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もうすぐ、Christmasですね。
街並みもライトアップされ、流れてくる音楽も、色彩もChristmas。
山々も白さが増し、冬景色です。
この時期、ツリー、リース、ポインセチアなどと共に、ヒイラギの葉と赤い実が
思い浮かびませんか?
英名は、holly、日本では、柊と呼ばれていますが、
二つは全くの別物なんです。
hollyは、アメリカヒイラギやセイヨウヒイラギを指します。
モチノキ科ヒイラギ属で、常緑高木10~15mにもなります。
濃い緑色の葉の縁は、鋭い刺状の突起があり、赤い実が付きます。
柊は、モクセイ科モクセイ属で、常緑小高木4~8mくらいです。
こちらの葉は、かなり鋭い刺状の突起があり、黒紫色の実が付きます。
モクセイ科モクセイ属なので、芳香のある白い花を咲かせます。
全く違う植物で、全く違う文化、宗教観なのに、この二つには共通点があります。
それは、どちらも魔除けとして飾られているのです。
hollyはChristmasに。柊は節分に。
日本の鬼も、西洋のサタンも、刺がお嫌いなのでしょうか?
本日も、どうぞよしなに。
我が子達が小さかった頃、
保母さんや先生、周囲の大人が〝良い子にしていれば〟サンタさんがプレゼントを
届けてくれる。そういう教えを、子供達にしてくれました。
…ですが、〝良い子〟とは、どのような行いをする子の事なのかは曖昧なんです。
そして子供達は、宗教の壁を軽々と飛び越え、日々の生活習慣も振り返らず、
何処から湧いてくる自信か理解出来ないが、自分ももれなくプレゼントが貰える資格があると自負していた様子。
恐らく何もせずに、子供達がプレゼントを手に出来るのは、日本ぐらいではないでしょうか⁈希望したものか、そうでない物かは別としても、もう一つの誕生日のような感覚でいた子供達。
そこでサンタさんには〝良い子悪い子リスト〟があり、一年間〝良い子〟だったか否かを判断され、プレゼントが届けば、良い子だったと認定されると話しました。
〝良い子〟とは、お手伝いをし、部屋を片付け、兄弟やお友達と仲良く出来たかが、判断基準だと伝えました。
そして、〝悪い子〟と判定を受けると、ブラックサンタが来ると話しました。
そのサンタは、クネヒトルプレヒトと呼ばれる、黒い服に身を包み、手に小枝を束ねた鞭を持っていると話しました。
悪い子のところに来たブラックサンタは、炭ガラや木のクズといった何だか分からない物を、ドッサリ枕元に置いて行くので、クリスマスの朝に掃除から始めないと
ならないと話しました。
さらに悪い子には、寝ているベッドの布団の上に、血が滴る牛や豚の内臓が、
ぶちまけられるとも話しました。
最も悪い子は、空の袋に詰められてさらわれてしまうらしいと加えました。
その年の12月、クリスマスが近づくにつれ、それぞれが考えて過ごしていた事を
覚えています。
高校生くらいになった子供達が、当時を振り返り、〝めっちゃ怖かった〟
〝サンタが来なくても、居なくても良い〟〝プレゼントどころではなかった〟と
話してくれました。
私の子供の頃、
庭にあったモミの木を、クリスマスには鉢に移し、家の中で飾り付けしました。
幼稚園で、クリスマスはキリスト様のお誕生日だと習いました。
しかし、イエス・キリストの誕生を祝う日ではあっても、誕生日ではない。という
複雑怪奇な事を後から知りました。
クリスマスが近づくと、幼稚園ではクリスマスソングを練習しました。
〝ジングルベル〟を練習するので、ベルを持って来て並んでください。と言われ、
私はハンドベルを持って、皆と同じように並びました。
でも、先生に〝ベル〟と言ったでしょ。と言われて初めて、皆と違った物を
手にしている事に気付きました。
友達の手には、〝鈴〟が幾つも並んでついたリングが握られていました。
子供の頃の私の中では、ベルと鈴は別物だったのです。
さらに、クリスマス会という名のお遊戯会と、サンタさんからプレゼントを貰い
その後、写真撮影がありました。
家族で来ている子は親と一緒に帰り、両親が共働きだったので私は幼稚園バスで
送って貰う事になっていました。
親と一緒の園児が帰ったのを確認して、残っている園児と一緒に写真撮影をし、
バスを待っている間に、私はサンタさんに聞きました。
「子供が好きなの?プレゼントをあげるのが好きなの?」
世界中の子供にプレゼントをあげている大きな爺さんは、謎の存在でした。
そんなリッチで出来た爺さんは、親戚にも近所にもいません。
稀にいるのは、飴をくれる人。何かをあげたいお年寄り…。
そういう発想からの質問でした。
サンタさんは口元に人差し指を、そっと当ててニッコリ笑うと、
「この仕事が好きなんだよ。」
今思うと、どういう言葉だったのでしょう…。
街並みもライトアップされ、流れてくる音楽も、色彩もChristmas。
山々も白さが増し、冬景色です。
この時期、ツリー、リース、ポインセチアなどと共に、ヒイラギの葉と赤い実が
思い浮かびませんか?
英名は、holly、日本では、柊と呼ばれていますが、
二つは全くの別物なんです。
hollyは、アメリカヒイラギやセイヨウヒイラギを指します。
モチノキ科ヒイラギ属で、常緑高木10~15mにもなります。
濃い緑色の葉の縁は、鋭い刺状の突起があり、赤い実が付きます。
柊は、モクセイ科モクセイ属で、常緑小高木4~8mくらいです。
こちらの葉は、かなり鋭い刺状の突起があり、黒紫色の実が付きます。
モクセイ科モクセイ属なので、芳香のある白い花を咲かせます。
全く違う植物で、全く違う文化、宗教観なのに、この二つには共通点があります。
それは、どちらも魔除けとして飾られているのです。
hollyはChristmasに。柊は節分に。
日本の鬼も、西洋のサタンも、刺がお嫌いなのでしょうか?
本日も、どうぞよしなに。
我が子達が小さかった頃、
保母さんや先生、周囲の大人が〝良い子にしていれば〟サンタさんがプレゼントを
届けてくれる。そういう教えを、子供達にしてくれました。
…ですが、〝良い子〟とは、どのような行いをする子の事なのかは曖昧なんです。
そして子供達は、宗教の壁を軽々と飛び越え、日々の生活習慣も振り返らず、
何処から湧いてくる自信か理解出来ないが、自分ももれなくプレゼントが貰える資格があると自負していた様子。
恐らく何もせずに、子供達がプレゼントを手に出来るのは、日本ぐらいではないでしょうか⁈希望したものか、そうでない物かは別としても、もう一つの誕生日のような感覚でいた子供達。
そこでサンタさんには〝良い子悪い子リスト〟があり、一年間〝良い子〟だったか否かを判断され、プレゼントが届けば、良い子だったと認定されると話しました。
〝良い子〟とは、お手伝いをし、部屋を片付け、兄弟やお友達と仲良く出来たかが、判断基準だと伝えました。
そして、〝悪い子〟と判定を受けると、ブラックサンタが来ると話しました。
そのサンタは、クネヒトルプレヒトと呼ばれる、黒い服に身を包み、手に小枝を束ねた鞭を持っていると話しました。
悪い子のところに来たブラックサンタは、炭ガラや木のクズといった何だか分からない物を、ドッサリ枕元に置いて行くので、クリスマスの朝に掃除から始めないと
ならないと話しました。
さらに悪い子には、寝ているベッドの布団の上に、血が滴る牛や豚の内臓が、
ぶちまけられるとも話しました。
最も悪い子は、空の袋に詰められてさらわれてしまうらしいと加えました。
その年の12月、クリスマスが近づくにつれ、それぞれが考えて過ごしていた事を
覚えています。
高校生くらいになった子供達が、当時を振り返り、〝めっちゃ怖かった〟
〝サンタが来なくても、居なくても良い〟〝プレゼントどころではなかった〟と
話してくれました。
私の子供の頃、
庭にあったモミの木を、クリスマスには鉢に移し、家の中で飾り付けしました。
幼稚園で、クリスマスはキリスト様のお誕生日だと習いました。
しかし、イエス・キリストの誕生を祝う日ではあっても、誕生日ではない。という
複雑怪奇な事を後から知りました。
クリスマスが近づくと、幼稚園ではクリスマスソングを練習しました。
〝ジングルベル〟を練習するので、ベルを持って来て並んでください。と言われ、
私はハンドベルを持って、皆と同じように並びました。
でも、先生に〝ベル〟と言ったでしょ。と言われて初めて、皆と違った物を
手にしている事に気付きました。
友達の手には、〝鈴〟が幾つも並んでついたリングが握られていました。
子供の頃の私の中では、ベルと鈴は別物だったのです。
さらに、クリスマス会という名のお遊戯会と、サンタさんからプレゼントを貰い
その後、写真撮影がありました。
家族で来ている子は親と一緒に帰り、両親が共働きだったので私は幼稚園バスで
送って貰う事になっていました。
親と一緒の園児が帰ったのを確認して、残っている園児と一緒に写真撮影をし、
バスを待っている間に、私はサンタさんに聞きました。
「子供が好きなの?プレゼントをあげるのが好きなの?」
世界中の子供にプレゼントをあげている大きな爺さんは、謎の存在でした。
そんなリッチで出来た爺さんは、親戚にも近所にもいません。
稀にいるのは、飴をくれる人。何かをあげたいお年寄り…。
そういう発想からの質問でした。
サンタさんは口元に人差し指を、そっと当ててニッコリ笑うと、
「この仕事が好きなんだよ。」
今思うと、どういう言葉だったのでしょう…。
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