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√ナルニッサ48
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その後、ナルさんに離れていた間の事、……西の森で熊の親子と仲良くなった話や魔石ハンターについてなど、かなり長い間楽しくお話しさせてもらった。ナルさんは聞き上手で、聞いて欲しい所を聞いてくれるから、話は尽きない。
もう回復してるというのに、私は一応上半身は起こしてるとはいえ、ベッドに寝た状態でとお願いされ、ならばとナルさんも座ってと言うと、ベッドの端の方にナルさんは座った。
優しいく微笑む彼にドキドキしながら、ずっとこの時間が続く事に疑いを持たなかった。
どの位時間がだったのだろう。風を感じて扉の方を見ると、雨情はやっぱり開けっ放しで部屋を出て行っていたらしい。その扉のところに、リオネット様が立っていた。
「リオネット様!いつからそちらに?」
「ほんの先程ですよ。余りにも楽しそうなので、声をかけるのを少し躊躇ってしまいました」
なんだか、リオネット様の様子がおかしい。どこが、とは上手く言えないけるど、少し悲しげに見えた。
「検診の結果をお持ちしましたが、一旦出直しましょう」
「いや、私はこれで失礼する。カリン様のお時間をいただき過ぎた」
「私が引き止めちゃったね。ごめん、楽しくて、つい。また話聞いてね」
「はい、いつでも」
ナルさんは一礼して部屋を出て行って、リオネット様は何か言いたげな視線でそれを見送った。
はて?
「リオネット様、私のナルさんアレルギーの原因、分かったんですか?」
「ええ、分かりました」
扉を閉めて、リオネット様は部屋に魔法をかけた。これは音が外に漏れない様にする魔法だ。そして、私の影にも魔法をかけた。
「これで雨情にも見えません。アンズ殿にもしばらく寝ていただきます」
「リオネット様?どうして?」
何かそれ程に悪い結果って事?
「一概に悪い結果というわけではありません。対処法もなくは無い」
私の心でも読んだのか、リオネット様はそう答えた。目も合わせずに。
「リオネット様?」
リオネット様は一瞬だけ苦しいそうな顔をして、目を瞑り、それから初めて会った頃の様な、ただ優しいだけの笑顔になった。
「カリン、あなたはナルニッサに恋をしている」
「恋?」
「ええ、愛している。異性として」
「まさか」
「自覚は無いはずです。鈍麻強化、衝動性耐性、その他色々……、勇者候補が聖女以外を好きにならない様にかけられた数々の恋愛感情耐性の加護があなたの気持ちを抑制している。けれど、それらがカンストしました。これ以上の思いは、それらでは阻害できない。後はナルニッサを想えば想うほど、それはただ貴女を翻弄する」
「……翻弄?」
「冷静さを欠いたり、嫉妬を感じたり、衝動的に触れ合いたくなる一方、と言う事ですね。貴女が望まなくても、貴女はナルニッサを縛り付け始める」
ナルさんを縛り付け始めるなんて言われてもピンと来なかった。でもそれは、ナルさんはいつも私を一番に考えてくれているからでは無いか?とも考える。
もし、ナルさんが……、私以上に大切な女性を見つけたら?仮定として想像しただけで、私は私の身体が震えて、心臓が苦しくなる事に気がついた。
「縛り付けるなんて、そんなの……」
「ええ、100年前のあの話と同じです」
自らの下僕を愛した最後のサンダーランド公は、彼に愛されることはなく、彼に人を愛する事も禁じ、潰えた。
「いや、です。私ナルさんを縛りたく無い」
「でしょうね。そういうと思っていました。きっと固く心に誓う事でしょう。けれど、私がナルニッサに会うのを止めたあの日、貴女はナルニッサを傷つける様な言動を抑えられましたか?常日頃心より誓っていても、ままならないのが心なんですよ」
私は、これからずっとナルさんを傷つけ続けなければならない?
「回避する方法はいくつかあります。貴女自身が心変わりし、他の者に想いを寄せる事。ナルニッサとの繋がりを消し、二度と合わない様にする事、それから貴女の衝動が酷くなる前にナルニッサに先に恋人を作らせる事。当然後の提案になる程、貴女の痛みは増す」
「心変わりなんて、しようとしてでき無いよ」
「普通ならば。私なら貴女に私だけを想う様にする事は可能です。私も貴女を愛します。ただ、その場合は私は嫉妬深いのでナルニッサが貴女に触れる事は許しません」
「そんな事、どうやって?」
「あなたのナルニッサに向けた気持ちを全て私へのものと錯覚させます。貴女は何も失わない」
私は何も失わない。私に会いたいと言ってくれた僕の顔が浮かぶ。スキンシップが好きで、主人としてでも私の全部を大事にしてくれてる彼。感動してすぐ泣いてしまう、優しい彼。触れ合いを禁じられて、私は平気だとしても、僕にとっては辛いものだと私は知っている。
「ダメ。それはナルさんが傷つく。ナルさんが何も失わない方法が良い」
「ならば、ナルニッサが他の人を愛する様にする方法にしますか?」
「それだと、私が暴走しない?」
「今ならまだ耐性があります。早々に彼に恋人を作らせて、今後恋人を1番に思いカリンからも守る事を貴女が命令すれば良い。魔力を用いた誓約書か何かを作って差し上げます。もし、貴女が暴走すれば、すぐさま主従関係は解消となる様に、と。そうすれば主人思いのナルニッサは主従関係を解消しない様に、思い人を1番大切にするでしょう」
ナルさんが、大切な人と結ばれる……。それは相手がまだ決まってもいないのに、想像するだけですら苦しい。
「そんなに、すぐ見つけられるもの?」
「貴女が命令すれば数日以内にでも見つけてくるはずです。ナルニッサにとって貴女の命令が全て。方法については私もお手伝いします」
この提案でも、ナルさんは傷つく。私は以前、そんな事はしないと言っていたから。でも、本当に、私が今ナルさんに想う様な気持ちをナルさんが誰かに抱いて、そして結ばれるのは……、苦しくて苦しくて辛いけど、縛ってしまうより全然良い。
「お願いします。これで、少しぐらい嫌われても、もしかしたらその方がいいかもしれない」
「……もし、途中でも耐えられなくなれば私に助けを求めてください。貴女の気持ちを私に向ける術は容易い」
リオネット様はそう言って、私にキスをした。
だけど、何も感じなかった。まるでアンズが戯れてる時に口に当たった時と同じ。この感覚が、何かの耐性のせいなのだろうか。
「目を閉じて」
嫌悪感は無く、言われたとおりに目を閉じると、リオネット様は今度は深く、以前のとは全く違うキスをした。唇を喰むような、そんな戯れ。
「っ」
口が離れたので、目を開けて彼を見ると苦しげな表情だった。仕掛けた側がそんな表情に?と不思議な気持ちになった。
「なんとも感じなかったでしょう?嫌だとすら思わない無心。貴女は今そこまで感覚が麻痺している。きっと私の気持ちも分からない、でしょうね」
「うん、ごめんなさい」
「いえ、その様な状態でも苦しみを感じる程、あなたはナルニッサを愛している。ただ、それだけです」
軽く息をついた後、リオネット様は元の優しいだけの笑顔に戻った。彼は最近はもっと表情が豊かだったと思う。分からないけれど、でも、多分、私はリオネット様にも心配をかけているんだろう。
「さて、それではご希望の通りにさせていただきます。明日、明後日までには事態は動く。ナルニッサと最後のじゃれあいを楽しむも良し、傷口を最小限にするため距離を置くも良し。どうか後悔はなさらないよう」
「お願いします」
リオネット様は後ろ手で魔法を回収し、そして振り返る事なく部屋を出て行った。
