120 / 547
第四章 師匠との邂逅と新たな出会い
5話 黎明
しおりを挟む
朝食を待っている間に眠くなってしまってしまいソファーの上でついつい横になってしまい気付いたら寝てしまっていた。
それはまだ良いんだけど問題が一つあって……
「……これが 夫婦かぁ」
めおとが何か分からないけど、そんな事を言いながらぼくとダートの事を見て眼を輝ているカエデさんがいた。
多分栄花の方言か何かなんだろうなぁ……
「カエデちゃん!?……まだ気が早いよっ!?」
「気が早いっていつかなるんですね、楽しみですっ!」
いったい何が早くて何が楽しみなのか分からないけど、ここで『いったい何の話をしてるの?』って言ったら面倒な事が起きる気がする。
そんな事を思いながら朝ご飯を食べていると……カエデさんが何かを思い出したかのように口を開いた。
「そういえばご飯を食べている間にカルディア様が下から来ると思ったのですが、来ないですね」
「あぁ、それならぼく達の前の家の方に用事があって行くからカエデさんとのお話しが終わったら来てって書き置きがあったよ」
「レース、それって直ぐ行った方がいいんじゃない?」
「待たせるのは良くないと思うけど、師匠が言うようにぼく達の用事を済ませてから行こう」
ぼくがそういうとダートは立ち上がりぼくの事を見る。
いったい今度はどうしたというのか……、
「……食事中に急に立ち上がってどうしたの?」
「カエデちゃんなら信頼出来る子だって私が保証するから大丈夫だよっ!だからご飯を直ぐ食べて行くよレースっ!」
「そんな信頼出来るまで言ってくれる何て……お姉様、カエデは、カエデは嬉しいです!」
……ぼくが寝ている間にいったい何があったというのか。
本当に何があったのか気になるから聞いてみよう。
「えっと、ぼくが寝ている間に何があったの?」
「それは女の子同士の秘密ですぅっ!ね、カエデちゃん?」
「はいっ!だからレースさんには言えませんっ!」
秘密というなら聞かないでおこうと思う。
それに必要な時が来たらダートから話してくれるだろうから待てばいい。
「とりあえず朝ご飯を作っている間にダートが信頼出来る子だって思ったならぼくはそれでいいよ」
「ほんとですかっ!?」
「うん、彼女が大丈夫だと言うんだから信じてあげないとねって事で詳しい話は師匠の件が終わったらしよう」
「はいっ!宜しくお願い致します!」
カエデさんの後ろに花が咲いたと錯覚をしてしまう程に良い笑顔をして返事をする。
その後は特にこれと言った話もなく急いで朝ご飯を食べて食器を片付けた後に、必要な荷物をダートの空間収納に入れて貰うと家を出て向かう事にした。
「今更何だけどいいかな……」
「どうしたの?」
「……ぼく達ってあの距離を以前は往復してたと思うと不便な生活してたんだね」
昔の家に着いたのは良いけど、思った以上に距離があって驚いてしまう。
行き来するだけで徒歩で半刻程掛かってしまうのは確かに患者さん達に以前は遠くて通い辛かったと言われた理由が今では理解出来る。
「ほんと、良くあの距離移動してたよね……、カエデちゃんは大丈夫?疲れてない?」
「はい、これ位なら全然大丈夫です」
「ならいいけど、もし立ってるのがしんどくなったらレースに背負って貰うから言ってね?」
「……殿方に密着するのは恥ずかしいのでその時はお姉様がいいです」
「んー、その時は頑張ろうかな」
こういう時どんな反応をすればいいのか分からないから適当に聞き流しておこう。
それにしても師匠は何処にいるんだろう、ここにいるって言ってたのにおかしいな……、その時だった森の方から凄まじい魔力の波が全身を包み込んだと思うと、数秒遅れて爆発音が遠くから聞こえた。
「ダートっ!カエデさんっ!ぼくの後ろに隠れてっ!」
「わかったっ!」
「え?何でですか?」
「いいから早くっ!【雪壁展開っ!スノーウォール!】」
カエデさんの腕を強引に掴んでぼくの後ろに移動させると魔術で雪の壁を作ったと同時に衝撃が周囲を襲う。
