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十七夜 その17
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将は翼の前に立ち彼の手の動きを見ると
「なるほど、次で終わりか」
と頷いて立ち去った。
時計を見て10時30分になると
「二日目を開始する」
と言い、全員が姿を見せると
「夜が降り積もり静寂が広がった村で狼はテントの中にいた堤に狙いを定め、そして、襲い掛かった。しかし、そこに騎士が現れて狼を退けた。堤は命拾いをして静かに夜が明けた」
とナレーションを入れた。
省吾は目を見開き
「うひゃ、いきなりびっくりした! 東大路君。ストーリー作れるんだ」
と思わず心で叫んで感心しながら見つめた。
翼は腕を組むと
「東大路の奴、急ごしらえだが、まあ、次からこういうのも悪くないな。東大路は大変だが」
と苦笑交じりに呟いた。
由衣もまた小さく笑って
「そうね、こういう方がよりゲーム的ね。レベルアップしているのね。私も頑張ってレベルアップしないと!」
と心で呟いた。
堤由美は思わずそうナレーションを入れた将を凝視して直ぐに全員を見回すと
「私、救われたので言うわ! 三井さんが狼狼って言っていたから今回失敗しても彼を吊るしあげられるから、あえて、もう一人怪しかった金森さんを占ってもらったわ」
と告げた。
それに金森松男は舌打ちした。
堤由美は笑むと
「金森さんは狼でした」
と告げた。
水野真一が三井一哉を見ると
「ってことは三井が狂人か」
と告げた。
花村孝太は周囲を見回して
「でもさっき東大路教官がナレーションで堤を騎士が守ったって言ってただろ? 騎士は誰だ?」
と見つめた。
全員が普通の表情であった。
10分経ち将が
「よし、全員中央に背中を向けて丸くなれ!」
と告げた。
全員が走って円形になって背中を向けた。将は紙と鉛筆を渡した。
勝負はついており、将は紙を集めると
「処刑者は金森だ」
と言い
「金森、何か反論はあるか?」
と聞いた。
金森松男は肩を竦めて
「占い師堤に先制パンチで予定が狂ったとしか」
とぼやいた。
それに誰もが苦笑した。
将は苦く笑むと
「よし、金森は狼だ」
と言い
「占い師によって狼は暴き出され、村人は一致団結して狼を村から排除した。そして、ひと時の穏やかな平和が訪れたのである」
と告げた。
「占い師は堤だ。狂人は三井、狼は三笠と金森、そして」
誰もが固唾を飲み込んだ
「なるほど、次で終わりか」
と頷いて立ち去った。
時計を見て10時30分になると
「二日目を開始する」
と言い、全員が姿を見せると
「夜が降り積もり静寂が広がった村で狼はテントの中にいた堤に狙いを定め、そして、襲い掛かった。しかし、そこに騎士が現れて狼を退けた。堤は命拾いをして静かに夜が明けた」
とナレーションを入れた。
省吾は目を見開き
「うひゃ、いきなりびっくりした! 東大路君。ストーリー作れるんだ」
と思わず心で叫んで感心しながら見つめた。
翼は腕を組むと
「東大路の奴、急ごしらえだが、まあ、次からこういうのも悪くないな。東大路は大変だが」
と苦笑交じりに呟いた。
由衣もまた小さく笑って
「そうね、こういう方がよりゲーム的ね。レベルアップしているのね。私も頑張ってレベルアップしないと!」
と心で呟いた。
堤由美は思わずそうナレーションを入れた将を凝視して直ぐに全員を見回すと
「私、救われたので言うわ! 三井さんが狼狼って言っていたから今回失敗しても彼を吊るしあげられるから、あえて、もう一人怪しかった金森さんを占ってもらったわ」
と告げた。
それに金森松男は舌打ちした。
堤由美は笑むと
「金森さんは狼でした」
と告げた。
水野真一が三井一哉を見ると
「ってことは三井が狂人か」
と告げた。
花村孝太は周囲を見回して
「でもさっき東大路教官がナレーションで堤を騎士が守ったって言ってただろ? 騎士は誰だ?」
と見つめた。
全員が普通の表情であった。
10分経ち将が
「よし、全員中央に背中を向けて丸くなれ!」
と告げた。
全員が走って円形になって背中を向けた。将は紙と鉛筆を渡した。
勝負はついており、将は紙を集めると
「処刑者は金森だ」
と言い
「金森、何か反論はあるか?」
と聞いた。
金森松男は肩を竦めて
「占い師堤に先制パンチで予定が狂ったとしか」
とぼやいた。
それに誰もが苦笑した。
将は苦く笑むと
「よし、金森は狼だ」
と言い
「占い師によって狼は暴き出され、村人は一致団結して狼を村から排除した。そして、ひと時の穏やかな平和が訪れたのである」
と告げた。
「占い師は堤だ。狂人は三井、狼は三笠と金森、そして」
誰もが固唾を飲み込んだ
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