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第二話 やばばっ!エルフ谷のリフィリット(ゴブリンとか赤竜とか)
第二話 やばばっ!エルフ谷のリフィリット(ゴブリンとか赤竜とか) 16
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小鳥の囀りと共に、爽やかな朝の風が髪を撫でていく。
エルフの村には、まだ戦いの爪痕は残るものの、赤竜が暴れまわった事を考えれば、最小限の被害で済んだといえる。
赤竜との戦いの後、聖剣の使用で魔力も体力もすっからかんに消耗したエリィは、泥のように眠り続けた。
夢のひとつも見ないまま、次に目覚ました時には丸二日が経っていた。
目を覚ました直後に用意された食事をとり憑かれたように貪り食い、無理矢理体力を回復させたのが数時間前。
今は、出発の準備も済ませ。すっかり元の余裕を取り戻している。
「お待たせ」
腰にぶら下げた剣の位置を調整しながら、タカヤが玄関からのろのろとやってきた。
「もう、タカヤさん遅いですよ」
急かすようにエリィは足踏みをする。
「エリィだって二日間寝てたじゃないか」
タカヤが呆れたように反論する。
「私は名誉の睡眠だから良いのです」
「確かに、そりゃそうだ」
タカヤは納得したように笑った。
準備も整ったところで、エリィとタカヤは並んでエイドラッヒの家へと向かう事にする。
辺りではすでにエルフの若者達が、壊れた建物を修繕していた。
タカヤによれば、エリィが眠っていた二日間。村はずっとこんな様子らしい。
「エリィ様。元気になられたようで何よりです」
どこかへ運ぶ途中だったのか、木材を抱えたエイドラッヒが声をかけてきた。
「たくさん寝て、たくさんご飯も食べたのでばっちり回復しました」
エリィは華奢な腕を曲げて、力こぶを作ってみせる。
「それは何より、村を代表してお礼を……」
エイドラッヒが頭を下げようとした時、
「エリリン復活したーっ! 元気になったみたいで良かったねー」
それを遮って、家の中からリフィリットが勢いよく駆け寄ってきた。
「こら、わしがお礼を言っている最中じゃ。静かにせんか」
エイドラッヒが嗜めるが、リフィリットはまったく気にせずエリィに抱きついた。
「村を代表してとびっきりのありがとねっ!エリリン最強!」
リフィリットはノリの良すぎる礼をエリィに言った。
頬を押し当て、ぐりぐりと擦り合わせるリフィリットに、エリィはされるがままだ。
「そんなふざけた礼を言うやつがあるか、もう下がっとれ」
「ふざけてないしっ! 誠心誠意のマジ感謝だしっ!」
リフィリットをエリィから引き剥がし、肩を持ってぐいぐいと後ろに追いやろうとするエイドラッヒ。負け字とリフィリットは踏みとどまって抵抗する。
「色々とお世話になりました。村は少し壊されちゃいましたけど……」
エリィは頭を下げた。
村を守る事には成功したが、まったくの無傷というわけではない。
「何をおっしゃる。礼を言うのはこちらのほうです。お二人が来てくださらなければ、村は今頃なにも残らぬ焼野原になっておりました」
エイドラッヒは、エリィよりも深く頭を下げた。
「それじゃ、そろそろ行きましょうか」
「そうだな。ギルドに寄って、報酬を貰わないと」
エリィとタカヤはもう一度エイドラッヒに頭を下げ、村を後にしようと歩きだした。
……ところで、エリィはいきなり後ろから思いきり肩を掴まれた。
「ちょいまち! すとっぷ!」
「わっ! びっくりした!」
完全に油断していたので、思わずエリィは声をあげる。
振り返るとエリィの肩を掴んだまま、リフィリットが真剣な表情で見つめている。
「リ、リフィリットさん……どうされましたか?」
あまりにも真剣なリフィリットの表情に、恐る恐るエリィは尋ねた。
エリィの問いかけに、小さく息を吸い込んでからリフィリットは口を開く。
「あのさ……エリリン。お願いがあるんだけど……」
「な、なんでしょう?」
「私を仲間にしてくれない……かな?」
リフィリットの言葉は、エリィが想像もしていないものだった。
「いきなり何を言い出すんじゃっ!」
エイドラッヒは信じられないという風に孫娘を見ている。
「私ね、ずっとこの村に住んでて。村の外の事とか全然わかんなくて……でも、昨日のエリリンを見て、世界には凄い人がいるんだって思った。もっともっと外の世界を見なきゃって」
聖剣で赤竜をぶっ飛ばした事が、そこまでリフィリットに感銘を与えたとは意外だった。
世の中、何がどう誰かに作用するのかわからないものだな。とエリィは思った。
「私は……全然かまわないのです。むしろそのほうが助かりますし」
即決でエリィは答える。今のパーティーのメンバーは治癒術士の自分と、剣士のタカヤ。後衛と前衛のコンビしかいない。しかも、お互い就いている職業に関しては初心者だ。
エリィを前衛とカウントできなくもないが、今回のような緊急事態でもなければ極力目立ちたくはない。名も知れぬ治癒術士として、静かに慎ましく過ごせるならそれに越した事はない。
リフィリットが加わってくれれば、弓矢を使った後衛職ではあるが大幅な戦力アップだ。
断る理由がない。
「じゃ、じゃ、じゃあ。エリリン達と一緒に行ってもいいの?」
「はい。ぜひともお願いします」
「やったぁ! さすがエリリン。話がわかるねー」
エリィの手を取り、ぶんぶん上下に振りながら喜ぶリフィリット。しかし、その後ろでエイドラッヒが待ったをかけた。
「わしはまだ許可しとらんぞ」
「おじーちゃんは黙ってて! 関係ないでしょ!」
「関係あるわい。この森しか知らんお前が、外の世界でやっていけるものか。お二人の足手まといになるに決まっとる」
「そんなのやってみなきゃわかんないじゃん! エリリンは良いって言ってくれてるんだから良いでしょ、別に!」
なんとしても止めようとするエイドラッヒと、絶対に村を出るというリフィリット。
「あの……」
そんな二人の間に、タカヤが割って入った。エリィは成り行きを見守る事にする。
「俺も自分の周りの世界しか知らなくて、冒険者なんてやった事なかったけど……それでも、あんなでっかい竜と戦ってもなんとかなったし……それに、エリィが一緒なら大丈夫だと……思います」
そこで言葉を一旦区切って、タカヤはエリィをちらりと見た。
「それに、外の世界を知りたいリフィリットの気持ちもわかるっていうか……リフィリットがいてくれたら助かるっていうか……」
最後は消え入りそうな声で締めくくる。
「タカヤっち……ありがとぉーーっ!」
リフィリットはタカヤに抱きつき、先ほどエリィにしたのと同じように頬をぐりぐりと押し当てて喜んだ。
「リフィリットちょっと待って! 恥ずかしいから! ほんと待って!」
タカヤは急に密着してきたリフィリットを引き剥がすのに必死だ。
エイドラッヒは眉間に皺を寄せ、うーむと唸る。まだ葛藤があるようだ。
「心配だとは思いますが、ここはひとつリフィリットさんの気持ちを汲んであげてはどうですか?」
タカヤとリフィリットの喧騒を横目に、エリィは助け船を出す。
「冒険者の旅は、確かに危険な事もありますけど。リフィリットさんがまた元気に村に帰ってこれるように、私もサポートしますので」
「ううむ……」
タカヤとエリィの頼みに、エイドラッヒは低く唸る。
しばしの沈黙の後、
「わかった」
静かに、しかしはっきりと頷いた。
「やった! おじーちゃんありがとう! 愛してる!」
「だが、必ず村に戻ってくるんじゃぞ。それが条件じゃ」
両手を上げてはしゃぐリフィリットに、エイドラッヒは念を押した。
「おけおけ、元気に戻ってくるってば」
親指を立ててウィンクをキメるリフィリットを見て、エイドラッヒは大きなため息を吐いた。
「それではお二人とも、こんな孫ですがよろしくお願いします」
エリィとタカヤは頷く。
「二人とも、はやくはやく! 出発するよー!」
村の外へ出る事が待ちきれないのか、村の入り口に駆けて行ったリフィリットが二人を呼んでいる。
「それでは、行きましょうか」
「だな」
エリィはタカヤはもう一度エイドラッヒに頭を下げ、リフィリットが呼ぶほうへと向かった。
とりあえずエンターリアに戻り、ギルドに依頼の結果報告と報酬を受け取らなければいけない。
新たにリフィリットを加え、エリィ達は二日前にきた道を戻る事にした。
エルフの村には、まだ戦いの爪痕は残るものの、赤竜が暴れまわった事を考えれば、最小限の被害で済んだといえる。
赤竜との戦いの後、聖剣の使用で魔力も体力もすっからかんに消耗したエリィは、泥のように眠り続けた。
夢のひとつも見ないまま、次に目覚ました時には丸二日が経っていた。
目を覚ました直後に用意された食事をとり憑かれたように貪り食い、無理矢理体力を回復させたのが数時間前。
今は、出発の準備も済ませ。すっかり元の余裕を取り戻している。
「お待たせ」
腰にぶら下げた剣の位置を調整しながら、タカヤが玄関からのろのろとやってきた。
「もう、タカヤさん遅いですよ」
急かすようにエリィは足踏みをする。
「エリィだって二日間寝てたじゃないか」
タカヤが呆れたように反論する。
「私は名誉の睡眠だから良いのです」
「確かに、そりゃそうだ」
タカヤは納得したように笑った。
準備も整ったところで、エリィとタカヤは並んでエイドラッヒの家へと向かう事にする。
辺りではすでにエルフの若者達が、壊れた建物を修繕していた。
タカヤによれば、エリィが眠っていた二日間。村はずっとこんな様子らしい。
「エリィ様。元気になられたようで何よりです」
どこかへ運ぶ途中だったのか、木材を抱えたエイドラッヒが声をかけてきた。
「たくさん寝て、たくさんご飯も食べたのでばっちり回復しました」
エリィは華奢な腕を曲げて、力こぶを作ってみせる。
「それは何より、村を代表してお礼を……」
エイドラッヒが頭を下げようとした時、
「エリリン復活したーっ! 元気になったみたいで良かったねー」
それを遮って、家の中からリフィリットが勢いよく駆け寄ってきた。
「こら、わしがお礼を言っている最中じゃ。静かにせんか」
エイドラッヒが嗜めるが、リフィリットはまったく気にせずエリィに抱きついた。
「村を代表してとびっきりのありがとねっ!エリリン最強!」
リフィリットはノリの良すぎる礼をエリィに言った。
頬を押し当て、ぐりぐりと擦り合わせるリフィリットに、エリィはされるがままだ。
「そんなふざけた礼を言うやつがあるか、もう下がっとれ」
「ふざけてないしっ! 誠心誠意のマジ感謝だしっ!」
リフィリットをエリィから引き剥がし、肩を持ってぐいぐいと後ろに追いやろうとするエイドラッヒ。負け字とリフィリットは踏みとどまって抵抗する。
「色々とお世話になりました。村は少し壊されちゃいましたけど……」
エリィは頭を下げた。
村を守る事には成功したが、まったくの無傷というわけではない。
「何をおっしゃる。礼を言うのはこちらのほうです。お二人が来てくださらなければ、村は今頃なにも残らぬ焼野原になっておりました」
エイドラッヒは、エリィよりも深く頭を下げた。
「それじゃ、そろそろ行きましょうか」
「そうだな。ギルドに寄って、報酬を貰わないと」
エリィとタカヤはもう一度エイドラッヒに頭を下げ、村を後にしようと歩きだした。
……ところで、エリィはいきなり後ろから思いきり肩を掴まれた。
「ちょいまち! すとっぷ!」
「わっ! びっくりした!」
完全に油断していたので、思わずエリィは声をあげる。
振り返るとエリィの肩を掴んだまま、リフィリットが真剣な表情で見つめている。
「リ、リフィリットさん……どうされましたか?」
あまりにも真剣なリフィリットの表情に、恐る恐るエリィは尋ねた。
エリィの問いかけに、小さく息を吸い込んでからリフィリットは口を開く。
「あのさ……エリリン。お願いがあるんだけど……」
「な、なんでしょう?」
「私を仲間にしてくれない……かな?」
リフィリットの言葉は、エリィが想像もしていないものだった。
「いきなり何を言い出すんじゃっ!」
エイドラッヒは信じられないという風に孫娘を見ている。
「私ね、ずっとこの村に住んでて。村の外の事とか全然わかんなくて……でも、昨日のエリリンを見て、世界には凄い人がいるんだって思った。もっともっと外の世界を見なきゃって」
聖剣で赤竜をぶっ飛ばした事が、そこまでリフィリットに感銘を与えたとは意外だった。
世の中、何がどう誰かに作用するのかわからないものだな。とエリィは思った。
「私は……全然かまわないのです。むしろそのほうが助かりますし」
即決でエリィは答える。今のパーティーのメンバーは治癒術士の自分と、剣士のタカヤ。後衛と前衛のコンビしかいない。しかも、お互い就いている職業に関しては初心者だ。
