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62-1 告ってないのにフラれた日
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「ったく。」
大地君は少し気まずげに言った。
「あははは、なんだろねぇ。」
こちらも笑うしかない。なんでそうなる。
「それにしても、ここからの眺めは圧巻だな。」
フェンスにもたれて、大地君は話題を変えた。
「こっちのお祭りって日本と全然違うね。」
「王都のとも大分違うぜ。」
「そうなの?」
大地君は話しながら、まるで何かを探しているような真剣な眼差しで街を見ていた。
「王都の祭りは移動遊園地が設置されて、ステージ上でいろいろ演って、風船が上がる。外国のノスタルジックなフェスティバルだな。ここまでの熱気は無いが、あれもいい。」
「そうなんだ、見て見たいな。」
「参加する、だろ?城内でパーティーもあるぜ?」
「うーん、またシーマ様のお出ましかなぁ。」
シーマ姿で、ナイロの祭りは合わなさそう。ナイロのはカーニバルって感じだもんね。
「もったいねぇよな。これ、世界が滅んだら無くなっちまうんだぜ。」
「うん。」
世界が滅んでも、全ての人が死ぬわけでは無い。しかし、祭りや文化は滅ぶだろう。だからこそ、来訪者がもたらす文化がこちらに色濃く反映されている。
設定に縛られない独自の文化は、今ここにしか無い。
「無理だよなぁ。やっぱり。ほっとけねーわ。」
大地君はその先を言葉にするために、大きく息をついた。
「えいこサン、俺、帰れねーよ。この世界、やっぱ好きだわ。日本には戻らない。」
困ったような笑顔で、泣きそうに微笑んだ。
「うん。おめでとう。」
「おめでとう?」
「大地君が責任感だけじゃなくて決められたから。流されて決めた訳でもないから。おめでとう。」
襟首をひっつかんで、頭をこっちに引っ張り、思い切り背伸びして、このガタイの大きな猫の頭をイイコイイコする。
さんきゅ、と呟いて彼は私を抱きしめた。
「えいこサンは?」
「私は帰るよ。絶対。」
「ん、知ってたけど聞いた。…月子が役目終わった時、通例だと来訪者も帰るチャンスがある。俺はえいこサンを日本に帰すよ。絶対、だ。」
大地君から一瞬だけ力を込められて、それから解放された。
「正直、えいこサンいなかったらこの世界への想いに気づかなくて、責任感で残ったって思ってたと思うんだよな。」
ええ、その通りです。ゲーム内で苦悩しまくります。
この度の大地君は『好きな人と離れても残りたいこの想いは責任感じゃない!』と考えたらしい。私が役に立ててよかった。ほんとに。
「この世界への想いに私は負けた訳ね。」
「一方的に告っといて、ワリィ。」
「冗談です。スミマセン。」
「えいこサン、愛してるよ。」
「いやいや、ほんとスミマセン。ごめんなさい。」
その後は大地君に頼んでいた調査の進捗状況を聞いた。恐ろしく進んでいた。ウランさんもノリノリらしく、今は学校へのアンケート中だとか。
「世界を分けるなら、大地君レベルの強い人が光の国にも必要だね。同じくらいの力をぶつけ合わなきゃダメでしょう?あちらが落ち着いたら能力アップの協力し合えるようになれば良いんだけど。」
「…今の調査がせめてもう少しまとまってりゃ、今度ので話できるんだけど流石に無理だな。せめて、信頼獲得か。」
顔繋いで信頼を得るのって、闇の国のあの人々はすべからく苦手そう。除くサタナさん。
「ところで、やっぱりサンサンはもたなさそうか?」
あ。
「向こうにも必要な奴のレベルを、俺レベルっつったろ?俺、ウランさんはこの間抜いたけど、まだNo.2だ。闇の国からぶつける力の核になる奴に俺を据えたって事は、えいこサンの中で『その時』サンサンは居ないんだな。」
「やっぱりってことは、サンサンに何かあったんでしょ?」
「老化が始まった。そもそも魔人は成人までは人間と同じように成長、その後の老化は戻せないけど進めるのはいつでも出来る。例外は老衰死の前だ。」
「後どれくらいなの?」
「1年はもたないかもしれない。後の世界見せて安心させて送りたかったんだけどな。」
多分、月子ちゃんが来る前にはダメなんだろう。
「サンサンは安心はしていると思うよ。立派な息子も頼りになる部下もい、いる、し。」
大地君はまた私を抱きしめて、今度は私の頭を撫でた。私はしばらく胸を借りた。
カシャンとドアが開く音がして、気づくとディナさんが立ち尽くして居た。顔に『しまったぁあぁー。』と書いてある。
続いてジェード君が上がってきた。
「あれ、えいこサン目が赤い?泣かさ、れ、、むぎゅ。」
「ジェードさん!顔に何か付いて居ますよ!?
もう少しデリカシーと言うものを知った方が生きやすいですわよ。」
ディナさんがジェード君の顎をガッと掴んだ。
後半は小声で凄んでいるけど、残念ながら風向きが悪くて私達にもはっきり聞こえている。
「ひゃい。」
ジェード君は素直だった。
そのジェード君に荷物を山盛り持ったサタナさんがどーんとぶつかる。
「あほか!止まるなや。当たるっちゅうねん。」
ひどいよー、あほぬかせー、とわーわーやっている。
「あいつ、いいな。」
「え?」
「ジェードっつったっけ。サタナさんの下じゃなかったら育てたかった。」
大地君が穏やかに観察している。ジェード君が良いキャラだという事は知っているけど、今のやり取りの何処に琴線が触れたのだろう。
不思議そうに大地君を見ていたらしく、ん?と大地君が笑った。
「サタナさんがぶつかった時、ディナを上手く守ったろ。しかもディナに気づかれないようにな。ディナは相手を尊重し過ぎるたちがあるから、あそこで守った感出すとディナの怒りが抑えて消されてたろーな。」
あちらを見やると、
「まぁージェードさんはおバカさんですわねー。」
うふふとディナさんが毒を吐いていた。
「ディナさん、もしかしてリラックスしてると『ですわよ』口調になる?」
「らしいね。」
「悔しい?」
「悔しくねぇの?」
「悔しい。」
私達も参加して、楽しい昼ごはんとなった。
大地君は少し気まずげに言った。
「あははは、なんだろねぇ。」
こちらも笑うしかない。なんでそうなる。
「それにしても、ここからの眺めは圧巻だな。」
フェンスにもたれて、大地君は話題を変えた。
「こっちのお祭りって日本と全然違うね。」
「王都のとも大分違うぜ。」
「そうなの?」
大地君は話しながら、まるで何かを探しているような真剣な眼差しで街を見ていた。
「王都の祭りは移動遊園地が設置されて、ステージ上でいろいろ演って、風船が上がる。外国のノスタルジックなフェスティバルだな。ここまでの熱気は無いが、あれもいい。」
「そうなんだ、見て見たいな。」
「参加する、だろ?城内でパーティーもあるぜ?」
「うーん、またシーマ様のお出ましかなぁ。」
シーマ姿で、ナイロの祭りは合わなさそう。ナイロのはカーニバルって感じだもんね。
「もったいねぇよな。これ、世界が滅んだら無くなっちまうんだぜ。」
「うん。」
世界が滅んでも、全ての人が死ぬわけでは無い。しかし、祭りや文化は滅ぶだろう。だからこそ、来訪者がもたらす文化がこちらに色濃く反映されている。
設定に縛られない独自の文化は、今ここにしか無い。
「無理だよなぁ。やっぱり。ほっとけねーわ。」
大地君はその先を言葉にするために、大きく息をついた。
「えいこサン、俺、帰れねーよ。この世界、やっぱ好きだわ。日本には戻らない。」
困ったような笑顔で、泣きそうに微笑んだ。
「うん。おめでとう。」
「おめでとう?」
「大地君が責任感だけじゃなくて決められたから。流されて決めた訳でもないから。おめでとう。」
襟首をひっつかんで、頭をこっちに引っ張り、思い切り背伸びして、このガタイの大きな猫の頭をイイコイイコする。
さんきゅ、と呟いて彼は私を抱きしめた。
「えいこサンは?」
「私は帰るよ。絶対。」
「ん、知ってたけど聞いた。…月子が役目終わった時、通例だと来訪者も帰るチャンスがある。俺はえいこサンを日本に帰すよ。絶対、だ。」
大地君から一瞬だけ力を込められて、それから解放された。
「正直、えいこサンいなかったらこの世界への想いに気づかなくて、責任感で残ったって思ってたと思うんだよな。」
ええ、その通りです。ゲーム内で苦悩しまくります。
この度の大地君は『好きな人と離れても残りたいこの想いは責任感じゃない!』と考えたらしい。私が役に立ててよかった。ほんとに。
「この世界への想いに私は負けた訳ね。」
「一方的に告っといて、ワリィ。」
「冗談です。スミマセン。」
「えいこサン、愛してるよ。」
「いやいや、ほんとスミマセン。ごめんなさい。」
その後は大地君に頼んでいた調査の進捗状況を聞いた。恐ろしく進んでいた。ウランさんもノリノリらしく、今は学校へのアンケート中だとか。
「世界を分けるなら、大地君レベルの強い人が光の国にも必要だね。同じくらいの力をぶつけ合わなきゃダメでしょう?あちらが落ち着いたら能力アップの協力し合えるようになれば良いんだけど。」
「…今の調査がせめてもう少しまとまってりゃ、今度ので話できるんだけど流石に無理だな。せめて、信頼獲得か。」
顔繋いで信頼を得るのって、闇の国のあの人々はすべからく苦手そう。除くサタナさん。
「ところで、やっぱりサンサンはもたなさそうか?」
あ。
「向こうにも必要な奴のレベルを、俺レベルっつったろ?俺、ウランさんはこの間抜いたけど、まだNo.2だ。闇の国からぶつける力の核になる奴に俺を据えたって事は、えいこサンの中で『その時』サンサンは居ないんだな。」
「やっぱりってことは、サンサンに何かあったんでしょ?」
「老化が始まった。そもそも魔人は成人までは人間と同じように成長、その後の老化は戻せないけど進めるのはいつでも出来る。例外は老衰死の前だ。」
「後どれくらいなの?」
「1年はもたないかもしれない。後の世界見せて安心させて送りたかったんだけどな。」
多分、月子ちゃんが来る前にはダメなんだろう。
「サンサンは安心はしていると思うよ。立派な息子も頼りになる部下もい、いる、し。」
大地君はまた私を抱きしめて、今度は私の頭を撫でた。私はしばらく胸を借りた。
カシャンとドアが開く音がして、気づくとディナさんが立ち尽くして居た。顔に『しまったぁあぁー。』と書いてある。
続いてジェード君が上がってきた。
「あれ、えいこサン目が赤い?泣かさ、れ、、むぎゅ。」
「ジェードさん!顔に何か付いて居ますよ!?
もう少しデリカシーと言うものを知った方が生きやすいですわよ。」
ディナさんがジェード君の顎をガッと掴んだ。
後半は小声で凄んでいるけど、残念ながら風向きが悪くて私達にもはっきり聞こえている。
「ひゃい。」
ジェード君は素直だった。
そのジェード君に荷物を山盛り持ったサタナさんがどーんとぶつかる。
「あほか!止まるなや。当たるっちゅうねん。」
ひどいよー、あほぬかせー、とわーわーやっている。
「あいつ、いいな。」
「え?」
「ジェードっつったっけ。サタナさんの下じゃなかったら育てたかった。」
大地君が穏やかに観察している。ジェード君が良いキャラだという事は知っているけど、今のやり取りの何処に琴線が触れたのだろう。
不思議そうに大地君を見ていたらしく、ん?と大地君が笑った。
「サタナさんがぶつかった時、ディナを上手く守ったろ。しかもディナに気づかれないようにな。ディナは相手を尊重し過ぎるたちがあるから、あそこで守った感出すとディナの怒りが抑えて消されてたろーな。」
あちらを見やると、
「まぁージェードさんはおバカさんですわねー。」
うふふとディナさんが毒を吐いていた。
「ディナさん、もしかしてリラックスしてると『ですわよ』口調になる?」
「らしいね。」
「悔しい?」
「悔しくねぇの?」
「悔しい。」
私達も参加して、楽しい昼ごはんとなった。
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