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38 特製たまねぎ目薬
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全てを片付けて、事前にエウディさんに指示されたように空の吸い飲みを置いた。後はエウディさんに任せるしか無い。
予定よりだいぶ早く外に出たけど、エウディさんはそこでは待っていた。
「お疲れ様。あんたは頑張ったわ」
「……エウディさんは、声も聞こえるんですね」
クロノさんが千里眼の話をした時に気付くべきだった。エウディさんがその能力を持っていたんだ。緊張が途切れて、私にも急激に眠気が襲い、エウディさんは私を抱きとめた。
「眠っていいのよ」
完全に意識を失う直前「時間切れ、ね」というエウディさんの声が聞こえた。
翌朝、エウディさんと一緒にアルバートさんの部屋にお邪魔した。たった数滴の涙だったのに、アルバートさんは昨夜と比べて明らかに症状が軽くなっているのが見て取れた。
「エウディ、昨日、なにやってん。症状軽うなっとるし、部屋が香水くさいっちゅうねん」
「ちょっとした実験よ。薬師の性ね」
「普通許可とるやろが」
苦笑していたけど、私を伴っている事にアルバートさんは何も言わなかった。感覚として危機は脱したらしかった。
「で、俺が眠りこけとる間に何飲ませた?」
「サヤの涙よ」
「涙?嘘やろ、いくらなんでも効きすぎや」
「取り立てほやほやだから、かも。他の分泌液系も分単位で劣化するから、賭けだったんだけど。効いてラッキーだったわ。次のタブレット飲むまでの期間、伸ばせるだけこれで伸ばすわよ」
「そんなん、サヤは?」
「……昨日はエウディさんに死ぬかと思うくらいくすぐられました」
「はぁ」
「ちなみに今日はコレよ!」
特製玉ねぎ目薬が掲げられた。何故こんなものが市販されているのやら。
「明日はあんた、体調良くなりそうなら貢献なさいよ。とっておきの面白い話準備しておいてよね」
信じられない、と言った顔だったけど、実際涙で回復しているのは嘘ではなかった。
「サヤ、ええんか?」
「黙って飲ませてごめんなさい」
「いや、ええねん。ええねんで。こっちこそ、すまん」
「これからもサヤがいる宿にいる時は、タブレット節約したら良いんじゃ無い?」
「いや、あんまりやってサヤの目が腫れたらどうすんねん」
「じゃあ、特別にあたしの涙を……」
「いらんわ」
実際は水で薄めたり、一度容器に移した涙にそれほど力は無く、数日後からは私が直接アルバートさんに笑わせてもらって、それを舐めとるという形に落ち着いた。エウディさんは、1回目だけなんであんなに効いたんだろう?という立場を崩さず、アルバートさんも深くは突っ込んで来なかった。一週間が経ち、タブレット残量が適正に戻って、彼らは旅立ってしまう。エウディさんは私と一緒にいて、太陽耐性の治療をしてくれる予定だ。
とは言え、前ほどつきっきりではなく、彼もまた彼の日常に戻る事にしたそうだ。
「せや、サヤのお守り貸してくれ」
「これ、ですか?」
旅立つ日の朝、すっかり良くなったアルバートさんは私に龍の鱗を貸すように言った。以前もこんな事があった。だけど、今回は目を瞑れとは言われなかった。アルバートさんは私が首からかけたままの龍の鱗にキスをした。
「こうやっとくと、他のマンイーターの牽制になんねん。マンイーター以外には意味ないけどな。前より強めに力込めといたし」
「ありがとう、ございます」
レヴィさんの言っていたマーキングはアルバートさんのだった。見ず知らずの婚約者じゃなくて、彼のマーキングだと思うと、愛しくて、嬉しかった。
皆を笑顔で送り出し、宿に戻るとルルーさんがいた。
「おい、お前、そのなりでここで働くのは冗談にも程がある」
