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1章 虹色の召喚術師

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 木製の扉は、開いたところで豪風を受けて壁から剥がされ、空中へと飛んで行った。
 石造りの建物はまだ無事だが、木造部分はことごとく破壊されたようだ。辺りを木片と草が渦を巻いて飛んでいる。
 
 この上なく視界が悪い中、私は目を凝らして飛来した物体を見上げた。
 龍というものを私は見たことがない。
 その体は、空を飛んでいるのが不思議なくらいのふっくらとした胴体と、その重量をどうやって支えているのかわからない程度の翼で出来ていた。両腕が細くて両脚が太すぎるし、どう見ても下半身が重すぎる。
 巨大な岩壁に当たって動きを止めた拠点の上に乗ることはできても、動き回ることは無理だろう。その程度の巨体ではある。そして、乗る場所によっては、拠点ごと谷底に落ちることになる。
 
 武器なしで敵を倒す方法は、罠や魔術や迎撃装置など色々あるが、防衛側の軍事力を私は把握していない。この星に私が使える術があるかもわからない。事態を打開するのに自分の肉体ひとつしか当てにならないということだ。
 
 とりあえず、拠点にあの巨体を落としてはならない。
 落とさなければ、最小限の被害で済むはずだ。
 
 上空へと巻き上げられていく木片を眺めながら、私は軽く屈伸した。
 この星で、この生身がどこまで通用するかはわからないけど。
 
 ぐっと体を落とし、反動を付けて跳び上がる。
 渦の中を舞う木片を掴むと他の木片が体に当たったが、それによって軌道が逸れた私の体は、射出された矢ほどの速度で巨大な獣にぶち当たる。
 的が大きくて助かった。
 当たったのは脚の付け根だったので、その硬い肉を掴む。掴んだ場所に木片を刺し、軽く体を回転させて木片の上に乗ると、細かい風の渦が私の周囲でぐるぐる回り出した。互いに擦れ合いながら私に向かってきたので、もう一度反動を付けて垂直に跳び、今度は龍の腕を掴む。
 龍が腕を振り回すのに合わせてその頭上まで跳び上がると、運よくそこには角があった。
 
 鋭く尖った角だ。
 抜けばいい武器になるだろう。
 角を両手で掴み、力を籠める。
 
『待ってください!』

 暴風音しか聞こえないはずの私の耳に、女の声が届いた。
 いや、脳内だ。
 
 ルーリアと機械的に話していた、あの女の声だった。
 
『あきぎりそらめさん!龍を倒してはいけません!お話をさせて下さい!』
『いや、私も命がけなんだけど?』

 一応、心の中で呟いてみる。
 相手の脳内に言葉を送るなんて芸当は、私にはできない。
 
『すぐ安全な場所に転送します』
『この龍も引っ込めてくれないかな。拠点が壊れる』
『すぐに緊急クエストを解除します』

 女の声がそう告げると同時に、龍が大きく羽ばたいた。
 方向転換して、どこかへ向かって飛び始める。
 地上のほうを見下ろすと、拠点が岩盤に刺さったまま軽く揺れているのだけが見えた。目の悪い私には、拠点の上の建物がどうなったかまでは見えない。
 
 龍の頭の上は、意外と揺れなかった。
 しばらく乗っていると、山岳の中に空いた大きな穴が見えるようになる。龍は、迷うことなくそこへ向かって飛んでいた。
 
『今から転送を開始します』

 穴がだいぶ近付いて来たタイミングで、女の声が再び聞こえた。
 
『いや、いいよ。この龍がねぐらに入るまでこのままで』
『では、簡潔にお話いたします。わたくしは龍神アケイドトルア。この星の管理者の1人です。召喚体である貴方に契約をお願いした地神ナルケイアは、減点を受けて眠りについております』
『ナルケイア…?』
『仲介がお伝えする前に召喚を発動してしまったようですね。ですが急ぎ発動する必要がありました。貴方がたならば、よこしまなるものを駆除する方法をご存知でしょうから』
『横縞なるもの?』
『邪なるものです。すべてを浸食し喰らい尽くし星を内から破滅させるあの生命体の事です』
『それは怖いね』
『正規の手順を踏まず申し訳ありません。先代の虹色の召喚術師の能力を継承して頂き、その能力を以って報酬とさせて頂きます。どうか、245566978をお救い下さい』

 女と脳内会話を繰り広げている間に、龍は暗い巨大な洞窟の中に飛び込み、草を敷き詰めたようなふかふかの地面の上に寝転がった。
 その頭から飛び降りても、龍は私を見ようとしない。表情の違いなんてわからないけど、何となく不服そうだ。
 
「じゃあ…私の契約主は、寝てるから対応できないってことだね。代行はよくあるから、別にいいんだけど…つまり、星を救うってことかな。努力はするけど、無理だと思うよ。そういうのは専門外だし」
『貴方には、よこしまなるものを駆除する力があります。そのように聞いております』
「それは私じゃないと思うけどな」
『契約に従い、召喚術師としてこの星に仕えて頂けますか?』

