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46【R 18】
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目覚めると、夜中だった。
リオネット様が帰られて、すぐファイさんが食事を用意してきてくれて、それから……記憶がないと言うことは食べた後に即寝したらしい。
手元に灯りをつけて、時計を確認すると夜中の一時。寝直そうと思うけれど、あまり眠くもない。
身体を軽く伸ばしてみたが痛みも無かった。
魔力が落ち着いたなら、アンズは起きたのだろうか?声をかけても反応は無く、まだ魔力のために寝ているのか……それとも単純に夜だから寝ているのか。
「カリン?起きているのですか?」
「リオネット様」
この人本当に寝ないなと驚きを通り越して感心してしまう。いや、体のためにも寝て欲しいんだけど。
「随分調子が良くなったので、眠れなくなってしまって」
「部屋の明かりが漏れていました。私も眠れないので、しばらくお邪魔しても?」
「かまいません」
少しお話しすれば、リオネット様もリラックスして眠れるかも知れない。夜の彼は昼よりも情熱的で感情的。その感情が眠りを妨げているような気がする。
ベッドに腰掛けたリオネット様は、また少し暗い目をしていた。
「ナルさんと喧嘩されてるのですか?」
「いえ、……何故その様に?」
「先程お帰りの時、流石に不自然でしたよ」
「……迂闊すぎましたか」
彼は私をベッドに押し倒して、私の首に手をかけた。力は入っていない。本当に形だけ私の首を絞めている。
「私はナルニッサに怒りがある訳では無いんですよ。むしろ、貴女の加護が憎い」
「……加護が無ければ私は生きていません」
「ええ、だからこそ憎いのです。加護を消し去る方法があっても、使う事ができない……。でも、加護がなければ貴女は森で魔法は使わなかったでしょう」
「私は小熊ちゃんや森を助けられて良かったと思っています」
「……そんなところは強情だ。分かっています。貴女がそんな人だとは。けれどそのせいで、ナルニッサから貴女は魔力を受けなければならなかった」
森で倒れた私を助けたのはナルさんだったのか。
「戦いの場で白魔道士は必要条件でありながら無力です。貴女を助けたナルニッサには感謝をしていても、酷く疎ましくも思う。全く論理的でない自分が嫌になります」
首にかけられた指にチカラが込められて、少し締まる。どうしよう……倒錯的な事に、今めちゃくちゃリオネット様が愛しい。
「リオネット様のプロポーズを受けたのに、無意識とは言えナルさんに唇を許した私が嫌いになりましたか?」
「私が貴女を嫌いになる?……あり得ません。けれど、今すぐ私のものになるのと、私に殺されるのと、どちらかを選んでもらえますか?」
何という極端な。
「貴女が私を思っている間は殺しませんが、心が離れた後に貴女が死ぬのだけは絶対に飲めない。想像しただけで、気が狂う」
現時点で逃げ出してない私が、今後逃げる訳無いと思うんだけど。
「賢い選択を、貴女はできるはずだ」
首にかかった指にグッと力が加わった。リオネット様の愛の形にゾクっとした自分を絶望する。
私、完全なるMだったのか……。
こんな事に、嬉しさを覚えるなんて。
「……私はリオネット様の物です」
「いい子だ」
答えと同時にパジャマはまた、布と糸に成り果てて取り除かれる。
キスをしながら、彼の片手は私の下腹部へ。
「カリン、貴女首を絞められて濡れたんですか?」
流石にそれは無い、と思いたい。
「……違います。リオネット様が私の名前を呼んだり、触れたりしたからです」
リオネット様の顔がカッと赤く染まった。意外。
「……本当に危うい生き物ですね。カリンは」
彼が顔をしかめたかと思うと、激痛が走った。ぶちっという音が聞こえて、無理矢理に彼が押し入った。
「っ!」
「良かった。ちゃんと初めてでしたね」
彼の右手が私の目の前に。赤い血が付いている。それを彼は私の胸になすりつけて、しゃぶった。
「あんっ」
痛い、けど、それ以上に気持ちよさが迫ってくる。
「まだ半分しか入ってません。……力を抜いて」
リオネット様の唇に血が付いている……。キスをしようとしたリオネット様の唇の血を私は舐めようと舌を伸ばす。直前で届かず、リオネット様は一旦止まって己の唇を少し噛みちぎった。
「それほど欲しいなら、痛みも分け合いましょうか。血が混じり、唾液も混ざり、カリンと私が溶け合う様に」