バッサリ切られて、私は失職した。
「番のいない女というだけでマイナスだ。吸血鬼は男女共にあるが、帝都に詰めているのは男が多い。さらに、その首にぶら下げてるのは何だ?低級の吸血鬼なら裸足で逃げ出す。客を迎える気があるとは到底思えない。エウディがいるなら、他に職を紹介してもらうのが妥当だ」
ごもっとも。淡々と事実を伝えるルルーさんは強かった。デイノさんの裏方は?という提案も、不適と判じられる。そもそもこの宿の主な収入が帝国からの紹介で、その客人の安全を確保するのが仕事であるルルーさんの是正勧告は決定事項である。
仕方なく、私は近所の食堂の調理スタッフ兼ウエイトレスの仕事を紹介してもらった。
「、という訳です」
「成る程。事情は分かったわ。うちの船、まだ乗れるけど?迷惑をかけた事ですし」
食堂で働いていると、そこに客としてやってきたフィフィさんに捕まり、一時間当たりそこそこの費用で私は店からレンタルされた。そして、エウディさんと共に例の酒場に連れてこられた。
「すごく高価な物、だったんですね」
「実用的で安くなくて、可愛くてってエウディ様に指導を受けたの。丁度デコ銃に凝ってて」
「初めて聞きました。そのジャンル」
「人の真似はしない主義なの」
ああ、うん、そんな感じですね。
「申し出はありがたいけど、この子エラスノは抜けてないわ。重用するのは爆弾抱えるようなものよ」
「……それは、そうですわね。サヤもアルバート様みたいに私を惹きつける物を感じるから、アイラにまた心配をかけてしまう……」
ふむ、と考え込むフィフィさんはやはり可愛い。なんとなく彼女の魂の色とやらも私達に近い気がした。
フィフィさんのアイラさんへの気遣いは結局形だけなのか、例に漏れず彼女は泥酔、アイラさんは頭を下げ下げ彼女達のボスを回収して行った。
「さぁって、サヤ、太陽耐性の薬の使い方は教えたわね?」
「はい、減弱薬を使ってなるべく日光浴。だんだん減らしていって、その後は強化薬に切り替えるんですよね」
「そ、減弱薬使い切るまで30日はかけるのよ。結構いいもん使ってるから無くしたりこぼしたりしないでね。クロノの財布が餓死しちゃうわ。……あたしは強化薬の材料取りにしばらくここを離れなきゃダメなの。昼間、食堂で働く位なら何も起きないと思うし……夜は街に出ちゃダメよ」
食堂で働き始めて十日余り、彼は朝から夜まで店員兼指導係の仕事に就いて世話をしてくれていた。その店との契約も終わり、離れなくてはいけない。
元の生活に戻るといいながら、エウディさんはずっと甘やかしてくれていた。
「大丈夫です。いってらっしゃい」
エウディさんはいつもいきなり消えて、いきなり現れてた。それが今回は心配をかけてしまっている。
私は笑顔で彼と別れた。
食堂の仕事は千里眼の訓練にもなった。客席を確認しながら準備始めたり、注文を取りながら他の客の動きも把握できるので私の評価はまずまずと言ったところ。もちろん、他の従業員も各々の能力を活かして仕事をしているけど、千里眼みたいな特殊能力を使える人は普通ウエイトレスや調理スタッフはしない。宝の持ち腐れと言われて変わったお仕事を紹介されても困るので、私の能力は明かしておらず、太陽アレルギーで護身術未習得の低めの賃金で働いていた。
昼間屋外に出られないのに、夜の外の仕事もできないという私を雇ってくれたお店には感謝だ。
エウディさんと別れてからは食堂の上の階のシェアスペースを借りて生活し、完全なプライベートスペースは1畳半の小部屋のみの生活にした。寝る以外の場所に服と本を持ち込んでの生活だった。かさばる荷物はエラスノ部屋に置かせてもらえたし、他の子ともそれなりに上手くやれていた。奴隷時代の生活とあまり変わらず、ストレスは意外と少なかった。