それと同時に目の前の壁が弾け飛んだけどぼく等は無傷で済んだ。
とは言え間一髪だった……後少し対処が送れていたらぼく達の命が危なかったかもしれない。
「レースっ!今のはっ!?」
「あの魔力の波長は師匠だ……、多分何かと戦ってる」
「それなら早く行かないとっ!」
師匠が戦う程の相手となるとぼく達が行っても邪魔になるだけな気がするけど……、ぼくもアキラさんとの訓練である程度は戦えるようになった。
今のぼくならもしかしたら力になれるかもしれない
「……わかった、カエデさんは安全な場所で待機しててっ!」
「いえ、私もいきますっ!」
「カエデちゃんの事は何かあったら私が守るから大丈夫っ!」
「お姉様、ありがとうございますっ!」
……正直カエデさんが戦えるか分からないけどダートがいるなら大丈夫だろう。
ぼく等は音のした方向に急いで向かったけど、その先にあったのは少しでも力になれるかもと思ったのが間違えだと理解するのには充分な光景だった。
左右の手に鉄扇を持ち五つの魔術を空中に展開している師匠と、濃紺の髪にエルフを表す長い耳、そして眼鏡をかけた白衣の男がおり彼の後ろにはそこにある筈の無い魔導工房が存在しており数えきれない数の兵器を製造し続けている異様な光景がそこに存在している。
ただ……ぼくやダートはこの男が誰か知っている、師匠と同じSランク冒険者であり【黎明】の二つ名を持つ魔科学者【マスカレイド・ハルサー】だと、彼はぼく達の姿を眼鏡越しに瞳に映すと不敵な笑みを浮かべるのだった。
それはまだ良いんだけど問題が一つあって……
「……これが 夫婦かぁ」
めおとが何か分からないけど、そんな事を言いながらぼくとダートの事を見て眼を輝ているカエデさんがいた。
多分栄花の方言か何かなんだろうなぁ……
「カエデちゃん!?……まだ気が早いよっ!?」
「気が早いっていつかなるんですね、楽しみですっ!」
いったい何が早くて何が楽しみなのか分からないけど、ここで『いったい何の話をしてるの?』って言ったら面倒な事が起きる気がする。
そんな事を思いながら朝ご飯を食べていると……カエデさんが何かを思い出したかのように口を開いた。
「そういえばご飯を食べている間にカルディア様が下から来ると思ったのですが、来ないですね」
「あぁ、それならぼく達の前の家の方に用事があって行くからカエデさんとのお話しが終わったら来てって書き置きがあったよ」
「レース、それって直ぐ行った方がいいんじゃない?」
「待たせるのは良くないと思うけど、師匠が言うようにぼく達の用事を済ませてから行こう」
ぼくがそういうとダートは立ち上がりぼくの事を見る。
いったい今度はどうしたというのか……、
「……食事中に急に立ち上がってどうしたの?」
「カエデちゃんなら信頼出来る子だって私が保証するから大丈夫だよっ!だからご飯を直ぐ食べて行くよレースっ!」
「そんな信頼出来るまで言ってくれる何て……お姉様、カエデは、カエデは嬉しいです!」
……ぼくが寝ている間にいったい何があったというのか。
本当に何があったのか気になるから聞いてみよう。
「えっと、ぼくが寝ている間に何があったの?」
「それは女の子同士の秘密ですぅっ!ね、カエデちゃん?」
「はいっ!だからレースさんには言えませんっ!」
秘密というなら聞かないでおこうと思う。
それに必要な時が来たらダートから話してくれるだろうから待てばいい。
「とりあえず朝ご飯を作っている間にダートが信頼出来る子だって思ったならぼくはそれでいいよ」
「ほんとですかっ!?」
「うん、彼女が大丈夫だと言うんだから信じてあげないとねって事で詳しい話は師匠の件が終わったらしよう」
「はいっ!宜しくお願い致します!」
カエデさんの後ろに花が咲いたと錯覚をしてしまう程に良い笑顔をして返事をする。
その後は特にこれと言った話もなく急いで朝ご飯を食べて食器を片付けた後に、必要な荷物をダートの空間収納に入れて貰うと家を出て向かう事にした。