唇が重なると血の味がする。ぐっと膣に押し込まれて、痛みは更に裂ける。私はリオネット様の傷口を思い切り吸った。
「くっ」
痛みを耐えてか、リオネット様の額に汗が滲む。その瞳が、私を愛しいと言っている。
そのまま、お互いに唇を貪りあった。傷口からもう血が出なくなるまで、繋がったまま全てを飲み込んだ。
愛しい。私はこの人が、愛しくて、欲しい。
「カリン、痛みは酷いのですか?涙が」
「感情が、昂っていて……」
「どんな?」
「リオネット様が好きすぎて、です」
ぐっと中の熱量が増す。リオネット様はさっきまでと違った優しい口付けをした。
その後、ぐりっと中が抉られて、小さく叫ぶ。
「お腹と、顔、口の中、どこに出しましょうか?」
「……中がいいです」
「いけない子だ。それは、まだ早い」
数回打ちつけた後すぐにリオネット様は私のお腹に精子を吐き出した。白い液体はおへそに溜まって留まり切らず、ベッドに溢れていった。
繋がっていた事自体がこんなに気持ちいいなんて、と浮遊感に似た気持ちよさに身を委ねる。
「まだ、ですよ」
気持ち良く緩んだ、彼の形に広がったあそこにリオネット様は指を入れた。太さは足りないのに、鋭い快感が走る。
「あっ」
「カリンの悦ぶ顔が、まだ足りない」
くちゅっ。
どんっと電気が走って、鳥肌が立つ。
「私が中にいる状態で貴女が逝ってしまうと、孕むまで離れられなくなりますからね。かと言って、寸止めのまま解放するのももったいない」
こすられていった時より、ずっとクル。
「カリン?そんなに私の指をしごいても、何も出ませんよ?」
「~~っ!」
このドSがっ!
「本当に加護が憎いですね。首の下の私がつけたマークもすぐに消えてしまったのでしょう」
キスマークも怪我の一種なので、治りは早いよね、と理性の私が解説している後ろで、ドMな私が何か囁いていて、冷や汗が出た。
「カリン、その顔は何か考えていますね」
「え、と。あの」
「教えてください、私の可愛い……メス犬さん」
「……、雨情が、私の髪が伸びなかったのは、私が常にそれを正常だとイメージしてるからだって……。だから、私に毎日、刻んで……欲しい、です。私がちゃんと、リオネット様の物だって理解できるまで」
「良い子だ。どこに刻んで欲しいですか?」
「リオネット様だけが、知ってる場所……」
脚を開かされて、付け根をリオネット様は強く吸った。
「ここに印があるのが正常だと思えるまで、何日かかるでしょうね?」
リオネット様が帰られて、すぐファイさんが食事を用意してきてくれて、それから……記憶がないと言うことは食べた後に即寝したらしい。
手元に灯りをつけて、時計を確認すると夜中の一時。寝直そうと思うけれど、あまり眠くもない。
身体を軽く伸ばしてみたが痛みも無かった。
魔力が落ち着いたなら、アンズは起きたのだろうか?声をかけても反応は無く、まだ魔力のために寝ているのか……それとも単純に夜だから寝ているのか。
「カリン?起きているのですか?」
「リオネット様」
この人本当に寝ないなと驚きを通り越して感心してしまう。いや、体のためにも寝て欲しいんだけど。
「随分調子が良くなったので、眠れなくなってしまって」
「部屋の明かりが漏れていました。私も眠れないので、しばらくお邪魔しても?」
「かまいません」
少しお話しすれば、リオネット様もリラックスして眠れるかも知れない。夜の彼は昼よりも情熱的で感情的。その感情が眠りを妨げているような気がする。
ベッドに腰掛けたリオネット様は、また少し暗い目をしていた。
「ナルさんと喧嘩されてるのですか?」
「いえ、……何故その様に?」
「先程お帰りの時、流石に不自然でしたよ」
「……迂闊すぎましたか」
彼は私をベッドに押し倒して、私の首に手をかけた。力は入っていない。本当に形だけ私の首を絞めている。
「私はナルニッサに怒りがある訳では無いんですよ。むしろ、貴女の加護が憎い」
「……加護が無ければ私は生きていません」
「ええ、だからこそ憎いのです。加護を消し去る方法があっても、使う事ができない……。でも、加護がなければ貴女は森で魔法は使わなかったでしょう」
「私は小熊ちゃんや森を助けられて良かったと思っています」
「……そんなところは強情だ。分かっています。貴女がそんな人だとは。けれどそのせいで、ナルニッサから貴女は魔力を受けなければならなかった」
森で倒れた私を助けたのはナルさんだったのか。
「戦いの場で白魔道士は必要条件でありながら無力です。貴女を助けたナルニッサには感謝をしていても、酷く疎ましくも思う。全く論理的でない自分が嫌になります」
