種々雑多(しゅじゅざった)

梁瀬

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理解されにくい能力… ※長いです

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 11月15日は七五三。お子様の健やかな成長を願い、お祝いするおめでたい行事。
この頃、神社やお寺で、愛らしい着物姿の子供達を見かけますよね。
 が、あのくらいの頃は…。記憶を頼りに時を遡りますが、思い出したエピソードが誰のだったかが、あやふやなものもあったりして…。


 本日も、どうぞよしなに。



 唐突ですが、結構な持ちなんです。
こういう言い方しないと思うのですが、歌が下手な。機械系が苦手な。方角や地図が分からない
 全部コンプリートしてるんです。

 なかなかに生きにくい。
確かに、今、歌は歌わなければ良いかも知れません。
 しかし未就学児のときから学生でいた間は、行事やカラオケ等、歌う機会が多く、悩みました。
決して思いつめた訳ではありませんが、歌わずに済む方法を考えました。
 小学生のとき、合唱の練習で〝歌わなくていいから、楽しみなさい〟と言われ、
気が楽になり、それ以降、口パクで過ごしました。
 カラオケは、友人達の歌を聞きに行く場になりました。

 旧式の脳内感覚。
新しいものに馴染むまでに、かなりモタつく。
 家電も携帯も、使い慣れたものがいい。なので、ガラ携。
コミュニケーションアプリも使っていないし、電子マネーも使っていない。
サービスが終了し、ほぼサイトが開けないので、電話とメール、たまに写真ぐらい。
 子供が7年位前に使っていたPCのおさがりを使い、悪戦苦闘しながら投稿。
それが旧式の脳内、更新前ギリギリの限界値。

 最初なんか、1,000文字くらい入力するのに4時間半以上かかりました…。
無自覚で、どこかを押していたり、触ってしまっていて、何かか開いていて、それを消そうとして悪化したり、最後には保存していないのに消してしまったり…。
 PCの前で、あ~。え?…なんで?あれ?どこ行っちゃった?何でこうなった?
また?はぁ~。コノ程度は溜息と一緒。
 待って待って…ウソでしょ⁈…今までの2時間が消えた。
待って、どこかにコソっといてくれたりしない?コレで単語レベル。
 自分でも認識せず、誰がいるでもないのに、問いかけ、頷き、共感し、
最終的な結果を導いていたりする。
本当に怖い…。独りで会話が成立していて、何故か楽しそうな声色…。
 実は、別人格と話してた?
背後にいるという加護と話せたりする?ファンタジーな世界にいる小さなソレとか?
あまりに自然な会話にザワつきました。
 それに気づかせてくれたのは、ガラ携のサイドボタンの録音機能。
充電する時に押してしまっていたようで、録音が残っていた。
 数分間のソレに、戦慄…。
記憶もないし、覚えもないの。だけど、たぶん…恐らく…自分の声⁈…だと思う。
 正直、これに着地するまでに、だいぶ意識が浮遊してた。
えっと…怖い話じゃなくて、ちょっと話が逸れたけど、機械音痴のくだりね。

 方向音痴は、深刻です。
まず、東西南北の方角が分からない。
 今は、車にはナビがありますし、紙に書かれた地図は少ないですが、観光地のマップや大きな施設のマップ、そういう類いの地図は辛うじて、現在地が分かる程度。
 目的地に行くには…こっち?…あっちか!…ん?今どっち向いてる?…え?…。そう言いながら、くるくる地図を回す始末。 
 生まれてから20年近く住んでいた実家周辺でも、久しぶりの帰省で、道が分からなくなったり。
市内の高校だったのですが、通学時にいつもと違う道を通ると迷子。寄り道して帰ると迷子。
更には、職員室と保健室など2か所を経由すると教室に戻れなくなったりと、校内でも迷子。
 駅から連絡通路でデパートに入ると、商品を見て回るうちに、何階の何処の連絡通路か分からなくなり、駅に戻るのに一苦労。
 車で買い物や出掛けた際は、駐車場の何処に車があるか分からなくなることも、
高確率。
お店から出る時に、当たり前のように逆方向へ歩き出す。
 3次元的方向音痴シュミレーター⁈ なんてのがないと、理解してもらうのは難しいかと…。
実際、同居する家族に理解は難しいようです。
 この人の脳内に地図作成機能がないと、慣れてもらうしかないのが現状です。
 
 前例の3次元的方向音痴シュミレーターは無理ですが、2次元でやってみましょう。
みなさんが地図を書くとき、どのように描きますか?
 道や通りを描いていき、その後、目印になる信号や、建物等を描き込みませんか?
それは、記憶の中に、そういう形で存在しているから描けるんです。
 試しに、
1.紙に道や通りを描いたものを用意します。
2.無色のクリアファイルに、先程の紙を差し込みます。
3.中の紙をもとに、クリアファイルの上からマジックで、
  目印となる信号や、建物等を描き込みます。
4.クリアファイルの中の紙を抜き取ります。

 今、目印となる場所が点在しているクリアファイルが、私の脳内地図です。
さらに無能なのが、目印が普遍的なものでない場合や、一般的な目印と異なるようで、伝わらないだけでなく、そこまでの道が繋がっていないので、何ブロック先なのか、信号がいくつあったか、何処を曲がったら、そこにたどり着くのか分からない。
…ほんとポンコツ。
 前回〝共感力の欠如〟なんて偉そうに言いましたが、
これに関しては、方向音痴のとして生まれた者としか共感は出来ません。

 大袈裟な…と思われるでしょう。
家族旅行をして、同じに行き、同じを見て、同じものを
同じだったはずなんです。
 でも違うんです。その場所までのルートは繋がっていないし、
その場所でそれぞれがフォーカスしていたもの、食べたものの印象や店の雰囲気、
旅館内の施設や部屋にあったもの、窓からの景色、細かなものも。
 特に景色とお店の記憶、旅館内の施設、何故か家族と一致しないことが多い。
返ってきてすぐの新しい記憶でさえ、共感出来ないのに、数年前の記憶となると…。

 あと、マップ内を冒険するようなゲームは、まずソロでジワジワ馴らしていく作業にかなり費やす。みんなと一緒で楽しいに行き着く前の、受難の時間が長いんです。
 マップが入らず、画面下に表示されても、その方向に何があるか、何度も行ってみないと覚えられない。
 現在地で何かを探して歩き回ると、当たり前ですが、画面が常に進行方向になりますよね。目の前の景色が目まぐるしく動くと、画面酔いする…という有り様。
 

 生きにくいスキルを持っている事には、きっと意味があるはず。と
前向きに生きてみましたが、未だ、その意味は分かりません。
 そんなタイトルをつけて、天寿を全うしてみます。



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