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4 真行寺楓
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4 真行寺楓
真行寺楓 (しんぎょうじ かえで)。
仰々しい名前だが、本人も仰々しかったりする。
お嬢様、という表現が最も似合う生徒だと思う。クラスの中で、いや学年で、いや学校で。
黒く長い艶のある髪をひとつに束ねているのも、きりりとしていい。
本人も「元は華族ですわ」と仰っておられたのだから、やんごとなきお方であるのだろう。華族ってなんだっけか。
美術部の彼女は、中学生の頃からコンクールの常連であり、将来は美術関係に進む、と公言していた。
成績はさほど悪いほうじゃないが、雨屋のようにずっと学年トップ、ってほどじゃない。だが芸術関係には異常に執着していた。
そんな彼女の「キーアイテム」を入手したのは、単なる偶然である。
たまたま美術の授業で俺が座った美術室の椅子、そこに転がっていた油絵用のナイフが、彼女のものだったのだ。
「真行寺楓」
几帳面に名前が彫ってあった。きっと大切なものなのだろう。
ちゃんとあとで返そう、そう思った。
無論のこと、返却する前に、ある目的に使わせてもらうが。
月曜5限目、古文の時間。
教師が眠りの魔法を全員にかける。抵抗力の弱いものから次々と倒れていく。
俺は眠気を必死に堪え、真行寺が机に突っ伏すのを確認してから、机の中にあるナイフを握りしめた。
彼女はその名前に負けず、美人である。
絶世の美人、と言えるかもしれない。
少なくとも、うちのクラス、いやうちの学年で一番綺麗な女子は誰か、と問われれば、全ての鏡は彼女の姿を映し出すだろう。そんな外見の持ち主だ。
乗宮ほどではないが、すらりとして背が高く、スタイルもいい。髪も手入れを欠かしていないためか、ストレートな黒髪ロングヘアは塵芥のひとつも付着することを許されないような威厳がある。
細い切れ長の瞳、銀河鉄道へ連行されそうな長く印象の強い睫毛、思わず生ツバを飲み込むようなカモシカのような細い脚と、それでいて破壊的に大きな胸部装甲が、男子共の目を引き付けてやまないのである。
あれこれ言ってるが、つまり、俺は彼女とヤりたい。
それは嘘偽りのない、男子の感想である。
ゆっくりと目を開けると、そこは見知らぬお屋敷の中だった。
お屋敷というか、お城じゃないのかこれは。
真っ白な大理石が豊富に使われているその西洋風のお城は天井がだだっ広く、優雅さと神聖さを備えているように思えた。
どこからか、パイプオルガンでも聞こえてきそうである。
巨大なフロアには映画のセットでしか見ないような半円状の階段が2階へ続いており、赤いカーペットが敷き詰めてあった。
ざわめきが聞こえてきた。
俺はそっと階段を昇り、2階へと向かった。
俺の身長の倍くらいある巨大な両開き扉を押すと、中に真行寺がいた。
彼女は椅子に座っていた。そしてその周囲に、多くの男が群がっていた。
(なんだ、この部屋)
むっと油っぽい匂いがする。
絵の具の匂いだ。それが部屋中に充満していた。
巨大な部屋の中で、真行寺はポーズを取っていた。
裸婦。
デッサンをするものは必ず描く、と言われる、人体を、特に女性の曲線を描く練習として使われる、古来より用いられる題材。
普段は「描く側」だろう。しかし、今の真行寺は「描かれる側」だった。
「真行寺さん、もっと腕を上げてくれますか」
「こ、こうかしら」
「脚を組み替えて下さい」
「右足をもっとこう、高めに」
「だめ、恥ずかしいですわ。これ以上あげると・・・・・・」
そう言いつつも、真行寺は嬉しそうに右脚を持ち上げ、椅子の縁に載せた。
おおおおお、と男どもの声がする。
周囲を取り巻くのは、全員がうちの制服、うちの学校の男子生徒だった。
全員が絵筆を持ち、真行寺を裸婦モデルにして描いているのだ。
それでいて、彼女の肢体に見蕩れている。見惚れている。
彼女が足をあげると、淫靡な股間の部分に視線が注がれ、それを感じて真行寺も興奮している。
(こいつ・・・・・・男の注目を集めるのが夢、ってか)
それも、全裸の姿で。
露出願望なのだろうか。それとも芸術だと思っているのか。
多くの男子から言い寄られながらも、彼女は特定の男子生徒と付き合ったりはしていなかった。
「お父様から・・・・・・交際は禁じられておりますので」
それが口癖だった。決まり文句だった。
男子に媚びるような姿も見せなかった。しかし、内心ではこんな風に思っている、ということか。
この数、ほぼうちの学校の全男子生徒だぞ。これほど注目を集めたいって、どういう頭の構造してんだこいつ。
そして、ひとりだけ、彼女を真正面から堂々と見つめる人物がいた。
背の高い、端正な顔立ちの男性。
「ああ、お兄様」
「楓・・・・・・綺麗だ」
男性はじ、と彼女の顔に、美しい肢体に、豊満な胸に見入っていた。
兄、だと?
「あああ、お兄様、おにいさま、おにいさま」
「楓を僕のものとしたい。永遠に」
「あああ、楓はお兄様のものですわ、お兄様だけの、楓ですわ」
なんだこいつら。
俺はつかつかと彼女の近くに歩み寄った。
彼女は俺をゆっくりとした動作で見つめた。
「あら、あなたも早く、わたくしを芸術品として崇めなさい。そして美しい絵を描くのですわ」
「無理だな。俺は絵が苦手なんだ」
そう言うと、俺は近くにいた生徒の筆を奪い取り、青色の絵の具をたっぷりとつけて彼女の裸体へと塗りつけた。
「きゃっ!・・・・・・あ、あなた、モデルに触れるなんて、なんてことを」
非難の目で、俺を睨む。
だが、周囲にいた男子生徒たちが一斉に立ち上がった。ガタッ。
彼女はひっ、と身をすくめる。
「芸術だ」
「これは芸術だ」
「俺も、俺も塗る」
「僕もだ」
「彼女に、塗りつけたい」
そういうと、ゆっくりと彼女へ近づき。
全員が腕を伸ばして、彼女の裸体へと絵の具を塗りつけた。
兄も俺を咎めるでもなく、その中に混じって絵の具を塗りつけていた。
「ああ、だめです、いけませんわそんなこと・・・・・・このわたくし自身を作品としてしまうなんて、ああ、そんな、そんなこと・・・・・・」
椅子の上でもみくちゃにされながらも、彼女の恍惚とした表情は益々輝きを増していった。
俺はしゃがみ込むと、彼女の太腿の間に顔を押し込んだ。
眼の前に、女性の秘部がある。真行寺の、おそらく未使用な秘部が。
そこへ、そっと舌を近づけた。
全身に絵の具が塗りつけられ、秘部には俺の唾液が塗りつけられる。
「ああ、ああ、いけません、いけませんわ、そんなところを、そんな、そんな・・・・・・」
くちゅ。くちゅ。
淫靡な音を立て、彼女の陰部が俺の舌で愛撫される。
全身には絵の具が筆で塗りつけられ、全身で感じている。
ドSなのかドMなのか、よくわからない。
いきなり場面が切り替わった。さっきまでの大広間も、椅子も大量の男子生徒たちも兄も消え、巨大で白く、ふかふかの天蓋付きベッドの上だ。
恐らく、初体験はこんな豪華な部屋で迎えたい、ということだろう。
さっきまで彼女の全身に付着していた絵の具も全て消え失せ、彼女は素肌を晒していた。
俺は遠慮なく彼女の全身を唇と舌で愛撫し、唇を奪った。
クンニを終えると、俺は座ったままの彼女へと、股間の先端をあてがった。
ずぶ。ゆっくりと先端が飲み込まれていく。
「あああ、いけません、いけませんわ、そこ、そこは、そこだけは・・・・・・あ、あああ、ああああああああんんんんんっ」
ずぶぶ。
しっかりと俺を飲み込む。
どぼっ。
股間から大量の出血が流れ出た。
やはり、真行寺は処女なのだ。これは彼女が性行為で「これくらい出血するかもしれない」という意識の現れなのだろう。
しかし、ここまで出血しないぞ。こんなに出血したら死ぬ。
出血は一瞬で収まり、彼女は大量の絵筆で愛撫された身体を惜しみなく俺に差し出し、ヴァギナを貫かれていた。
イヤイヤ、と口で言いつつも、長い両腕が俺の首に絡みついて離さない。
やはり、彼女の肌は素晴らしかった。
雨屋も乗宮も、木津川だって女子高生らしい肌理細やかな肌をしていたが、真行寺はまたひときわ凄い。吸い付くような肌だ。
普段から手入れを欠かしていない、という自負があるのだろう。夢の中でも、それはしっかりと反映されていた。
そして、胸。もうこれに尽きる。
おっぱい星人ではない俺だが、やはりこれは凄かった。
うずめる。
顔が。うずまる。すべて。耳まで。
はさみこむ。ぱふぱふと。
俺は腰を振りながら、真行寺の巨大な胸の感触を心いくまで堪能してしまった。
いけない、これ以上は。
どこかで声が聞こえてくる。
おっぱい原理主義者の暗黒面へ吸い込まれてしまうぞ。
ヒゲの生えた老師が耳元でそう囁くが、もう俺の脳内には届かない。
もはや人生はおっぱいだ。おっぱいこそ全てだ。
よし、やってやる。やってやるぞ。
俺は股間からモノを引き抜くと、おっぱいの間へと差し込み。左右から挟み込んだ。
(おおおおお)
これが。
これが、パイズリって感触か。マシュマロの如き感触だ。
あまりの気持ちよさに、俺は胸の間に挟まれたまま、精を放った。
びゅるるるるっ!
相も変わらず、大量に放出される。
牛乳を丸ごと、リットル紙箱ではなくガロン瓶ごとぶちまけたような勢いで、俺の先端から出たミルクは真行寺の顔面に近距離からぶっかけた。
それだけでは止まらず、俺は真行寺の髪を掴み、その口の中へと陰茎を押し込んだ。
「飲め」
「んっ、んぐっ・・・・・・・・・・・・んっんっ」
ごきゅ。ごきゅ。
すごい勢いで出続ける液体を、真行寺が必死に飲み下す。
れろ。れろ。
長い舌が、ようやく途切れた液体を惜しむように、俺の先端を何度も舐めた。
あああ。
めっちゃ気持ちいい。
「ね、からすまくん」
「ん」
「起きて」
「ん?」
ん?
はっ。
目を開けると、とっくに授業が終わっていた。
あれ。いつもはチャイムで目覚めるのに。
まさか、これがおっぱいの闇か。暗黒面というやつか。
そして。
眼の前には、真行寺の顔があった。ドアップで。
「お、おわああああっ!?」
「なんですの、そんなに驚いて。今日は5限で終わりですし、起こして差し上げたのですよ。・・・・・・何かいい夢でも、ご覧になっていらっしゃったのかしら?」
ふふ、と彼女が笑い。
そして、ちろ、と舌先を出して、自分の唇を舐めた。
俺の喉が、ごく、と鳴った。
真行寺楓 (しんぎょうじ かえで)。
仰々しい名前だが、本人も仰々しかったりする。
お嬢様、という表現が最も似合う生徒だと思う。クラスの中で、いや学年で、いや学校で。
黒く長い艶のある髪をひとつに束ねているのも、きりりとしていい。
本人も「元は華族ですわ」と仰っておられたのだから、やんごとなきお方であるのだろう。華族ってなんだっけか。
美術部の彼女は、中学生の頃からコンクールの常連であり、将来は美術関係に進む、と公言していた。
成績はさほど悪いほうじゃないが、雨屋のようにずっと学年トップ、ってほどじゃない。だが芸術関係には異常に執着していた。
そんな彼女の「キーアイテム」を入手したのは、単なる偶然である。
たまたま美術の授業で俺が座った美術室の椅子、そこに転がっていた油絵用のナイフが、彼女のものだったのだ。
「真行寺楓」
几帳面に名前が彫ってあった。きっと大切なものなのだろう。
ちゃんとあとで返そう、そう思った。
無論のこと、返却する前に、ある目的に使わせてもらうが。
月曜5限目、古文の時間。
教師が眠りの魔法を全員にかける。抵抗力の弱いものから次々と倒れていく。
俺は眠気を必死に堪え、真行寺が机に突っ伏すのを確認してから、机の中にあるナイフを握りしめた。
彼女はその名前に負けず、美人である。
絶世の美人、と言えるかもしれない。
少なくとも、うちのクラス、いやうちの学年で一番綺麗な女子は誰か、と問われれば、全ての鏡は彼女の姿を映し出すだろう。そんな外見の持ち主だ。
乗宮ほどではないが、すらりとして背が高く、スタイルもいい。髪も手入れを欠かしていないためか、ストレートな黒髪ロングヘアは塵芥のひとつも付着することを許されないような威厳がある。
細い切れ長の瞳、銀河鉄道へ連行されそうな長く印象の強い睫毛、思わず生ツバを飲み込むようなカモシカのような細い脚と、それでいて破壊的に大きな胸部装甲が、男子共の目を引き付けてやまないのである。
あれこれ言ってるが、つまり、俺は彼女とヤりたい。
それは嘘偽りのない、男子の感想である。
ゆっくりと目を開けると、そこは見知らぬお屋敷の中だった。
お屋敷というか、お城じゃないのかこれは。
真っ白な大理石が豊富に使われているその西洋風のお城は天井がだだっ広く、優雅さと神聖さを備えているように思えた。
どこからか、パイプオルガンでも聞こえてきそうである。
巨大なフロアには映画のセットでしか見ないような半円状の階段が2階へ続いており、赤いカーペットが敷き詰めてあった。
ざわめきが聞こえてきた。
俺はそっと階段を昇り、2階へと向かった。
俺の身長の倍くらいある巨大な両開き扉を押すと、中に真行寺がいた。
彼女は椅子に座っていた。そしてその周囲に、多くの男が群がっていた。
(なんだ、この部屋)
むっと油っぽい匂いがする。
絵の具の匂いだ。それが部屋中に充満していた。
巨大な部屋の中で、真行寺はポーズを取っていた。
裸婦。
デッサンをするものは必ず描く、と言われる、人体を、特に女性の曲線を描く練習として使われる、古来より用いられる題材。
普段は「描く側」だろう。しかし、今の真行寺は「描かれる側」だった。
「真行寺さん、もっと腕を上げてくれますか」
「こ、こうかしら」
「脚を組み替えて下さい」
「右足をもっとこう、高めに」
「だめ、恥ずかしいですわ。これ以上あげると・・・・・・」
そう言いつつも、真行寺は嬉しそうに右脚を持ち上げ、椅子の縁に載せた。
おおおおお、と男どもの声がする。
周囲を取り巻くのは、全員がうちの制服、うちの学校の男子生徒だった。
全員が絵筆を持ち、真行寺を裸婦モデルにして描いているのだ。
それでいて、彼女の肢体に見蕩れている。見惚れている。
彼女が足をあげると、淫靡な股間の部分に視線が注がれ、それを感じて真行寺も興奮している。
(こいつ・・・・・・男の注目を集めるのが夢、ってか)
それも、全裸の姿で。
露出願望なのだろうか。それとも芸術だと思っているのか。
多くの男子から言い寄られながらも、彼女は特定の男子生徒と付き合ったりはしていなかった。
「お父様から・・・・・・交際は禁じられておりますので」
それが口癖だった。決まり文句だった。
男子に媚びるような姿も見せなかった。しかし、内心ではこんな風に思っている、ということか。
この数、ほぼうちの学校の全男子生徒だぞ。これほど注目を集めたいって、どういう頭の構造してんだこいつ。
そして、ひとりだけ、彼女を真正面から堂々と見つめる人物がいた。
背の高い、端正な顔立ちの男性。
「ああ、お兄様」
「楓・・・・・・綺麗だ」
男性はじ、と彼女の顔に、美しい肢体に、豊満な胸に見入っていた。
兄、だと?
「あああ、お兄様、おにいさま、おにいさま」
「楓を僕のものとしたい。永遠に」
「あああ、楓はお兄様のものですわ、お兄様だけの、楓ですわ」
なんだこいつら。
俺はつかつかと彼女の近くに歩み寄った。
彼女は俺をゆっくりとした動作で見つめた。
「あら、あなたも早く、わたくしを芸術品として崇めなさい。そして美しい絵を描くのですわ」
「無理だな。俺は絵が苦手なんだ」
そう言うと、俺は近くにいた生徒の筆を奪い取り、青色の絵の具をたっぷりとつけて彼女の裸体へと塗りつけた。
「きゃっ!・・・・・・あ、あなた、モデルに触れるなんて、なんてことを」
非難の目で、俺を睨む。
だが、周囲にいた男子生徒たちが一斉に立ち上がった。ガタッ。
彼女はひっ、と身をすくめる。
「芸術だ」
「これは芸術だ」
「俺も、俺も塗る」
「僕もだ」
「彼女に、塗りつけたい」
そういうと、ゆっくりと彼女へ近づき。
全員が腕を伸ばして、彼女の裸体へと絵の具を塗りつけた。
兄も俺を咎めるでもなく、その中に混じって絵の具を塗りつけていた。
「ああ、だめです、いけませんわそんなこと・・・・・・このわたくし自身を作品としてしまうなんて、ああ、そんな、そんなこと・・・・・・」
椅子の上でもみくちゃにされながらも、彼女の恍惚とした表情は益々輝きを増していった。
俺はしゃがみ込むと、彼女の太腿の間に顔を押し込んだ。
眼の前に、女性の秘部がある。真行寺の、おそらく未使用な秘部が。
そこへ、そっと舌を近づけた。
全身に絵の具が塗りつけられ、秘部には俺の唾液が塗りつけられる。
「ああ、ああ、いけません、いけませんわ、そんなところを、そんな、そんな・・・・・・」
くちゅ。くちゅ。