「にゃ!なんか今、リオネットになんかされた!」
大慌てで小狐アンズが飛び出てきた。
「カリン?どうしたの?どうして泣いてるの?」
「わかんない」
私は、死ぬほどナルさんに会いたいのに、世界で一番ナルさんに会いたくなかった。
もう回復してるというのに、私は一応上半身は起こしてるとはいえ、ベッドに寝た状態でとお願いされ、ならばとナルさんも座ってと言うと、ベッドの端の方にナルさんは座った。
優しいく微笑む彼にドキドキしながら、ずっとこの時間が続く事に疑いを持たなかった。
どの位時間がだったのだろう。風を感じて扉の方を見ると、雨情はやっぱり開けっ放しで部屋を出て行っていたらしい。その扉のところに、リオネット様が立っていた。
「リオネット様!いつからそちらに?」
「ほんの先程ですよ。余りにも楽しそうなので、声をかけるのを少し躊躇ってしまいました」
なんだか、リオネット様の様子がおかしい。どこが、とは上手く言えないけるど、少し悲しげに見えた。
「検診の結果をお持ちしましたが、一旦出直しましょう」
「いや、私はこれで失礼する。カリン様のお時間をいただき過ぎた」
「私が引き止めちゃったね。ごめん、楽しくて、つい。また話聞いてね」
「はい、いつでも」
ナルさんは一礼して部屋を出て行って、リオネット様は何か言いたげな視線でそれを見送った。
はて?
「リオネット様、私のナルさんアレルギーの原因、分かったんですか?」
「ええ、分かりました」
扉を閉めて、リオネット様は部屋に魔法をかけた。これは音が外に漏れない様にする魔法だ。そして、私の影にも魔法をかけた。
「これで雨情にも見えません。アンズ殿にもしばらく寝ていただきます」
「リオネット様?どうして?」
何かそれ程に悪い結果って事?
「一概に悪い結果というわけではありません。対処法もなくは無い」
私の心でも読んだのか、リオネット様はそう答えた。目も合わせずに。
「リオネット様?」
リオネット様は一瞬だけ苦しいそうな顔をして、目を瞑り、それから初めて会った頃の様な、ただ優しいだけの笑顔になった。
「カリン、あなたはナルニッサに恋をしている」
「恋?」
「ええ、愛している。異性として」
「まさか」
「自覚は無いはずです。鈍麻強化、衝動性耐性、その他色々……、勇者候補が聖女以外を好きにならない様にかけられた数々の恋愛感情耐性の加護があなたの気持ちを抑制している。けれど、それらがカンストしました。これ以上の思いは、それらでは阻害できない。後はナルニッサを想えば想うほど、それはただ貴女を翻弄する」
「……翻弄?」
「冷静さを欠いたり、嫉妬を感じたり、衝動的に触れ合いたくなる一方、と言う事ですね。貴女が望まなくても、貴女はナルニッサを縛り付け始める」
ナルさんを縛り付け始めるなんて言われてもピンと来なかった。でもそれは、ナルさんはいつも私を一番に考えてくれているからでは無いか?とも考える。
もし、ナルさんが……、私以上に大切な女性を見つけたら?仮定として想像しただけで、私は私の身体が震えて、心臓が苦しくなる事に気がついた。
「縛り付けるなんて、そんなの……」
「ええ、100年前のあの話と同じです」
自らの下僕を愛した最後のサンダーランド公は、彼に愛されることはなく、彼に人を愛する事も禁じ、潰えた。
「いや、です。私ナルさんを縛りたく無い」
「でしょうね。そういうと思っていました。きっと固く心に誓う事でしょう。けれど、私がナルニッサに会うのを止めたあの日、貴女はナルニッサを傷つける様な言動を抑えられましたか?常日頃心より誓っていても、ままならないのが心なんですよ」
私は、これからずっとナルさんを傷つけ続けなければならない?
