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幕間

◆情事① 〜看護師ハズミの場合〜

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 始めは、そんなつもりはなかった。
 何歳も年下だし、やたら顔が整っていたから、少しからかってみただけだった。

「あれ? だいぶ腫れてますね」

 言い訳はよそう。
 何かを期待したからちょっかいを出したわけで、それが間違いだった。

「すみません、つい……その……」

「その?」

 患者の名前は「葉柴 明人」
 植人関係者が集う、植人御用達であるこの病院に最近運び込まれた。端美はずみは、普通の病院で働いていたときに種人の事件に巻き込まれ、そのせいで一般人ながらに当病院で働く、ごく普通の看護師だった。

「……その、見てたら我慢できなくて」

「私を?」

「はい」

 四家の1人というから、どんな恐ろしい人物かと緊張していたが、話してみるとごく普通の男子学生だった。
 一寸の狂いもない綺麗な髪と顔立ちのくせに、普通の男の子みたいに照れて顔を逸らす姿に、端美は心を締め付けられる。

「たまってるの?」

「はい」

「……少し、すっきりしよっか」

「あ……」

 頭の可笑おかしな事を言っているのは分かった。でも、一度口に出してしまえば、もう止まらなかった。
 端美は、明人の股間の膨らみに手を当てて、優しく上下にこすっていく。

「くっ、やばいっ……それ……」

「んふ、大丈夫だよ」

 股間周りをさわさわ撫でながら、下着と一緒にゆっくりとズボンを下ろしていく。ズボンの下からは、若々しく反り立った明人の肉棒モノが現れる。

「おっきぃぃ……」

 端美は、自分の顔よりも大きい肉棒に手を掛けた。まずはゆっくり、優しく上下に擦っていく。

「もうビクビクしてるよ?」

「たまってた、からっ……」

 徐々に肉棒を擦る速度を上げていく。肉棒は、ビクビクと擦るたびに反応する。
 端美は、追い打ちを掛けようと、肉棒の「根本」に顔を近づけた。

「――んっ、んくちゅ…んぱっ……」

 肉棒を擦りながら、根本の玉を舌で転がしていく。ときには口で咥え込み、口の中で唾液を混じりながらコロコロ転がしていく

「んちゅ、んちゅぱっ…んじゅる……んじゅるる、んちゅぷっ……」

 大きく腫れた2つの玉を、余すことなき舐めてしゃぶる。その間も、肉棒を擦る手は止めてあげない。
 明人の陰茎全体に刺激を加えていく。

「んっ、んっ、んくじゅるるるっ……」

「やばい、もう」

「んちゅ、いいよっ……んっ、んっ…だひて……んじゅ、んじゅるる…んちゅぱっ、いっぱいだひてっ……」

「くっ――」
「きゃっ――」

 握っていた肉棒が激しく上下に動き、ありったけの精液を撒き散らしていく。精液は、当然端美の顔や看護師ナース服にも降り掛かる。

「んっ、いっぱいっ……」

 端美は、顔に降り掛かった精液を指ですくい、流れで口に運んでいた。明人のぼんやりした顔に見つめられ、思わず口にしてしまった。
 精液を口にしたのは初めてだった。その初めてをきっかけに、端美は止まらなかった。

「まだおっきいよ?」

「はい……」

「どうしてほしい?」

「……#挿入__い___#れたい」

 そんな顔でお願いしたら断れない
 そもそも自分から聞いてるし――

 端美は、考えるよりも前に、明人の腰にまたがって下着だけを脱いだ。

「#挿入__い___#れるよ?」

 大きく開いた端美の膣は、すでに明人の肉棒を受け入れる準備は万端だった。
 端美の愛液を、明人の肉棒に垂らし、やがて2人は繋がる――

 その日から明人とは度々体を交えることになった。
 だが、看護師と患者――
 その関係も長くは続かない。




「――ん? 私服か?」

 この日端美は、デニムパンツにニットといつもの私服姿で病室を訪れていた。

「今日は非番なの。今日で退院なんでしょ?」

「ああ」

 そっけない返事――
 端美は寂しくなり、それを隠そうと窓辺に向かって外に顔を向ける。

「挨拶しとこうかなって」

「そうか」

「なんか、こういう若いコトって久々だったからさー もう一生ないと思う」

「まだ若いだろ?」

「若いやつに言われるとムカつく」

「すまん」

「いいよ。ありがとう、オバさんに付き合ってくれて」

「……」

「じゃあ帰るね、色々手続きもあると思うし――」


 端美の後ろから、端美を覆うように抱きしめる明人――
 明人の胸の鼓動が、背中から直に伝わる。

「……今日は? 帰っちゃうの?」

「だ、だって、非番だし……今日は友達と婚活しようって――」

「じゃあ、なんで来た?」

「だから、お礼を言いに――」

「そんなの、あんまりだ……」

 そんな風に言われたら、もう帰るなんて言えない。
 どうしたら良いか分からず顔を俯けると、空いた首筋に明人が顔をうずめてくる。

「やっ、あっ……」

「そんな別れ方、耐えられない」

「んあっ、わたしもっ…わたしもっ……」

 明人は、手を広げてニットの上から乳房を掴んで離さない。執拗に揉みしだいて、一気に胸の鼓動が高まっていく。

「いやっ、わたしもっ耐えられないっ、明人っ、明人っ」

 ニットを捲し立て、露わにされるブラジャーと乳房――端美の豊満な乳房は、明人に激しく揉まれたせいで乳首がはみ出している。

「あっ、やっ、んやっ……わたしもっ、するっ……」

 端美も負けじと明人の膨らんだ股間手を当てて上下に擦っていく。明人はブラジャーはつけたまま下にずらし、同時にデニムのチャックに手を掛けて下着の中に手を入れる。

「すごい濡れてる」

「やっ、言わないでっ……」

 病室に入ったときから湿っていたのは感じていた。それが明人が触るたびにどんどん愛液が噴き出して止まらない。

「ほら、あなただって、ぱんぱんっ……んんあ゛っ――」

 端美の反撃を許さまいと、明人は端美の両乳首をつまんで天井に向かって引っ張り上げる。もう、とっくに乳首が弱点だと気づかれていた。

「だめえっ、乳首だめなのぉっ……!」

 さらに、今度は乳首と一緒に愛液まみれの膣内なかを指で責め入れられる。この後用事があるのに、デニムは愛液が垂れてどんどん湿っていく。

「やあっ、だめえっ、これ以上はぁっ……ああ゛っ!」

 瞬間唐突にやってくる。
 我慢の限界を迎えて、頭が真っ白になって全身が痙攣する。明人は、それでも指の動きを止めてくれないから、どんどん愛液も溢れ出してくる。
 足がガクガクと震え、明人はそれを支えながら責めるのをやめない。

「ああっ、もうイってるぅ…イってるからあ……」

「ねえ、俺のも……」

「んぅ……?」

 急に体を回転させられ、膝をついて明人の前に座らせられる。ちょうど、剥き出しになった明人の肉棒が胸元に来る位置だった。

「んフッ、いいよ……」

 いつものさみしげな顔で頼んでくるから、端美にはどうしたって断りきれない。
 端美は、大人しく明人の肉棒を豊満な乳房で包んであげる。

「んっ、どお? んんっ……」

 明人の肉棒に唾液をたらし、ヌルヌルにして乳房で上下に擦っていく。その際に、乳首が明人の腹筋に擦れて自分まで気持ちよくなる。
 だが、明人は物足りない様子だった。

「んっ、んっ…えっ、んやっ、あ゛っ……!」

 明人は容赦な乳首を抓み、肉棒を挟ませたまま上下に引っ張って動かしていく。イったばかりの端美の肉体に、再び快感が押し寄せていく。

「んやあっ、私がせめるばんっ、なのにぃっ…んんあっ!」

「じゃあちゃんと責めてよ」

「だってえ、ああ゛っ! 乳首が、ああ゛っ、んああ゛っ!!」

 端美は、肉棒を挟んだまま再びイってしまった。
 明人は、少し呆れたように端美の体を持ち上げた。

「んえ? 今度はなにい?」

 再び窓の外を向かせられ、乳房を露わにしたままお尻を後ろに突き出す。その後ろに、明人が腰をくっつけて肉棒をあてがう。

「だめだめだめっ、イったばっか、イったばっかだからあ……」

「すまん、がまんできない」

「え、うそ? だめっ……んああ゛っ!」

 明人の大きくて硬い肉棒が、すんなりと端美の膣内なかに#挿入__はい___#る。この1週間で、すっかり明人の形になった膣内なかは、快感を感じ取るのも早くなるよう開発されていた。

「ああ゛っ、だめえっ゛…きもちい゛っ……いい゛っ!」

 病室にパンパンと卑猥な音を響かせて、明人は腰を振り続ける。窓の外が気になって、恥ずかしくて堪らないのに、それを上回る快感が端美に押し寄せる。

「ああぁ…だめえぇ……イク、イクイク、イっちゃう…またイっちゃうよぉ……」

「俺もやばいっ」

「あ゛っ、あ゛っ、んあ゛っ……きてっ、いっぱい出してっ……」

膣内なかにだすぞ」

「出してえっ! いっぱい膣内なかにだしてえっ! イクイクイクっ……イっちゃう、イっちゃう、んあああ゛っ――」

 最後は、端美と明人は同時に果てた。
 端美の膣内なかに大量の精液を注ぎ込み、それでは収まりきらずに明人は肉棒を抜いて、端美の体にも精液をぶち撒けていく。

「はあ、はあ、はあ……用事があるって、いったのにい……」

「……なあ」

「んう?」

「また会いたい」

「んっ、私もっ……」

 端美は後ろに顔を向けて、見つめ合い――
 2人は、そっと唇を重ね合う。

 とりあえず今日の予定はキャンセルかな
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