88 / 536
第三章 戦う意志と覚悟
2話 栄花騎士団の晶
しおりを挟む
目の前でミルクティーを飲む男性を見て思う事は、急にやって来て上から目線で偉そうな態度を取る不審者という印象しかない。
アキの紹介で来た人らしいから栄花騎士団の最高幹部なのだろうけど、ケイといいこの人といい……個性的な人が多い気がする。
いや……この人とケイを比べるのは彼に失礼か……
「あの……」
「飲み終わるまで待てないのか貴様は……」
「ここだと周りの人の迷惑になると思うから場所を変えませんか?」
ぼくがそういうと彼は無言で立ち上がりティーカップを片手に何処かへ歩いて行く。
機嫌を損ねてしまったのだろうか……もしそうなら謝らないといけない。
「ごめんなさい、怒らせるような事をしてしまったみたいで……」
「……?いや、場所を変えると貴様が言ったのだろう?そこの店で軽食を食べようと思うのだが……嫌だったか?」
「怒ってないなら良いんだけど……」
急いで付いて行き謝ると怒ってない所か、何を言ってるんだこいつはと言いたげな顔で話ながら最近新しく出来たらしい飲食店を指差す。
何なんだろうこの人は……ぼく以上にコミュニケーションが取れないじゃないか。
そんな事を思っていると、一人でお店に入って行こうとしてしまうので慌てて後ろについて行く。
「いらっしゃいませー!後でご注文を聞きますのでお好きな席についてメニューを見てお待ちくださいっ!」
店内に入ると元気な声が出迎えてくれる。
……この町に来て外食何て初めてだからどうすればいいのか分からないけど、彼に合わせておけば大丈夫だろう。
「そこのテーブル席にするか……貴様も来い」
そういうと二人用の小さなテーブルが置いてある席へ座りぼくが来るのを待つ。
ぼくの意見を聞いてこうやって場所を変えてくれたしもしかしたら良い人なのかもしれない……?
いや流石に簡単に相手に心を開きすぎだろうかと自問自答しながら彼の対面に座る。
「貴様の言うように場所を変えたが……まずは自己紹介と行こう。私はアキラ、栄花の文字で晶と書いてアキラだ」
「ぼくはアキラさんが知ってる通り、レースです……」
彼はそういうと懐から紙を取り出し自身の名前を書いて見せてくれる。
栄花では独特な名前を使うと言うけど、一つの文字で名前を表すのは実際に見ると困惑してしまう。
「……取り合えず先程の話の続きなのだが……、アキに貴様の雪の魔術を戦闘に使える練度まで高める手助けと将来的に我々の仕事に付き合って貰う可能性があるから鍛えてくれと頼まれたのだが貴様は何処までの強さが欲しい?」
「伸び悩んでいたので助かります……ですが、仕事に付き合って貰うとはどういう事ですか?」
「……む?アキから聞いていないのか?」
アキラが困惑した顔で懐に手を入れるとぼくが持っているのとは違う端末を取り出し何かを操作しだした。
それと同時に先程の元気な声で出迎えてくれた店員さんがやって来てぼく等に注文を聞きに来る。
「ご注文をお伺い致しますー!お決まりでございますか?」
「……取り合えず、珈琲を頼む砂糖をたっぷりと入れてくれ、大体角砂糖10個位だ」
「えぇっ!?……か、かしこまりましたっ!お連れの方は、あれ?先生じゃないですか!……先生ってダートさんと一緒にいるイメージしかなかったので以外ですがお友達いらっしゃったんですね……。あ、ごめんなさいご注文をどうぞっ!」
「同じので良いです……、でも砂糖は入れないでください」
「はーいっ!かしこまりましたっ!」
店員さんはそういうと注文内容を復唱して足早に立ち去って行った。
それを確認したアキラは端末を操作するとテーブルの上に置き通信ボタンを押す。
暫くして端末から腰までの長さの赤い髪を後ろで三つ編みにした男性の映像が現れ声が聞こえてくる。
『おぅっ!アキラどうしたぁ!!』
「すまないハス……これはアキの端末では無かったか……?」
『これは俺の端末だぜ?……さてはお前3番と6番押し間違えたな?またやっ……』
咄嗟に手に取り通信を切ると何事も無かったかのように端末を操作して再びテーブルの上に置き通信を開始する。
今度はアキの姿が表示されて懐かしい声が聞こえてくる。
『あの、先輩どうかしたのですか?』
「アキ……貴様からレースが将来我々の仕事を付き合うという話を聞いていたから話したが……聞いていないと言われたのだが……?」
