21 / 86
マスオ、コボルドを倒す5
しおりを挟む
マスオはコボルドキングの間を自分の部屋とした。粗末ながらも金属の格子が嵌った部屋もあり、マスオはそこへエミとシオリを閉じ込めた。
ふたりは助けが来ないことに落胆していたが、まもなくコボルドキングの奥の間には寝具や専用の飲み水が湧き出る穴、身体を洗うことのできる池に下水溝もあることを知り、自ら喜んでそこへ駆け込んだ。
特に最初の日は、久しぶりの水浴びにいい笑顔を見せてくれた。マスオが見つめているのも遠慮せず、ふたりとも裸になった。
「ああ、生き返るわ・・・・・・」
マスオがコボルド製の石鹸と織り物の手ぬぐいを渡してやると、交代で垢を落とし、髪を濯いだ。
たまに水浴びくらいしかしていなかったマスオも、ザブザブと身体を流した。やがてふたりがおずおずと、そして笑顔で左右から目の荒い手拭いでゴシゴシとで洗ってくれ、皮が一枚剥げ落ちた気分になった。
キレイサッパリしてやることといえば、当然、アレだ。
「ふあああ・・・・・・だ、出されちゃってる・・・・・・」
ゴザでも藁でもない、麻製のふかふかとした寝具の上で、エミはもう形だけの抵抗すらせずマスオを受け入れた。むしろ両手を広げて抱きしめ、マスオの腰に合わせて、自らも腰を動かすようになり、甘く愉悦の声すら漏らすようになった。
「ああ・・・・・・これ、気持ちいい・・・・・・」
そんなエミを見ながら、シオリはまだ心理的な抵抗がある様子だった。だが表立って抵抗はせず、ただマスオが命じると四つん這いになり、後ろからマスオを受け入れた。これだけでも前に進んだ、と言えるだろう。
最後、出される瞬間も逃げようとせず、手脚をガクガクと震わせていた。
感じているのだ、とマスオは嬉しくなった。テニス部の女子ふたりを並べて串刺しにしてやるなど、元の世界では考えられなかったことだ。ましてや、イク寸前まで責め立ててやるなど。
ホブゴブリンと人間に子供はできるのだろうか?マスオには分からなかった。ファンタジーにハーフエルフという存在はあるが、ハーフゴブリン、ハーフホブゴブリンというのは聞いたことがない。でもゴブリンに孕まされる、という描写ならあったかもしれない。
「キイ?」
コトを終えて、ふたりを抱き寄せながら休んでいると、ゴブリンが数匹のコボルドを今さらながらに差し出してきた。
どうやらメス、コボルナのようだ。マスオにもメスをあてがわないと、と思ったのか。
(別に要らんけどなあ)
マスオに獣姦の趣味はなく、イヌミミに萌えたりする要素もない。いやイヌミミの人間ならまだしも、まんまイヌの顔なのだから、性欲も湧かないというものだ。
(まあでも、もらっとくか)
マスオは差し出された10匹ほどのコボルナから、2匹を選んで残りを好きにしろ、と手で払う仕草をした。
残された2匹は怯えた様子で、長い耳をぺったん、と垂らしながら上目遣いにマスオの顔と股間を眺めていた。この巨大なマラで犯される、とでも思ったのだろうか。
(メイド代わりに使うか)
エミとシオリの見張りも必要だ。いままでゴブリナたちにやらせていたが、そいつらは先日のコボルドキングに惨殺されていた。代わりにちょうどいいだろう。
時折マスオがふたりを抱いていると、真っ白な肌に欲情したような顔をしているゴブリンもいた。メスのほうが見張りに向いていることは間違いない。
コボルド製の陶器のカップに水を入れ、2匹に差し出した。
2匹は驚いた顔をしていたが、マスオから水を受け取って飲んだ。
部屋の外へ連れていき、見張りをしろ、とばかりに入り口の両側を指差した。2匹は頷く。
よし。これでいい。見張りと、ついでに番犬代わりだ。
ふたりは助けが来ないことに落胆していたが、まもなくコボルドキングの奥の間には寝具や専用の飲み水が湧き出る穴、身体を洗うことのできる池に下水溝もあることを知り、自ら喜んでそこへ駆け込んだ。
特に最初の日は、久しぶりの水浴びにいい笑顔を見せてくれた。マスオが見つめているのも遠慮せず、ふたりとも裸になった。
「ああ、生き返るわ・・・・・・」
マスオがコボルド製の石鹸と織り物の手ぬぐいを渡してやると、交代で垢を落とし、髪を濯いだ。
たまに水浴びくらいしかしていなかったマスオも、ザブザブと身体を流した。やがてふたりがおずおずと、そして笑顔で左右から目の荒い手拭いでゴシゴシとで洗ってくれ、皮が一枚剥げ落ちた気分になった。
キレイサッパリしてやることといえば、当然、アレだ。
「ふあああ・・・・・・だ、出されちゃってる・・・・・・」
ゴザでも藁でもない、麻製のふかふかとした寝具の上で、エミはもう形だけの抵抗すらせずマスオを受け入れた。むしろ両手を広げて抱きしめ、マスオの腰に合わせて、自らも腰を動かすようになり、甘く愉悦の声すら漏らすようになった。
「ああ・・・・・・これ、気持ちいい・・・・・・」
そんなエミを見ながら、シオリはまだ心理的な抵抗がある様子だった。だが表立って抵抗はせず、ただマスオが命じると四つん這いになり、後ろからマスオを受け入れた。これだけでも前に進んだ、と言えるだろう。
最後、出される瞬間も逃げようとせず、手脚をガクガクと震わせていた。
感じているのだ、とマスオは嬉しくなった。テニス部の女子ふたりを並べて串刺しにしてやるなど、元の世界では考えられなかったことだ。ましてや、イク寸前まで責め立ててやるなど。
ホブゴブリンと人間に子供はできるのだろうか?マスオには分からなかった。ファンタジーにハーフエルフという存在はあるが、ハーフゴブリン、ハーフホブゴブリンというのは聞いたことがない。でもゴブリンに孕まされる、という描写ならあったかもしれない。
「キイ?」
コトを終えて、ふたりを抱き寄せながら休んでいると、ゴブリンが数匹のコボルドを今さらながらに差し出してきた。
どうやらメス、コボルナのようだ。マスオにもメスをあてがわないと、と思ったのか。
(別に要らんけどなあ)
マスオに獣姦の趣味はなく、イヌミミに萌えたりする要素もない。いやイヌミミの人間ならまだしも、まんまイヌの顔なのだから、性欲も湧かないというものだ。
(まあでも、もらっとくか)
マスオは差し出された10匹ほどのコボルナから、2匹を選んで残りを好きにしろ、と手で払う仕草をした。
残された2匹は怯えた様子で、長い耳をぺったん、と垂らしながら上目遣いにマスオの顔と股間を眺めていた。この巨大なマラで犯される、とでも思ったのだろうか。
(メイド代わりに使うか)
エミとシオリの見張りも必要だ。いままでゴブリナたちにやらせていたが、そいつらは先日のコボルドキングに惨殺されていた。代わりにちょうどいいだろう。
時折マスオがふたりを抱いていると、真っ白な肌に欲情したような顔をしているゴブリンもいた。メスのほうが見張りに向いていることは間違いない。
コボルド製の陶器のカップに水を入れ、2匹に差し出した。
2匹は驚いた顔をしていたが、マスオから水を受け取って飲んだ。
部屋の外へ連れていき、見張りをしろ、とばかりに入り口の両側を指差した。2匹は頷く。
よし。これでいい。見張りと、ついでに番犬代わりだ。
55
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる