113 / 576
第三章 戦う意志と覚悟
26話 新たな日々
しおりを挟む
新しい家に帰るとダートが眼を覚ましているようで、コルクと何やら楽しそうに話す声がする。
邪魔したら悪い気がするけど明日の事もあるから部屋に入らせて貰おう。
ドアの前に立つと二人に分かるようにノックをした。
「おっ?レース帰って来たん?ダートなら起きとるよー」
「コーちゃん!?……今顔を見られるの恥ずかしいから待って!?」
コルクがドアを開けて迎え入れてくれるけど、何やらダートの様子がおかしい。
いったい彼女に何があったのだろうか。
「えっと……ダートどうしたの?」
「な、何でもない!何でもないのっ!ただ……顔を見られるのが恥ずかしいってだけで」
「ごめん、何を言いたいのか良く分からない」
顔を見られるのが恥ずかしいって言われてもぼくには理由が分からない。
本当にどうしたんだろう。
「えっとな?レース、この家を買った事をダートに伝えてこれから新居で二人暮らしだよって伝えたら色々と考えてしもうたみたいでな?そのせいで意識し過ぎてるだけだから暫くはこうだと思うよ」
「色々考えるとか意識しすぎるとか今迄も一緒に暮らして来たんだから何も変わらないと思うけど……」
「変わるのっ!かーわーるーのーっ!この鈍感男っ!朴念仁っ!」
朴念仁って……何か酷い言われようだなぁって思うけど、確かに今迄のぼくはそう言われる位に愛想が無かった自覚があるからしょうがないのかもしれない。
「……ダートごめんね?今まで君の気持ちにちゃんと向き合おうとしなかったせいだよね」
「えっ、違うそうじゃ……」
「んー、見てる分には面白いけど話が変な方向に行きそうだからあんたらこれ位で止めときなよ?……レースも何か話したい事があるんやろ?」
確かにこのままだと話がいつまでも出来ないで朝になりそうだから止めてくれて良かったと思う。
「ありがとう、じゃあ話したい事何だけど明日のうちにあっちの家から必要な物を取ってこようと思うんだけどその時にダートにも来てもらって空間収納を使って欲しいんだ」
「それって直ぐ使ったりするのはある?ほら、私達の家ってキッチンの中とか便利な魔導具が沢山あるからこの家でも使うのかなって」
「確かにそれならここでも使えるね」
「ならちょっと待ってて?今繋げるから」
繋げる?もしかして空間跳躍で直ぐに取って来るという事だろうか。
もしそうなら今頃アキラさんが使ってるだろうし大変な事になりそうだ。
「今アキラさんに使って貰ってるから跳躍で持って来るなら後にして貰っていいかな」
「今持ってくるわけじゃないよ?コーちゃんにこの家のキッチンの場所を教えて貰ったからそこにある魔導具とあっちの魔導具が置いてある空間を繋ぐ為の穴を予め開けとく感じかな」
ダートはそういうと指先に魔力を通して空間をなぞるようにして切ると目の前には見た事が無いから分からないけどこの家のキッチンらしい場所が見える。
広さは前の家と比べると倍くらいの大きさがあるし魔導具はそれに合わせた大きさの物があるけど正直数世代前の型落ち品だ。
それなら直ぐにでも交換して使えるようにした方が良いだろう。
「とりあえずこの家のキッチンの座標は記憶したから後は明日あっちの家に行ってこっちと繋げれば直ぐにでも交換できるよ」
「ありがとうダート」
「どういたしまして、そういえばレースとコーちゃんに聞きたいんだけど……私の靴が無いのとどうして二人は素足のままなの?」
そういえばそこらへんの説明をダートにしてなかった気がする。
聞かれた以上はしっかりと説明をしておいた方がいいかなぁ……
「実は――」
この家の事を改めて詳しく説明するとダートの顔がどんどん嬉しそうになって行く。
いったい何があったのか……
「ダート、どうしたの?」
「あのね?この世界に来てから玄関で靴を脱いだりする事なんてもう無理だと思ってたから凄い嬉しくて……」
「ダーの居た世界って、栄花に近い所だったんかもしれんね」
「栄花……?行った事無いから知らなかったけどそうだったんだね……、知ってたらこの国を出てそっちに行ってたかも」
ダートが知らなくて良かったと思う。
もしそうだったらぼくは彼女に出会えなかった気がする。
「でも、あっちに行かなくて良かった……だって」
「だってってどうしたの?」
「栄花に行っていたらレースとコーちゃんに出会えなかったもの」
そういうとダートは花が咲くような程に明るい笑顔でぼく達の事を見る。
かわいらしい見た目に綺麗な笑顔、思わず顔が赤くなりそうだ。
「ほんっと、ダーは可愛い子やなぁ……、そんな事言われたら感動して泣きそうになる位嬉しくなってまうやんっ!」
「そんな……、だって本当の事だもの」
「ぼくもダートに会えて良かったと思ってるから大丈夫だよ」
「っ!?」
「あんた……そこでそれを言うのはどうなん?」
……本当の事なのに何故そんな事を言われているのかぼくには意味が分からない。
「もうっ!そんな事より明日あっちの家に行くんでしょ!私はもう寝るからレースも早く休んでねっ!」
そういうと顔を真っ赤にしたダートは布団を頭からかぶってしまう。
さっきまで気を失っていたんだから眠くないと思うんだけど……
「んじゃ、うちもそろそろ眠いから家に帰るわー、変な事して明日寝不足にならんよう気を付けるんよーって……ダー枕投げんのやめーやっ!あぶないって!」
コルクはそういうと枕を避けながら部屋を出て行く。
何かいつもの流れが戻ってきた気がして安心するね。
「うちも明日はジラルド迎えに行くからまた明日ねーっ!」
そして玄関からコルクが自分の家に帰って行くとさっきの騒がしさが落ち着いて二人だけの静寂が訪れる。
「じゃあ、ぼくはもう寝るからダート明日は宜しくね」
「うん……、でもその前にちょっといい?」
ベッドから上半身を起こしてぼくの事を見るダートの顔を見る。
何か伝えたい事があるのだろうか。
「もう知ってると思うけど、私はあなたの事好きだから覚悟してね?……捕まえたら絶対に逃がさないから」
「わかった、ぼくも伝えたい事があるんだ、ぼくは君の事が……」
「……今は私の思いだけ聞いて、周りに言われて自覚した思いと行動じゃなくてもっと自分で考えた答えで伝えて欲しいの」
「……わかった」
……そう言われるとわかったとしか言えないけど、確かにアキラさんとジラルドに言われて思いに素直になろうと決めて直ぐにダートに伝えようという思いに流されていたのかもしれない。
それならぼくなりに考えて、ぼくのタイミングで伝えてみようと思う。
そんな事を思いながら空いてる部屋に入りゆっくりと眼を閉じて行く、明日になったら引っ越し作業とかで忙しくなると思うから早めに休まないと……、そんな事を考えながら眠りに落ちて次の日になったけど特に何かが起きる訳も無く。
あの後ジラルドはコルクに連れられて家に戻り、アキラさんは新しいぼく達の家に招待した後に町の宿屋で部屋を取ると言い直ぐに出て行ってしまった。
そしてぼくとダートは町での新しい生活になれる為に、住み慣れた環境という日常から新たな環境という非日常へと変わったけど、彼女がいるなら大丈夫だ……そう思いながらこれから新たな日々を過ごして行こう。
邪魔したら悪い気がするけど明日の事もあるから部屋に入らせて貰おう。
ドアの前に立つと二人に分かるようにノックをした。
「おっ?レース帰って来たん?ダートなら起きとるよー」
「コーちゃん!?……今顔を見られるの恥ずかしいから待って!?」
コルクがドアを開けて迎え入れてくれるけど、何やらダートの様子がおかしい。
いったい彼女に何があったのだろうか。
「えっと……ダートどうしたの?」
「な、何でもない!何でもないのっ!ただ……顔を見られるのが恥ずかしいってだけで」
「ごめん、何を言いたいのか良く分からない」
顔を見られるのが恥ずかしいって言われてもぼくには理由が分からない。
本当にどうしたんだろう。
「えっとな?レース、この家を買った事をダートに伝えてこれから新居で二人暮らしだよって伝えたら色々と考えてしもうたみたいでな?そのせいで意識し過ぎてるだけだから暫くはこうだと思うよ」
「色々考えるとか意識しすぎるとか今迄も一緒に暮らして来たんだから何も変わらないと思うけど……」
「変わるのっ!かーわーるーのーっ!この鈍感男っ!朴念仁っ!」
朴念仁って……何か酷い言われようだなぁって思うけど、確かに今迄のぼくはそう言われる位に愛想が無かった自覚があるからしょうがないのかもしれない。
「……ダートごめんね?今まで君の気持ちにちゃんと向き合おうとしなかったせいだよね」
「えっ、違うそうじゃ……」
「んー、見てる分には面白いけど話が変な方向に行きそうだからあんたらこれ位で止めときなよ?……レースも何か話したい事があるんやろ?」
確かにこのままだと話がいつまでも出来ないで朝になりそうだから止めてくれて良かったと思う。
「ありがとう、じゃあ話したい事何だけど明日のうちにあっちの家から必要な物を取ってこようと思うんだけどその時にダートにも来てもらって空間収納を使って欲しいんだ」
「それって直ぐ使ったりするのはある?ほら、私達の家ってキッチンの中とか便利な魔導具が沢山あるからこの家でも使うのかなって」
「確かにそれならここでも使えるね」
「ならちょっと待ってて?今繋げるから」
繋げる?もしかして空間跳躍で直ぐに取って来るという事だろうか。
もしそうなら今頃アキラさんが使ってるだろうし大変な事になりそうだ。
「今アキラさんに使って貰ってるから跳躍で持って来るなら後にして貰っていいかな」
「今持ってくるわけじゃないよ?コーちゃんにこの家のキッチンの場所を教えて貰ったからそこにある魔導具とあっちの魔導具が置いてある空間を繋ぐ為の穴を予め開けとく感じかな」
ダートはそういうと指先に魔力を通して空間をなぞるようにして切ると目の前には見た事が無いから分からないけどこの家のキッチンらしい場所が見える。
広さは前の家と比べると倍くらいの大きさがあるし魔導具はそれに合わせた大きさの物があるけど正直数世代前の型落ち品だ。
それなら直ぐにでも交換して使えるようにした方が良いだろう。
「とりあえずこの家のキッチンの座標は記憶したから後は明日あっちの家に行ってこっちと繋げれば直ぐにでも交換できるよ」
「ありがとうダート」
「どういたしまして、そういえばレースとコーちゃんに聞きたいんだけど……私の靴が無いのとどうして二人は素足のままなの?」
そういえばそこらへんの説明をダートにしてなかった気がする。
聞かれた以上はしっかりと説明をしておいた方がいいかなぁ……
「実は――」
この家の事を改めて詳しく説明するとダートの顔がどんどん嬉しそうになって行く。
いったい何があったのか……
「ダート、どうしたの?」
「あのね?この世界に来てから玄関で靴を脱いだりする事なんてもう無理だと思ってたから凄い嬉しくて……」
「ダーの居た世界って、栄花に近い所だったんかもしれんね」
「栄花……?行った事無いから知らなかったけどそうだったんだね……、知ってたらこの国を出てそっちに行ってたかも」
ダートが知らなくて良かったと思う。
もしそうだったらぼくは彼女に出会えなかった気がする。
「でも、あっちに行かなくて良かった……だって」
「だってってどうしたの?」
「栄花に行っていたらレースとコーちゃんに出会えなかったもの」
そういうとダートは花が咲くような程に明るい笑顔でぼく達の事を見る。
かわいらしい見た目に綺麗な笑顔、思わず顔が赤くなりそうだ。
「ほんっと、ダーは可愛い子やなぁ……、そんな事言われたら感動して泣きそうになる位嬉しくなってまうやんっ!」
「そんな……、だって本当の事だもの」
「ぼくもダートに会えて良かったと思ってるから大丈夫だよ」
「っ!?」
「あんた……そこでそれを言うのはどうなん?」
……本当の事なのに何故そんな事を言われているのかぼくには意味が分からない。
「もうっ!そんな事より明日あっちの家に行くんでしょ!私はもう寝るからレースも早く休んでねっ!」
そういうと顔を真っ赤にしたダートは布団を頭からかぶってしまう。
さっきまで気を失っていたんだから眠くないと思うんだけど……
「んじゃ、うちもそろそろ眠いから家に帰るわー、変な事して明日寝不足にならんよう気を付けるんよーって……ダー枕投げんのやめーやっ!あぶないって!」
コルクはそういうと枕を避けながら部屋を出て行く。
何かいつもの流れが戻ってきた気がして安心するね。
「うちも明日はジラルド迎えに行くからまた明日ねーっ!」
そして玄関からコルクが自分の家に帰って行くとさっきの騒がしさが落ち着いて二人だけの静寂が訪れる。
「じゃあ、ぼくはもう寝るからダート明日は宜しくね」
「うん……、でもその前にちょっといい?」
ベッドから上半身を起こしてぼくの事を見るダートの顔を見る。
何か伝えたい事があるのだろうか。
「もう知ってると思うけど、私はあなたの事好きだから覚悟してね?……捕まえたら絶対に逃がさないから」
「わかった、ぼくも伝えたい事があるんだ、ぼくは君の事が……」
「……今は私の思いだけ聞いて、周りに言われて自覚した思いと行動じゃなくてもっと自分で考えた答えで伝えて欲しいの」
「……わかった」
……そう言われるとわかったとしか言えないけど、確かにアキラさんとジラルドに言われて思いに素直になろうと決めて直ぐにダートに伝えようという思いに流されていたのかもしれない。
それならぼくなりに考えて、ぼくのタイミングで伝えてみようと思う。
そんな事を思いながら空いてる部屋に入りゆっくりと眼を閉じて行く、明日になったら引っ越し作業とかで忙しくなると思うから早めに休まないと……、そんな事を考えながら眠りに落ちて次の日になったけど特に何かが起きる訳も無く。
あの後ジラルドはコルクに連れられて家に戻り、アキラさんは新しいぼく達の家に招待した後に町の宿屋で部屋を取ると言い直ぐに出て行ってしまった。
そしてぼくとダートは町での新しい生活になれる為に、住み慣れた環境という日常から新たな環境という非日常へと変わったけど、彼女がいるなら大丈夫だ……そう思いながらこれから新たな日々を過ごして行こう。
0
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる