眠姦学校

るふぃーあ

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18 雪原リカ3-2

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ガラ。
保健室の扉を開いた。

「あら、からすまくん。どうしたの?」
「ちょっと、めまいがして」

嘘をついた。
リカちゃん先生は、分かってる、と言いたげに微笑むと、ベッドに寝かせてくれた。

誰か、他の生徒がいるようだった。女生徒のようだ。
しかし、女生徒はしばらくして去っていった。
これで、俺と先生のふたりきりだ。

木曜日の午後。
ちょっと眠くなる時間だ。
リカちゃん先生はきっと、いつもの看護師免許の本を眺めるのだろう。

ギイ、と椅子に座る音がした。

(ごめん、先生)

女生徒を見に行ってる隙に、リカちゃん先生の机からボールペンを1本、拝借しておいた。

リカちゃん先生は真面目な先生だが、保健室でこっそりノーパンオナニーしているのを俺は知っている。
ん、と小さく声がした。やはり、股間に手を伸ばしているのだ。生徒がすぐ近くにいるのを分かって。

俺はボールペンを握りしめ。
ぐっと、全身に力を込めてから。
ゆっくりと息を吐いた。


ぼんやりとした、白い霧。
白昼夢だ。

(やった)

リカちゃん先生の夢に侵入した。
前回、合宿の時は完全に夢の中に入ってしまって失敗したが、今回は最初の時と同じだ。
やってやる、やってやるぞ。いくら防御力の高いリカちゃん先生といえど、この能力なら。

(ん・・・・・・)

股間から、強い刺激が昇ってくる。
リカちゃんが、オナニーしているのだ。

生徒がいるのにこんなこと、と思った次の瞬間、俺は驚愕した。

「か、カラスマ、センパイ・・・・・・」

リカちゃんの声が、霧の中から聞こえた。

(マジか)

生徒たちの憧れの先生。
彼女は、俺の兄貴を想いながら、アソコをいじっていたのだ。

それだけではない。

「カラスマくん、似てる」
「センパイ、に」
「似てる、すごく」
「ああ、センパイ、センパイ、センパイぃ」

俺がトリガーだったのか。
もしかして、俺が入学して、ここに来たことで。
リカちゃん先生が隠していた気持ちに、火がついて。

「扉を、閉めよう」

白い霧に向かって、声を届ける。
霧がゆら、と揺れる。

カチャ。
鍵のかかる音がした。
これで、外部から邪魔されることはない。

「生徒の様子を、見に行こう」

カーテンが開いて、リカちゃん先生が入ってきた。
相変わらず、金縛りにあったように、自分では動けない。

「く、口で、しよう」

じー。
ジッパーが、下ろされた。

ぴょん、と勢いよく飛び出した俺のペニスを、リカちゃん先生がそっと手を添え。
口の中へと、頬張る。

(うおおおっ)

じゅぽっ。じゅぽっ。
淫靡な音を立てて、俺のペニスが口でしごかれる。

強すぎず、弱すぎず。
思いっきり奥まで飲み込み、喉輪で締め付けたかと思えば、亀頭の先端だけ、尿道口を舌先でほじり、次いでちゅうう、とストローのように吸う。
あーん、と大きく口を開け、カリ首と裏スジをくすぐる。れろれろと。

うめえ。やっぱりうめえよ先生。最高だよ。
リカちゃんの長い髪がサラサラと股間の周囲に触れて、ゾクゾクするほど射精感が這い上ってくる。
ああ、出したい。この中に。口の中に。ごっくんさせてやりたい。
だが、ここで放っては前回と同じだ。俺はいつまでも味わっていたい先生の口の中の感触を惜しむように、次の指令を出した。

「う、上に、またがって」

ズボンが、トランクスが完全に下ろされる。

ぎし。
保健室のベッドがきしむ。
さほど広くないベッドの上に、白衣のまま着衣のまま、先生が上がってきた。
タイトスカートをたくしあげ、俺の先端に秘部を押し当てる。

そのまま、ゆっくりと腰が降りてきた。

(う、うおおおおおおおおおおおおっ!)

ずぶ。
自分で自分を慰めていたリカちゃん先生の膣は温かく、十分に湿っていた。
彼女は俺のペニスを、しっかりと体奥まで飲み込んだ。

(や、やった)
(は、初めて、セックスした)
(リカちゃん先生と)

ああ。あああ。
言葉にならない、この感覚。
女体に飲み込まれる、という感覚。

リカちゃん先生が、リズミカルに腰を動かした。
騎乗位に慣れた動き。男をよく知った、女の身体。
腰がとろけそうだ。

ゴムを、と考えないわけではなかった。
でも、味わいたかった。リカちゃんの生の感触を。これが最後かもしれないし。

我慢して、最後に外に出せばいい、そう思っていた。
だが、甘かった。

夢の中でしたセックスとは、別レベルの快感だった。
それはまるで、ボクシング漫画を読んでちょっと強くなった気がするド素人が、ノーガードでプロボクサーのボディーブローを受けたかのように。
俺は我慢することなど全くできず、あっという間に彼女の中へ放出した。

びゅっ!びゅるるるるるるうううううううっ!
どくん。どくん。

めくるめく快感が、俺の脳天を貫き、全身を駆け巡った。

ああ。
やっちまった。
でも、気持ちいい。もう、避妊とかどうでもいいくらいに。

(ああ、センパイ、センパイ)
(嬉しい、センパイ、と)

リカちゃんの意識が流れ込んでくる。
意識が混濁しているようだ。
俺とのセックスを、兄貴としていると勘違いしてるのか。

(も、もう、どうにでもなれ)

「もっと、動いて」

抜かないまま。
2回戦目へと突入した。

一発放って半勃ちになっていた部分は、リカちゃん先生の膣にやんわりと吸われて、また固くなった。
彼女は俺の胸に手を置き、また腰を動かし始めた。
一度目はあっという間だったが、一発出してちょっと落ち着き、俺は先生の身体の感触を楽しむ余裕が生まれた。

俺の上にまたがる、彼女の尻の感触と重み。
股間やふとももに打ち付けられる、肌と肌の感触。
フェラよりも高い吸引力を持つ、肉壺の温かさとヒダヒダ。

ああ。セックスだ。これが、本物のセックスだ。
俺は今、セックスしている。現実で。

乗宮。
彼女の顔が、ちらりと浮かんだ。

だけど、あいつが悪いんだ。あいつがヤラせてくれないから。悪いのはあいつだ。

「あ、あ」

リカちゃん先生の口から、愉悦の声が漏れる。
感じているのだ。俺で。俺の男根で。

「あ、ああ、ああ」

動きが早くなった。

イキかけてる。先生も。
俺は必死で、射精に抵抗した。
今までの、夢の中での経験や知識も、すべて動員して。
身体は動かないが、ケツに力を込め、意識を集中させた。

でも、もうだめだ。
もう、我慢できない。
せめて、一緒に。

その瞬間、リカちゃん先生が大きく仰け反った。

「んあっ!」

ひく、と膣壁が締まる。
木津川が何度も教えてくれた、女性がイク時の感触。
その中へ、俺も我慢に我慢した想いを放出した。

あー。
もう、言葉にならない。
もう死んでもいい。気持ちいい。

「・・・・・・・して・・・・・・どう、して」

声がした。
薄目を開けた。

リカちゃん先生が、顔面蒼白で声を震わせながら、俺を見下ろしていた。


先生はどこかへ走り去った後、10分ほどしてから戻ってきた。
しばらく椅子に座っていたが、やがてカーテンを開けて入ってきた。

「・・・・・・からすまくん」
「先生」
「わたし、よく覚えていなくて・・・・・・ご、ごめんなさい・・・・・・」

そうだ。
俺はただ、眠っていた。
どう考えても、「行為をした」のは先生の方だ。俺が寝ている間に、ベッドに入ってきて、俺の上にまたがり、無理矢理性行為を。

「せ、生徒に、こんなこと、するなんて」
「・・・・・・」
「先生、失格ね・・・・・・」

辞任。退職。
そんな言葉がよぎるような、消え入りそうな声だった。

「先生、俺」
「・・・・・・」
「よく、覚えてなくて」
「・・・・・・ごめん」
「謝らないで下さい。その、俺、先生のこと、好きだから」
「でも」
「驚いたけど、先生、兄貴の名前を呼んでて、ああ、なんか間違ってるんだろうなって」
「・・・・・・」
「けど、俺嬉しかったんです。その、先生と、できて」
「でも、でも!あなたは未成年で、高校生で、うちの生徒なのよ!こんなこと、許されるわけが____」
「黙っていたらいい」
「・・・・・・」

俺の言葉に、先生は黙り込んだ。

「ここには誰もいません。黙ってたら、誰にも分かりっこないです」
「・・・・・・だけど」
「先生は、誰かに言いたいですか?」
「そんなわけない」
「だったら、それでいいです。俺も忘れます。忘れられないけど」
「けど、乗宮さんに、合わせる顔がない。あなたの、カノジョでしょ?」
「そうですけど・・・・・・あいつきっと、黙ってたらわからないから」
「・・・・・・」
「先生が公言したら、俺って乗宮と別れることになるんですよね」
「・・・・・・」
「それはすっげえ悲しいし、やっぱり傷つけたくないです。せっかくできた、初めてのカノジョだし」
「・・・・・・でも」

涙。
彼女の深い色の瞳から、涙がこぼれた。
ハンカチで目元を押さえている。

胸が痛くなった。
ごめん、先生。俺のせいで、こんな目に合わせて。

「その、避妊とか、大丈夫なんでしょうか。その、俺、責任取れって言われても」
「うん、大丈夫。・・・・・・生理が重いので、ピル飲んでるから」

ほっ。良かった。

「じゃあ、何も問題ありませんよね」
「・・・・・・うん」
「絶対、死ぬまで、お墓まで秘密ですよ?」
「・・・・・・うん。・・・・・・・・・・・・優しいね、からすまくんは」
「そんなんじゃ、ないっす」

本当に。

「リカちゃん先生がいなくなったら、みんな悲しむっす。俺も絶対、全員からそういう目で見られて、お前が悪いんだろとか、お前から誘ったんだろって_____」

あ。
雨屋の気持ちが、いまようやく分かった気がした。
まあ、彼女は純粋な被害者だが。
 
「教師として、ちゃんとけじめはつけないとだし、生徒への態度に嘘があっては駄目、そう普段から言い聞かせてるから・・・・・・ちゃんとしなきゃ、なんだけど」
「はい」
「でも、怖い。すべてを失うのは」
「・・・・・・失いませんよ」
「・・・・・・うん」
「失わせませんよ、俺が」

保健室をあとにした。
悪いことをした、という後悔の念はある。
リカちゃん先生を泣かせたくなかった、という感情も。
だけど、やった、という達成感の方が強い。

あのリカちゃん先生を、俺は攻略したんだ。他の誰でもなく、俺が。
やった。やってやった。セックスした。
最高の、最強の童貞卒業だ。ひゃっほい。
俺は教室に向かって廊下を歩きながら、人知れず、拳を突き上げた。


次の週、兄貴が恋人を家に連れてきた。
俺たちは、玄関で出迎えるべく待機していた。
俺、父さんに母さん、乗宮。

「どんな人?」
「さあ、母さんも知らないの。父さんも」 
「知らん」
「へえ。・・・・・・兄貴、昔から秘密主義だから」
「乗宮ちゃんも、ごめんなさいね。誘っちゃって」
「いえ!ちょっと緊張しますけど、嬉しいです。お兄さんに会えるの楽しみだし、夕食もいただけちゃうし」
「ええ、たっくさん食べて行ってね」
「はい!」

車が停まる音がした。
兄貴の車。

ドアがバタン、と開閉する音。
玄関扉が開く。

ガチャ。

「ただいま。・・・・・・みんなどうした、こんな狭いところで」
「お、おかえり、星矢」
「おかえりあに・・・・・・き・・・・・・」
「どうも、お邪魔してま・・・・・・ええっ!?」

乗宮が、目を見開く。
まさか。いやそんな。

兄貴に手を引かれて、入ってきたのは。

「こんばんは。・・・・・・ど、どうも」

頭を下げた人物。
俺は見覚えがあった。
確か、同じ高校の。同じバスケ部の友人。

それも、男子バスケ部の。
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