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√ナルニッサ50
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たった1週間でも想いは積もるものかもしれない。耐性がカンストしてしまい、その後、全ての想いは私を翻弄するのみ。
これ、耐性無かったらストレスで早々に胃が空いていたと思う。めちゃくちゃな加護だと思っていたけど、力を持つ勇者見習いにとって確かに恋愛は毒かも知れない。それが叶わない様なものだと特に。
出来るだけ無心になるべく、リオネット様に黒魔法の訓練を組んでもらい、それに時間を費やした。ダガーとマインゴーシュの鍛錬も欠かさない。相手は人型のアンズ。身体が疲労で動かなくなれば寝る。頭を空っぽにするのが勇者見習いのやり方です。
「はい!僕の勝ちー」
しかし、私の中で散々練習して来た基礎能力が高い人化したアンズさんに打ち合いでは全く勝てなかった。しかも、手加減とか指導とかもできるタイプじゃないので、コテンパンにやられて終わると言う。
雨情はどうやらリオネット様にこき使われているらしく、時々しか見かけない。見かけた時は目の中がお金のマークになってるか、ゲッソリしてるかの二択。
ナルさんは特に変わりなく、私が呼ばなければ基本的に寄ってこない。僕になった初めの頃こそ四六時中周りをウロウロしていたけれど、仲良くなってからは私の気持ちを汲んでか基本マテの姿勢。
ありがたくもあり、寂しくもあり、勝手に振り回されてしまう。
心配されて毎日触れられたら、多分いっそう苦しんでしまうのだけれど。
長い長い1週間、疲労ばかりで記憶は曖昧になった。
明日の夜、ナルさんのお見合いの会があると言う夜、私はナルさんに話しかけるか迷った。今晩を最後に関係は変わる。少なくとも彼の1番は主人では無くなる。
それを望んだのは自分なのに、それが辛くて苦しくて。
ナルさんと話して、もしナルさんが私のその気持ちを汲んでくれたら?それは100年前の出来事をなぞる事。
分かっている。もし今日話せば、私はきっといろんな言い訳を並べてナルさんに、明日の出席を辞めさせる。そしてしばらくしてから自分を許せないとか言い始めて、また相手を見つけろとか言うんだ。
優しい主人思いのナルさんは、きっと黙って私の茶番に付き合ってくれる。というか、付き合わざるを得なくなる。
兄様探しも、魔王征伐もままならなくなって、リオネット様達に迷惑をかけて……、そしてきっと、最後にはリオネットさまの手を取る。
そんな想像は最低だ。
「カリン、起きていますか?」
夜も遅くにリオネット様が部屋を訪ねて来た。
「アッシャーから後2日ほどで戻れる、と連絡がありました。無事ケリをつけられたようです」
「凄い……、良かった。アッシャー」
アッシャーは強い。アレに一人で方をつけるなんて……。
「仮面の姫に礼を、と言っていました」
「何もできなかったのに」
「ふふ、仮面の姫に礼を、とカリンに伝えて欲しいとの事です」
「え」
「バレてましたね」
「リオネット様?」
「私ではありませんよ。もちろんナルニッサでもない。あなたは自分の兄が聡い事に気づくべきだ。貴女が思うより私達は貴女を知っている」
は、恥ずかしい。
「貴女という家族ができて、アッシャーはより強くなった。そういう事もあるのです」
「私の方が助けてもらってばかりです」
「人を助ける事が自分を助ける事にもなるんですよ」
「難しい……。リオネット様の助けにもなりますか?」
リオネット様は笑顔で目を細めた。
「……お待たせしました。こちらを貴女に」
また、周りに魔法をかけるとリオネット様は小さな箱を取り出した。中にはシンプルなシルバー製の様な指輪が入っていた。
「これは?」
「他人の左手薬指にこの指輪をはめれば、はめさせた人が相手を愛してしまうという指輪です」
「つまり、これを私がリオネット様に付ければ、私がリオネット様を好きになる……そういう指輪ですね」
「ええ」
「……要らない、です」
「まぁ、そう仰らずに。お守り代わりとしてお渡しするつもりではありません。良いですか、話をよく聞いて理解してください」
リオネット様は穏やかに言った。
「私は白魔道士の加護のせいで、他人の心を変える魔法や魔具を使う時には相手の同意を得なければいけません。加護のせい、です。そして、この魔具を生み出しましたが、これはどなたでも使える物です。この魔具は次の夜明けまでに使わなくては効果が無くなる。……それまで貴女にお預けします」
私の手のひらに、リオネット様は指輪を置いた。
「リオネット様?」
「夜は長い。よく考えてください。おやすみカリン、私の可愛い子」
手にそれを握らせると、リオネット様は部屋を出て行った。
他人の好意を操る魔具。私がリオネット様に付ければ、私はこの苦しみから放たれる。けれど……、
指輪の大きさはリオネット様が使うには小さすぎる。まるで、私にぴったりのサイズで。
これを、ナルさんに渡せと?私は白魔道士の加護はない。どんな効果か話さず、ただ私につけて欲しいと言うだけで……、ナルさんの心が手に入る?
『よく考えてください』
最後はいつも優しくて甘いリオネット様。私は扉に向かってお礼を言った。
……気持ちを固めさせてくれてありがとうございます。リオネット様。
ナルさんの色んな仕草を思い出す。私は彼にそんな事をさせたく無いくらいに、ナルさんの事を愛しているのだと気がついた。
「大好きです。ナルさん」
魔法で聞こえなくしてもらった事に甘えて、私は一晩中彼を思って泣いた。
翌朝と言って良いかわからないけれど、空が少し白んできた時刻、もう無理と思って私は食堂に向かった。
「おはようございます。リオネット様、これ返します。それから顔の責任はとってください」
案の定、リオネット様は早起きで、朝からお茶の時間をやっていた。
「……カリン、なぜ使わなかったのですか?」
当然リオネット様も寝不足で、私が使わなかった事もご承知。
「先に顔、なんとかしてください」
「ええ、はい、これで」
一瞬で、泣き腫らしてパンパンだった目だけでなく、寝不足の肌荒れまで治してもらいました。ありがたい。
「まずは、返品です。お陰様で心残りは木っ端微塵です。よくこんな物渡してくださいましたね」
「カリン?」
「白魔道士が心を変える魔法を同意をとらなきゃ使えないなら、教唆もアウトですよね?そうでなきゃ、リオネット様はもっと派手に使ってるはずです。私は見た事も聞いた事もない。大体、私の気持ちを変えるのもしつこくしつこく確認とっていて!もし、私が使ってたらリオネット様はどうなってたんですか!?」
「なんだ、知ってたんですか」
「知りませんよ!よく考えろって言われて考えた答えがそれです!」
「そこまで考えなくても良かったのに」
「私はそこまで考えついて良かったです。勝手に人の自責の念を植える様な事、画策しないでください!」
「……貴女はナルニッサに愛されて両思い。私は貴女に思われながら廃人。それはそれで良かったんですけどね」
ほら、やっぱり!
「全く少しも全然良くないです!」
「なぜそんな時だけいつもの鈍感力を発揮しないんでしょうか……、この子は」
「リオネット様はが思ってるより私はリオネット様を見てるんです。私はリオネット様が傷つくのは嫌ですよ」
「……十分ズタズタなんですけどね」
「え?」
ぽつりとリオネット様はこぼす様につぶやいて、お茶を啜った。
「さて、という事は覚悟が決まったという事ですね。それならそれで構いません。私の方はいつまでも待てますので」
ツンと横を向いたまま、リオネット様は少し拗ねた様な、冷たいとは違った声で言った。
「覚悟は決まっています」
「……夕方、ナルニッサが城に立つまでに、本来のお約束してたお品をご用意します。急ぎますので、失礼」
やはりツンケンしながらリオネット様は食堂を後にした。
あんな自爆装置作る前に、初めからそっちを用意して欲しかった。
なんかあるとは思ったけれど、まさか廃人になるとは。時間制限がついていたから、ヤバそうとは思っていたが。
ようやく日が昇るのか、外は先程より明るくなって来た。そして、その城からナルさんが出て行く。朝のランニングだ。
「おはよう、行ってらっしゃい」
「おはようございます。今日はお早いですね。けれど、顔色は良さそうに見えます」
リオネット様のドーピングです。
「朝ごはんは、一緒に食べようね」
「はい、行ってまいります」
出来るじゃん、自分。
嬉しそうなナルさん。1番が他にできても、きっと彼は私を主人として好きなままだと思う。敬愛してると初めに言われたんだ。敬愛され続ける主人でありたい。
私はナルさんが好きだ。
これ、耐性無かったらストレスで早々に胃が空いていたと思う。めちゃくちゃな加護だと思っていたけど、力を持つ勇者見習いにとって確かに恋愛は毒かも知れない。それが叶わない様なものだと特に。
出来るだけ無心になるべく、リオネット様に黒魔法の訓練を組んでもらい、それに時間を費やした。ダガーとマインゴーシュの鍛錬も欠かさない。相手は人型のアンズ。身体が疲労で動かなくなれば寝る。頭を空っぽにするのが勇者見習いのやり方です。
「はい!僕の勝ちー」