エリィを前衛とカウントできなくもないが、今回のような緊急事態でもなければ極力目立ちたくはない。名も知れぬ治癒術士として、静かに慎ましく過ごせるならそれに越した事はない。
リフィリットが加わってくれれば、弓矢を使った後衛職ではあるが大幅な戦力アップだ。
断る理由がない。
「じゃ、じゃ、じゃあ。エリリン達と一緒に行ってもいいの?」
「はい。ぜひともお願いします」
「やったぁ! さすがエリリン。話がわかるねー」
エリィの手を取り、ぶんぶん上下に振りながら喜ぶリフィリット。しかし、その後ろでエイドラッヒが待ったをかけた。
「わしはまだ許可しとらんぞ」
「おじーちゃんは黙ってて! 関係ないでしょ!」
「関係あるわい。この森しか知らんお前が、外の世界でやっていけるものか。お二人の足手まといになるに決まっとる」
「そんなのやってみなきゃわかんないじゃん! エリリンは良いって言ってくれてるんだから良いでしょ、別に!」
なんとしても止めようとするエイドラッヒと、絶対に村を出るというリフィリット。
「あの……」
そんな二人の間に、タカヤが割って入った。エリィは成り行きを見守る事にする。
「俺も自分の周りの世界しか知らなくて、冒険者なんてやった事なかったけど……それでも、あんなでっかい竜と戦ってもなんとかなったし……それに、エリィが一緒なら大丈夫だと……思います」
そこで言葉を一旦区切って、タカヤはエリィをちらりと見た。
「それに、外の世界を知りたいリフィリットの気持ちもわかるっていうか……リフィリットがいてくれたら助かるっていうか……」
最後は消え入りそうな声で締めくくる。
「タカヤっち……ありがとぉーーっ!」
リフィリットはタカヤに抱きつき、先ほどエリィにしたのと同じように頬をぐりぐりと押し当てて喜んだ。
「リフィリットちょっと待って! 恥ずかしいから! ほんと待って!」
タカヤは急に密着してきたリフィリットを引き剥がすのに必死だ。
エイドラッヒは眉間に皺を寄せ、うーむと唸る。まだ葛藤があるようだ。
「心配だとは思いますが、ここはひとつリフィリットさんの気持ちを汲んであげてはどうですか?」
タカヤとリフィリットの喧騒を横目に、エリィは助け船を出す。
「冒険者の旅は、確かに危険な事もありますけど。リフィリットさんがまた元気に村に帰ってこれるように、私もサポートしますので」
「ううむ……」
タカヤとエリィの頼みに、エイドラッヒは低く唸る。
しばしの沈黙の後、
「わかった」
静かに、しかしはっきりと頷いた。
「やった! おじーちゃんありがとう! 愛してる!」
「だが、必ず村に戻ってくるんじゃぞ。それが条件じゃ」
両手を上げてはしゃぐリフィリットに、エイドラッヒは念を押した。
「おけおけ、元気に戻ってくるってば」
親指を立ててウィンクをキメるリフィリットを見て、エイドラッヒは大きなため息を吐いた。
「それではお二人とも、こんな孫ですがよろしくお願いします」
エリィとタカヤは頷く。
「二人とも、はやくはやく! 出発するよー!」
村の外へ出る事が待ちきれないのか、村の入り口に駆けて行ったリフィリットが二人を呼んでいる。
「それでは、行きましょうか」
「だな」
エリィはタカヤはもう一度エイドラッヒに頭を下げ、リフィリットが呼ぶほうへと向かった。
とりあえずエンターリアに戻り、ギルドに依頼の結果報告と報酬を受け取らなければいけない。
新たにリフィリットを加え、エリィ達は二日前にきた道を戻る事にした。
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この作者、もう半年更新ないし、失踪ですね。。。
更新できていなくて申し訳ありません。
体調が落ち着いたら更新したいと思っています。
今月末に一度更新できたらなと。
全然更新できていないのにコメントいただけて嬉しかったです。
少しでも更新できるようがんばります!
第一話。職業選択の自由🎵アハハン♪
感想ありがとうございます!
楽しんでいただけるように、
これからも頑張って投稿しますので、
よろしくお願いします♪
感想:かなり面白かったです。
報告:誤字脱字がありましたよ。
感想ありがとうございます!
凄く励みになります。
誤字脱字も
あったよ。
と言ってもらえるだけでも
とても助かります!
これからも頑張って更新しますので
よろしくお願いします。