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4 刺青と生のお芋
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「おう、凹んできたか?」
アルバートさんは威勢の良い笑い声と共に応じてくれた。
「あれは無理やろ。適性と能力両方無いとでけへん。俺も適性ある方やけど、クロノのスピードは真似でけへんわ。リードに至っては頭ん中どうなっとるか謎やし」
「リードさんは数値情報をどこで?」
「海の情報のいくつかはラジオやな、ただ奴の怖ろしい所はあの頭ん中に海流モデルがある事や。気温や湿度から海の状態を推定しとんにゃと」
は、い?
「その反応はええな。エラスノには普通がおらんから新鮮や」
また、威勢の良い笑い声を立ててからアルバートさんは捕縛の説明を始めた。
「サヤは泳げるか?」
「立ち泳ぎ程度は」
「せやったら一応浮き付けてからの方がええな。ディモルは俺がふん捕まえるから、船の側面の檻閉める係してもらおか」
「ふん捕まえるというのは……」
「俺の適性やな。水中の方が陸上よりよう動けんねん。息継ぎもいらん。後、怪力」
は、い?
「怪力。見えへん?信じとらん?」
「いえ、あの、適性ってそこまで多様な物だとは知らなくて」
私の知っていた知識では、確かに水中で呼吸不要な種族はいた。いたけど、そもそも半魚だったりするので陸ではここまで生活できない。適性は種族に寄る所が大きいと聞いていたけれど、アルバートさんがマーマンにはどうしても見えなかった。
「ほーん、サヤはいっぺん世間を勉強した方がええかも知らんな。世界は広い。お前さんの住んどったとこにはまだ新しい知識が届いてへんのかもしれへんな」
前のご主人様の下で習ったことは、あの地域での常識だ。使用人達から家事や世界を学び、許された図書から情報を身につけた。地域的なものか、前ご主人様はあまり前衛的な事柄は好まなかったように思う。帝国に編入したとは言え、無血降伏した国は自治権が強く慣習はほぼ残ったままだった。
見学している私の前で、アルバートさんは太い綱の網にフックを付けてた。網には長い綱が結ばれていて、それは船の梁に伸びている。滑車をはさんで反対側に樽がいくつか結ばれているから、梁の上の樽が落ちれば網は上に上がり目標を搦めとるのだろう。
理論が分かると次結ぶべき箇所はわかった。声をかけて手伝おうとした時船が大きく揺れた。視界の端で樽が落ちていく。留め具が外れていない滑車は支点となり、樽はこちらに振り子のように降ってきた。
「アルバートさん!樽が!」
直撃しそうな彼に思いっきり体当たりする。背中が少し引っ張られた気がしたけれど、気にする間も無く突っ込んだ。が、思った以上に彼はビクともしなかった。やばい。このままじゃ二人とも直撃してしまう。
どんっと音がした。衝撃は感じない。思わず瞑っていた目を開けると、私はアルバートさんの左手でしっかり抱きとめられていた。
「怪力、ゆうたやろ」
まるで風船でも掴んだかのように、彼は樽を片手で掴んでいた。
「その、中身は……」
「水やで。当たると痛い。まぁ、ナイスガッツやったな。せやけど無謀やわ。あいつらやと当たる事は無いけど、しゃあない。しばらくあそこに置くのはやめとこか」
ひょいと掴んで横に置くと、樽はどんっとその重さを主張する音がした。当たっていたら吹っ飛ばされるだけでは済まなかっただろう。
「動体視力と視野は良さそうやな。準神族は性別決まるまで適性ブレそうやしあんまり伸ばせへんけど。……立てるか?」
「はい……」
後からやってきた恐怖で抜けそうな腰に力を入れて、なんとか一人で立つ。背中が薄ら寒く感じて自分で肩を抱くと後ろが大きく破れている事に気がついた。
「引っ掛けたかー。使いもんにならん破れ方やな。寒ないんやったら脱いどき。また引っ掛けるで。って、怪我はしとらん?」
「痛みは無いので大丈夫だと思います」
寒くはなかった。でも、大きすぎる怪我なら痛みを感じない場合も無くはなく、服を脱いで髪を縛りなおして念のため背中を見せた。
「何やこれ。汚れ、ちゃうな葉っぱの……墨か?」
首の後ろを指で拭われる感覚がして、くすぐったい。
「記憶を失う前に彫られた物だと思います。不恰好でしょうか?」
「いや、そうちゃうけど……」
アルバートさんが言い淀んだので、振り向くと眉間に皺を寄せた難しいような怒ったような表情だった。それから、彼は自分の服を脱いで私に押し付けた。
「……替えの服用意できるまでこれ着とけ。倉庫の適当に探せばシャツくらいあるやろ。そんな白い肌日に焼けたらえらい目に遭うわ。ここはリードにやらすさかい、サヤは中で仕事しとけ」
アルバートさんは突然不機嫌になった。
私、今何か気に触るよう事、した?
