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第七章 変わりすぎた日常
12話 身体のだるさの理由と言いたい事
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あの後起きて来たダートは何というか歩きづらそうにしていたけど、多分久しぶりに結構歩いたから疲れてしまったんだと思う。
それに師匠がいったい何を話したのか知らないけど、何やら小さな声で『痕跡は隠したのにどうして……』と言っていたけど、いったい何を隠したのだろうか……、それについては何れ聞くとして朝食を食べ終えた後に三人でゆっくりしていると……
「しかしまぁあなた達、帰って来たと思ったら色々とかっとばしたわねぇ……」
「お義母様……、だってレースったら私がいるのにカエデちゃんの姿を見て顔を赤くして惚けてたりその後に飲食店に行ったら、そこの店員さんが明らか好意がありますって言う顔をしてレースの事見て来て我慢できなくて……あの、寝てる間なら素直になれるかなって」
「だから感情の我慢が出来なくなってついにかぁ……、でもこういうのは痕跡を隠すなら体についた匂いもしっかり隠さないと意味が無いわよ?、私的には新しい孫の顔が見れるならいいけど」
「あぁ……、なるほど」
さすがにそこまで言われたらダートが歩きづらそうにしてる理由や、この身体のだるさの理由が分かってしまう。
とは言え何れ結婚して夫婦になったらする事になるだろうから、それが早まっただけの話だから気にする程では無い。
……まぁ次からは、何が我慢出来なくなったのか分からないけどそういう時は素直に教えて欲しいというのが正直な気持ちだ。
「……レース怒ってる?」
「いや?、何れそうなっただろうから遅いか早いかの違いでしょ?、親密な関係になった男女が一緒にいたらそういう関係になるのは人やモンスター、それに哺乳類問わず生物なら普通の事でしょ?、今迄必要性を感じなかったらどうでも良かったけど……」
「……ごめんねダーちゃん、私達の教育が悪かったみたい」
「お義母様、これに関しては否定が出来ないです、道理で何度もアプローチしても自分から手を出して来なかったのか分かりました……、これからは私が少しずつそういう方面でも一緒に成長して行きますね」
「……お願いするわね?」
残念な顔をしてぼくの方を見てくるけど、これに関しては二人に色々とツッコミたい事がしかない。
「ダート、これからは何かを我慢させて来たのかは分からないけど、こういう時は予めしっかりと教えて欲しい、じゃないと伝わらないし言葉にしてくれないで察して欲しいが通じるような程、ぼくは人の気持ちを察して上げられない、だから次からはしっかりと言って欲しい」
「……やっぱり怒ってるよね、ごめんなさい」
ここは怒ってないと言ったらダメな気がする。
……多分だけど自分が怒られるような事を自覚しているから怒って欲しいというのがダートの気持ちだと思うから、試しに怒っているという事にしてみた方がいいかもしれない。
「怒ってるよ?、だから次からはちゃんと言ってね?」
「……そうしたら許してくれる?」
「これから先もずっと一緒にいるんだからお願いね」
「ずっと一緒に……、うん、ごめんねレース、次からは溜め込まないでちゃんと言うように頑張るね」
「頑張らないでいいかなぁ、無理して変えようとすると心が疲れてしまうから、ダートはダートらしくいてくれたらぼくはそれでいいよ」
何時だったか、我が儘ばかり言う小さい頃の僕に対してマスカレイドが言った言葉がある。
『人が他人を変えようとするなんて無理な話だ、それをする位なら自分が変わればいい、一度形が定まった物を無理矢理変えようとしたらそれは壊れるだけだ』、当時は何を言っているのか分からなかったけど最近は何となく分かるような気がする。
とは言えそんな彼が今や世界の禁忌を犯した人物なわけで、何がマスカレイドを変えてしまったのかは理解出来ない。
「一瞬どうなるか分からなかったけど、良い方向で事が済んだみたいねぇ」
「師匠、あなたにも言いたい事があります」
「……え?」
