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20 雨屋小智子4-1
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俺は真剣な顔で言った。
20 雨屋小智子4
日曜日。
俺は、駅で待ち合わせをした。
「ども」
手を上げた俺に、ふたりの女性が振り向いた。
「おはようございます、からすまくん」
「おはよう、ございます。からすまくん」
同じセリフ、別の声。
雨屋に、リカちゃん先生。
3人で、改札を抜けた。
電車に乗り、目的地を目指す。
「・・・・・・本当に、これがからすまくんのしたいこと、なの?」
右隣のリカちゃん先生が、問いかけてきた。
確かに、変だと思うだろう。カノジョじゃない雨屋とデートするのに、一緒についてきて欲しい、と。
白いワンピ、という普段とは違う可憐な服装で、リカちゃん先生は微笑む。
「修羅場の予感しか、ないんだけど・・・・・・」
「まあまあ。乗宮にも話はしてありますから」
これは本当だ。
雨屋の計画を、乗宮も了承してくれた。
乗宮は、あの日、兄貴が恋人を連れてきた日、うちにいた。
兄貴が斎藤さんを連れて帰ってきた時の凍った空気と、その後のひどく落胆したうちの両親を見てる。
何でも力になるさ、そう言ってくれた。まあ、乗宮は今回戦力にはならない。俺と雨屋、リカちゃん先生とのデートを許す、てだけだ。
隣の県まで行くのは、遠かった。
途中で一度乗り換え、また別の電車に乗った。
ただ移動するだけだったが、道中は意外と楽しかった。
リカちゃん先生は話題が豊富だし、雨屋も知識と切り返しが豊富だった。俺は相槌をうってるだけで良かった。
ふたりは元々仲良しだ。学校の教師と生徒として。
あー、雨屋にはまだ言ってないんだよな。俺の初体験が、実はリカちゃん先生だってこと。もはや、今さら言えない。
だが、今日の真の目的に雨屋は欠かせない。彼女とリカちゃん先生と、どちらも。
だから、今日が終わるまで、雨屋には言えない。ふたりには仲良しでいてもらわないと。
電車は巨大ターミナル駅に着き、俺たちはバスに乗った。
「遠いのね、映画館って」
「都会ですから」
そう、俺たちの目的地は、映画館だ。
そこには、別の人が待っている。
モールの4階にある映画館、巨大なシネコンへ着くと、その人物が椅子から立ち上がった。
「よ、サトヤ。・・・・・・と、あれ・・・・・・・・・・・・ひょっとして、雪原?」
「え、え、え?どうして、カラスマセンパイが!?」
兄貴とリカちゃん先生、ふたりが顔を合わせて驚く。
「第一段階、完了ね」
「だな」
俺と雨屋はそっと頷きあった。
チケットを買い、俺と雨屋はペア席に座る。
ポップコーンに飲み物。準備は万端だ。
当然ながら、お二人もペア席に座る。俺たちのすぐ前に。
キーアイテムは、既に入手済みである。
兄貴のものは、まだ実家にいくつも残っていた。インハイ優勝時のリストバンド、これで十分だろう。
リカちゃん先生のは、使用済みのブラである。彼女がどんな顔でそれを俺に渡したか、多くは語るまい。
「・・・・・・本当に、ほんとうに、ほんっとうに、こんなものが必要なのね?」
「俺の人生に関わることなんで」
ちなみに、普段使っているものを、ちゃんと丸1日身に着けてもらったものである。
あとでくんかくんかしよう。頬ずりしよう。心ゆくまで。
何せ、俺の童貞をもらってくれた相手である。雨屋のパンティ同様、一生の宝物とする。
映画が始まった。
兄貴に、一緒に映画を見たい、カノジョ連れてくから、それだけ言った。
兄貴も、本当は俺が何をしに来たか、分かっているはず。両親からの差金だと承知しているだろう。それでもOKしてくれた。
映画の、幕が下りる。
映画は、あえて音の小さい、ゆったりした邦画を選んだ。これがハリウッド爆発ばーんどどどーんの超大作なら、途中で起きてしまう危険性がある。
俺はスマホを兄貴とリカちゃん先生の席の隙間に差し込んだ。耳に聞こえるか聞こえないか、ギリギリの低い音量で、古文の授業が流れる。
いうなれば、聴覚サブリミナル効果、である。
過去、高校生の頃にこの呪文にかかった経験のあるふたりは、あっけなく眠りに落ちた。
「では、いよいよだね」
「おう」
俺と雨屋は、お互いのイヤホンを耳にした。
彼女のスマホには、恐るべき眠りの呪文、俺の録音した古文の授業がコピーされている。
手を繋ぎ、俺たちもまた、眠りの世界へと落ちていった。
「・・・・・・や、さとや」
んー。
眠い。
頬がぺちぺちと叩かれた。
俺はうっすらと、目を開けた。
「・・・・・・兄貴」
「遅刻するぞ、サトヤ」
「・・・・・・うん」
あー。眠い。
だが、鼻孔をくすぐるいい香りに、意識がはっきりしていく。
ジャージのまま、階段を下へ降りた。
「・・・・・・おはよ」
「あら、ようやく起きたのねさとやくん。おはよう。朝ごはん、できてるわよ」
いい香りだ。
卵焼きの甘辛い匂い。ぐう、と腹が鳴る。
「ありがとねえさ・・・・・・リカちゃん、先生」
「ふふ、家ではねえさんでいいわよ。・・・・・・はいあなた、緑茶」
「ああ」
兄貴がずず、とお茶を啜りながら、ねえさんを見つめた。
愛情に満ち溢れた眼差し。
そりゃそうだよな、兄貴はねえさんのことが大好きなんだから。
ぴんぽーん、と玄関の音が鳴った。
「あら、いつも時間通りね。・・・・・・さとやくん、扉、開けてきて」
「え?」
「ほら、カノジョを待たせちゃダメよ。毎朝、一緒にごはん食べてるじゃない」
「えーと、そうだっけ。そうか。・・・・・・うん、開けてくるよ」
ガチャ。
玄関扉の外には、俺のカノジョがいた。
雨屋。
「おはよ、からすまくん」
「おう」
「ね、入ってもいい?」
「どうぞ」
「おじゃましまーす」
雨屋が食卓につく。
当然のように、彼女のお箸があった。茶碗、味噌汁、サラダに納豆、焼き魚、卵焼き。
「うわあ・・・・・・先生、ほんと料理がお上手ですね」
「ふふ、ありがと。・・・・・・だって、いつも元気で、いて欲しいから」
「ふふ。新婚さんって、いいですよね。こっちまで幸せになっちゃう。いただきまーす」
「いただきます」
全員で唱和。
俺は味噌汁をすする。
んー、美味い。毎日なのに、毎日でも美味い。
「あーあ、俺もリカちゃん先生みたいな嫁さんが欲しいなあ」
「さとやくん、それカノジョの隣で言う?」
「いいんです。からすまくん、学校でもよくこうやって言ってるし」
「カノジョにフラレて泣くなよ、サトヤ」
「う、それは困る」
全員が笑った。
楽しい朝食。毎朝が、毎日が楽しい。
ぷはー。おなかいっぱい。
「じゃ、行ってきます」
「ふたりとも、気をつけて。あとで学校でね」
「はーい。では先生、いってきまーす」
玄関を出ようとする俺の腕を、雨屋が引っ張った。
「な、なにす____」
「しっ」
雨屋が、俺の口を手で塞いだ。
「むぐ」
「からすまくん、任務を忘れたの?ここ、夢の中でしょ?お兄さんとリカちゃん先生、くっつけるんでしょ?」
「・・・・・・あ、そっか、夢か」
「あなたが忘れてどうするのよ」
ばたん。
玄関扉を閉じ、出かけたフリをして、俺たちはそっと中を伺う。
リビングで、ふたりが話しているのが聞こえた。
「・・・・・・な、リカ」
「なに?あなた」
「俺たち、ずっとこうだったっけか」
「ええ。ずっと。昔から」
接近する、二人の姿。
エプロンのまま、兄貴が洗い物をするリカちゃん先生を背中から抱きしめた。
「せ、センパイ、そろそろ、出勤、しないと」
「まだいいだろ」
胸を、腰をまさぐる。スカートをまくりあげる。ショーツをずり下ろす。
スカートのまま、背後から兄貴が侵入していく。
やがて、ふたりの身体はソファに投げ出された。
新婚の男女は、狂おしいほどに求め合った。互いの肉体を。
俺の心は乱れた。
やはり、冷静ではいられない。だってリカちゃん先生は、俺の。
だけど。
他に手段は思いつかなかった。
20 雨屋小智子4
日曜日。
俺は、駅で待ち合わせをした。
「ども」
手を上げた俺に、ふたりの女性が振り向いた。
「おはようございます、からすまくん」
「おはよう、ございます。からすまくん」
同じセリフ、別の声。
雨屋に、リカちゃん先生。
3人で、改札を抜けた。
電車に乗り、目的地を目指す。
「・・・・・・本当に、これがからすまくんのしたいこと、なの?」
右隣のリカちゃん先生が、問いかけてきた。
確かに、変だと思うだろう。カノジョじゃない雨屋とデートするのに、一緒についてきて欲しい、と。
白いワンピ、という普段とは違う可憐な服装で、リカちゃん先生は微笑む。
「修羅場の予感しか、ないんだけど・・・・・・」
「まあまあ。乗宮にも話はしてありますから」
これは本当だ。
雨屋の計画を、乗宮も了承してくれた。
乗宮は、あの日、兄貴が恋人を連れてきた日、うちにいた。
兄貴が斎藤さんを連れて帰ってきた時の凍った空気と、その後のひどく落胆したうちの両親を見てる。
何でも力になるさ、そう言ってくれた。まあ、乗宮は今回戦力にはならない。俺と雨屋、リカちゃん先生とのデートを許す、てだけだ。
隣の県まで行くのは、遠かった。
途中で一度乗り換え、また別の電車に乗った。
ただ移動するだけだったが、道中は意外と楽しかった。
リカちゃん先生は話題が豊富だし、雨屋も知識と切り返しが豊富だった。俺は相槌をうってるだけで良かった。
ふたりは元々仲良しだ。学校の教師と生徒として。
あー、雨屋にはまだ言ってないんだよな。俺の初体験が、実はリカちゃん先生だってこと。もはや、今さら言えない。
だが、今日の真の目的に雨屋は欠かせない。彼女とリカちゃん先生と、どちらも。
だから、今日が終わるまで、雨屋には言えない。ふたりには仲良しでいてもらわないと。
電車は巨大ターミナル駅に着き、俺たちはバスに乗った。
「遠いのね、映画館って」
「都会ですから」
そう、俺たちの目的地は、映画館だ。
そこには、別の人が待っている。
モールの4階にある映画館、巨大なシネコンへ着くと、その人物が椅子から立ち上がった。
「よ、サトヤ。・・・・・・と、あれ・・・・・・・・・・・・ひょっとして、雪原?」
「え、え、え?どうして、カラスマセンパイが!?」
兄貴とリカちゃん先生、ふたりが顔を合わせて驚く。
「第一段階、完了ね」
「だな」
俺と雨屋はそっと頷きあった。
チケットを買い、俺と雨屋はペア席に座る。
ポップコーンに飲み物。準備は万端だ。
当然ながら、お二人もペア席に座る。俺たちのすぐ前に。
キーアイテムは、既に入手済みである。
兄貴のものは、まだ実家にいくつも残っていた。インハイ優勝時のリストバンド、これで十分だろう。
リカちゃん先生のは、使用済みのブラである。彼女がどんな顔でそれを俺に渡したか、多くは語るまい。
「・・・・・・本当に、ほんとうに、ほんっとうに、こんなものが必要なのね?」
「俺の人生に関わることなんで」
ちなみに、普段使っているものを、ちゃんと丸1日身に着けてもらったものである。
あとでくんかくんかしよう。頬ずりしよう。心ゆくまで。
何せ、俺の童貞をもらってくれた相手である。雨屋のパンティ同様、一生の宝物とする。
映画が始まった。
兄貴に、一緒に映画を見たい、カノジョ連れてくから、それだけ言った。
兄貴も、本当は俺が何をしに来たか、分かっているはず。両親からの差金だと承知しているだろう。それでもOKしてくれた。
映画の、幕が下りる。
映画は、あえて音の小さい、ゆったりした邦画を選んだ。これがハリウッド爆発ばーんどどどーんの超大作なら、途中で起きてしまう危険性がある。
俺はスマホを兄貴とリカちゃん先生の席の隙間に差し込んだ。耳に聞こえるか聞こえないか、ギリギリの低い音量で、古文の授業が流れる。
いうなれば、聴覚サブリミナル効果、である。
過去、高校生の頃にこの呪文にかかった経験のあるふたりは、あっけなく眠りに落ちた。
「では、いよいよだね」
「おう」
俺と雨屋は、お互いのイヤホンを耳にした。
彼女のスマホには、恐るべき眠りの呪文、俺の録音した古文の授業がコピーされている。
手を繋ぎ、俺たちもまた、眠りの世界へと落ちていった。
「・・・・・・や、さとや」
んー。
眠い。
頬がぺちぺちと叩かれた。
俺はうっすらと、目を開けた。
「・・・・・・兄貴」
「遅刻するぞ、サトヤ」
「・・・・・・うん」
あー。眠い。
だが、鼻孔をくすぐるいい香りに、意識がはっきりしていく。
ジャージのまま、階段を下へ降りた。
「・・・・・・おはよ」
「あら、ようやく起きたのねさとやくん。おはよう。朝ごはん、できてるわよ」
いい香りだ。
卵焼きの甘辛い匂い。ぐう、と腹が鳴る。
「ありがとねえさ・・・・・・リカちゃん、先生」
「ふふ、家ではねえさんでいいわよ。・・・・・・はいあなた、緑茶」
「ああ」
兄貴がずず、とお茶を啜りながら、ねえさんを見つめた。
愛情に満ち溢れた眼差し。
そりゃそうだよな、兄貴はねえさんのことが大好きなんだから。
ぴんぽーん、と玄関の音が鳴った。
「あら、いつも時間通りね。・・・・・・さとやくん、扉、開けてきて」
「え?」
「ほら、カノジョを待たせちゃダメよ。毎朝、一緒にごはん食べてるじゃない」
「えーと、そうだっけ。そうか。・・・・・・うん、開けてくるよ」
ガチャ。
玄関扉の外には、俺のカノジョがいた。
雨屋。
「おはよ、からすまくん」
「おう」
「ね、入ってもいい?」
「どうぞ」
「おじゃましまーす」
雨屋が食卓につく。
当然のように、彼女のお箸があった。茶碗、味噌汁、サラダに納豆、焼き魚、卵焼き。
「うわあ・・・・・・先生、ほんと料理がお上手ですね」
「ふふ、ありがと。・・・・・・だって、いつも元気で、いて欲しいから」
「ふふ。新婚さんって、いいですよね。こっちまで幸せになっちゃう。いただきまーす」
「いただきます」
全員で唱和。
俺は味噌汁をすする。
んー、美味い。毎日なのに、毎日でも美味い。
「あーあ、俺もリカちゃん先生みたいな嫁さんが欲しいなあ」
「さとやくん、それカノジョの隣で言う?」
「いいんです。からすまくん、学校でもよくこうやって言ってるし」
「カノジョにフラレて泣くなよ、サトヤ」
「う、それは困る」
全員が笑った。
楽しい朝食。毎朝が、毎日が楽しい。
ぷはー。おなかいっぱい。
「じゃ、行ってきます」
「ふたりとも、気をつけて。あとで学校でね」
「はーい。では先生、いってきまーす」
玄関を出ようとする俺の腕を、雨屋が引っ張った。
「な、なにす____」
「しっ」
雨屋が、俺の口を手で塞いだ。
「むぐ」
「からすまくん、任務を忘れたの?ここ、夢の中でしょ?お兄さんとリカちゃん先生、くっつけるんでしょ?」
「・・・・・・あ、そっか、夢か」
「あなたが忘れてどうするのよ」
ばたん。
玄関扉を閉じ、出かけたフリをして、俺たちはそっと中を伺う。
リビングで、ふたりが話しているのが聞こえた。
「・・・・・・な、リカ」
「なに?あなた」
「俺たち、ずっとこうだったっけか」
「ええ。ずっと。昔から」
接近する、二人の姿。
エプロンのまま、兄貴が洗い物をするリカちゃん先生を背中から抱きしめた。
「せ、センパイ、そろそろ、出勤、しないと」
「まだいいだろ」
胸を、腰をまさぐる。スカートをまくりあげる。ショーツをずり下ろす。
スカートのまま、背後から兄貴が侵入していく。
やがて、ふたりの身体はソファに投げ出された。
新婚の男女は、狂おしいほどに求め合った。互いの肉体を。
俺の心は乱れた。
やはり、冷静ではいられない。だってリカちゃん先生は、俺の。
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