こちらに背を向けて作業に戻ってしまったという事は手伝の拒絶だ。無理やり聞き出すわけにもいかなくて、「失礼します」とだけ言ってその場を離れるしかなかった。
これ以上の邪魔をしてはいけない、よね。でも、中の仕事と言われても目的の場所に着くまで役に立てそうな事は思いつかない。
改めて破れた服を見ると、その背面は確かに当て布では上手く直せないレベルの大きさで穴が空いている。まぁ、でも、糸を解いて、背中の部分一枚脱い合わせれば直せそうだ。夜のうちに直すのなら布が必要だし、取り合えず倉庫に向かう事にしよう。
雑多な倉庫に近い色味の端切れがあったので、回収。念のためクロノ様に許可を取ってからにしようと顔を上げると、食料の倉庫に入っていくリードさんが見えた。
倉庫を覗くと、彼は座ったまま生の芋を齧っていた。
「……リードさん、何なさってるんですか?」
「おやつの時間?」
いやいやいやいや。
「そちらは生の芋ですよね?」
「そーだよ。あっためた方が美味しいけど、みんな昼は食事しないんだよねー。サヤも食べる?」
全く悪気無しの顔で齧りかけを渡されて、私は乾いた笑いしか返せなかった。
倉庫の中の野菜の量は多くは無い。完全に傷んでいる物は除き、根菜は洗っからて食べられる野菜の皮や根を切り分ける。葉物はやや熱めのお湯で数十秒洗いシャキッとさせ、やはり根や皮、硬い茎や筋を切り分ける。
油の準備が終わったら、根菜を薄くスライスして揚げ水気を拭いた葉野菜の上に乗せて塩をかけてリードさんに出した。
「生のお芋よりはマシかと思いますが、いかがでしょうか?」
「おいひー」
ポテトを美味しそうにもぐもぐしているその顔には至福と書いてあった。
加工肉類は明日の朝食用かもしれないから下手に手を出せないし、芋と野菜のみでカロリーを稼ぐのは難しい。せめて乳製品が欲しかったけど見当たらないし。
復活した野菜は乾燥しないように濡らした紙で包み、冷暗所に立てて戻し、皮や茎は塩と油と料理酒を少し入れて大なべで煮る。芽の出た豆類はベビーリーフ用に取り分けた。
一通り済んで、お茶を入れてリードさんに出した時には彼はおやつを完食していた。頭使えば、そりゃあお腹も減るでしょう。船はもうしばらく到着まで時間がかかるらしい。
「ところで何でアルバートさんの服着てるの?」
リードさんは私が彼のために用意したお茶を、私にも注ぎながら聞いてきた。せっかくなのでと、同席させてもらって先程の出来事を話すと彼は私の背中を見たがった。
「この三角?へー」
気になる。自分では絶対見えない位置に何が彫られているんだろう?
「でもきっとアルバートさんの事だから、優しい理由があると思うよ。そういう人だから。ちゃんと聞けば教えてくれるよ」
「そう、でしょうか?今日少し皆様のお仕事を見ただけですが、私では何もお手伝いすらできないと力不足を感じています。それに、未分化で女になる可能性もありますし……アルバートさん、いえ、皆様のお荷物にしかならないのではと……」
「そんな事無いと思うけどなぁ。女の子は可愛いし癒されるよ!」
「……ありがとうございます」
アルバートさんは女の子に癒され無いと思う。
「それに、僕だって初めからできた事何も無いよ。適性とか能力があって、練習して、だもの。サヤも出来る事をコツコツと、だよ!」
にこっと笑ったリードさんに、今度は心からお礼を言った。
アルバートさんは威勢の良い笑い声と共に応じてくれた。
「あれは無理やろ。適性と能力両方無いとでけへん。俺も適性ある方やけど、クロノのスピードは真似でけへんわ。リードに至っては頭ん中どうなっとるか謎やし」
「リードさんは数値情報をどこで?」
「海の情報のいくつかはラジオやな、ただ奴の怖ろしい所はあの頭ん中に海流モデルがある事や。気温や湿度から海の状態を推定しとんにゃと」
は、い?
