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CHAPTER_01 魔法学は苦難の道のり ~don't through the thorny road~

(08)感情の爆発 ~explosion~

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 魔法理学室――
 校舎の最上階、中等部棟と高等部棟を繋ぐ渡り廊下に位置する。
 大きな窓に大きな黒板、水道付きの大きな机が数台並び、数ある学園の教室でも広い部類に入る。
 今は、ちょうど一般クラスの授業中だった。

「では次に、机においてある実験用ロッドを取って下さい」


 ――ウゥィーン


 先生の指示と同時に、理学室の扉が開く。
 扉の前には、1人の生徒が佇んでいた。

「ムーヴ君? こんなに遅れて、なにしてたの?」

「ごめんなさい。準備・・に手こずっちゃって」

「あなた昨日も授業を無断で休んでいたそうね。一体なにを――」

「これですよ」

 パチンと指を鳴らす。
 同時に轟音ごうおんが走り、ムーヴの背後、理学室の壁が爆発を起こす。

 壁の破片が座っていた生徒にも飛び散り、室内には白い煙と粉塵ふんじんが舞う。
 生徒たちの悲鳴が響き渡る。

「ムーヴ君! あなたこれはっ?!」

 ムーヴの背中は≪防壁≫で守られている。
 ムーヴは、ニヤリと怪しい笑みを浮かべた。

「先生、みんな、ごめん。付き合ってもらうよ」

 飛び散った破片が足にぶつかり痛がる生徒、その近くで泣きじゃくる生徒――
 理学室内は、こつ然と混沌こんとんに包まれた。

「さあ始めよう。ボクにしかできないこと――」




 ○○○○○○




 校内に響き渡るサイレン――
 特進クラスの教室も例外ではない。

「なんだなんだ?」

 リオラを含め、他のクラスに比べると落ち着いている生徒は多い。外からは先生が慌てた様子で教室に入り、授業をしていた先生に耳打ちする。
 耳打ちされた先生は、淡々と話し始めた。

「みんな突然だけど授業は中止、グラウンドに避難します」

「なにがあったんだ?」

「リオラさん、事情はあとで説明するから今は従ってちょうだい」

「へーい」

 廊下側の生徒から落ち着いて外に出ていく。先生の誘導に従い、近くの階段を降りていく。
 エリスは、1つ階を降りたところで気になった。


 ――シュウとリンが帰ってきてない。


 彼らはどこに行ったのか、既に避難しているのか――
 爆発音は、同じフロアから聞こえた。
 気になって、何もせずに避難する気になれなかった。

 エリスは、こっそりと列から抜け出す。
 不思議に思った後ろの生徒から声がかかる。

「エリスさん、どうしたの?」

「どうしても取りに帰りたいものがあるの、先生にはナイショでお願い」

「う、うん」

 エリスは、早歩きで爆発音がした方に向かう。
 他の教室は、避難を終えているようだった。別の階段から最上階に戻る。
 階段を登りきり、エリスは廊下に出たところで後ろから気配を感じる。
 特進クラスの教室を振り返る。避難は済んでいた。
 それなのに、誰もいないはずの廊下に1人――エリスから離れた場所にたたずんでいた。

 学園の制服、顔には仮面――
 銀色の仮面に目元からは血の涙の模様、仮面からは長いポニーテールがはみ出している。


 ――だれ……?


「あなた、この学校の生徒?」

「……まだ、行かせない」

 仮面の女子生徒は、鉤爪かぎづめの付いた右手を構える。目を凝らすと、爪の先端には小さな紫色・・の魔法陣――もっと目を凝らすと、爪の先からピアノ線のような細いが伸びていた。




 ○○○○○○




「ずいぶんと騒がしいわね」

 校舎内での爆発音にも動じず、マリー校長は校長室に鎮座する。
 副校長のアンナも慌てることなく、淡々たんたんと報告する。

「一般クラスの生徒が校内に爆弾を仕掛けていたようです。先ほど魔法軍も到着しました」

「そう、長くはかからなそうね」

 マリー校長は、依然落ち着いた様子で紅茶をたしなむ。

「子どもたちは?」

「人質のクラスを除き、ほぼすべての生徒が避難を完了しています。しかしながら、エリス、リン、そしてシュウの3名が校内に残っているそうです。恐らく現場付近かと――」

「そう……」

 マリー校長は立ち上がり、ぼんやりと外を眺める。

「突撃はまだひかえさせなさい」

「よろしいのですか?」

「ええ、彼らがなんとかしてくれるわ」

 その口元は笑っていた――

「……サラ、また見せてくれるのね」

 まるで都合がいいと言わんばかりに――




 ○○○○○○




『君の逃げ場はないぞ! 諦めて今すぐ人質を解放しなさい!』

「何を言うかと思えば……」

 シュウたちのいる校舎を魔法軍が囲む。
 軍専用の拡声器から校舎の最上階に向かって問い掛ける。
 ムーヴは、呆れた顔で廊下の窓から魔法軍の面々を見下みおろした。


 ――みんなボクのことを甘く見て!


 窓からムーヴが顔を出したのを確認し、軍は一斉に魔法陣を構える。

「投降はしない、人質を開放するには条件がある!」

 ムーヴは大きな声を張り、軍に投げかける。
 軍は、魔法陣を構えたまま待機する。

「何が目的だね!」

「それは――」

 ムーヴが魔法軍と会話を始めた最中、シュウはすきを見て理学室に潜入した。中では窓際に先生と生徒が並び、おびえ、座り込んでいる。
 怪我をして痛がる生徒、それを心配そうに介抱する生徒――
 生徒の数人がシュウに気づいたが、安心することなくふるえたままだった。

「みんな落ち着いて……それと先生――」

 静かに、なるべくみんなに届くような声で話す。先生にも合図すると冷静にみんなを誘導し、なるべく固まるようシュウの周りに生徒を集めた。
 シュウが特進クラスの生徒であることを把握しての判断だった。

「先生、浮遊・・は?」

「だめ、ロッドが没収されているの」

 先生は、廊下の外をアゴで指す。その先には、大量のロッドが雑に積まれている。

「あなたは? この人数が無理でも何回かに分ければ――」

「すみません。俺は――」

「きゃーっ!」

 すぐ近くで響く爆音――
 廊下側の壁が爆発し、粉塵が舞い、生徒たちは再び泣き叫ぶ。

「みんな落ち着いて!」

 飛んでくる壁の破片から身を守りつつ、シュウは大声を出す。先生も必死に声を掛け、何とか叫び声は収まるも砂埃すなぼこりで咳き込む生徒に破片で痛がる生徒が続出する。
 砂埃が落ち着いて、廊下には1人の生徒の影が浮かぶ――

「だめだよ、勝手なことしちゃ」

「ムーヴ君!」

 先生が名前を叫ぶ。

 ムーヴは、哀れな目でシュウたちを見つめる。
 シュウが変形痕を拾ったあのとき、すれ違った生徒に間違いなかった。

「静かにしてもらわないと、ケガ人が増えてしまうよ」

「……なにが目的だ」

 シュウの怒りは、存分にたまっていた。
 ムーヴを睨みつけ、低い声で問い掛ける。

「聞いてなかったの? ちゃんと聞いておいてもらわないと、ボクは君たちのタメにもやってるんだから――」

 地面の瓦礫がれきをまたぎながら理学室に足を踏み入れ、ムーヴは警戒するシュウに近づいていく。また、途中であることにも気づく。

「あれ? キミは特進クラスに編入した――」

「なにが目的だ!」

「ふっ、そっか。そうかそうか……」

 ムーヴは、ニヤニヤと笑うだけでシュウの質問には答えない。

「ムーヴ君、こんなことやめなさい!」

「先生、やめられないよ。きっとこのヒトも何も分かってない。ボクが分からせてあげなきゃ」

 シュウのことを指差し、ムーヴは睨み返す。

「きっとキミも、なにも苦労せず学園生活を楽しんでいるのだろう?」

「だからなにが言いたい」

「不公平じゃないか! キミが遊んでいるあいだ、ボクらだって一生懸命頑張っているのに、学費を払うのはボクらだけ、おかしいよ」

 ムーヴは、隣にあった大きな瓦礫を≪衝撃≫の魔法陣を利用して軽々持ち上げる。
 前にリンに見せてもらった魔法陣と異なり、魔法陣が赤黒くにごっている。

「ボクらだって魔法が使える。同じ学校に入って、同じ勉強をしているんだ。なら同じ待遇を受けていいはずなんだ」

 さらに、瓦礫を丸い形に≪変形≫させる。同じく青い魔法陣には、赤黒い濁りが浮かんでいた。

「そのことを分からせてあげないと……」

 その丸いカタマリを魔法陣ごとシュウに向ける。

「キミたちにね!」

 ≪衝撃≫の魔法陣が赤く、そして黒く輝き、瓦礫が砲弾となってシュウに放たれる。
 そのままシュウの目の前で爆発を起こし、強大な爆音と強烈な煙が部屋一体を包みこんだ。




 ○○○○○○




「大丈夫! ゆっくりでいいから!」

 リンは校舎の1階で常に≪防壁≫を張り、怯える生徒を安心させながらグラウンドへと誘導する。

「ありがとうリンさん、理学室の生徒以外は全員避難できたみたい」

「そっか、よかった」

「さあリンさんも早く――」

 先生は、リンに話しかけつつグラウンドに向かう。
 リンは、ついて行かなかった。

「ごめん、先生」

「……え? リンさん?!」

 リンは、先生が追いつけないスピードでグラウンドと逆方向に廊下を走る。

 走っている間も大きい爆発が校舎を揺らし、途中よろけてしまう。それでもリンは走る。
 人質が取られていることは、先生から聞いていた。急がなくてはならない。

「シュウくん……」

 再び爆発音が響く。
 リンは、走る速度を速めていった。




 ○○○○○○




 時折ときおり、光を反射して輝く細い糸――鉤爪の先端から放つ小さな≪波動≫により、目には見えないほど微細な振動を繰り返している。
 仮面の生徒は、その手をなめらかに動かして糸を操る。手の動きに合せて糸がふわりとエリスを襲う。
 エリスは、糸が危険なモノであることをすぐに察した。

「――っ!」

 とっさに横によけるも、糸が制服の上着の袖をかすめる。それだけで糸が触れた箇所がパックリと破れてしまう。破れた箇所を押さえるエリスだが、休む間もなく再び糸が迫る。
 エリスは≪防壁≫を目の前に繰り出して糸をはじく。そしてすぐさまロッドを正面に向け、その周りに≪変形≫と≪衝撃≫を重ねた魔法陣を繰り出した。
 ≪変形≫によりロッドの先端数cmほどが切り分かれ、≪衝撃≫によりそれが銃弾のように放たれる。
 仮面の生徒も遅れを取ることなくはじかれた糸の軌道を修正し、エリスの頭上――天井に埋め込まれていた電灯に糸を絡める。
 そして、糸に引かれるようにその場を飛び跳ねてエリスから放たれたすべての銃弾を軽々避けた。
 そのまま、一気にエリスまで距離を詰める。

「くっ……」


 強い――


 華麗かれいな身のこなしに、精密な≪波動魔術ジグラクタブレイカ≫、学園に思い当たる生徒はいない。

 エリスの頭上を飛び越し、仮面の生徒は続けざまに空中から糸を放つ。再度≪防壁≫を繰り出して糸をはじこうとするが、今度は≪防壁≫に糸が巻き付いた。
 そして、そのまま≪防壁≫を糸でちぎられる。
 エリスは、身の危険を感じて地面に向けて≪衝撃≫を放ち、制服の上着に手を掛ける。
 地面がえぐれ、砂ぼこりが舞い、視界が悪い中でも、仮面の生徒は的確に獲物・・に糸を巻き付ける。

「さよなら」

 仮面の下でニヤリと微笑ほほえむ。
 巻き付けた糸をギュッと絞り、上着ごと胴を真二まっぷたつにする。


 ――もとい、2つに分けたのは上着だけだった。


 砂ぼこりに紛れ、エリスは仮面の生徒の背後を取っていた。
 一瞬だけ怯む仮面の生徒――
 その一瞬を突き、エリスは≪衝撃≫の魔法陣を相手に向ける。

 勝負が決まったかに見えた。
 しかし、仮面の生徒が怯んだのは一瞬だけだった。

「そんなっ――」

 仮面の生徒は空いていた左手で≪防壁≫を繰り出し、エリスの放った≪衝撃≫を受け止める。反動で後ろに飛ぶが、1回転して無傷で着地する。
 一方のエリスは、シャツまでも数か所破られ、血や汚れが染み付いている。

 エリスの≪衝撃≫は、そこそこに威力を高めていた。それを容易に受け止める≪防壁≫を繰り出すのは、あの一瞬では到底不可能な技だった。

「いったい、どうなってるの……」

 再び爆発音が鳴り、校舎が揺れる。
 仮面の生徒はエリスの言葉を無視し、爆発が鳴った方を見つめる。

「そろそろいいかしら」

「待ちなさい!」

 エリスは、再度ロッドを構えて銃弾のように放つが、これもまた糸で簡単にはじかれてしまう。

「では、またいつか――」

 そして、仮面の生徒の姿が足元からゆがんでいく。周りの景色と同化して見えなくなっていく。
 エリスは、逃がさまいと銃弾を放ち続けるが糸ではじかれ続け、やがて当たりすらしなくなる。
 仮面の生徒は、完全に姿を消してしまった。

「なんだったの……」

 急がなくてはならない。
 それでもエリスは、体の疲労とダメージ――
 突然の出来事に、しばらく呆然と立ち尽くしていた。
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