「あなたが育てた二人の子供、ぼくとフィリアを失敗作のように言う事をやめてください、確かにあなた達の教育はこの都市に来てから、これって一般的にはおかしい事が多かったんだなと思う事が多かったけど、それって大きくなるまで育てて貰えて自分なりの考えを持てるようになれたからで、ぼくなりにあなたには感謝しているんだ、だからそういう事を言うのは止めて欲しい」
「あぁ……えぇっと困ったわねぇ、まさか育てた子にこんな事を言われる何て思わなかったから、何て言葉にすればいいのか分からないわね」
師匠が困惑する姿を初めて見た気がする。
それに何だか顔が少しだけ赤いような気もするけど、いったい何があったのだろうか。
「それに以前これからは母として呼ばずに師匠と自分の事を呼ぶようにって言ったけど、出来れば母さんと呼ばせて欲しい、勿論これから教えて欲しい事がある時は師匠と呼ぶけど、ぼくの母さんは義理とは言えあなただけだから、ちゃんと育てて貰ったという意味を込めてそう呼びたいんだ」
「……ダーちゃん、これってどうしたらいいと思う?」
「お義母様の気持ちに従ってあげてください」
「……そう、ごめんねぇ、私ってほら魔術と治癒術を含めた術の事しか頭にない人生をお伽噺の時代から続けて来たような変人だから、気持ちって言っても分からないのよ……、それが原因でフィリアの時も大事な事を分かって上げられなかった結果、最終的には出て行ってレイドのいるマーシェンスに行ってしまったし」
「それなら来週になれば、マーシェンスの賢王ミオラーム・マーシェンスの護衛でこの都市に来るから仲直りしてみたら?」
口では簡単に仲直りと言っては見ても実際には難しい気がする。
けど母さんとマスカレイドはずっと彼女の事を心配して支援をしているらしいし、きっかけがあれば出来るとは思う。
ただ、一つだけ気になる事を言っていたような……、お伽噺の時代から生きているって言わなかったか?。
「……出来る限りやってみるわ?、でも問題はどうやってあの子に会うかよね」
「それならぼくとダート、それにスイが護衛依頼を受ける事になってるからその時に付いて来れば会えると思う」
「冒険者の依頼に部外者が付いて来ていいのかしら?、私はそういう経験無いから分からないわよ?」
「えっとお義母様、依頼において必要あれば現地の人から許可さえ得る事が出来れば同行しても、冒険者の規約において問題はありませんよ?」
「ならその時は同行させて貰うわね……、ところでレースちゃん、母さんって呼ぶのはいいけど、教えて欲しい事がある時は師匠と呼ぶって事は私に何か教えを乞いたいという事よね?、何を知りたいの?」
いつもの調子に戻って来たのか、ぼくの方を見て怪しげな笑みを浮かべる師匠を見て、久しぶりにこの人から教わるとどうなるのかを思い出したけど、必要な事だから幾らでも実践で経験しよう。
「……師匠から魔術に付いて教えて欲しい、出来れば治癒術の時と同じ実践方式で」
「それならいいわよ?、私の知っている過去と今、そしてこれからに繋がる雪の魔術を教えてあげるわ、勿論加減はしないから覚悟してちょうだい、ダーちゃんはどうする?」
「私はダリアの部屋に必要な物を揃えに外に出て色々と集めて来ようと思ってます、三階を作ったのはいいけど部屋にはまだ何もないし、元は私の中にいたもう一人の自分だからあの子が何が好きなのかも分かってるから来た時に快適に暮らせるようにしてあげたいんです」
「あら、ダリアちゃんは愛されてるのね、それならお任せして場所を変えるわよ?レースちゃん」
「変えるって何処……、あれ!?」
……師匠の身体から魔力の光が発せられると同時に目の前の景色が一瞬にして切り替わる。
まだ靴も履いてないせいで土の冷たさが足の裏に感じるし、それにこの周囲を森に覆われた開けた場所はもしかして以前、師匠とマスカレイドが戦ってぼく達が乱入した場所な気がした。
そう思っていると、『さて、今から魔術のお勉強をするけど、その前に何か聞きたい事とかある?』と師匠がぼくに聞いてくる。
魔術に関しては特に無いから『お伽噺の時代からって言ってたけど、師匠って世間だとそこまで長生きしてるって言われてないよね?ほんとは何歳なの?』と返して見ると、今それを聞くの?という顔をして、手元に心器の鉄扇を顕現させて開きながら口元を隠すと『いい?レースちゃん、乙女には秘密が沢山あるのよ?』とクスクスと笑うのだった。