首にかけられた指にチカラが込められて、少し締まる。どうしよう……倒錯的な事に、今めちゃくちゃリオネット様が愛しい。
「リオネット様のプロポーズを受けたのに、無意識とは言えナルさんに唇を許した私が嫌いになりましたか?」
「私が貴女を嫌いになる?……あり得ません。けれど、今すぐ私のものになるのと、私に殺されるのと、どちらかを選んでもらえますか?」
何という極端な。
「貴女が私を思っている間は殺しませんが、心が離れた後に貴女が死ぬのだけは絶対に飲めない。想像しただけで、気が狂う」
現時点で逃げ出してない私が、今後逃げる訳無いと思うんだけど。
「賢い選択を、貴女はできるはずだ」
首にかかった指にグッと力が加わった。リオネット様の愛の形にゾクっとした自分を絶望する。
私、完全なるMだったのか……。
こんな事に、嬉しさを覚えるなんて。
「……私はリオネット様の物です」
「いい子だ」
答えと同時にパジャマはまた、布と糸に成り果てて取り除かれる。
キスをしながら、彼の片手は私の下腹部へ。
「カリン、貴女首を絞められて濡れたんですか?」
流石にそれは無い、と思いたい。
「……違います。リオネット様が私の名前を呼んだり、触れたりしたからです」
リオネット様の顔がカッと赤く染まった。意外。
「……本当に危うい生き物ですね。カリンは」
彼が顔をしかめたかと思うと、激痛が走った。ぶちっという音が聞こえて、無理矢理に彼が押し入った。
「っ!」
「良かった。ちゃんと初めてでしたね」
彼の右手が私の目の前に。赤い血が付いている。それを彼は私の胸になすりつけて、しゃぶった。
「あんっ」
痛い、けど、それ以上に気持ちよさが迫ってくる。
「まだ半分しか入ってません。……力を抜いて」
リオネット様の唇に血が付いている……。キスをしようとしたリオネット様の唇の血を私は舐めようと舌を伸ばす。直前で届かず、リオネット様は一旦止まって己の唇を少し噛みちぎった。
「それほど欲しいなら、痛みも分け合いましょうか。血が混じり、唾液も混ざり、カリンと私が溶け合う様に」
唇が重なると血の味がする。ぐっと膣に押し込まれて、痛みは更に裂ける。私はリオネット様の傷口を思い切り吸った。
「くっ」
痛みを耐えてか、リオネット様の額に汗が滲む。その瞳が、私を愛しいと言っている。
そのまま、お互いに唇を貪りあった。傷口からもう血が出なくなるまで、繋がったまま全てを飲み込んだ。
愛しい。私はこの人が、愛しくて、欲しい。
「カリン、痛みは酷いのですか?涙が」
「感情が、昂っていて……」
「どんな?」
「リオネット様が好きすぎて、です」
ぐっと中の熱量が増す。リオネット様はさっきまでと違った優しい口付けをした。
その後、ぐりっと中が抉られて、小さく叫ぶ。
「お腹と、顔、口の中、どこに出しましょうか?」
「……中がいいです」
「いけない子だ。それは、まだ早い」
数回打ちつけた後すぐにリオネット様は私のお腹に精子を吐き出した。白い液体はおへそに溜まって留まり切らず、ベッドに溢れていった。
繋がっていた事自体がこんなに気持ちいいなんて、と浮遊感に似た気持ちよさに身を委ねる。
「まだ、ですよ」
気持ち良く緩んだ、彼の形に広がったあそこにリオネット様は指を入れた。太さは足りないのに、鋭い快感が走る。
「あっ」
「カリンの悦ぶ顔が、まだ足りない」
くちゅっ。
どんっと電気が走って、鳥肌が立つ。
「私が中にいる状態で貴女が逝ってしまうと、孕むまで離れられなくなりますからね。かと言って、寸止めのまま解放するのももったいない」
こすられていった時より、ずっとクル。
「カリン?そんなに私の指をしごいても、何も出ませんよ?」
「~~っ!」
このドSがっ!
「本当に加護が憎いですね。首の下の私がつけたマークもすぐに消えてしまったのでしょう」
キスマークも怪我の一種なので、治りは早いよね、と理性の私が解説している後ろで、ドMな私が何か囁いていて、冷や汗が出た。
「カリン、その顔は何か考えていますね」
「え、と。あの」
「教えてください、私の可愛い……メス犬さん」
「……、雨情が、私の髪が伸びなかったのは、私が常にそれを正常だとイメージしてるからだって……。だから、私に毎日、刻んで……欲しい、です。私がちゃんと、リオネット様の物だって理解できるまで」
「良い子だ。どこに刻んで欲しいですか?」
「リオネット様だけが、知ってる場所……」
脚を開かされて、付け根をリオネット様は強く吸った。
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