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第八章 戦いの先にある未来
15話 ぼくだけが気付いた事実
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メイメイに聞きたい内容は、薬を使った身体能力の強化もそうなのだけれど、それ以上に重要な事が一つだけあって、多分ぼくしか気付いてない。
「君はいったい誰なの?」
「……ほぅ、おぬしぃ、ほうほう、ダート殿とカエデ!、そして我が友ダリアよ!、悪いのじゃがちょっと先に行って貰って欲しいのじゃ!!」
「え?メイメイ様?」
「レース殿が余に聞きたい事はどうやら王族同士の大事な話みたいじゃからな、あまり他の人に聞かれたくないのじゃよ」
「……そういう事なら分かりました、私達はこの先で待ってるので早めに合流してくださいね?」
ダートが心配そうな顔をしながら先に進んで行く。
彼女の性格的に幼いとはいえ初対面の女性と二人きりになるのは不安だと思う。
これは出来る限り早めに話を終わらせて合流した方がいいかもしれない。
「……ん、行ったようじゃな、して余はメイメイじゃが、誰なの?とはどういう事か説明して貰えるかの?」
「さって手を握って来た時にぼくと魔力の波長を合わせて来たでしょ?その時に感じたんだ……、ミオラームの時に感じた恐ろしい気配を」
「ミオラーム?あぁ、あの【マリーヴェイパー】の人柱になって新たな賢王じゃったか、まさかあやつと接触していたとはのぅ、これは予想外じゃったのぅ」
「予想外という事はやっぱりあなたは……」
「おぬしの考えは当たっておるが余の今はメイメイじゃよ、そして面白い事を教えてやるのじゃ、この国に過去存在していた神の名は【メランティーナ】、そして父が余に付けたフルネームは【メイメイ・ティーナ・メイディ】、このティーナという部分は余から名をつけられておるのじゃよ」
……今はメイメイ、その言葉の意味が分からない。
それだとまるでこの身体に生まれ変わったと言ってるようなものだし、それに余から名をつけられているという事は、やはりこの人はメランティーナ本人と言う事で……
「……これを知ってる人はいるの?」
「おぬし以外には今のところ父と栄花の団長殿だけじゃな……、まぁ団長殿に初めて会った時に一目でバレて直ぐ殺されそうになったが、父の説得のおかげで許されてこうしてすくすくと成長しておるがの、で?それを知ってどうしたいのじゃ?」
「いや確認したかったって言うか、ほら神の力を解放すると人柱になった人は……」
「あ、あぁ何故父が死んでいないのかという事じゃな?それはじゃなぁ、メイメイは一度産まれる数日前にちょっとした事故で母の中で死んでしまったのじゃが、その時の二人の悲しみようとしたら見てられない程でのぅ、しょうがないから余の知識を貸して薬を作らせて蘇らせてやったのじゃよ」
「薬を……?」
産まれる前に死んでしまったという事は両親の悲しみは計り知れない物があると思う。
そんな時に死者を蘇らせる事が出来るというありえない薬の作り方を知ったら、誰でも飛びついてしまう気がする。
「母親には出産に必要な生命力と魔力を残して赤子に全て移す事で魂の無くなった肉体だけを一時的に蘇生し、父親には生命活動を停止させる薬を服薬させたのじゃよ、こうする事で余は人柱ショウソク・メイディの体から、この身体に移り転生したというわけじゃな、更にここで余は機転を利かせ飲ませる前に予め蘇生用の薬を用意させておいたから、問題無く奴は生きておるのじゃよ」
「……そんなありえない薬を作る事が出来るなら、子供を完全に蘇らせる事も出来たんじゃないの?」
「おぬし中々鋭いのじゃな確かに出来はするが……、余は封じられて以降人柱達の視界を通じて世界を視ている間に、人型の生命体に転生してこの世界を自由に歩き回ってみたいと興味が湧いて利用させて貰ったのじゃよ、それに余の両親も納得したのじゃから問題無かろう?」
「納得って……、その方法以外のやり方を教えなかったからじゃないか」
「くふふ、当然じゃろ?あやつ等が余に他の方法が無いか聞かなかったのじゃからな……、ただまぁ育てて貰う過程で色々と思う事があってのぅ今は悪い事をしたと思っておるよ、この事については既に謝罪済みではあるが、あやつからはそれでも今のお前は俺の大事な娘だと言ってくれたからのぅ、だからこうして新たな生を楽しんでおるのじゃよ」
……メランティーナ、この子のした事は最低だ。
とは言えお互いに納得しているのなら第三者であるぼくがあれこれ言うのも違うと思うし、それに反省しているという事は二人の中では既に済んだ事なのだろう。
「というわけで、父には余の力の残りかすしか残っておらぬし、余は余でこの新しい身体で新たな薬を作っては危険な物は魔族を使って実験し、彼等の尊い犠牲によって得た副作用情報をもとに安全性が確認出来、有効性と安全性のバランスが取れている有益な物と判断した物をダート殿に渡したように人の為に役立てておるのじゃよ」
「……魔族もぼく達と同じ人間なのに良くそんな事出来るね」
「おぉ、レース殿は魔族の事も詳しく知っておるのじゃな、博識じゃなぁおぬしっ!……とはいえのぅ、あやつ等はこの時代では人に害を及ぼす害獣のようなものじゃ、命の軽さが違うのじゃよ、おぬしは治癒術師であるのじゃから分かるであろう?」
「分かるけど魔族……、それも亜人の事を詳しく知ってしまったら割り切れないよ」
「レース殿は優しいのじゃなぁ……くふふ、余はおぬしのその優しさが失われない事を祈らせて貰うかのぅ」
……そう言って怪しげな笑みを浮かべるメイメイはふと何かを思い出したような顔をすると、『あ、そういえばカエデが余の事を10歳と言っておいたが、それはエルフの世界では肉体年齢が10歳という事じゃからな?、実年齢は21歳じゃから可愛い可愛いお姉さんなんじゃよ!そこんとこ勘違いせんようになっ!』と指を差しながらいうのだった。
「君はいったい誰なの?」
「……ほぅ、おぬしぃ、ほうほう、ダート殿とカエデ!、そして我が友ダリアよ!、悪いのじゃがちょっと先に行って貰って欲しいのじゃ!!」
「え?メイメイ様?」
「レース殿が余に聞きたい事はどうやら王族同士の大事な話みたいじゃからな、あまり他の人に聞かれたくないのじゃよ」
「……そういう事なら分かりました、私達はこの先で待ってるので早めに合流してくださいね?」
ダートが心配そうな顔をしながら先に進んで行く。
彼女の性格的に幼いとはいえ初対面の女性と二人きりになるのは不安だと思う。
これは出来る限り早めに話を終わらせて合流した方がいいかもしれない。
「……ん、行ったようじゃな、して余はメイメイじゃが、誰なの?とはどういう事か説明して貰えるかの?」
「さって手を握って来た時にぼくと魔力の波長を合わせて来たでしょ?その時に感じたんだ……、ミオラームの時に感じた恐ろしい気配を」
「ミオラーム?あぁ、あの【マリーヴェイパー】の人柱になって新たな賢王じゃったか、まさかあやつと接触していたとはのぅ、これは予想外じゃったのぅ」
「予想外という事はやっぱりあなたは……」
「おぬしの考えは当たっておるが余の今はメイメイじゃよ、そして面白い事を教えてやるのじゃ、この国に過去存在していた神の名は【メランティーナ】、そして父が余に付けたフルネームは【メイメイ・ティーナ・メイディ】、このティーナという部分は余から名をつけられておるのじゃよ」
……今はメイメイ、その言葉の意味が分からない。
それだとまるでこの身体に生まれ変わったと言ってるようなものだし、それに余から名をつけられているという事は、やはりこの人はメランティーナ本人と言う事で……
「……これを知ってる人はいるの?」