「その反応はええな。エラスノには普通がおらんから新鮮や」
また、威勢の良い笑い声を立ててからアルバートさんは捕縛の説明を始めた。
「サヤは泳げるか?」
「立ち泳ぎ程度は」
「せやったら一応浮き付けてからの方がええな。ディモルは俺がふん捕まえるから、船の側面の檻閉める係してもらおか」
「ふん捕まえるというのは……」
「俺の適性やな。水中の方が陸上よりよう動けんねん。息継ぎもいらん。後、怪力」
は、い?
「怪力。見えへん?信じとらん?」
「いえ、あの、適性ってそこまで多様な物だとは知らなくて」
私の知っていた知識では、確かに水中で呼吸不要な種族はいた。いたけど、そもそも半魚だったりするので陸ではここまで生活できない。適性は種族に寄る所が大きいと聞いていたけれど、アルバートさんがマーマンにはどうしても見えなかった。
「ほーん、サヤはいっぺん世間を勉強した方がええかも知らんな。世界は広い。お前さんの住んどったとこにはまだ新しい知識が届いてへんのかもしれへんな」
前のご主人様の下で習ったことは、あの地域での常識だ。使用人達から家事や世界を学び、許された図書から情報を身につけた。地域的なものか、前ご主人様はあまり前衛的な事柄は好まなかったように思う。帝国に編入したとは言え、無血降伏した国は自治権が強く慣習はほぼ残ったままだった。
見学している私の前で、アルバートさんは太い綱の網にフックを付けてた。網には長い綱が結ばれていて、それは船の梁に伸びている。滑車をはさんで反対側に樽がいくつか結ばれているから、梁の上の樽が落ちれば網は上に上がり目標を搦めとるのだろう。
理論が分かると次結ぶべき箇所はわかった。声をかけて手伝おうとした時船が大きく揺れた。視界の端で樽が落ちていく。留め具が外れていない滑車は支点となり、樽はこちらに振り子のように降ってきた。
「アルバートさん!樽が!」
直撃しそうな彼に思いっきり体当たりする。背中が少し引っ張られた気がしたけれど、気にする間も無く突っ込んだ。が、思った以上に彼はビクともしなかった。やばい。このままじゃ二人とも直撃してしまう。
どんっと音がした。衝撃は感じない。思わず瞑っていた目を開けると、私はアルバートさんの左手でしっかり抱きとめられていた。
「怪力、ゆうたやろ」
まるで風船でも掴んだかのように、彼は樽を片手で掴んでいた。
「その、中身は……」
「水やで。当たると痛い。まぁ、ナイスガッツやったな。せやけど無謀やわ。あいつらやと当たる事は無いけど、しゃあない。しばらくあそこに置くのはやめとこか」
ひょいと掴んで横に置くと、樽はどんっとその重さを主張する音がした。当たっていたら吹っ飛ばされるだけでは済まなかっただろう。
「動体視力と視野は良さそうやな。準神族は性別決まるまで適性ブレそうやしあんまり伸ばせへんけど。……立てるか?」
「はい……」
後からやってきた恐怖で抜けそうな腰に力を入れて、なんとか一人で立つ。背中が薄ら寒く感じて自分で肩を抱くと後ろが大きく破れている事に気がついた。
「引っ掛けたかー。使いもんにならん破れ方やな。寒ないんやったら脱いどき。また引っ掛けるで。って、怪我はしとらん?」
「痛みは無いので大丈夫だと思います」
寒くはなかった。でも、大きすぎる怪我なら痛みを感じない場合も無くはなく、服を脱いで髪を縛りなおして念のため背中を見せた。
「何やこれ。汚れ、ちゃうな葉っぱの……墨か?」
首の後ろを指で拭われる感覚がして、くすぐったい。
「記憶を失う前に彫られた物だと思います。不恰好でしょうか?」
「いや、そうちゃうけど……」
アルバートさんが言い淀んだので、振り向くと眉間に皺を寄せた難しいような怒ったような表情だった。それから、彼は自分の服を脱いで私に押し付けた。
「……替えの服用意できるまでこれ着とけ。倉庫の適当に探せばシャツくらいあるやろ。そんな白い肌日に焼けたらえらい目に遭うわ。ここはリードにやらすさかい、サヤは中で仕事しとけ」
アルバートさんは突然不機嫌になった。
私、今何か気に触るよう事、した?
こちらに背を向けて作業に戻ってしまったという事は手伝の拒絶だ。無理やり聞き出すわけにもいかなくて、「失礼します」とだけ言ってその場を離れるしかなかった。
これ以上の邪魔をしてはいけない、よね。でも、中の仕事と言われても目的の場所に着くまで役に立てそうな事は思いつかない。
改めて破れた服を見ると、その背面は確かに当て布では上手く直せないレベルの大きさで穴が空いている。まぁ、でも、糸を解いて、背中の部分一枚脱い合わせれば直せそうだ。夜のうちに直すのなら布が必要だし、取り合えず倉庫に向かう事にしよう。
雑多な倉庫に近い色味の端切れがあったので、回収。念のためクロノ様に許可を取ってからにしようと顔を上げると、食料の倉庫に入っていくリードさんが見えた。
倉庫を覗くと、彼は座ったまま生の芋を齧っていた。
「……リードさん、何なさってるんですか?」
「おやつの時間?」
いやいやいやいや。
「そちらは生の芋ですよね?」
「そーだよ。あっためた方が美味しいけど、みんな昼は食事しないんだよねー。サヤも食べる?」
全く悪気無しの顔で齧りかけを渡されて、私は乾いた笑いしか返せなかった。
倉庫の中の野菜の量は多くは無い。完全に傷んでいる物は除き、根菜は洗っからて食べられる野菜の皮や根を切り分ける。葉物はやや熱めのお湯で数十秒洗いシャキッとさせ、やはり根や皮、硬い茎や筋を切り分ける。
油の準備が終わったら、根菜を薄くスライスして揚げ水気を拭いた葉野菜の上に乗せて塩をかけてリードさんに出した。
「生のお芋よりはマシかと思いますが、いかがでしょうか?」
「おいひー」
ポテトを美味しそうにもぐもぐしているその顔には至福と書いてあった。
加工肉類は明日の朝食用かもしれないから下手に手を出せないし、芋と野菜のみでカロリーを稼ぐのは難しい。せめて乳製品が欲しかったけど見当たらないし。
復活した野菜は乾燥しないように濡らした紙で包み、冷暗所に立てて戻し、皮や茎は塩と油と料理酒を少し入れて大なべで煮る。芽の出た豆類はベビーリーフ用に取り分けた。
一通り済んで、お茶を入れてリードさんに出した時には彼はおやつを完食していた。頭使えば、そりゃあお腹も減るでしょう。船はもうしばらく到着まで時間がかかるらしい。
「ところで何でアルバートさんの服着てるの?」
リードさんは私が彼のために用意したお茶を、私にも注ぎながら聞いてきた。せっかくなのでと、同席させてもらって先程の出来事を話すと彼は私の背中を見たがった。
「この三角?へー」
気になる。自分では絶対見えない位置に何が彫られているんだろう?
「でもきっとアルバートさんの事だから、優しい理由があると思うよ。そういう人だから。ちゃんと聞けば教えてくれるよ」
「そう、でしょうか?今日少し皆様のお仕事を見ただけですが、私では何もお手伝いすらできないと力不足を感じています。それに、未分化で女になる可能性もありますし……アルバートさん、いえ、皆様のお荷物にしかならないのではと……」
「そんな事無いと思うけどなぁ。女の子は可愛いし癒されるよ!」
「……ありがとうございます」
アルバートさんは女の子に癒され無いと思う。
「それに、僕だって初めからできた事何も無いよ。適性とか能力があって、練習して、だもの。サヤも出来る事をコツコツと、だよ!」
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