朝から夜まで働いて、それからエラスノの宿の裏口から帰るよりは安全だとも思う。少しずつ生活が馴染んで、忙しくする事で私はアルバートさんを思い出さないようにした。
予定よりだいぶ早く外に出たけど、エウディさんはそこでは待っていた。
「お疲れ様。あんたは頑張ったわ」
「……エウディさんは、声も聞こえるんですね」
クロノさんが千里眼の話をした時に気付くべきだった。エウディさんがその能力を持っていたんだ。緊張が途切れて、私にも急激に眠気が襲い、エウディさんは私を抱きとめた。
「眠っていいのよ」
完全に意識を失う直前「時間切れ、ね」というエウディさんの声が聞こえた。
翌朝、エウディさんと一緒にアルバートさんの部屋にお邪魔した。たった数滴の涙だったのに、アルバートさんは昨夜と比べて明らかに症状が軽くなっているのが見て取れた。
「エウディ、昨日、なにやってん。症状軽うなっとるし、部屋が香水くさいっちゅうねん」
「ちょっとした実験よ。薬師の性ね」
「普通許可とるやろが」
苦笑していたけど、私を伴っている事にアルバートさんは何も言わなかった。感覚として危機は脱したらしかった。
「で、俺が眠りこけとる間に何飲ませた?」
「サヤの涙よ」
「涙?嘘やろ、いくらなんでも効きすぎや」
「取り立てほやほやだから、かも。他の分泌液系も分単位で劣化するから、賭けだったんだけど。効いてラッキーだったわ。次のタブレット飲むまでの期間、伸ばせるだけこれで伸ばすわよ」
「そんなん、サヤは?」
「……昨日はエウディさんに死ぬかと思うくらいくすぐられました」
「はぁ」
「ちなみに今日はコレよ!」
特製玉ねぎ目薬が掲げられた。何故こんなものが市販されているのやら。
「明日はあんた、体調良くなりそうなら貢献なさいよ。とっておきの面白い話準備しておいてよね」
信じられない、と言った顔だったけど、実際涙で回復しているのは嘘ではなかった。
「サヤ、ええんか?」
「黙って飲ませてごめんなさい」
「いや、ええねん。ええねんで。こっちこそ、すまん」
「これからもサヤがいる宿にいる時は、タブレット節約したら良いんじゃ無い?」
「いや、あんまりやってサヤの目が腫れたらどうすんねん」
「じゃあ、特別にあたしの涙を……」
「いらんわ」
実際は水で薄めたり、一度容器に移した涙にそれほど力は無く、数日後からは私が直接アルバートさんに笑わせてもらって、それを舐めとるという形に落ち着いた。エウディさんは、1回目だけなんであんなに効いたんだろう?という立場を崩さず、アルバートさんも深くは突っ込んで来なかった。一週間が経ち、タブレット残量が適正に戻って、彼らは旅立ってしまう。エウディさんは私と一緒にいて、太陽耐性の治療をしてくれる予定だ。
とは言え、前ほどつきっきりではなく、彼もまた彼の日常に戻る事にしたそうだ。
「せや、サヤのお守り貸してくれ」
「これ、ですか?」
旅立つ日の朝、すっかり良くなったアルバートさんは私に龍の鱗を貸すように言った。以前もこんな事があった。だけど、今回は目を瞑れとは言われなかった。アルバートさんは私が首からかけたままの龍の鱗にキスをした。
「こうやっとくと、他のマンイーターの牽制になんねん。マンイーター以外には意味ないけどな。前より強めに力込めといたし」
「ありがとう、ございます」
レヴィさんの言っていたマーキングはアルバートさんのだった。見ず知らずの婚約者じゃなくて、彼のマーキングだと思うと、愛しくて、嬉しかった。
皆を笑顔で送り出し、宿に戻るとルルーさんがいた。
「おい、お前、そのなりでここで働くのは冗談にも程がある」
バッサリ切られて、私は失職した。
「番のいない女というだけでマイナスだ。吸血鬼は男女共にあるが、帝都に詰めているのは男が多い。さらに、その首にぶら下げてるのは何だ?低級の吸血鬼なら裸足で逃げ出す。客を迎える気があるとは到底思えない。エウディがいるなら、他に職を紹介してもらうのが妥当だ」