「今更何だけどいいかな……」
「どうしたの?」
「……ぼく達ってあの距離を以前は往復してたと思うと不便な生活してたんだね」
昔の家に着いたのは良いけど、思った以上に距離があって驚いてしまう。
行き来するだけで徒歩で半刻程掛かってしまうのは確かに患者さん達に以前は遠くて通い辛かったと言われた理由が今では理解出来る。
「ほんと、良くあの距離移動してたよね……、カエデちゃんは大丈夫?疲れてない?」
「はい、これ位なら全然大丈夫です」
「ならいいけど、もし立ってるのがしんどくなったらレースに背負って貰うから言ってね?」
「……殿方に密着するのは恥ずかしいのでその時はお姉様がいいです」
「んー、その時は頑張ろうかな」
こういう時どんな反応をすればいいのか分からないから適当に聞き流しておこう。
それにしても師匠は何処にいるんだろう、ここにいるって言ってたのにおかしいな……、その時だった森の方から凄まじい魔力の波が全身を包み込んだと思うと、数秒遅れて爆発音が遠くから聞こえた。
「ダートっ!カエデさんっ!ぼくの後ろに隠れてっ!」
「わかったっ!」
「え?何でですか?」
「いいから早くっ!【雪壁展開っ!スノーウォール!】」
カエデさんの腕を強引に掴んでぼくの後ろに移動させると魔術で雪の壁を作ったと同時に衝撃が周囲を襲う。
それと同時に目の前の壁が弾け飛んだけどぼく等は無傷で済んだ。
とは言え間一髪だった……後少し対処が送れていたらぼく達の命が危なかったかもしれない。
「レースっ!今のはっ!?」
「あの魔力の波長は師匠だ……、多分何かと戦ってる」
「それなら早く行かないとっ!」
師匠が戦う程の相手となるとぼく達が行っても邪魔になるだけな気がするけど……、ぼくもアキラさんとの訓練である程度は戦えるようになった。
今のぼくならもしかしたら力になれるかもしれない
「……わかった、カエデさんは安全な場所で待機しててっ!」
「いえ、私もいきますっ!」
「カエデちゃんの事は何かあったら私が守るから大丈夫っ!」
「お姉様、ありがとうございますっ!」
……正直カエデさんが戦えるか分からないけどダートがいるなら大丈夫だろう。
ぼく等は音のした方向に急いで向かったけど、その先にあったのは少しでも力になれるかもと思ったのが間違えだと理解するのには充分な光景だった。
左右の手に鉄扇を持ち五つの魔術を空中に展開している師匠と、濃紺の髪にエルフを表す長い耳、そして眼鏡をかけた白衣の男がおり彼の後ろにはそこにある筈の無い魔導工房が存在しており数えきれない数の兵器を製造し続けている異様な光景がそこに存在している。
ただ……ぼくやダートはこの男が誰か知っている、師匠と同じSランク冒険者であり【黎明】の二つ名を持つ魔科学者【マスカレイド・ハルサー】だと、彼はぼく達の姿を眼鏡越しに瞳に映すと不敵な笑みを浮かべるのだった。
0
お気に入りに追加
132
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
なんで誰も使わないの!? 史上最強のアイテム『神の結石』を使って落ちこぼれ冒険者から脱却します!!
るっち
ファンタジー
土砂降りの雨のなか、万年Fランクの落ちこぼれ冒険者である俺は、冒険者達にコキ使われた挙句、魔物への囮にされて危うく死に掛けた……しかも、そのことを冒険者ギルドの職員に報告しても鼻で笑われただけだった。終いには恋人であるはずの幼馴染にまで捨てられる始末……悔しくて、悔しくて、悲しくて……そんな時、空から宝石のような何かが脳天を直撃! なんの石かは分からないけど綺麗だから御守りに。そしたら何故かなんでもできる気がしてきた! あとはその石のチカラを使い、今まで俺を見下し蔑んできた奴らをギャフンッと言わせて、落ちこぼれ冒険者から脱却してみせる!!
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる