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数カ所に跡がついて、私とリオネット様は離れる事なく眠った。私もリオネット様に一箇所だけ跡をつける事を許されて、実は嬉しい。
以前から手のひらでコロコロされてたと思ったけど、これは完全に調教になってる。
実利として、キスのたびに魔力をもらっていたので身体の回復にはむしろ良かったのだけど、急激に爛れた生活に舵を切りすぎてるとも思える。
夢と現を行ったり来たりしながら、浅い眠りでそんな事を考えていた。
熟睡は今日はできない。明け方の、アンズが起きてくる前に片付けなくては……。
「カリン?おはようございます」
明け方近くで、つい深く眠ってしまった様だった。目の前のリオネット様はシャワーも浴びて、身支度まで整っている。
「もう少し眠らせてあげたかったのですが、あの印は例え相手が女性のファイでも見せるのが惜しい。着替えをしていただけますか?」
「シャワー浴びてきます!痛っ」
下半身が痛い、しかも何か重い。
「痛みが酷ければ、取り除きますが?」
「いえ、初めての痛みはもう経験できないので、このままで」
「……本当に貴女は罪深い。けれど、その首の跡は消した方が良いですね?」
言われて、鏡を見ると薄らと絞めた跡が赤くなっていた。
「この位置なら、隠せます」
「カリン……」
「いえ、こういうのが好きな訳ではなくて!」
「ではどういう訳ですか?」
「リオネット様の思いを受け止めた跡を消すのが、もったいなくて」
言ってる自分のヤバさは分かっている。でも、愛しさと苦しさをぶつけられた時、精神的な繋がりも強く感じられていた。
「……次の夜が来るのが待ち遠しい」
「リオネット様。今、まだ朝すら来ていませんよ」
1日で1番夜が遠いんですけど。
苦笑してリオネット様は部屋に帰られた。きっともう眠りはされないんだろうけれど、朝のお茶を一緒に楽しむ余裕は無い。汚したシーツをひっぺがし、シャワーを浴びて着替える。予備のシーツを敷き直して……、汚したやつ洗う時間までは無かった。
というか、前回も汚した物はメイドさんが洗ったのだろう。つまり、私とリオネット様の関係は結構バレてる可能性が……。
「おっはよー!カリン復活!僕も復活!あれ、なんか顔あかくないー?」
語尾を上げながら、アンズが起きてきた。
「少し、疲れが、まだ、ね。でもアンズ、おはよう。会えて嬉しい。魔力をありがとう」
おでこにキスをする。
「え?でもカリン、今ほとんどリオネットの魔力に塗れてるよ。夜中にもらったの?」
無邪気にあはー?とアンズが聞いてきたので、絶対にリオネット様以外には言わないようにと釘を刺しておいた。
朝ごはんはまだ、ファイさんが運んで来てくれた。彼女は静かに入ってきて、私が起きている事に驚いていた、曰く、リオネット様が「また寝ていると思うから」との事。
血のついた汚れ物があっての、その発言。しかも繕えずに、私の顔は赤くなっていたと思う。
もちろん、彼女は何も言わず、何も変わらず汚れ物だけを撤収したけれど……、バスルームにそっとナプキンが補充されていて、穴掘って埋まりたくなった。
食事が終わると、リオネット様がサラッとやってきた。数時間前の事は夢かと思わせる位のこの対応。オンとオフの落差が激しい。
「魔力も体調も上々ですね。本日からナルニッサとの面会も問題ありません。また、ナギア殿からの手紙も近く届くと思います」
「ナギア殿から?」
「ええ、昨晩、カリンが女性だった事と聖女が能わなかった旨が公表されました。それに伴ってのお願い事がなされると思います」
「なんだろう?」
「それは手元に届く時に説明がありますのでご心配は要りません。……それと、アッシャーがしばらく、ここを離れる事になりました」
「アッシャーが?」
「あの事に自分で蹴りをつけに行く覚悟ができたようです」
「凄い……、結局私は何もできなかったんだね」
「私が見た限り、心の問題はもう大丈夫です。後は信じて待つのみ。アッシャーはカリンが消えたことさえ糧にしました様に思えます」
「ん、ありがとう、私も信じて待つ」
アッシャーが凄くて、私は彼を誇らしく感じた。……私も寝てばかりいられない。
「体力が戻ったのなら、トレーニングを開始しても良いですか?ダガーとマインゴーシュを久しく使ってないので」
「まずはストレッチからゆっくり始めてください。加護のおかげで回復は早いですが、怪我をしてはいけない。まずは雨情に解析してもらって、プログラムを組みましょう」
「雨情が、解析?」
「……彼の義眼で少し遊ばせてもらいました」
リオネット様、改造が楽しかったってのが表情に漏れてる……。
「その後にナルニッサに……」
トントントンと部屋がノックされた。
「失礼いたします。リオネットに呼ばれて参りました」
「どうぞ」
ナルさんがリオネット呼びになっている。心配していたが、2人の距離が遠くなったわけでは無さそうだ。それなら安心、と思っていたけれど。
部屋に入ってきたナルさんは髪をバッサリ切っていた。
「ナルさん、その髪!切っちゃったの?」
こちらでは家を継いだり政治的な役割をする男性は髪を伸ばすのが一般的なのに。
「はい、私の失態によりカリン様に危険な目に合わせた事その反省を胸に、身も心も我が君に捧げる決意を新たにしました」
進み出たナルさんは、片膝をつき私に頭を垂れる。
「我が君のご帰還とご回復、心よりお喜び申し上げます」
なんか物凄く隷属度が上がってませんかー?!