それに師匠がいったい何を話したのか知らないけど、何やら小さな声で『痕跡は隠したのにどうして……』と言っていたけど、いったい何を隠したのだろうか……、それについては何れ聞くとして朝食を食べ終えた後に三人でゆっくりしていると……
「しかしまぁあなた達、帰って来たと思ったら色々とかっとばしたわねぇ……」
「お義母様……、だってレースったら私がいるのにカエデちゃんの姿を見て顔を赤くして惚けてたりその後に飲食店に行ったら、そこの店員さんが明らか好意がありますって言う顔をしてレースの事見て来て我慢できなくて……あの、寝てる間なら素直になれるかなって」
「だから感情の我慢が出来なくなってついにかぁ……、でもこういうのは痕跡を隠すなら体についた匂いもしっかり隠さないと意味が無いわよ?、私的には新しい孫の顔が見れるならいいけど」
「あぁ……、なるほど」
さすがにそこまで言われたらダートが歩きづらそうにしてる理由や、この身体のだるさの理由が分かってしまう。
とは言え何れ結婚して夫婦になったらする事になるだろうから、それが早まっただけの話だから気にする程では無い。
……まぁ次からは、何が我慢出来なくなったのか分からないけどそういう時は素直に教えて欲しいというのが正直な気持ちだ。
「……レース怒ってる?」
「いや?、何れそうなっただろうから遅いか早いかの違いでしょ?、親密な関係になった男女が一緒にいたらそういう関係になるのは人やモンスター、それに哺乳類問わず生物なら普通の事でしょ?、今迄必要性を感じなかったらどうでも良かったけど……」
「……ごめんねダーちゃん、私達の教育が悪かったみたい」
「お義母様、これに関しては否定が出来ないです、道理で何度もアプローチしても自分から手を出して来なかったのか分かりました……、これからは私が少しずつそういう方面でも一緒に成長して行きますね」
「……お願いするわね?」
残念な顔をしてぼくの方を見てくるけど、これに関しては二人に色々とツッコミたい事がしかない。
「ダート、これからは何かを我慢させて来たのかは分からないけど、こういう時は予めしっかりと教えて欲しい、じゃないと伝わらないし言葉にしてくれないで察して欲しいが通じるような程、ぼくは人の気持ちを察して上げられない、だから次からはしっかりと言って欲しい」
「……やっぱり怒ってるよね、ごめんなさい」
ここは怒ってないと言ったらダメな気がする。
……多分だけど自分が怒られるような事を自覚しているから怒って欲しいというのがダートの気持ちだと思うから、試しに怒っているという事にしてみた方がいいかもしれない。
「怒ってるよ?、だから次からはちゃんと言ってね?」
「……そうしたら許してくれる?」
「これから先もずっと一緒にいるんだからお願いね」
「ずっと一緒に……、うん、ごめんねレース、次からは溜め込まないでちゃんと言うように頑張るね」
「頑張らないでいいかなぁ、無理して変えようとすると心が疲れてしまうから、ダートはダートらしくいてくれたらぼくはそれでいいよ」
何時だったか、我が儘ばかり言う小さい頃の僕に対してマスカレイドが言った言葉がある。
『人が他人を変えようとするなんて無理な話だ、それをする位なら自分が変わればいい、一度形が定まった物を無理矢理変えようとしたらそれは壊れるだけだ』、当時は何を言っているのか分からなかったけど最近は何となく分かるような気がする。
とは言えそんな彼が今や世界の禁忌を犯した人物なわけで、何がマスカレイドを変えてしまったのかは理解出来ない。
「一瞬どうなるか分からなかったけど、良い方向で事が済んだみたいねぇ」
「師匠、あなたにも言いたい事があります」
「……え?」
「あなたが育てた二人の子供、ぼくとフィリアを失敗作のように言う事をやめてください、確かにあなた達の教育はこの都市に来てから、これって一般的にはおかしい事が多かったんだなと思う事が多かったけど、それって大きくなるまで育てて貰えて自分なりの考えを持てるようになれたからで、ぼくなりにあなたには感謝しているんだ、だからそういう事を言うのは止めて欲しい」
「あぁ……えぇっと困ったわねぇ、まさか育てた子にこんな事を言われる何て思わなかったから、何て言葉にすればいいのか分からないわね」
師匠が困惑する姿を初めて見た気がする。
それに何だか顔が少しだけ赤いような気もするけど、いったい何があったのだろうか。
「それに以前これからは母として呼ばずに師匠と自分の事を呼ぶようにって言ったけど、出来れば母さんと呼ばせて欲しい、勿論これから教えて欲しい事がある時は師匠と呼ぶけど、ぼくの母さんは義理とは言えあなただけだから、ちゃんと育てて貰ったという意味を込めてそう呼びたいんだ」
「……ダーちゃん、これってどうしたらいいと思う?」
「お義母様の気持ちに従ってあげてください」
「……そう、ごめんねぇ、私ってほら魔術と治癒術を含めた術の事しか頭にない人生をお伽噺の時代から続けて来たような変人だから、気持ちって言っても分からないのよ……、それが原因でフィリアの時も大事な事を分かって上げられなかった結果、最終的には出て行ってレイドのいるマーシェンスに行ってしまったし」
「それなら来週になれば、マーシェンスの賢王ミオラーム・マーシェンスの護衛でこの都市に来るから仲直りしてみたら?」
口では簡単に仲直りと言っては見ても実際には難しい気がする。
けど母さんとマスカレイドはずっと彼女の事を心配して支援をしているらしいし、きっかけがあれば出来るとは思う。
ただ、一つだけ気になる事を言っていたような……、お伽噺の時代から生きているって言わなかったか?。
「……出来る限りやってみるわ?、でも問題はどうやってあの子に会うかよね」
「それならぼくとダート、それにスイが護衛依頼を受ける事になってるからその時に付いて来れば会えると思う」
「冒険者の依頼に部外者が付いて来ていいのかしら?、私はそういう経験無いから分からないわよ?」
「えっとお義母様、依頼において必要あれば現地の人から許可さえ得る事が出来れば同行しても、冒険者の規約において問題はありませんよ?」
「ならその時は同行させて貰うわね……、ところでレースちゃん、母さんって呼ぶのはいいけど、教えて欲しい事がある時は師匠と呼ぶって事は私に何か教えを乞いたいという事よね?、何を知りたいの?」
いつもの調子に戻って来たのか、ぼくの方を見て怪しげな笑みを浮かべる師匠を見て、久しぶりにこの人から教わるとどうなるのかを思い出したけど、必要な事だから幾らでも実践で経験しよう。
「……師匠から魔術に付いて教えて欲しい、出来れば治癒術の時と同じ実践方式で」
「それならいいわよ?、私の知っている過去と今、そしてこれからに繋がる雪の魔術を教えてあげるわ、勿論加減はしないから覚悟してちょうだい、ダーちゃんはどうする?」
「私はダリアの部屋に必要な物を揃えに外に出て色々と集めて来ようと思ってます、三階を作ったのはいいけど部屋にはまだ何もないし、元は私の中にいたもう一人の自分だからあの子が何が好きなのかも分かってるから来た時に快適に暮らせるようにしてあげたいんです」
「あら、ダリアちゃんは愛されてるのね、それならお任せして場所を変えるわよ?レースちゃん」
「変えるって何処……、あれ!?」
……師匠の身体から魔力の光が発せられると同時に目の前の景色が一瞬にして切り替わる。
まだ靴も履いてないせいで土の冷たさが足の裏に感じるし、それにこの周囲を森に覆われた開けた場所はもしかして以前、師匠とマスカレイドが戦ってぼく達が乱入した場所な気がした。
そう思っていると、『さて、今から魔術のお勉強をするけど、その前に何か聞きたい事とかある?』と師匠がぼくに聞いてくる。
魔術に関しては特に無いから『お伽噺の時代からって言ってたけど、師匠って世間だとそこまで長生きしてるって言われてないよね?ほんとは何歳なの?』と返して見ると、今それを聞くの?という顔をして、手元に心器の鉄扇を顕現させて開きながら口元を隠すと『いい?レースちゃん、乙女には秘密が沢山あるのよ?』とクスクスと笑うのだった。
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