなる事を知っていたようで……それに【死人使い】ルードに対して相性が良いアキラさん、とは言え【紅獅子】ケイスニルと相性が良いメンバーはいない変わりに……、この国と相性が悪いハスさんとそのブレーキ役になれるライさんが揃っていますね、まるでこの国の王を討伐する未来があるような?アキラさんはどう思いますか?」
「そうだな……、それに関してはレース、貴様の考え過ぎな面もあるから落ち着いた方がいい、副団長であるカエデは知らないだろうが、私達最高幹部は各々目的はあれど理解した上でこの立場にいる、ただまぁそうだな……誰一人として団長を信用をしていないのは確かだが、手腕に関しては信頼している、今はそれだけでいいだろう……だがそれよりもだ、いい加減こそこそと隠れて聞いていないで出て来たらどうだ?薬王」
……アキラさんがそう言って誰もいない壁を見ると『気付いているのなら最初から声を変えればいいだろう』と声がする。
驚いて声がした方向を見ると、壁が人の形に変形したかと思うとそのままエルフの男性となりこちらへと歩いてくるのだった。
1
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)
たぬころまんじゅう
ファンタジー
小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。
しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。
士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。
領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。
異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル!
☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる