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マスオ、街を攻める3
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落ち着くと、マスオはレイスに姿を変え、殺戮した街の住民たちを全てアンデッドモンスターへと変化させ、街を襲撃したゾンビたちと共に街の外へ追い出した。いくらレイスになり気にならなくなったとはいえ、ずっと街の中を腐臭が漂っているのは落ち着かなかった。
ミッテルン攻略を終えてもう用済みだが、防衛くらいには役立ってくれるかもしれない。
ゾンビたちがのっそりと城門を出ていくと、マスオは改めて、町長たちに「人質」として置いていかれた哀れな女たちを「点検」した。
若くてそれなりに顔立ちの良い女たちばかりだった。逆にそういう女性ばかり差し出された、と言える。
5人は町娘、ひとりは町長の孫娘のようだ。孫を差し出してでも逃げた、とも言えるし、街のためには孫ですら例外にはしなかった、と捉えることもできる。
(そういえば、あの捕虜の冒険者たち、どうなったかな)
ふとマスオは、洞窟で捕虜にしていた冒険者の女たちを思いだした。
B級冒険者、がどの程度強いかは知らないが、シオリたちも生きていたのだ。奴らもまたどこかで生き延びているだろうか。
10人もいたし、誰かひとりくらいは子を孕んでくれていないかなあ、と期待してしまう。
「お前、名前は?」
「ミリーナです」
「お前は男を知っているのか?」
「いえ」
ほうほう。処女なのか。マスオは喉がゴクリ、と鳴るのを感じた。
顔も可愛いし、胸も大きい。
見た目に惑わされてはならないが、ミリーナは従順そうに見えた。気も弱そうだし、脅しておけば言うことを聞くだろう。
この女たちはどうするか。町娘だし、戦力にはならない。
ひとりくらい、ヴァンパイア化の実験に使ってやろうか。
そうも思ったが、アンデッドは出産できない。産ませることのできる母体は貴重だし、もっと眷属を増やしてからでもいいだろう。
「殺しはしない。大人しく言うことを聞くならな。だが逃げ出したりすれば、容赦はしない」
「はい」
そう服を脱がせ、白い肌に吸い付いた。
ちゅうううう。
「んあっ!」
まずはヴァンパイアになり、血をいただく。
(こ、これが処女の生き血、か。・・・・・・素晴らしい)
ヒメの血液を最初に吸ったときも感動したが、また別次元の味わいだった。
ラストエリクサーがあったらこんな味だろうか。マスオは感動にうち震え、余韻に浸った。
この味も今夜限りか、と思うと寂しくなる。
まあ、マスオが乙女を奪ってしまうせいなのだが。
ヒメと同様、ミリーナも血を吸われただけで、股間に大量の愛液が湧き出していた。やはり、吸血には女を目覚めさせる効果があるらしい。はぁはぁ、と上気した顔で吐息を漏らすミリーナは、濃厚な女の香りを放っていた。
「生娘だと言っていたのに、この反応は何だ?」
「いえ、ほ、本当にそうなのですが、か、噛まれた瞬間、頭に電気が走って、それからぼうっとなって」
ほう。なるほど。
吸血されると、そんなふうに感じるんだな。
服を脱がせ、ベッドに横にさせると、ミリーナの純潔を奪った。
「んああああっ!」
うーむ。
初夜とは思えない、この反応の良さ。
普通なら最初の時のハツミやエミたちのように痛みに泣き叫ぶのだろうが、痛みを口にすることもなく、ただ身を貫く感触に身を委ねていた。
マスオが動けば動くほど、快感に身をよじらせる。最後には、完全に快楽の虜となり、激しく腰を動かしてマスオを求め悦んでいた。
ミリーナにはワーウルフの種を仕込んでおく。
精を打ち込まれ、彼女が気を失ってしまうと、残りの町娘たちを次々と呼んだ。順に血を味わい、身体を貪っていく。
(うーん、処女の生き血ってのは、本当に美味しいものなんだな)
中には生娘でないものもいた。マスオはひとしきり血をいただくと、味わいを比べた。
5人も連続で味わうと、だんだん違いが分かってきた。
非処女の血が不味い、というわけではない。ただ、明らかに違う味がした。
(なんていうか、一度開けたペットボトルをもっかい飲んだ、みたいな)
やはり未開封の方がいい。マスオはそう思った。
(前戯とか要らないし、よく濡れるから便利でいいなこれ)
血を飲むと、ヒメの時と同様、股間が破裂するほどの漲りを感じた。
何人抱いたあとだろうと、次の娘の血を吸えばギンギンに張り詰めてくる。無限の性欲だ。血を吸っては精を吐き出し、また吸っては吐き出した。吸血すると股間が、玉袋が大量のオタマジャクシで満たされるような気がした。
これは楽しむだけではない。義務だ。
子分なり味方なり、もっと眷属を増やさないとならない。それも物言わぬアンデッドモンスターではなく、真に自分に従い、命令を遂行できる部下を。
マスオはひたすらに義務を続けた。
苗床たちへの「お務め」を全て終えると、全身汗まみれでベッドに倒れ込み、暗い天井を眺めた。
町長の孫ミリーナによると、ミッテルンの住民は約5000人。
今回の襲撃で4000人以上はアンデッド化したはず。これだけいれば、王都から兵士が派遣されても当面の防衛には耐えるだろう。エサもいらんし野ざらしでいい。食費も手間もかからない兵士は貴重だ。