 疑問形で訊いてはいるが、それは決定事項だ。彼女の中では。
 
 神というのは自分勝手な生命体だから、会話をする相手は自分と同じ土台の上で生きていると思っているフシがある。
 つまり、こっちの知識の有無を確認せずに、話の内容を理解しているものとして決めてしまう。
 それでも、龍神アケイドトルアは、神としてはまだマシなほうだ。
 複数の会話を同時進行で進めようとするヤツに比べれば。
 
「いいよ。仕えるのは私の仕事だから」
『では、継承の場に転送致します』
「あぁ…待って」

 その場に伏している龍へと振り返る。龍の全身は魔力の帯で覆われ、仄かな光が周囲を飛び交っていた。
 
「神に仕えなければならないのは同情するよ、風龍。この星で生きるのはなかなか大変そうだ。けど、次も敵として会うかもね」
『おやめください。貴方は召喚術師です。それがこの星における貴方のルール。貴方自身が敵を倒すことは許諾できません』
「彼女を慰めただけだよ」

 龍から離れると、私の体は白い光に包まれた。
 だがそれも一瞬。
 すぐに、視界は夜空に埋め尽くされる。
 
 アケイドトルアが私の体を移動させた場所は、ルーシアに召喚された場所を離れた時に一瞬見えた、惑星や衛星が身近に存在する、そんな所だった。
 
-------------------- 
 
 そこは、小さな大地だった。
 ルーシアたちの拠点とほぼ同じくらいの広さのデコボコに穴が開いた地面の周囲を、暗闇が覆っている。その闇の中に浮かぶ数知れない星々と、ゆっくり周囲を廻る惑星と衛星。
 つまり、宇宙空間だ。
 これほどまでにハッキリと星が見えるということは、この場所には空気も存在しない。太陽の光も感じないから、恐らく極寒。極寒という言葉では片づけられない温度だろうけど、私の体は特に不調もなくこの場で構成されていた。
 
「…こういう場所は落ち着かないな」
「神域ですのでご心配なく」
「だろうね。いつ体が爆発するかと思うとドキドキするけど」

 一番近くを動く惑星の模様を見ていた私の後方から、アケイドトルアの声が聞こえてくる。
 
「後、こういう…導入とかルールの説明とかは、案内人がいるものだと思ってた。そう聞いていたから」
「私はナルケイアの代理です。私が案内する事は危険ではありますが、やむを得ません。他の召喚術師とは違い、貴方には定められたルールを遵守して頂く必要がありますから」
「星のルールは守るよ。召喚契約で星を渡る仕事をしている以上、呼ばれた星のルールに従うのは当然だから」

 召喚契約。
 それが今の私の仕事だ。
 私を召喚したいと望むものと契約を結び、その星へと召喚される。
 呼ばれた先で長期滞在することもあれば、用事がある度に召喚されることもある。
 契約内容と報酬を前もって顧客と相談することが出来れば理想だが、星間召喚の契約を結ぶようなものは、大体緊急性が高い。
 召喚されてから報酬を決めることも少なくないのが現状だ。
 
 つまり、極悪劣悪な環境を強いられる最底辺な仕事ということになる。
 
 そして、星が違えば、常識も変わる。
 求められる役割も、与えられる境遇も、その星に生きるものとして守らなければならないルールも。
 
 自分が持ち得るすべてを駆使して仕事を行うことは、あまりない。
 技術も、知識も、文明も。すべてが星ごとに異なるからだ。その星に存在しない力は使えない。だから、思いがけず苦労することもある。
 
 私が今回結ぶことになった契約も、大概だ。
 星を救うという曖昧な目的と、よこしまなるものを駆除するという大雑把な目標。その達成にどれだけの労力が必要か見当もつかないのに、私自身が敵を倒してはいけないのだと言う。
 
「それでは、召喚術師の説明をいたします。召喚術師は、ポイントを駆使して召喚を行い、星内外から人を召喚します。召喚体にはランクがあり、低ランクから順番にN、NR、R、SR、SSR、URの6ランクが存在します。高ランクほど希少性が高く、入手は難しくなっています」
「入手?」
「召喚体はカードとして召喚術師の手元に残ります。継続して召喚を維持する為にはカードを入れる箱が必要ですが、箱の大きさは召喚術師のランク、レベル、術力によって異なります。箱の中に収まらないカードは召喚を維持する事が出来ません。術師の術力を消費してその都度召喚を行う『限定召喚』は箱のサイズに左右されませんが、短時間で召喚が解除されます」
「…ちょっと覚えられないから、文字にして読めるようにしてくれる?」
「…まだ説明は始まったばかりですが…」

 アケイドトルアは眉を顰めたが、すぐに頷いた。
 
「召喚術師が読める文字で書かれた説明文はありますので、後ほどそちらでご確認ください」
「ありがとう。音を覚えるのは苦手なんだ」
「それでは説明を続けます。召喚術師にはミッションとクエストを与えられます。強制的に発動する物もありますが、基本的には召喚術師が受諾するかどうかを選択できます。ミッションは、全召喚術師に共通して公開される依頼となります。複数の達成条件があり、条件すべてを達成しなければ成功完了することが出来ません。その為、複数の召喚術師が協力して取り組む内容となっています」
「ふぅん?」
「クエストは多岐に渡りますが、基本的に1人または少人数の召喚術師が受諾して取り組みます。特定の召喚術師に公開されるものと、全召喚術師に公開されるものとがありますが、どちらも指定人数が受諾した時点でクエスト一覧から見えなくなり、それ以上の受諾は出来ないようになります。世界クエスト、地方クエスト、町クエスト、ダンジョンクエストなど幅広くありますので、受けるクエストが見つからないという事はありません」
「なるほど?」
「ミッション、クエスト共にランク制限、レベル制限が存在します。特定のランクまたはレベル以上の召喚術師でなければ受諾できないという条件です。声で説明するより、実際に見て頂いたほうが分かりやすいでしょう。…貴方自身のカードを作ってもよろしいですか?」

 女神は両手で楕円形の物体を持っていた。乳白色で弱く光を放っているが、私の目にも優しい色をしている。
 
「私のカードはもうあるんじゃない?ルーリアが私のカードについて説明してたし」
「召喚体としてのカードは、召喚術師のカードが生成された時点で転換と見なし消滅します。貴方の能力がこの星でどのように転換されるかは、わたくしにも分かりませんが、適合した数値として現れるでしょう」
「この星の定値はわからないから、あなたの好きなようにどうぞ」
「では、あきぎりそらめさん。あなたの数値をカード化します」
「ヴィータ・モルス=カエルム」
「そちらのお名前で登録いたします」

 彼女は両目を閉じ、楕円形の物体をゆっくりと空へと持ち上げた。風のない世界で、風船のようにふわりとそれは浮かび上がる。
 
「『星間召喚契約体魔人騎士ヴィータ・モルス=カエルム。5451の時空を現在地として刻印を開始。調和を確認。記憶に問題ありません。高位次元からの干渉を許可しますか』」

 その声は、浮かぶ球体から発せられた。
 機械的で雑音が混ざっているので、遠くから音を出しているようにも聞こえる。
 
「干渉は許諾しません」
「『星間召喚契約体魔人騎士ヴィータ・モルス=カエルム。惑星245566978に於いて高次元干渉を承諾しますか』」
「拒絶する。地神ナルケイアと龍神アケイドトルアに依頼されているんだ。彼女たちが拒んでいるんだから、私も彼女たちに従うよ」
「『惑星245566978に於ける地神ナルケイア・クラウは同時空に於いて残り124年の処罰を受けている為、対応の権利はありません。龍神アケイド・トルアは同時空に於いて減算が発生する為、拒絶の権利はありません。魔人騎士ヴィータ・モルス=カエルムの意向により、干渉を中断します。5451の時空に於ける魔人騎士ヴィータ・モルス=カエルムを惑星245566978に適合させ召喚術師ヴィータ・モルス=カエルムとして登録を開始します』」

 機械的な声が止まると、球体は力を失いそのまま地面に落ちた。
 私の傍に落ちたので黙ってアケイドトルアを見ると、彼女はゆっくり首を振る。
 
「どうぞ、貴方が持ってください。『それ』は貴方の物です」
「…面倒そうだな…」
「召喚術師として最低限必要な事は、その『案内用幻獣』が教えてくれるでしょう」
「ボール型ペット?」
「貴方の幻力に応じて姿を変えますし、ルールに抵触すれば警告も発します。この星の全ての召喚術師が持つ最初の仲間と言うべき存在でしょうか」
「いや、でも『これ』は星の根幹を支えているものだよね。管理者であるあなた達が持つものじゃないのかな」

 私の発言に、アケイドトルアは小首を傾げた。
 
「わたくしには不要な物です。案内用幻獣は様々な能力を持っていますので、詳細は幻獣を通じてご確認下さい。貴方のカードも幻獣が所持しています」
「有能だね」
「それから、この『場所』は、今後貴方の『場所』となります。星外と連絡が取れる唯一の場所となり、一部の召喚はこの場所で行います。その時には幻獣が案内しますので、その指示に従ってください」
「そうするよ」
「…申し訳ありません」

 目を伏せ、女神はゆっくり腰を曲げる。
 
「もう少し…時間があるはずだったのですが、わたくしも、しばらく眠りにつかなければならない時が来たようです。貴方は、この星にとってほとんど最後の希望です。どうかよこしまなるものを駆除し、星の寿命を少しでも先に…」

 急速に、アケイドトルアの声が遠ざかって行った。
 私の体も、その空間からどこかへ引き戻される感覚に襲われる。

 結局、よくわからなかったな…。
 
 遠のく意識の中、私はぼんやりとそう思った。
 
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