しかし、私の中で散々練習して来た基礎能力が高い人化したアンズさんに打ち合いでは全く勝てなかった。しかも、手加減とか指導とかもできるタイプじゃないので、コテンパンにやられて終わると言う。
雨情はどうやらリオネット様にこき使われているらしく、時々しか見かけない。見かけた時は目の中がお金のマークになってるか、ゲッソリしてるかの二択。
ナルさんは特に変わりなく、私が呼ばなければ基本的に寄ってこない。僕になった初めの頃こそ四六時中周りをウロウロしていたけれど、仲良くなってからは私の気持ちを汲んでか基本マテの姿勢。
ありがたくもあり、寂しくもあり、勝手に振り回されてしまう。
心配されて毎日触れられたら、多分いっそう苦しんでしまうのだけれど。
長い長い1週間、疲労ばかりで記憶は曖昧になった。
明日の夜、ナルさんのお見合いの会があると言う夜、私はナルさんに話しかけるか迷った。今晩を最後に関係は変わる。少なくとも彼の1番は主人では無くなる。
それを望んだのは自分なのに、それが辛くて苦しくて。
ナルさんと話して、もしナルさんが私のその気持ちを汲んでくれたら?それは100年前の出来事をなぞる事。
分かっている。もし今日話せば、私はきっといろんな言い訳を並べてナルさんに、明日の出席を辞めさせる。そしてしばらくしてから自分を許せないとか言い始めて、また相手を見つけろとか言うんだ。
優しい主人思いのナルさんは、きっと黙って私の茶番に付き合ってくれる。というか、付き合わざるを得なくなる。
兄様探しも、魔王征伐もままならなくなって、リオネット様達に迷惑をかけて……、そしてきっと、最後にはリオネットさまの手を取る。
そんな想像は最低だ。
「カリン、起きていますか?」
夜も遅くにリオネット様が部屋を訪ねて来た。
「アッシャーから後2日ほどで戻れる、と連絡がありました。無事ケリをつけられたようです」
「凄い……、良かった。アッシャー」
アッシャーは強い。アレに一人で方をつけるなんて……。
「仮面の姫に礼を、と言っていました」
「何もできなかったのに」
「ふふ、仮面の姫に礼を、とカリンに伝えて欲しいとの事です」
「え」
「バレてましたね」
「リオネット様?」
「私ではありませんよ。もちろんナルニッサでもない。あなたは自分の兄が聡い事に気づくべきだ。貴女が思うより私達は貴女を知っている」
は、恥ずかしい。
「貴女という家族ができて、アッシャーはより強くなった。そういう事もあるのです」
「私の方が助けてもらってばかりです」
「人を助ける事が自分を助ける事にもなるんですよ」
「難しい……。リオネット様の助けにもなりますか?」
リオネット様は笑顔で目を細めた。
「……お待たせしました。こちらを貴女に」
また、周りに魔法をかけるとリオネット様は小さな箱を取り出した。中にはシンプルなシルバー製の様な指輪が入っていた。
「これは?」
「他人の左手薬指にこの指輪をはめれば、はめさせた人が相手を愛してしまうという指輪です」
「つまり、これを私がリオネット様に付ければ、私がリオネット様を好きになる……そういう指輪ですね」
「ええ」
「……要らない、です」
「まぁ、そう仰らずに。お守り代わりとしてお渡しするつもりではありません。良いですか、話をよく聞いて理解してください」
リオネット様は穏やかに言った。
「私は白魔道士の加護のせいで、他人の心を変える魔法や魔具を使う時には相手の同意を得なければいけません。加護のせい、です。そして、この魔具を生み出しましたが、これはどなたでも使える物です。この魔具は次の夜明けまでに使わなくては効果が無くなる。……それまで貴女にお預けします」
私の手のひらに、リオネット様は指輪を置いた。
「リオネット様?」
「夜は長い。よく考えてください。おやすみカリン、私の可愛い子」
手にそれを握らせると、リオネット様は部屋を出て行った。
他人の好意を操る魔具。私がリオネット様に付ければ、私はこの苦しみから放たれる。けれど……、
指輪の大きさはリオネット様が使うには小さすぎる。まるで、私にぴったりのサイズで。
これを、ナルさんに渡せと?私は白魔道士の加護はない。どんな効果か話さず、ただ私につけて欲しいと言うだけで……、ナルさんの心が手に入る?
『よく考えてください』
最後はいつも優しくて甘いリオネット様。私は扉に向かってお礼を言った。
……気持ちを固めさせてくれてありがとうございます。リオネット様。
ナルさんの色んな仕草を思い出す。私は彼にそんな事をさせたく無いくらいに、ナルさんの事を愛しているのだと気がついた。
「大好きです。ナルさん」
魔法で聞こえなくしてもらった事に甘えて、私は一晩中彼を思って泣いた。
翌朝と言って良いかわからないけれど、空が少し白んできた時刻、もう無理と思って私は食堂に向かった。
「おはようございます。リオネット様、これ返します。それから顔の責任はとってください」
案の定、リオネット様は早起きで、朝からお茶の時間をやっていた。
「……カリン、なぜ使わなかったのですか?」
当然リオネット様も寝不足で、私が使わなかった事もご承知。
「先に顔、なんとかしてください」
「ええ、はい、これで」
一瞬で、泣き腫らしてパンパンだった目だけでなく、寝不足の肌荒れまで治してもらいました。ありがたい。
「まずは、返品です。お陰様で心残りは木っ端微塵です。よくこんな物渡してくださいましたね」
「カリン?」
「白魔道士が心を変える魔法を同意をとらなきゃ使えないなら、教唆もアウトですよね?そうでなきゃ、リオネット様はもっと派手に使ってるはずです。私は見た事も聞いた事もない。大体、私の気持ちを変えるのもしつこくしつこく確認とっていて!もし、私が使ってたらリオネット様はどうなってたんですか!?」
「なんだ、知ってたんですか」
「知りませんよ!よく考えろって言われて考えた答えがそれです!」
「そこまで考えなくても良かったのに」
「私はそこまで考えついて良かったです。勝手に人の自責の念を植える様な事、画策しないでください!」
「……貴女はナルニッサに愛されて両思い。私は貴女に思われながら廃人。それはそれで良かったんですけどね」
ほら、やっぱり!
「全く少しも全然良くないです!」
「なぜそんな時だけいつもの鈍感力を発揮しないんでしょうか……、この子は」
「リオネット様はが思ってるより私はリオネット様を見てるんです。私はリオネット様が傷つくのは嫌ですよ」
「……十分ズタズタなんですけどね」
「え?」
ぽつりとリオネット様はこぼす様につぶやいて、お茶を啜った。
「さて、という事は覚悟が決まったという事ですね。それならそれで構いません。私の方はいつまでも待てますので」
ツンと横を向いたまま、リオネット様は少し拗ねた様な、冷たいとは違った声で言った。
「覚悟は決まっています」
「……夕方、ナルニッサが城に立つまでに、本来のお約束してたお品をご用意します。急ぎますので、失礼」
やはりツンケンしながらリオネット様は食堂を後にした。
あんな自爆装置作る前に、初めからそっちを用意して欲しかった。
なんかあるとは思ったけれど、まさか廃人になるとは。時間制限がついていたから、ヤバそうとは思っていたが。
ようやく日が昇るのか、外は先程より明るくなって来た。そして、その城からナルさんが出て行く。朝のランニングだ。
「おはよう、行ってらっしゃい」
「おはようございます。今日はお早いですね。けれど、顔色は良さそうに見えます」
リオネット様のドーピングです。
「朝ごはんは、一緒に食べようね」
「はい、行ってまいります」
出来るじゃん、自分。
嬉しそうなナルさん。1番が他にできても、きっと彼は私を主人として好きなままだと思う。敬愛してると初めに言われたんだ。敬愛され続ける主人でありたい。
私はナルさんが好きだ。
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