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第六章 明かされた出自と失われた時間
1話 彼のいない非日常 ダート視点
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レースとダリアが連れて行かれてからもう一カ月もの時が経過してしまった。
あの時二人が連れて行かれた後、何故か私は無傷で解放された私は急いで王城に戻るとカエデちゃん達のいる部屋行って何かあったのかを伝えて必死に助けを求めて、カエデちゃんとランちゃんを入れた三人で栄花騎士団の本部へと行く事になってずっと滞在しているけど、レースやダリアは大丈夫なのかな……、それに診療所の経営はどうなったのかも気になる。
『ダーちゃんが今診療所に戻ってもそんな暗い顔してたら患者さんが逆に心配しちゃうから、やる事をやってから戻りな?』
『診療所の方はあなた達が帰ってくるまでしっかりと責任を持って守るから、あなたは彼を助けなさい』
ヒジリさんや、トレーディアスでレースが出会って治癒術を教える約束をしたという元指名手配犯のスイさんはそう言って診療所に戻って行ったけど、彼が長期間いないという事は周りの人は心配になると思うし、更に一緒に暮らしている私までいないってなると何かあったんじゃないかと気にしてしまう人が増える気がして、申し訳ない気持ちになる。
「お姉様、会議の時間が来ましたので付いて来て下さい」
私に振り分けられた栄花騎士団本部の来客用の部屋のドアがノックされたかと思うと、向こう側からカエデちゃんの声がする。
会議とは何だって思われるかもしれないけど、今日は五大国の王様達が定期的に栄花に集まって行う国際会議の日で進行役として栄花の偉い人が間に入るらしいけど、今回は栄花騎士団の団長さんと副団長と護衛の人が参加するらしくて、カエデちゃんが団長であるお父さんを説得する事で私はレースが誘拐された件で特例として参加する事を許された。
「うん、今行くね」
「……お姉様、顔色が悪いですが大丈夫ですか?無理してませんか?」
「大丈夫だよ?だから行こう」
扉を開けて返事をすると予め教えて貰っていた栄花騎士団本部の大会議室へと向かう。
後ろでカエデちゃんが心配そうな顔をして声を掛けてくれるけど、今は無理してでも頑張って会議に出席するストラフィリアの王『覇王ヴォルフガング・ストラフィリア』にレースの事を聞かなければいけない。
そして騎士団の団員さんが警備をしている大きな扉の前に立つと気持ちを落ち着かせる為に何度か深呼吸をして気持ちを整える。
「心の準備はいいですか?くれぐれも今はご無理をし過ぎないでくださいね?」
「大丈夫だよ、カエデちゃんありがとう」
「いえ、お姉様を支えるのが今の私がしたい事ですから、では行きましょう」
レースが誘拐されてから、カエデちゃんは一生懸命私を支えてくれるしちょっとした事でも気を使ってくれるけど、何時までも彼女に甘えている訳には行かない。
「栄花騎士団副団長っ!キリサキ・カエデ及びに、ストラフィリア第一王子の妃ダート様到着致しましたっ!」
カエデちゃんが扉の中央に立つと部屋の中に聞こえるように大きな声で私達が着いた事を宣言すると、ゆっくり扉が開いて行く。
「私栄花騎士団団長、キリサキ・ガイ及び、護衛の【桜華】ミツネの両名が入室を許可する」
「ありがとうございますっ!……、お姉様行きますよ」
「うん、失礼致しますっ!」
カエデちゃんのお父さんである団長の許可を得て会議室に入ると、室内で待機している騎士団の団員の手で扉が閉じられて行く。
私達は団長と護衛の人達の座っている中央の席へと近づいて、用意されている場所で座る。
それにしてもレースがストラフィリアの第一王子か、この一カ月の間ストラフィリアで亡くなった筈の第一王子の生存が発覚とかっていう話が大きな話題になっていたりいたらしいけど、初めて聞いた時は驚いたけど彼が例え王子様だとしても私は会いたいしこれからも一緒にいたい。
「君がダートくんか、カエデから聞いているがこうして会うのは初めてだな……、私は栄花騎士団団長のガイだ、宜しく頼む」
「こちらこそ宜しくお願い致します」
