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第七章 変わりすぎた日常
28話 親としての在り方とサリッサ
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家に着いて中に入って、リビングのソファーに座って皆で休んでいると思うことがある。
4人ならまだ余裕はあるけど、5人となると少しだけ狭く感じる。
これはソファーの数を増やすとかもっと大きなテーブルを買ったりするとかを考えないと行けないのかも……
「ルミィちゃん起きないね」
「しょうがねぇよ、こいつは一度昼寝を始めたら簡単には起きねぇからな……」
「ダリア様、先程から思っていたのですが、実の親に対して何て口の聞き方をしているのですか?」
「あ、やべ……」
「私は何度もいいましたよね?王族たるものどのような時も、その血筋に見合った対応を心掛けるべしとっ!」
ソファーで横になっているルミィの頭を膝の上に乗せて手でゆっくりと撫でながらサリッサが、ダリアに対してお説教を始める。
「いや、ダリアはこれでいいんだよ」
「で、ですがレース様、そのように甘やかすからこんなに乱暴な口調になってしまったのですよ?、人の在り方は日頃の行いで変わる物なのです、まだ子供の内に矯正しませんと将来他国の王族やストラフィリア内の貴族の方と婚約する際に不利になります」
「ぼくはこの子をそんな政治の道具にする気は無いし、これから生まれるだろう子達にもそんな責任を背負わす気は無いよ……、確かに長男が産まれたらミュラッカの元に送る事にはなっているけど、その子が物心ついた時にぼく達の所に帰りたいと言ったら連れ帰る気でいるからね」
「レース様……、あなたはその発言の意味を理解しておりますか?」
「私も今初めて聞いたけど……、それって本当なの?」
そう言えばダートにはこの事を言ってなかった。
でも遅かれ早かれいつかは伝えるつもりだったから問題ないとは思うけど、今は親になる自覚が出来なくても何時かはなるわけで、その時に寄り添ってあげられる存在になりたい。
まぁ、その時にならないとどうなるかは分からないけど……
「分かってる、ぼくは思うんだけど何かあった時に自分の子供を守ってあげるのが親だと思うんだ」
「それが王族としての責任を放棄する事になってでもですか?」
「うん、サリッサも知ってると思うけどぼくは今迄この国で平民として生きて来たんだ、それなのに今更王族としての責任とか言われても困るよ、ストラフィリアに居た時は色々と思う事や考える事が多くて悩んだりもしたけど、結局のところどんなに考えてもぼくはぼくなんだよ」
「……言いたい事の意味があんまり分かりませんが、レース様が立派な父親になろうとしている事は分かりましたので、ダリア様の事に関してはこれからは何も言わずにお二人に任せる事にします」
「ありがとうサリッサ、ダリアの事はこれからはぼく達がしっかりと見るからよろしくね、でも……、もし良くないと思う所があったら遠慮なく教えて欲しい、ぼくは知識しかないけど子育てって色んな失敗や成功の積み重ねだと思うんだ、特に初めての子供の事に関してはどうしても手探りで上手く行かない事が多い、だからそういう時に助けれくれる人が側にいて助けてくれる人がいるのは凄い心強いから、出来ればルミィがメセリーに留学している間だけでもいいから側でぼく達の事を見て支えてくれないかな」
……ぼくは何か変な事を言ったのだろうか、皆が無言でこっちを見て来る。
出来れば何か言って欲しいんだけど……
「レース、もう立派にお父さんしてるね……」
「おめぇ……、あ、いや、父さんにしてはかっこいい事言うじゃねぇかよ」
「……ぼくはただ当然だと思った事を言っただけなんだけど」
「その当然をちゃんと口に出してやろうと出来る人って少ないんだよ?」
「確かにそうだけど、ぼくが口だけだったらどうするの?」