「おぬし以外には今のところ父と栄花の団長殿だけじゃな……、まぁ団長殿に初めて会った時に一目でバレて直ぐ殺されそうになったが、父の説得のおかげで許されてこうしてすくすくと成長しておるがの、で?それを知ってどうしたいのじゃ?」
「いや確認したかったって言うか、ほら神の力を解放すると人柱になった人は……」
「あ、あぁ何故父が死んでいないのかという事じゃな?それはじゃなぁ、メイメイは一度産まれる数日前にちょっとした事故で母の中で死んでしまったのじゃが、その時の二人の悲しみようとしたら見てられない程でのぅ、しょうがないから余の知識を貸して薬を作らせて蘇らせてやったのじゃよ」
「薬を……?」
産まれる前に死んでしまったという事は両親の悲しみは計り知れない物があると思う。
そんな時に死者を蘇らせる事が出来るというありえない薬の作り方を知ったら、誰でも飛びついてしまう気がする。
「母親には出産に必要な生命力と魔力を残して赤子に全て移す事で魂の無くなった肉体だけを一時的に蘇生し、父親には生命活動を停止させる薬を服薬させたのじゃよ、こうする事で余は人柱ショウソク・メイディの体から、この身体に移り転生したというわけじゃな、更にここで余は機転を利かせ飲ませる前に予め蘇生用の薬を用意させておいたから、問題無く奴は生きておるのじゃよ」
「……そんなありえない薬を作る事が出来るなら、子供を完全に蘇らせる事も出来たんじゃないの?」
「おぬし中々鋭いのじゃな確かに出来はするが……、余は封じられて以降人柱達の視界を通じて世界を視ている間に、人型の生命体に転生してこの世界を自由に歩き回ってみたいと興味が湧いて利用させて貰ったのじゃよ、それに余の両親も納得したのじゃから問題無かろう?」
「納得って……、その方法以外のやり方を教えなかったからじゃないか」
「くふふ、当然じゃろ?あやつ等が余に他の方法が無いか聞かなかったのじゃからな……、ただまぁ育てて貰う過程で色々と思う事があってのぅ今は悪い事をしたと思っておるよ、この事については既に謝罪済みではあるが、あやつからはそれでも今のお前は俺の大事な娘だと言ってくれたからのぅ、だからこうして新たな生を楽しんでおるのじゃよ」
……メランティーナ、この子のした事は最低だ。
とは言えお互いに納得しているのなら第三者であるぼくがあれこれ言うのも違うと思うし、それに反省しているという事は二人の中では既に済んだ事なのだろう。
「というわけで、父には余の力の残りかすしか残っておらぬし、余は余でこの新しい身体で新たな薬を作っては危険な物は魔族を使って実験し、彼等の尊い犠牲によって得た副作用情報をもとに安全性が確認出来、有効性と安全性のバランスが取れている有益な物と判断した物をダート殿に渡したように人の為に役立てておるのじゃよ」
「……魔族もぼく達と同じ人間なのに良くそんな事出来るね」
「おぉ、レース殿は魔族の事も詳しく知っておるのじゃな、博識じゃなぁおぬしっ!……とはいえのぅ、あやつ等はこの時代では人に害を及ぼす害獣のようなものじゃ、命の軽さが違うのじゃよ、おぬしは治癒術師であるのじゃから分かるであろう?」
「分かるけど魔族……、それも亜人の事を詳しく知ってしまったら割り切れないよ」
「レース殿は優しいのじゃなぁ……くふふ、余はおぬしのその優しさが失われない事を祈らせて貰うかのぅ」
……そう言って怪しげな笑みを浮かべるメイメイはふと何かを思い出したような顔をすると、『あ、そういえばカエデが余の事を10歳と言っておいたが、それはエルフの世界では肉体年齢が10歳という事じゃからな?、実年齢は21歳じゃから可愛い可愛いお姉さんなんじゃよ!そこんとこ勘違いせんようになっ!』と指を差しながらいうのだった。
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