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それから御薙が黙ってしまったので、まだ気にしているのだろうかと相手の様子を窺うため何気なく見上げた途中で視界を過ったものに、冬耶は目を瞠った。
「……ええと、」
今の冬耶はといえば、ベッドの上に胡坐をかいて座る御薙の横に寝ている状態だ。
そのため、必然的に目に入ってしまったのだが、御薙の中心が勃ちあがっている。
冬耶の視線に気づいた御薙は、気まずそうに頭を掻いた。
「あー、これは、お前が突然可愛い顔するから」
「えぇ…」
そんな顔をした覚えはないのだが……。
彼には一体何が見えているのだろう。
「あと、よく考えたらエロいことしちまったなって」
「そ、そんなところは反芻しなくていいですから」
冬耶が過剰反応(普通だとは思うけれど)したせいかもしれないが、御薙の方は変化した体の様子を確かめるためにしたことなのだから、最後までそのつもりでいて欲しい。
というか、恥ずかしいのでもう忘れて欲しい…。
「そういう助平な回想は禁止です」
赤くなった顔を隠すように再び上掛けを引き上げると、御薙は「助平ときたか」と苦笑した。
「助平な恋人は嫌いか」
聞かれて、まともに考えてしまう。
そんなことは考えてみたこともないけれど、それが御薙ならば、冬耶には嫌いになるという選択肢はない。
「…対象が俺のみなら、いいですけど…」
「そんな風に言われると、この先を期待しちまうな」
そういう意味でもなかったのだが、御薙がその気になったのならば、我慢してほしくはなかった。
冬耶は躊躇いながらも、微かに頷いた。
「この先……、しても、いいですよ」
御薙の前で、ゆるゆると上掛けを剥いでいく。
自分から服を脱ぐような行為は少し勇気がいったが、今更だと羞恥心に言い聞かせて、裸体を晒した。
身体を起こそうとしたがしかし、足首を掴まれて再びベッドに沈む。
「えっ?ちょっ…、これは、」
慌てているうちに腰を御薙の膝の上に引っ張り上げられて、再びあらぬ場所を見られることになった。
既視感のありすぎる体勢に、困惑して御薙を見上げる。
御薙は、悪戯が成功した子供のような顔をしていた。
「今度は許可取ってるからいいだろ?」
「えぇ…、直近のやり取りにそれらしい打診が含まれていた覚えは」
「あとこれは、お前にとっても必要なことだし」
「それは、っ…!」
まだ閉ざした場所に、直接ローションらしきものを垂らされて息を呑んだ。
こんなもの、いつの間に用意したのだろう。今朝はなかったような気が。
…などと気をそらしている間にも、指が差し込まれる。
「ぅ…んん…っ」
「流石に、こっちはきついな」
「あっ…!」
慎重に中を拡げながら、それでも既に冬耶の感じる場所を覚えてしまったらしい御薙の長い指が、そこを刺激した。
強い刺激に腰がびくんと跳ねると、今度は太い親指が会陰をぐっと押して、感じる場所を内と外から押される快感に、冬耶はシーツをぎゅっと掴む。
「やっ…、そ、それ、だめ、」
「こっちの方がいいか?」
面白がる声で、もう片方の手が既に蜜を垂らす冬耶の中心を包んだ。
ぐりぐりと先端を弄られて、過ぎた快楽に脳が灼けた。
「あ!ゃぁ、そ、そこは、もっとだめ…っ」
「やっぱこっちか」
とぼける御薙が再び内部の腫れた場所と会陰を責めてきて、冬耶はその指に翻弄される。
「ひん、っ…ゃ、あっ!あっ……!」
「これは駄目じゃなさそうだな」
刺激が強過ぎて、駄目って言えないだけですから…っ!