助けを求める様にリオネット様を見ると、彼は肩をすくめた後「それでは、私は失礼します」と去っていった。
これか、このせいでリオネット様がおかしな感じになっていたのか?しかも、この状況で放置とか!多分絶対盗聴はされてるんだろうけれど!
「ナルさん、あの、もうちょっと普通にしてもらえると……、助かる」
「尊き我が君の前で敬愛の念を抑える事ができないナルニッサを、お叱りください」
しかも、相変わらず自由な人だ。めんどくさいぞ!
「叱りはしないけど、あんまり気負わないでね。それから話す時は普通に顔を見て話そうか」
「……御意。お心遣い感謝いたします」
顔を上げたら上げたで、なんかうっとりした表情だし。
居た堪れない。非常に居心地が悪い。Mな人間にとってMの扱いは手に余るのだろうか?
「そういえば、リオネット様がナギア殿からの手紙が来るって言ってたけど」
「……回復なされたばかりに申し訳ありません。我が愚兄は私の見合いのパーティーを開きたいと」
渡された封筒を開けると、ナルさんの報告そのままの文章が書いてあった。
「ナルさんのお見合い?」
「昨晩、カリン様が女性であった事と、聖女に 能なかった事が女王陛下より公にされました。それで、百年ほど前のサンダーランドの主人が僕に恋慕し、子孫を残さなかった例を危惧しているのだと思います」
そういえば、そんな話があった。
「ご報告せず申し訳ありませんでした。しかし、すでに何度も開かれている催しですので、それで見つかるとも思えず、私から兄に断りを入れるつもりでしたので」
「いや、それって私がナルさんを束縛していると勘違いさせる事になると思うから、ナルさんがどうしても嫌じゃなければ受けてくれるかな?以前、任せるって言った時と状況も違うし」
「開催は一週間後です。それまで出立を遅らせる事にもなりますが……」
「私も行くまでに身体の鈍りをなんとかしなくちゃだから、大丈夫!」
「……承知、いたしました」
不服そう。しかしここは我慢してもらいたい。
それに、アッシャーも今いないし……。
「失礼いたします!」と突然ナルさんは私をベッドに押し倒した。「え?」と思う間に服のボタンが外される……。
二つほど外された所で我に返って、ナルさんを思い切り突き飛ばした。
「な、何するの?!」
「その、首の跡は?」
あ、と思った。少し考え混んだ瞬間、上を向いちゃったてた。それで首のあの絞めた跡がナルさんに見えたのか。
しまった。
「なんでも無いよ」
「リオネットですか?」
ピンポンピンポン大正解!とは言えない。
「気にしないで」
「っ我が君の、リオネットに対する想いは承知しております……。ですが、どうか主人を心配する哀れな下僕は主人に傷が付くことが堪らなく辛いことととご承知願いたい」
悔しそうに歯を噛み締めながら、ナルさんはそう言った。
お、想いは承知しているって所を詳しく!いや!詳しくされたら不味いか?
私の顔色が赤くなったのか青くなったのかは分からないけれど、ナルさんは私の顔を見て、切なそうに目を逸らし「失礼いたします」と部屋を出ていった。
その間私は灰になる。
何故ナルさんが、知ってるの……。というか、他の人ももしかして?それは、つらたん。
以前から手のひらでコロコロされてたと思ったけど、これは完全に調教になってる。
実利として、キスのたびに魔力をもらっていたので身体の回復にはむしろ良かったのだけど、急激に爛れた生活に舵を切りすぎてるとも思える。
夢と現を行ったり来たりしながら、浅い眠りでそんな事を考えていた。
熟睡は今日はできない。明け方の、アンズが起きてくる前に片付けなくては……。
「カリン?おはようございます」
明け方近くで、つい深く眠ってしまった様だった。目の前のリオネット様はシャワーも浴びて、身支度まで整っている。
「もう少し眠らせてあげたかったのですが、あの印は例え相手が女性のファイでも見せるのが惜しい。着替えをしていただけますか?」
「シャワー浴びてきます!痛っ」
下半身が痛い、しかも何か重い。
「痛みが酷ければ、取り除きますが?」
「いえ、初めての痛みはもう経験できないので、このままで」
「……本当に貴女は罪深い。けれど、その首の跡は消した方が良いですね?」
言われて、鏡を見ると薄らと絞めた跡が赤くなっていた。
「この位置なら、隠せます」
「カリン……」
「いえ、こういうのが好きな訳ではなくて!」
「ではどういう訳ですか?」
「リオネット様の思いを受け止めた跡を消すのが、もったいなくて」
言ってる自分のヤバさは分かっている。でも、愛しさと苦しさをぶつけられた時、精神的な繋がりも強く感じられていた。
「……次の夜が来るのが待ち遠しい」
「リオネット様。今、まだ朝すら来ていませんよ」
1日で1番夜が遠いんですけど。
苦笑してリオネット様は部屋に帰られた。きっともう眠りはされないんだろうけれど、朝のお茶を一緒に楽しむ余裕は無い。汚したシーツをひっぺがし、シャワーを浴びて着替える。予備のシーツを敷き直して……、汚したやつ洗う時間までは無かった。
というか、前回も汚した物はメイドさんが洗ったのだろう。つまり、私とリオネット様の関係は結構バレてる可能性が……。
「おっはよー!カリン復活!僕も復活!あれ、なんか顔あかくないー?」
語尾を上げながら、アンズが起きてきた。
「少し、疲れが、まだ、ね。でもアンズ、おはよう。会えて嬉しい。魔力をありがとう」
おでこにキスをする。
「え?でもカリン、今ほとんどリオネットの魔力に塗れてるよ。夜中にもらったの?」
無邪気にあはー?とアンズが聞いてきたので、絶対にリオネット様以外には言わないようにと釘を刺しておいた。
朝ごはんはまだ、ファイさんが運んで来てくれた。彼女は静かに入ってきて、私が起きている事に驚いていた、曰く、リオネット様が「また寝ていると思うから」との事。
血のついた汚れ物があっての、その発言。しかも繕えずに、私の顔は赤くなっていたと思う。
もちろん、彼女は何も言わず、何も変わらず汚れ物だけを撤収したけれど……、バスルームにそっとナプキンが補充されていて、穴掘って埋まりたくなった。
食事が終わると、リオネット様がサラッとやってきた。数時間前の事は夢かと思わせる位のこの対応。オンとオフの落差が激しい。
「魔力も体調も上々ですね。本日からナルニッサとの面会も問題ありません。また、ナギア殿からの手紙も近く届くと思います」
「ナギア殿から?」
「ええ、昨晩、カリンが女性だった事と聖女が能わなかった旨が公表されました。それに伴ってのお願い事がなされると思います」
「なんだろう?」
「それは手元に届く時に説明がありますのでご心配は要りません。……それと、アッシャーがしばらく、ここを離れる事になりました」
「アッシャーが?」
「あの事に自分で蹴りをつけに行く覚悟ができたようです」
「凄い……、結局私は何もできなかったんだね」
「私が見た限り、心の問題はもう大丈夫です。後は信じて待つのみ。アッシャーはカリンが消えたことさえ糧にしました様に思えます」
「ん、ありがとう、私も信じて待つ」
アッシャーが凄くて、私は彼を誇らしく感じた。……私も寝てばかりいられない。
「体力が戻ったのなら、トレーニングを開始しても良いですか?ダガーとマインゴーシュを久しく使ってないので」
「まずはストレッチからゆっくり始めてください。加護のおかげで回復は早いですが、怪我をしてはいけない。まずは雨情に解析してもらって、プログラムを組みましょう」
「雨情が、解析?」
「……彼の義眼で少し遊ばせてもらいました」
リオネット様、改造が楽しかったってのが表情に漏れてる……。
「その後にナルニッサに……」
トントントンと部屋がノックされた。
「失礼いたします。リオネットに呼ばれて参りました」
「どうぞ」
ナルさんがリオネット呼びになっている。心配していたが、2人の距離が遠くなったわけでは無さそうだ。それなら安心、と思っていたけれど。
部屋に入ってきたナルさんは髪をバッサリ切っていた。
「ナルさん、その髪!切っちゃったの?」
こちらでは家を継いだり政治的な役割をする男性は髪を伸ばすのが一般的なのに。
「はい、私の失態によりカリン様に危険な目に合わせた事その反省を胸に、身も心も我が君に捧げる決意を新たにしました」
進み出たナルさんは、片膝をつき私に頭を垂れる。
「我が君のご帰還とご回復、心よりお喜び申し上げます」
なんか物凄く隷属度が上がってませんかー?!
助けを求める様にリオネット様を見ると、彼は肩をすくめた後「それでは、私は失礼します」と去っていった。
これか、このせいでリオネット様がおかしな感じになっていたのか?しかも、この状況で放置とか!多分絶対盗聴はされてるんだろうけれど!
「ナルさん、あの、もうちょっと普通にしてもらえると……、助かる」
「尊き我が君の前で敬愛の念を抑える事ができないナルニッサを、お叱りください」
しかも、相変わらず自由な人だ。めんどくさいぞ!
「叱りはしないけど、あんまり気負わないでね。それから話す時は普通に顔を見て話そうか」
「……御意。お心遣い感謝いたします」
顔を上げたら上げたで、なんかうっとりした表情だし。
居た堪れない。非常に居心地が悪い。Mな人間にとってMの扱いは手に余るのだろうか?
「そういえば、リオネット様がナギア殿からの手紙が来るって言ってたけど」
「……回復なされたばかりに申し訳ありません。我が愚兄は私の見合いのパーティーを開きたいと」
渡された封筒を開けると、ナルさんの報告そのままの文章が書いてあった。
「ナルさんのお見合い?」
「昨晩、カリン様が女性であった事と、聖女に 能なかった事が女王陛下より公にされました。それで、百年ほど前のサンダーランドの主人が僕に恋慕し、子孫を残さなかった例を危惧しているのだと思います」
そういえば、そんな話があった。
「ご報告せず申し訳ありませんでした。しかし、すでに何度も開かれている催しですので、それで見つかるとも思えず、私から兄に断りを入れるつもりでしたので」
「いや、それって私がナルさんを束縛していると勘違いさせる事になると思うから、ナルさんがどうしても嫌じゃなければ受けてくれるかな?以前、任せるって言った時と状況も違うし」
「開催は一週間後です。それまで出立を遅らせる事にもなりますが……」
「私も行くまでに身体の鈍りをなんとかしなくちゃだから、大丈夫!」
「……承知、いたしました」
不服そう。しかしここは我慢してもらいたい。
それに、アッシャーも今いないし……。
「失礼いたします!」と突然ナルさんは私をベッドに押し倒した。「え?」と思う間に服のボタンが外される……。
二つほど外された所で我に返って、ナルさんを思い切り突き飛ばした。
「な、何するの?!」
「その、首の跡は?」
あ、と思った。少し考え混んだ瞬間、上を向いちゃったてた。それで首のあの絞めた跡がナルさんに見えたのか。
しまった。
「なんでも無いよ」
「リオネットですか?」
ピンポンピンポン大正解!とは言えない。
「気にしないで」
「っ我が君の、リオネットに対する想いは承知しております……。ですが、どうか主人を心配する哀れな下僕は主人に傷が付くことが堪らなく辛いことととご承知願いたい」
悔しそうに歯を噛み締めながら、ナルさんはそう言った。
お、想いは承知しているって所を詳しく!いや!詳しくされたら不味いか?
私の顔色が赤くなったのか青くなったのかは分からないけれど、ナルさんは私の顔を見て、切なそうに目を逸らし「失礼いたします」と部屋を出ていった。
その間私は灰になる。
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