心に囚われて

tyoko-ちょこ-

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僕の心の中は暗闇だ
真っ暗な空間 聞こえて来るのは
川のせせらぎ この体を横切る風
鳥のさえずり 木々の揺れる音
あぁ ここがどこよりも
落ち着くんだ

周りの音は雑音だ
いろんな音がありすぎるんだ
子供の楽しそうな声 車の音
工場の機械音 世界は明るすぎて
あぁ ここには居場所はないと
思ったんだ

暗闇が本当は怖いんだ
でも心の暗闇は何故か心地よい
自然が奏でる音色 明るくない世界
もうここに閉じこもってしまいたい
外の世界なんて見たくないって
感じたんだ

心の闇に飲まれてしまった
閉じこもったんだ 暗闇に
望んだはずだった でも居心地は悪い
嘘のように音が無くなってしまった
ただ無であり続けるだけ
もう嫌だと叫んだ

僕は気づいてしまった
自然の音は心の中ではなく
僕の好きな音は外の世界にあると
今更 本当に今更だけど
僕は 心の闇の中にあった幻想郷は
ただの幻想だったんだ

とうとう落ちるところまで落ちた
もっと闇に引きずり込まれてゆく
もうこれでいいやと決めた
現実で甘い言葉で騙されるよりかは
まだマシだろうと
安直な考えが頭をよぎった

現実が暗闇になった
家もなく 金もなく なにもない
ただ生きてるだけ 後悔はしていない 
ある意味 僕の心の闇は
どこよりも 最悪だったのかもな
僕は心の闇に 囚われていたんだ

----------------------------------------------------------------------
 ここまで読んでくれてありがとうございます!
今回の詩はどうだったでしょうか。
考察系となっております。
この主人公は現実世界ではどのように生きていたのか
良ければコメントにて、是非、考察したものを書いてください^^
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