『え?あっ!あぁぁっ!?レースさんに言うの忘れてたぁっ!お兄ちゃんどうしようっ!私またやっちゃったっ!』
アキがこんなに慌てる姿を始めてみる……、あの時の彼女は真面目なイメージがあったけどこんな一面があったのか。
アキラは無言で通信を切るとぼくの顔を見て口を開く。
「という事だ……この度はこちらの不手際で迷惑をかけてしまい申し訳ない。」
「あぁいえ……驚きはしたけど大丈夫です」
「ご注文の品をお持ち致しましたーっ!あのぉ……店内で騒がないようにお願い致しますー。」
「……すまなかった気を付けるとしよう」
アキラは頭を下げるとお礼を言って珈琲を受け取る。
ぼくもそれに習い受け取り彼が頼んだ珈琲を見ると砂糖を入れ過ぎてドロっとしている液体があって見ているだけで胸やけがしそうだ。
「あの……それ飲むんですか?」
「あぁ、頭を使うと糖分が不足するからな……所で改めて聞くが貴様は何処までの強さが欲しい?」
「何処までと言うと難しいのですが……、ぼくの好きな大切な人を守れる力が欲しいです。もう二度と傷つけたくないから強くなりたいんです」
「ほぅ……聞いていて恥ずかしくなるが良いだろう。それなら貴様を私が納得するまで鍛えてやる」
彼はそういうと珈琲を一気に飲み干し席を立つとぼくの腕を掴み強引に立ち上がらせて店を出ようとする。
何か……ダートと会ってから彼女にも腕を引っ張られたり、強引に移動する事が増えた気がするな……。
そんな事を思いつつもその強引な行動は如何な物かと思う……腕が痛いし。
「あっ!あのお客様っ!退店なさる時はお会計をっ!」
「……?あぁすまない、ここは栄花では無かったのだったな……これでいいか?釣り銭はいらん」
「あ、ありがとうございま……お客様ぁっ!?多すぎま……お客様っ!?」
……懐から栄花の刻印が付いた金貨を渡すと足早にぼくを連れてお店を出ていく。
そのままぼくの腕を掴んで強引に町中を移動するけど、何処に連れて行くのだろうか……、ダートを置いて何処かにそのまま行ってしまったら彼女が心配するだろうし何よりもぼくがあの子を一人にしたくない。
そんな事を思いながら引きずられているうちに町から出てぼくの家がある山に入ると同時に腕から手を離されてその場に倒れ込んでしまう。
その瞬間に金属同士がぶつかる音がして咄嗟に顔を上げると短剣を手に鋭い眼光を向けるコルクと魔力を指先に灯して魔術を使う準備をしているダートに、氷のように透き通った刀を持ったアキラがいた。
『あんたっ!レースをどうする気だっ!』コルクはそういうと彼に飛び掛かって行く……どうしてこうなったのだろうか……。
アキの紹介で来た人らしいから栄花騎士団の最高幹部なのだろうけど、ケイといいこの人といい……個性的な人が多い気がする。
いや……この人とケイを比べるのは彼に失礼か……
「あの……」
「飲み終わるまで待てないのか貴様は……」
「ここだと周りの人の迷惑になると思うから場所を変えませんか?」
ぼくがそういうと彼は無言で立ち上がりティーカップを片手に何処かへ歩いて行く。
機嫌を損ねてしまったのだろうか……もしそうなら謝らないといけない。
「ごめんなさい、怒らせるような事をしてしまったみたいで……」
「……?いや、場所を変えると貴様が言ったのだろう?そこの店で軽食を食べようと思うのだが……嫌だったか?」
「怒ってないなら良いんだけど……」
急いで付いて行き謝ると怒ってない所か、何を言ってるんだこいつはと言いたげな顔で話ながら最近新しく出来たらしい飲食店を指差す。
何なんだろうこの人は……ぼく以上にコミュニケーションが取れないじゃないか。
そんな事を思っていると、一人でお店に入って行こうとしてしまうので慌てて後ろについて行く。
「いらっしゃいませー!後でご注文を聞きますのでお好きな席についてメニューを見てお待ちくださいっ!」
店内に入ると元気な声が出迎えてくれる。
……この町に来て外食何て初めてだからどうすればいいのか分からないけど、彼に合わせておけば大丈夫だろう。
「そこのテーブル席にするか……貴様も来い」
そういうと二人用の小さなテーブルが置いてある席へ座りぼくが来るのを待つ。
ぼくの意見を聞いてこうやって場所を変えてくれたしもしかしたら良い人なのかもしれない……?
