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十六夜 その13
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志村実と和田和臣は他の面々が本間直を狼とみていると踏んで次も助かると考えて狼の一人を切ったのである。そういう戦略はあり得るのだ。
勝村友治と武田吉三と本間直の三人は安積里美に入れたのである。
将はそれを受け取って目を細めると
「なるほど」
と心で呟きながら
「処刑者は武田吉三だ。狼だ」
と告げた。
将は武田吉三にはテントに戻るように指示し、全員をテントに戻すと自らも中へと入った。そして翼と顔を見合わせると
「これである程度分かるな」
と呟いた。
翼も頷くと
「勝村が誰を調べるか、それと、狼が誰を言ってくるか、だな」
と告げた。
勝村友治は将に
「志村実は狼ですか?」
と聞いてきたのである。
将は笑むと
「狼だ」
と答えた。
そして狼の方は和田和臣が苛立たし気に
「安積里美を」
と告げた。
将は少し考えると
「わかった」
と答え
「和田は不服そうだが」
と聞いた。
それに和田和臣は息を吐き出すと
「俺は勝村だったんですが……武田は全員が今は安積里美の言いなりだからお前たちに向くとヤバいだろ? とごり押しで志村も仕方なさそうにそれでって言うので仕方なくです」
と答えた。
自分は正しかったということを言いたかったのだろう力が入っていた。
将は携帯を切ると翼を見て
「天童、お前の見立ては正しかったな」
と告げた。
翼は肩を竦めると
「まさか三人ともとは思わなかったけどな」
と答えた。
将は安積里美のところへ行くと伝えた。
彼女はあちゃぁと言う具合に顔を顰め
「やっぱり、本間が狼だったんだ。私けっこう勘良いのかも……普通は全然わからないけど当たったし」
と告げた。
将はハッとすると少し目を細めて考えた。
テントから出て戻り、翼に
「本間は恐らく武田を狼だと知っていた。それに勝村が占い師だということも分かってた」
と告げた。
「何故だ?」
翼も驚いて将を見た。配役は今日この場で告げたので彼らは知るすべがなかった。カメラで見ても怪しい動きはなかった。だが、わかったのだ。
翼も将も顔を見合わせた。
10分経ち将は外へ出ると出てきた面々に
「狼にやられたのは安積だ」
と告げた。
宇野公一が腕を組むと
「ということは、やっぱり本間が狼だな」
と告げた。
が、それに勝村友治が
「志村が狼だ」
と告げた。
「俺は本間の言う通りに占い師で昨夜志村を占ったら狼だった」
勝村友治と武田吉三と本間直の三人は安積里美に入れたのである。
将はそれを受け取って目を細めると
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と心で呟きながら
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と告げた。
将は武田吉三にはテントに戻るように指示し、全員をテントに戻すと自らも中へと入った。そして翼と顔を見合わせると
「これである程度分かるな」
と呟いた。
翼も頷くと
「勝村が誰を調べるか、それと、狼が誰を言ってくるか、だな」
と告げた。
勝村友治は将に
「志村実は狼ですか?」
と聞いてきたのである。
将は笑むと
「狼だ」
と答えた。
そして狼の方は和田和臣が苛立たし気に
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と告げた。
将は少し考えると
「わかった」
と答え
「和田は不服そうだが」
と聞いた。
それに和田和臣は息を吐き出すと
「俺は勝村だったんですが……武田は全員が今は安積里美の言いなりだからお前たちに向くとヤバいだろ? とごり押しで志村も仕方なさそうにそれでって言うので仕方なくです」
と答えた。
自分は正しかったということを言いたかったのだろう力が入っていた。
将は携帯を切ると翼を見て
「天童、お前の見立ては正しかったな」
と告げた。
翼は肩を竦めると
「まさか三人ともとは思わなかったけどな」
と答えた。
将は安積里美のところへ行くと伝えた。
彼女はあちゃぁと言う具合に顔を顰め
「やっぱり、本間が狼だったんだ。私けっこう勘良いのかも……普通は全然わからないけど当たったし」
と告げた。
将はハッとすると少し目を細めて考えた。
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と告げた。
「何故だ?」
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「狼にやられたのは安積だ」
と告げた。
宇野公一が腕を組むと
「ということは、やっぱり本間が狼だな」
と告げた。
が、それに勝村友治が
「志村が狼だ」
と告げた。
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