だが、スケルトンやゾンビはどこまで使えるのか。
戦いになれば脆そうだし、雨風やら日光やらで消耗するかもしれない。恒久的な戦力にはならんだろう。
やはり、生きている部下を増やさねば。
ミッテルン攻略を終えてもう用済みだが、防衛くらいには役立ってくれるかもしれない。
ゾンビたちがのっそりと城門を出ていくと、マスオは改めて、町長たちに「人質」として置いていかれた哀れな女たちを「点検」した。
若くてそれなりに顔立ちの良い女たちばかりだった。逆にそういう女性ばかり差し出された、と言える。
5人は町娘、ひとりは町長の孫娘のようだ。孫を差し出してでも逃げた、とも言えるし、街のためには孫ですら例外にはしなかった、と捉えることもできる。
(そういえば、あの捕虜の冒険者たち、どうなったかな)
ふとマスオは、洞窟で捕虜にしていた冒険者の女たちを思いだした。
B級冒険者、がどの程度強いかは知らないが、シオリたちも生きていたのだ。奴らもまたどこかで生き延びているだろうか。
10人もいたし、誰かひとりくらいは子を孕んでくれていないかなあ、と期待してしまう。
「お前、名前は?」
「ミリーナです」
「お前は男を知っているのか?」
「いえ」
ほうほう。処女なのか。マスオは喉がゴクリ、と鳴るのを感じた。
顔も可愛いし、胸も大きい。
見た目に惑わされてはならないが、ミリーナは従順そうに見えた。気も弱そうだし、脅しておけば言うことを聞くだろう。
この女たちはどうするか。町娘だし、戦力にはならない。
ひとりくらい、ヴァンパイア化の実験に使ってやろうか。
そうも思ったが、アンデッドは出産できない。産ませることのできる母体は貴重だし、もっと眷属を増やしてからでもいいだろう。
「殺しはしない。大人しく言うことを聞くならな。だが逃げ出したりすれば、容赦はしない」
「はい」
そう服を脱がせ、白い肌に吸い付いた。
ちゅうううう。
「んあっ!」
まずはヴァンパイアになり、血をいただく。
(こ、これが処女の生き血、か。・・・・・・素晴らしい)
ヒメの血液を最初に吸ったときも感動したが、また別次元の味わいだった。
ラストエリクサーがあったらこんな味だろうか。マスオは感動にうち震え、余韻に浸った。
この味も今夜限りか、と思うと寂しくなる。
まあ、マスオが乙女を奪ってしまうせいなのだが。
ヒメと同様、ミリーナも血を吸われただけで、股間に大量の愛液が湧き出していた。やはり、吸血には女を目覚めさせる効果があるらしい。はぁはぁ、と上気した顔で吐息を漏らすミリーナは、濃厚な女の香りを放っていた。
「生娘だと言っていたのに、この反応は何だ?」
「いえ、ほ、本当にそうなのですが、か、噛まれた瞬間、頭に電気が走って、それからぼうっとなって」
ほう。なるほど。
吸血されると、そんなふうに感じるんだな。
服を脱がせ、ベッドに横にさせると、ミリーナの純潔を奪った。
「んああああっ!」
うーむ。
初夜とは思えない、この反応の良さ。
普通なら最初の時のハツミやエミたちのように痛みに泣き叫ぶのだろうが、痛みを口にすることもなく、ただ身を貫く感触に身を委ねていた。
マスオが動けば動くほど、快感に身をよじらせる。最後には、完全に快楽の虜となり、激しく腰を動かしてマスオを求め悦んでいた。
ミリーナにはワーウルフの種を仕込んでおく。
精を打ち込まれ、彼女が気を失ってしまうと、残りの町娘たちを次々と呼んだ。順に血を味わい、身体を貪っていく。
(うーん、処女の生き血ってのは、本当に美味しいものなんだな)
中には生娘でないものもいた。マスオはひとしきり血をいただくと、味わいを比べた。
5人も連続で味わうと、だんだん違いが分かってきた。
非処女の血が不味い、というわけではない。ただ、明らかに違う味がした。
(なんていうか、一度開けたペットボトルをもっかい飲んだ、みたいな)
やはり未開封の方がいい。マスオはそう思った。
(前戯とか要らないし、よく濡れるから便利でいいなこれ)
血を飲むと、ヒメの時と同様、股間が破裂するほどの漲りを感じた。
何人抱いたあとだろうと、次の娘の血を吸えばギンギンに張り詰めてくる。無限の性欲だ。血を吸っては精を吐き出し、また吸っては吐き出した。吸血すると股間が、玉袋が大量のオタマジャクシで満たされるような気がした。
これは楽しむだけではない。義務だ。
子分なり味方なり、もっと眷属を増やさないとならない。それも物言わぬアンデッドモンスターではなく、真に自分に従い、命令を遂行できる部下を。
マスオはひたすらに義務を続けた。
苗床たちへの「お務め」を全て終えると、全身汗まみれでベッドに倒れ込み、暗い天井を眺めた。
町長の孫ミリーナによると、ミッテルンの住民は約5000人。
今回の襲撃で4000人以上はアンデッド化したはず。これだけいれば、王都から兵士が派遣されても当面の防衛には耐えるだろう。エサもいらんし野ざらしでいい。食費も手間もかからない兵士は貴重だ。
だが、スケルトンやゾンビはどこまで使えるのか。
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