心の中で猛抗議したが、駄目だと言った性器を擦られて、目の前が霞む。
「あっ…、全部、したら…ふぁ、あっ、~~~~ッ」
冬耶はもはやわけもわからず、腰を突き上げて御薙の手に白濁を放った。
「……ええと、」
今の冬耶はといえば、ベッドの上に胡坐をかいて座る御薙の横に寝ている状態だ。
そのため、必然的に目に入ってしまったのだが、御薙の中心が勃ちあがっている。
冬耶の視線に気づいた御薙は、気まずそうに頭を掻いた。
「あー、これは、お前が突然可愛い顔するから」
「えぇ…」
そんな顔をした覚えはないのだが……。
彼には一体何が見えているのだろう。
「あと、よく考えたらエロいことしちまったなって」
「そ、そんなところは反芻しなくていいですから」
冬耶が過剰反応(普通だとは思うけれど)したせいかもしれないが、御薙の方は変化した体の様子を確かめるためにしたことなのだから、最後までそのつもりでいて欲しい。
というか、恥ずかしいのでもう忘れて欲しい…。
「そういう助平な回想は禁止です」
赤くなった顔を隠すように再び上掛けを引き上げると、御薙は「助平ときたか」と苦笑した。
「助平な恋人は嫌いか」
聞かれて、まともに考えてしまう。
そんなことは考えてみたこともないけれど、それが御薙ならば、冬耶には嫌いになるという選択肢はない。
「…対象が俺のみなら、いいですけど…」
「そんな風に言われると、この先を期待しちまうな」
そういう意味でもなかったのだが、御薙がその気になったのならば、我慢してほしくはなかった。
冬耶は躊躇いながらも、微かに頷いた。
「この先……、しても、いいですよ」
御薙の前で、ゆるゆると上掛けを剥いでいく。
自分から服を脱ぐような行為は少し勇気がいったが、今更だと羞恥心に言い聞かせて、裸体を晒した。
身体を起こそうとしたがしかし、足首を掴まれて再びベッドに沈む。
「えっ?ちょっ…、これは、」
慌てているうちに腰を御薙の膝の上に引っ張り上げられて、再びあらぬ場所を見られることになった。
既視感のありすぎる体勢に、困惑して御薙を見上げる。
御薙は、悪戯が成功した子供のような顔をしていた。
「今度は許可取ってるからいいだろ?」
「えぇ…、直近のやり取りにそれらしい打診が含まれていた覚えは」
「あとこれは、お前にとっても必要なことだし」
「それは、っ…!」
まだ閉ざした場所に、直接ローションらしきものを垂らされて息を呑んだ。
こんなもの、いつの間に用意したのだろう。今朝はなかったような気が。
…などと気をそらしている間にも、指が差し込まれる。
「ぅ…んん…っ」
「流石に、こっちはきついな」
「あっ…!」
慎重に中を拡げながら、それでも既に冬耶の感じる場所を覚えてしまったらしい御薙の長い指が、そこを刺激した。
強い刺激に腰がびくんと跳ねると、今度は太い親指が会陰をぐっと押して、感じる場所を内と外から押される快感に、冬耶はシーツをぎゅっと掴む。
「やっ…、そ、それ、だめ、」
「こっちの方がいいか?」
面白がる声で、もう片方の手が既に蜜を垂らす冬耶の中心を包んだ。
ぐりぐりと先端を弄られて、過ぎた快楽に脳が灼けた。
「あ!ゃぁ、そ、そこは、もっとだめ…っ」
「やっぱこっちか」
とぼける御薙が再び内部の腫れた場所と会陰を責めてきて、冬耶はその指に翻弄される。
「ひん、っ…ゃ、あっ!あっ……!」
「これは駄目じゃなさそうだな」
刺激が強過ぎて、駄目って言えないだけですから…っ!
心の中で猛抗議したが、駄目だと言った性器を擦られて、目の前が霞む。
「あっ…、全部、したら…ふぁ、あっ、~~~~ッ」
冬耶はもはやわけもわからず、腰を突き上げて御薙の手に白濁を放った。
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