カエデちゃんと同じ髪色をして顔に傷があるサングラスを付けたおじさんが私に握手を求めて来たからそれに応じる。
団長さんの事をヒジリさん達がグラサンっていつも呼んでたからどんな人なんだろうって思ってたけど確かに印象的だ。
「あら、どえらい礼儀正しい子や、街におると名前位は聞いた事あると思うけどわっちの名前はミツネと言うんだ、よろしゅうね」
「はい、宜しくお願い致します」
そして団長さんの隣にいる桜色の髪を持ち、綺麗な着物を着た女性が挨拶をしてくれる。
この人は栄花のSランク冒険者【桜華】ミツネさん、普段は街でしのぎと言う仕事で花屋を経営しているらしいけどこの国でお花屋さんを見た事が無いから本当かどうか分からない。
「お喋りはそれ位にして私達は各国の王が来るまで静かに待機だ」
……団長さんがそう言うと暫くして扉の奥から【五大国の王様達がご到着なさいましたっ!】と言う声と共に扉が開く。
【北の大国の覇王ヴォルフガング・ストラフィリア様】と言う声と共にレースと同じ髪と瞳の色を持つ中老位の男性が最初に入室し、続いて【西の大国の商王クラウズ・トレーディアス様】と声が響き、コーちゃんと同じ髪色と瞳の色を持つ老人が入ってくると私の方を見て優しそうな顔をして頷いてくれる。
そして【東の大国の薬王ショウソク・メイディ様】と声が伝わると緑色の髪と瞳を持つエルフの青年が入ってくると音も無く席に座り、【南西の大国の魔王ソフィア・メセリー様】と声が広がるとお淑やかな見た目をした、水色の長い髪と宝石のように綺麗な青い瞳を持ったドレスを着た若い女性が入ると何も無い所で転んで転倒すると急いで立ち上がり恥ずかしそうに顔を頬を朱に染めて小走りに席へ着く。
最後に【南東の大国の賢王ミオラーム・マーシェンス様っ!】と高らかに声を張り上げると、縹色の髪の長い髪を持ち水のように澄んだ瞳を持つ様々な魔導具をプリンセスドレスに装飾品のように縫い付けた幼い女の子が入って来ると『初めまして、私がこの度先代マシーナ・マーシェンスより王位を継いだ、新たな賢王ミオラーム・マーシェンスですわっ!皆様方これから宜しくお願いするわねっ!……さぁ、そこの栄花の下っ端団員さん私達に最高級の紅茶を今すぐ持ってくるのよっ!』と高らかに命令した。
今ここに五大国の王達が揃い、会議が始まるのだった。
あの時二人が連れて行かれた後、何故か私は無傷で解放された私は急いで王城に戻るとカエデちゃん達のいる部屋行って何かあったのかを伝えて必死に助けを求めて、カエデちゃんとランちゃんを入れた三人で栄花騎士団の本部へと行く事になってずっと滞在しているけど、レースやダリアは大丈夫なのかな……、それに診療所の経営はどうなったのかも気になる。
『ダーちゃんが今診療所に戻ってもそんな暗い顔してたら患者さんが逆に心配しちゃうから、やる事をやってから戻りな?』
『診療所の方はあなた達が帰ってくるまでしっかりと責任を持って守るから、あなたは彼を助けなさい』
ヒジリさんや、トレーディアスでレースが出会って治癒術を教える約束をしたという元指名手配犯のスイさんはそう言って診療所に戻って行ったけど、彼が長期間いないという事は周りの人は心配になると思うし、更に一緒に暮らしている私までいないってなると何かあったんじゃないかと気にしてしまう人が増える気がして、申し訳ない気持ちになる。
「お姉様、会議の時間が来ましたので付いて来て下さい」
私に振り分けられた栄花騎士団本部の来客用の部屋のドアがノックされたかと思うと、向こう側からカエデちゃんの声がする。
会議とは何だって思われるかもしれないけど、今日は五大国の王様達が定期的に栄花に集まって行う国際会議の日で進行役として栄花の偉い人が間に入るらしいけど、今回は栄花騎士団の団長さんと副団長と護衛の人が参加するらしくて、カエデちゃんが団長であるお父さんを説得する事で私はレースが誘拐された件で特例として参加する事を許された。
「うん、今行くね」
「……お姉様、顔色が悪いですが大丈夫ですか?無理してませんか?」
「大丈夫だよ?だから行こう」
扉を開けて返事をすると予め教えて貰っていた栄花騎士団本部の大会議室へと向かう。
後ろでカエデちゃんが心配そうな顔をして声を掛けてくれるけど、今は無理してでも頑張って会議に出席するストラフィリアの王『覇王ヴォルフガング・ストラフィリア』にレースの事を聞かなければいけない。