「回避する方法はいくつかあります。貴女自身が心変わりし、他の者に想いを寄せる事。ナルニッサとの繋がりを消し、二度と合わない様にする事、それから貴女の衝動が酷くなる前にナルニッサに先に恋人を作らせる事。当然後の提案になる程、貴女の痛みは増す」
「心変わりなんて、しようとしてでき無いよ」
「普通ならば。私なら貴女に私だけを想う様にする事は可能です。私も貴女を愛します。ただ、その場合は私は嫉妬深いのでナルニッサが貴女に触れる事は許しません」
「そんな事、どうやって?」
「あなたのナルニッサに向けた気持ちを全て私へのものと錯覚させます。貴女は何も失わない」
私は何も失わない。私に会いたいと言ってくれた僕の顔が浮かぶ。スキンシップが好きで、主人としてでも私の全部を大事にしてくれてる彼。感動してすぐ泣いてしまう、優しい彼。触れ合いを禁じられて、私は平気だとしても、僕にとっては辛いものだと私は知っている。
「ダメ。それはナルさんが傷つく。ナルさんが何も失わない方法が良い」
「ならば、ナルニッサが他の人を愛する様にする方法にしますか?」
「それだと、私が暴走しない?」
「今ならまだ耐性があります。早々に彼に恋人を作らせて、今後恋人を1番に思いカリンからも守る事を貴女が命令すれば良い。魔力を用いた誓約書か何かを作って差し上げます。もし、貴女が暴走すれば、すぐさま主従関係は解消となる様に、と。そうすれば主人思いのナルニッサは主従関係を解消しない様に、思い人を1番大切にするでしょう」
ナルさんが、大切な人と結ばれる……。それは相手がまだ決まってもいないのに、想像するだけですら苦しい。
「そんなに、すぐ見つけられるもの?」
「貴女が命令すれば数日以内にでも見つけてくるはずです。ナルニッサにとって貴女の命令が全て。方法については私もお手伝いします」
この提案でも、ナルさんは傷つく。私は以前、そんな事はしないと言っていたから。でも、本当に、私が今ナルさんに想う様な気持ちをナルさんが誰かに抱いて、そして結ばれるのは……、苦しくて苦しくて辛いけど、縛ってしまうより全然良い。
「お願いします。これで、少しぐらい嫌われても、もしかしたらその方がいいかもしれない」
「……もし、途中でも耐えられなくなれば私に助けを求めてください。貴女の気持ちを私に向ける術は容易い」
リオネット様はそう言って、私にキスをした。
だけど、何も感じなかった。まるでアンズが戯れてる時に口に当たった時と同じ。この感覚が、何かの耐性のせいなのだろうか。
「目を閉じて」
嫌悪感は無く、言われたとおりに目を閉じると、リオネット様は今度は深く、以前のとは全く違うキスをした。唇を喰むような、そんな戯れ。
「っ」
口が離れたので、目を開けて彼を見ると苦しげな表情だった。仕掛けた側がそんな表情に?と不思議な気持ちになった。
「なんとも感じなかったでしょう?嫌だとすら思わない無心。貴女は今そこまで感覚が麻痺している。きっと私の気持ちも分からない、でしょうね」
「うん、ごめんなさい」
「いえ、その様な状態でも苦しみを感じる程、あなたはナルニッサを愛している。ただ、それだけです」
軽く息をついた後、リオネット様は元の優しいだけの笑顔に戻った。彼は最近はもっと表情が豊かだったと思う。分からないけれど、でも、多分、私はリオネット様にも心配をかけているんだろう。
「さて、それではご希望の通りにさせていただきます。明日、明後日までには事態は動く。ナルニッサと最後のじゃれあいを楽しむも良し、傷口を最小限にするため距離を置くも良し。どうか後悔はなさらないよう」
「お願いします」
リオネット様は後ろ手で魔法を回収し、そして振り返る事なく部屋を出て行った。
「にゃ!なんか今、リオネットになんかされた!」
大慌てで小狐アンズが飛び出てきた。
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