ごもっとも。淡々と事実を伝えるルルーさんは強かった。デイノさんの裏方は?という提案も、不適と判じられる。そもそもこの宿の主な収入が帝国からの紹介で、その客人の安全を確保するのが仕事であるルルーさんの是正勧告は決定事項である。
仕方なく、私は近所の食堂の調理スタッフ兼ウエイトレスの仕事を紹介してもらった。
「、という訳です」
「成る程。事情は分かったわ。うちの船、まだ乗れるけど?迷惑をかけた事ですし」
食堂で働いていると、そこに客としてやってきたフィフィさんに捕まり、一時間当たりそこそこの費用で私は店からレンタルされた。そして、エウディさんと共に例の酒場に連れてこられた。
「すごく高価な物、だったんですね」
「実用的で安くなくて、可愛くてってエウディ様に指導を受けたの。丁度デコ銃に凝ってて」
「初めて聞きました。そのジャンル」
「人の真似はしない主義なの」
ああ、うん、そんな感じですね。
「申し出はありがたいけど、この子エラスノは抜けてないわ。重用するのは爆弾抱えるようなものよ」
「……それは、そうですわね。サヤもアルバート様みたいに私を惹きつける物を感じるから、アイラにまた心配をかけてしまう……」
ふむ、と考え込むフィフィさんはやはり可愛い。なんとなく彼女の魂の色とやらも私達に近い気がした。
フィフィさんのアイラさんへの気遣いは結局形だけなのか、例に漏れず彼女は泥酔、アイラさんは頭を下げ下げ彼女達のボスを回収して行った。
「さぁって、サヤ、太陽耐性の薬の使い方は教えたわね?」
「はい、減弱薬を使ってなるべく日光浴。だんだん減らしていって、その後は強化薬に切り替えるんですよね」
「そ、減弱薬使い切るまで30日はかけるのよ。結構いいもん使ってるから無くしたりこぼしたりしないでね。クロノの財布が餓死しちゃうわ。……あたしは強化薬の材料取りにしばらくここを離れなきゃダメなの。昼間、食堂で働く位なら何も起きないと思うし……夜は街に出ちゃダメよ」
食堂で働き始めて十日余り、彼は朝から夜まで店員兼指導係の仕事に就いて世話をしてくれていた。その店との契約も終わり、離れなくてはいけない。
元の生活に戻るといいながら、エウディさんはずっと甘やかしてくれていた。
「大丈夫です。いってらっしゃい」
エウディさんはいつもいきなり消えて、いきなり現れてた。それが今回は心配をかけてしまっている。
私は笑顔で彼と別れた。
食堂の仕事は千里眼の訓練にもなった。客席を確認しながら準備始めたり、注文を取りながら他の客の動きも把握できるので私の評価はまずまずと言ったところ。もちろん、他の従業員も各々の能力を活かして仕事をしているけど、千里眼みたいな特殊能力を使える人は普通ウエイトレスや調理スタッフはしない。宝の持ち腐れと言われて変わったお仕事を紹介されても困るので、私の能力は明かしておらず、太陽アレルギーで護身術未習得の低めの賃金で働いていた。
昼間屋外に出られないのに、夜の外の仕事もできないという私を雇ってくれたお店には感謝だ。
エウディさんと別れてからは食堂の上の階のシェアスペースを借りて生活し、完全なプライベートスペースは1畳半の小部屋のみの生活にした。寝る以外の場所に服と本を持ち込んでの生活だった。かさばる荷物はエラスノ部屋に置かせてもらえたし、他の子ともそれなりに上手くやれていた。奴隷時代の生活とあまり変わらず、ストレスは意外と少なかった。
朝から夜まで働いて、それからエラスノの宿の裏口から帰るよりは安全だとも思う。少しずつ生活が馴染んで、忙しくする事で私はアルバートさんを思い出さないようにした。
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