そして騎士団の団員さんが警備をしている大きな扉の前に立つと気持ちを落ち着かせる為に何度か深呼吸をして気持ちを整える。
「心の準備はいいですか?くれぐれも今はご無理をし過ぎないでくださいね?」
「大丈夫だよ、カエデちゃんありがとう」
「いえ、お姉様を支えるのが今の私がしたい事ですから、では行きましょう」
レースが誘拐されてから、カエデちゃんは一生懸命私を支えてくれるしちょっとした事でも気を使ってくれるけど、何時までも彼女に甘えている訳には行かない。
「栄花騎士団副団長っ!キリサキ・カエデ及びに、ストラフィリア第一王子の妃ダート様到着致しましたっ!」
カエデちゃんが扉の中央に立つと部屋の中に聞こえるように大きな声で私達が着いた事を宣言すると、ゆっくり扉が開いて行く。
「私栄花騎士団団長、キリサキ・ガイ及び、護衛の【桜華】ミツネの両名が入室を許可する」
「ありがとうございますっ!……、お姉様行きますよ」
「うん、失礼致しますっ!」
カエデちゃんのお父さんである団長の許可を得て会議室に入ると、室内で待機している騎士団の団員の手で扉が閉じられて行く。
私達は団長と護衛の人達の座っている中央の席へと近づいて、用意されている場所で座る。
それにしてもレースがストラフィリアの第一王子か、この一カ月の間ストラフィリアで亡くなった筈の第一王子の生存が発覚とかっていう話が大きな話題になっていたりいたらしいけど、初めて聞いた時は驚いたけど彼が例え王子様だとしても私は会いたいしこれからも一緒にいたい。
「君がダートくんか、カエデから聞いているがこうして会うのは初めてだな……、私は栄花騎士団団長のガイだ、宜しく頼む」
「こちらこそ宜しくお願い致します」
カエデちゃんと同じ髪色をして顔に傷があるサングラスを付けたおじさんが私に握手を求めて来たからそれに応じる。
団長さんの事をヒジリさん達がグラサンっていつも呼んでたからどんな人なんだろうって思ってたけど確かに印象的だ。
「あら、どえらい礼儀正しい子や、街におると名前位は聞いた事あると思うけどわっちの名前はミツネと言うんだ、よろしゅうね」
「はい、宜しくお願い致します」
そして団長さんの隣にいる桜色の髪を持ち、綺麗な着物を着た女性が挨拶をしてくれる。
この人は栄花のSランク冒険者【桜華】ミツネさん、普段は街でしのぎと言う仕事で花屋を経営しているらしいけどこの国でお花屋さんを見た事が無いから本当かどうか分からない。
「お喋りはそれ位にして私達は各国の王が来るまで静かに待機だ」
……団長さんがそう言うと暫くして扉の奥から【五大国の王様達がご到着なさいましたっ!】と言う声と共に扉が開く。
【北の大国の覇王ヴォルフガング・ストラフィリア様】と言う声と共にレースと同じ髪と瞳の色を持つ中老位の男性が最初に入室し、続いて【西の大国の商王クラウズ・トレーディアス様】と声が響き、コーちゃんと同じ髪色と瞳の色を持つ老人が入ってくると私の方を見て優しそうな顔をして頷いてくれる。
そして【東の大国の薬王ショウソク・メイディ様】と声が伝わると緑色の髪と瞳を持つエルフの青年が入ってくると音も無く席に座り、【南西の大国の魔王ソフィア・メセリー様】と声が広がるとお淑やかな見た目をした、水色の長い髪と宝石のように綺麗な青い瞳を持ったドレスを着た若い女性が入ると何も無い所で転んで転倒すると急いで立ち上がり恥ずかしそうに顔を頬を朱に染めて小走りに席へ着く。
最後に【南東の大国の賢王ミオラーム・マーシェンス様っ!】と高らかに声を張り上げると、縹色の髪の長い髪を持ち水のように澄んだ瞳を持つ様々な魔導具をプリンセスドレスに装飾品のように縫い付けた幼い女の子が入って来ると『初めまして、私がこの度先代マシーナ・マーシェンスより王位を継いだ、新たな賢王ミオラーム・マーシェンスですわっ!皆様方これから宜しくお願いするわねっ!……さぁ、そこの栄花の下っ端団員さん私達に最高級の紅茶を今すぐ持ってくるのよっ!』と高らかに命令した。
今ここに五大国の王達が揃い、会議が始まるのだった。
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