正直口だけなら何でも言えると思うし、ぼくも今はこう言ってるけどこれから先ダートとの間に子供が出来たとしたら本当に出来るかどうかなんてわからない。
だから今ここで言った発言の全てを信用出来るかと言われたら……正直自信が無かったりする。
「私のレースはそんな人じゃないでしょ?、今迄も少しずつ変わろうと努力してくれたり、色んな事に一生懸命頑張ってくれてる姿を見て来たから大丈夫だよ?」
「えっと……、ありがとう」
「どういたしまして、そういう事なのでサリッサさん私からもお願い致します」
ぼく達のやり取りを見てサリッサが何を思っているのか、両手を胸の前で組んで身体を震わせている。
その行動の意味が理解が出来なくて怖いんだけど……
「えっと、サリッサ?」
「……はっ!?、ごめんなさい感動して感極まっておりました、まさか王族の方からそのように必要とされる時が来るとは思わなかったので、ですが、えっと」
「んー?サリッサさんどうしたんですか?」
「言ってる事はとても立派だと思ったのですが、私は子育てとかした事無いので難しい事は分かりませんよ?」
「え?、雰囲気的にぼくよりも年上に見えるんだけど……」
三つ編みにした亜麻色の髪に茶色の瞳、そしてそばかすが特徴的な顔に丸眼鏡、そして着ている侍女服のおかげで大人びて落ち着いた女性だと思っていた。
それに……
「こいつこう見えて今年で16歳なんだぜ?」
「ダ、ダリア様っ!」
「勘違いされたままめんどくせぇ事になる位なら、年齢位言ってもいいだろ?それによぉ、父さんがサリッサの事を大人びて見えるって感じた理由はあれだろ?この大きな胸でそう思ったんだろ?、俺や母さんと比べてほんとでっけぇからなぁ」
「あぁ、いやダリアそんなんじゃ……」
「レース?それってほんとなの?」
……ダートの口から感情を感じさせない程に冷え切った言葉が出る。
その瞬間にダリアがびくっ!と驚いて身体を飛び上がらせ『お、俺っ!自分の部屋に行くからっ!、た、確か三階にあんだよな?、父さん、話が終わったら降りて来るからっ!』と言うと、焦ったようにソファーから立ち上がり、走って三階へと逃げて行ってしまうのだった。
4人ならまだ余裕はあるけど、5人となると少しだけ狭く感じる。
これはソファーの数を増やすとかもっと大きなテーブルを買ったりするとかを考えないと行けないのかも……
「ルミィちゃん起きないね」
「しょうがねぇよ、こいつは一度昼寝を始めたら簡単には起きねぇからな……」
「ダリア様、先程から思っていたのですが、実の親に対して何て口の聞き方をしているのですか?」
「あ、やべ……」
「私は何度もいいましたよね?王族たるものどのような時も、その血筋に見合った対応を心掛けるべしとっ!」
ソファーで横になっているルミィの頭を膝の上に乗せて手でゆっくりと撫でながらサリッサが、ダリアに対してお説教を始める。
「いや、ダリアはこれでいいんだよ」
「で、ですがレース様、そのように甘やかすからこんなに乱暴な口調になってしまったのですよ?、人の在り方は日頃の行いで変わる物なのです、まだ子供の内に矯正しませんと将来他国の王族やストラフィリア内の貴族の方と婚約する際に不利になります」
「ぼくはこの子をそんな政治の道具にする気は無いし、これから生まれるだろう子達にもそんな責任を背負わす気は無いよ……、確かに長男が産まれたらミュラッカの元に送る事にはなっているけど、その子が物心ついた時にぼく達の所に帰りたいと言ったら連れ帰る気でいるからね」
「レース様……、あなたはその発言の意味を理解しておりますか?」
「私も今初めて聞いたけど……、それって本当なの?」
そう言えばダートにはこの事を言ってなかった。
でも遅かれ早かれいつかは伝えるつもりだったから問題ないとは思うけど、今は親になる自覚が出来なくても何時かはなるわけで、その時に寄り添ってあげられる存在になりたい。
まぁ、その時にならないとどうなるかは分からないけど……
「分かってる、ぼくは思うんだけど何かあった時に自分の子供を守ってあげるのが親だと思うんだ」
「それが王族としての責任を放棄する事になってでもですか?」
「うん、サリッサも知ってると思うけどぼくは今迄この国で平民として生きて来たんだ、それなのに今更王族としての責任とか言われても困るよ、ストラフィリアに居た時は色々と思う事や考える事が多くて悩んだりもしたけど、結局のところどんなに考えてもぼくはぼくなんだよ」
「……言いたい事の意味があんまり分かりませんが、レース様が立派な父親になろうとしている事は分かりましたので、ダリア様の事に関してはこれからは何も言わずにお二人に任せる事にします」
「ありがとうサリッサ、ダリアの事はこれからはぼく達がしっかりと見るからよろしくね、でも……、もし良くないと思う所があったら遠慮なく教えて欲しい、ぼくは知識しかないけど子育てって色んな失敗や成功の積み重ねだと思うんだ、特に初めての子供の事に関してはどうしても手探りで上手く行かない事が多い、だからそういう時に助けれくれる人が側にいて助けてくれる人がいるのは凄い心強いから、出来ればルミィがメセリーに留学している間だけでもいいから側でぼく達の事を見て支えてくれないかな」
……ぼくは何か変な事を言ったのだろうか、皆が無言でこっちを見て来る。
出来れば何か言って欲しいんだけど……
「レース、もう立派にお父さんしてるね……」
「おめぇ……、あ、いや、父さんにしてはかっこいい事言うじゃねぇかよ」
「……ぼくはただ当然だと思った事を言っただけなんだけど」
「その当然をちゃんと口に出してやろうと出来る人って少ないんだよ?」
「確かにそうだけど、ぼくが口だけだったらどうするの?」
正直口だけなら何でも言えると思うし、ぼくも今はこう言ってるけどこれから先ダートとの間に子供が出来たとしたら本当に出来るかどうかなんてわからない。
だから今ここで言った発言の全てを信用出来るかと言われたら……正直自信が無かったりする。
「私のレースはそんな人じゃないでしょ?、今迄も少しずつ変わろうと努力してくれたり、色んな事に一生懸命頑張ってくれてる姿を見て来たから大丈夫だよ?」
「えっと……、ありがとう」
「どういたしまして、そういう事なのでサリッサさん私からもお願い致します」
ぼく達のやり取りを見てサリッサが何を思っているのか、両手を胸の前で組んで身体を震わせている。
その行動の意味が理解が出来なくて怖いんだけど……
「えっと、サリッサ?」
「……はっ!?、ごめんなさい感動して感極まっておりました、まさか王族の方からそのように必要とされる時が来るとは思わなかったので、ですが、えっと」
「んー?サリッサさんどうしたんですか?」
「言ってる事はとても立派だと思ったのですが、私は子育てとかした事無いので難しい事は分かりませんよ?」
「え?、雰囲気的にぼくよりも年上に見えるんだけど……」
三つ編みにした亜麻色の髪に茶色の瞳、そしてそばかすが特徴的な顔に丸眼鏡、そして着ている侍女服のおかげで大人びて落ち着いた女性だと思っていた。
それに……
「こいつこう見えて今年で16歳なんだぜ?」
「ダ、ダリア様っ!」
「勘違いされたままめんどくせぇ事になる位なら、年齢位言ってもいいだろ?それによぉ、父さんがサリッサの事を大人びて見えるって感じた理由はあれだろ?この大きな胸でそう思ったんだろ?、俺や母さんと比べてほんとでっけぇからなぁ」
「あぁ、いやダリアそんなんじゃ……」
「レース?それってほんとなの?」
……ダートの口から感情を感じさせない程に冷え切った言葉が出る。
その瞬間にダリアがびくっ!と驚いて身体を飛び上がらせ『お、俺っ!自分の部屋に行くからっ!、た、確か三階にあんだよな?、父さん、話が終わったら降りて来るからっ!』と言うと、焦ったようにソファーから立ち上がり、走って三階へと逃げて行ってしまうのだった。
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