淫靡な音を立て、彼女の陰部が俺の舌で愛撫される。
全身には絵の具が筆で塗りつけられ、全身で感じている。
ドSなのかドMなのか、よくわからない。
いきなり場面が切り替わった。さっきまでの大広間も、椅子も大量の男子生徒たちも兄も消え、巨大で白く、ふかふかの天蓋付きベッドの上だ。
恐らく、初体験はこんな豪華な部屋で迎えたい、ということだろう。
さっきまで彼女の全身に付着していた絵の具も全て消え失せ、彼女は素肌を晒していた。
俺は遠慮なく彼女の全身を唇と舌で愛撫し、唇を奪った。
クンニを終えると、俺は座ったままの彼女へと、股間の先端をあてがった。
ずぶ。ゆっくりと先端が飲み込まれていく。
「あああ、いけません、いけませんわ、そこ、そこは、そこだけは・・・・・・あ、あああ、ああああああああんんんんんっ」
ずぶぶ。
しっかりと俺を飲み込む。
どぼっ。
股間から大量の出血が流れ出た。
やはり、真行寺は処女なのだ。これは彼女が性行為で「これくらい出血するかもしれない」という意識の現れなのだろう。
しかし、ここまで出血しないぞ。こんなに出血したら死ぬ。
出血は一瞬で収まり、彼女は大量の絵筆で愛撫された身体を惜しみなく俺に差し出し、ヴァギナを貫かれていた。
イヤイヤ、と口で言いつつも、長い両腕が俺の首に絡みついて離さない。
やはり、彼女の肌は素晴らしかった。
雨屋も乗宮も、木津川だって女子高生らしい肌理細やかな肌をしていたが、真行寺はまたひときわ凄い。吸い付くような肌だ。
普段から手入れを欠かしていない、という自負があるのだろう。夢の中でも、それはしっかりと反映されていた。
そして、胸。もうこれに尽きる。
おっぱい星人ではない俺だが、やはりこれは凄かった。
うずめる。
顔が。うずまる。すべて。耳まで。
はさみこむ。ぱふぱふと。
俺は腰を振りながら、真行寺の巨大な胸の感触を心いくまで堪能してしまった。
いけない、これ以上は。
どこかで声が聞こえてくる。
おっぱい原理主義者の暗黒面へ吸い込まれてしまうぞ。
ヒゲの生えた老師が耳元でそう囁くが、もう俺の脳内には届かない。
もはや人生はおっぱいだ。おっぱいこそ全てだ。
よし、やってやる。やってやるぞ。
俺は股間からモノを引き抜くと、おっぱいの間へと差し込み。左右から挟み込んだ。
(おおおおお)
これが。
これが、パイズリって感触か。マシュマロの如き感触だ。
あまりの気持ちよさに、俺は胸の間に挟まれたまま、精を放った。
びゅるるるるっ!
相も変わらず、大量に放出される。
牛乳を丸ごと、リットル紙箱ではなくガロン瓶ごとぶちまけたような勢いで、俺の先端から出たミルクは真行寺の顔面に近距離からぶっかけた。
それだけでは止まらず、俺は真行寺の髪を掴み、その口の中へと陰茎を押し込んだ。
「飲め」
「んっ、んぐっ・・・・・・・・・・・・んっんっ」
ごきゅ。ごきゅ。
すごい勢いで出続ける液体を、真行寺が必死に飲み下す。
れろ。れろ。
長い舌が、ようやく途切れた液体を惜しむように、俺の先端を何度も舐めた。
あああ。
めっちゃ気持ちいい。
「ね、からすまくん」
「ん」
「起きて」
「ん?」
ん?
はっ。
目を開けると、とっくに授業が終わっていた。
あれ。いつもはチャイムで目覚めるのに。
まさか、これがおっぱいの闇か。暗黒面というやつか。
そして。
眼の前には、真行寺の顔があった。ドアップで。
「お、おわああああっ!?」
「なんですの、そんなに驚いて。今日は5限で終わりですし、起こして差し上げたのですよ。・・・・・・何かいい夢でも、ご覧になっていらっしゃったのかしら?」
ふふ、と彼女が笑い。
そして、ちろ、と舌先を出して、自分の唇を舐めた。
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