いや流石に簡単に相手に心を開きすぎだろうかと自問自答しながら彼の対面に座る。
「貴様の言うように場所を変えたが……まずは自己紹介と行こう。私はアキラ、栄花の文字で晶と書いてアキラだ」
「ぼくはアキラさんが知ってる通り、レースです……」
彼はそういうと懐から紙を取り出し自身の名前を書いて見せてくれる。
栄花では独特な名前を使うと言うけど、一つの文字で名前を表すのは実際に見ると困惑してしまう。
「……取り合えず先程の話の続きなのだが……、アキに貴様の雪の魔術を戦闘に使える練度まで高める手助けと将来的に我々の仕事に付き合って貰う可能性があるから鍛えてくれと頼まれたのだが貴様は何処までの強さが欲しい?」
「伸び悩んでいたので助かります……ですが、仕事に付き合って貰うとはどういう事ですか?」
「……む?アキから聞いていないのか?」
アキラが困惑した顔で懐に手を入れるとぼくが持っているのとは違う端末を取り出し何かを操作しだした。
それと同時に先程の元気な声で出迎えてくれた店員さんがやって来てぼく等に注文を聞きに来る。
「ご注文をお伺い致しますー!お決まりでございますか?」
「……取り合えず、珈琲を頼む砂糖をたっぷりと入れてくれ、大体角砂糖10個位だ」
「えぇっ!?……か、かしこまりましたっ!お連れの方は、あれ?先生じゃないですか!……先生ってダートさんと一緒にいるイメージしかなかったので以外ですがお友達いらっしゃったんですね……。あ、ごめんなさいご注文をどうぞっ!」
「同じので良いです……、でも砂糖は入れないでください」
「はーいっ!かしこまりましたっ!」
店員さんはそういうと注文内容を復唱して足早に立ち去って行った。
それを確認したアキラは端末を操作するとテーブルの上に置き通信ボタンを押す。
暫くして端末から腰までの長さの赤い髪を後ろで三つ編みにした男性の映像が現れ声が聞こえてくる。
『おぅっ!アキラどうしたぁ!!』
「すまないハス……これはアキの端末では無かったか……?」
『これは俺の端末だぜ?……さてはお前3番と6番押し間違えたな?またやっ……』
咄嗟に手に取り通信を切ると何事も無かったかのように端末を操作して再びテーブルの上に置き通信を開始する。
今度はアキの姿が表示されて懐かしい声が聞こえてくる。
『あの、先輩どうかしたのですか?』
「アキ……貴様からレースが将来我々の仕事を付き合うという話を聞いていたから話したが……聞いていないと言われたのだが……?」
『え?あっ!あぁぁっ!?レースさんに言うの忘れてたぁっ!お兄ちゃんどうしようっ!私またやっちゃったっ!』
アキがこんなに慌てる姿を始めてみる……、あの時の彼女は真面目なイメージがあったけどこんな一面があったのか。
アキラは無言で通信を切るとぼくの顔を見て口を開く。
「という事だ……この度はこちらの不手際で迷惑をかけてしまい申し訳ない。」
「あぁいえ……驚きはしたけど大丈夫です」
「ご注文の品をお持ち致しましたーっ!あのぉ……店内で騒がないようにお願い致しますー。」
「……すまなかった気を付けるとしよう」
アキラは頭を下げるとお礼を言って珈琲を受け取る。
ぼくもそれに習い受け取り彼が頼んだ珈琲を見ると砂糖を入れ過ぎてドロっとしている液体があって見ているだけで胸やけがしそうだ。
「あの……それ飲むんですか?」
「あぁ、頭を使うと糖分が不足するからな……所で改めて聞くが貴様は何処までの強さが欲しい?」
「何処までと言うと難しいのですが……、ぼくの好きな大切な人を守れる力が欲しいです。もう二度と傷つけたくないから強くなりたいんです」
「ほぅ……聞いていて恥ずかしくなるが良いだろう。それなら貴様を私が納得するまで鍛えてやる」
彼はそういうと珈琲を一気に飲み干し席を立つとぼくの腕を掴み強引に立ち上がらせて店を出ようとする。
何か……ダートと会ってから彼女にも腕を引っ張られたり、強引に移動する事が増えた気がするな……。
そんな事を思いつつもその強引な行動は如何な物かと思う……腕が痛いし。
「あっ!あのお客様っ!退店なさる時はお会計をっ!」
「……?あぁすまない、ここは栄花では無かったのだったな……これでいいか?釣り銭はいらん」
「あ、ありがとうございま……お客様ぁっ!?多すぎま……お客様っ!?」
……懐から栄花の刻印が付いた金貨を渡すと足早にぼくを連れてお店を出ていく。
そのままぼくの腕を掴んで強引に町中を移動するけど、何処に連れて行くのだろうか……、ダートを置いて何処かにそのまま行ってしまったら彼女が心配するだろうし何よりもぼくがあの子を一人にしたくない。
そんな事を思いながら引きずられているうちに町から出てぼくの家がある山に入ると同時に腕から手を離されてその場に倒れ込んでしまう。
その瞬間に金属同士がぶつかる音がして咄嗟に顔を上げると短剣を手に鋭い眼光を向けるコルクと魔力を指先に灯して魔術を使う準備をしているダートに、氷のように透き通った刀を持ったアキラがいた。
『あんたっ!レースをどうする気だっ!』コルクはそういうと彼に飛び掛かって行く……どうしてこうなったのだろうか……。
0
お気に入りに追加
130
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる