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この世界は繰り返しているんだ
花クジラ
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ロランの要望で依頼を達成して行く、ドンキホーテ達、結局明日が例の時が一週間前に戻されるという日だというのに今日も依頼を達成するだけで終わってしまった。
この6日間なにもロランの口から真実を知らされていないのにも関わらずである。
そうして、冒険者ギルドに帰ってきたドンキホーテは早速ロランに詰め寄る。
「なぁ、いよいよ明日がお前のいう、時が一週間前に遡るっつー日だがよぉ、なんでお前は、なんか言わないんだ? なんも俺たちは知らされてねぇぞ!
いいのかこれで?!」
ロランは言う。
「これでいいんだ、君たちはなにもしなくて大丈夫だよ」
だがドンキホーテはそれでは納得できない。
「しかしよぉ!」
「落ち着け、ドンキホーテ」
レーデンスはドンキホーテを諌めた。ここで興奮していても仕方がない、とりあえずレーデンスはドンキホーテとロランを食事に誘った。
冒険者ギルドの食堂で、美味いもので食べながら話せばロランも何かを話してくれるのではと、レーデンスは思ったからだ。
とりあえずテーブルに着く三人、席はドンキホーテのとなりにレーデンス、そしてその対面にロランが座るという形になった。
レーデンスは言う。
「とりあえず、今日は、豪華に行こう、明日は例の花クジラとやらが出る日だ……!」
だからこそ何か話してくれるか? そう期待を込めてレーデンスはロランを見つめる。しかし、ロランはなにも言わない。
テーブルに食事が運ばれてくる。今日は魚料理だ、どこかの川魚だろうか、まぁまぁの大きさの切り身にハーブと塩を贅沢に使っているようだ。
その料理をロランは、口に運んでいく、どうやら話す気はないらしい。
レーデンスは「はあ」とため息をつき、ロランに話しかける。
「ロラン、いい加減、話して来れないか? 秘密を。我々は充分に協力したはずだ何か、話して来れてもいいだろう」
ロランの話はドンキホーテ達は、信じられはしなかったが、疑うつもりもなかった。
用意された金額も、破格なものであることも踏まえ、何より本人の態度が嘘をついているようにも見えなかった。
しかし、だからといってなにも話さないというのは、ただ不安が募るだけというものである。
ロランはしばらく食事を上品に食した後、口を拭き、ついに喋った。
「実はこれまでの、花クジラの話は全部嘘なんだ、だからごめんね、真実なんてないんだよ。ああ、お金は取っといてもらって構わない」
「な、なんだとぉ!」
ドンキホーテはガタリと椅子を立つ、そして信じられないという目でロランを見つめる。
同時にドンキホーテは悟った、この発言は嘘だと。若干だが、真剣さというか、ロランの纏っていた雰囲気が変わっているような気がしたのだ。
「じゃあね」とロランは席を立ち、ドンキホーテと、レーデンスを背に冒険者ギルドの外へと向かう。
「おい! まてよ、ロラン!!」
引き止めようとするドンキホーテ、しかしレーデンスがそれを止める。
「レーデンス、なんでだよ、お前もわかってるだろ? あいつ嘘をついてるぜ!」
「そうだとしてもだ……ドンキホーテ、我々にはやることがある、騎士の試験勉強がな。
こうして六日間、共にしてきたがついにロランはなにも話そうとしなかった。
それどころか、突き放すような事を言った。引き際だドンキホーテ、私達にも時間は限られている」
「でもよ……」そうドンキホーテは後ろ髪を引かれる思いをしながら冒険者ギルドの外に出て行くロランを見送った。見送るしかなかった。
レーデンスの言う通りでもあったからだ、自分達にもやるべきことがあるのだ。
だからしょうがない、それに確かに追いかけたところであの少年は真実など話はしないだろう。
そうして、ドンキホーテ達とロランは別れた。
「はぁーあ」
自室で、ドンキホーテはベットの上で横になる。
どうにもきになることが多すぎて、考えがまとまらない彼は、ベットの上で無い頭を必死に回転させ考えていた。
ロランの言うことは本当なのか、から始まり、本当に明日、時が戻されるのか、そもそも花クジラとはどんな怪物なのか。
疑問がまるで彼の頭の中で台風のように吹き荒れた。しかしドンキホーテにはどうすることもできない。
その真実を知るであろうものが、ドンキホーテ達を突き放したからである。
「あーもう、意味わかんなぁ!」
ドンキホーテは顔に枕を埋めながらそう言った。そして、一つの結論に達する。
「もういい、あいつのことは忘れよう、俺たちには試験がある、忙しいんだ俺だって……」
喉に魚の骨が刺さったような気分のまま、ドンキホーテはそのあと眠りについた。
翌日、ドンキホーテは珍しく寝坊をした。気になることが多すぎて浅い睡眠しか取れなかったのが原因か、どうか定かでは無いが。
「ヤベェ!」と叫びながら騎士の第一次試験の合否が発表される。街の中心の広場へと走る。
「クッソ、レーデンス、なんで起こしてくんないんだよ!」
そうして、街の中を走っていた時だ。
午後の鐘が鳴った。
――王都エポロの西の空、午後の鐘がなった時、ある魔物が出現する。
不意にロランの言葉がドンキホーテの頭によぎった。
――その魔物の名前は……
彼は立ち止まり空を見上げた。西はどこだと、頭を動かしていたら、その魔物は姿を現した。
巨大な緑と白い肌を持つクジラのような見た目に、加えてその背中、自身と同じかそれ以上の大きな花の群を背負ったその姿は、例えるならこう呼ぶだろう。
――「花クジラ」
瞬間、花クジラの瞳が、光り輝く、ドンキホーテは自身の周囲に闘気によるバリアを張るが、そんなもの意味はない。
やがて、花クジラから無数の燐光が放出され、その燐光が巨大な光となっていき、王都エポロを包み込んだ。
この6日間なにもロランの口から真実を知らされていないのにも関わらずである。
そうして、冒険者ギルドに帰ってきたドンキホーテは早速ロランに詰め寄る。
「なぁ、いよいよ明日がお前のいう、時が一週間前に遡るっつー日だがよぉ、なんでお前は、なんか言わないんだ? なんも俺たちは知らされてねぇぞ!
いいのかこれで?!」
ロランは言う。
「これでいいんだ、君たちはなにもしなくて大丈夫だよ」
だがドンキホーテはそれでは納得できない。
「しかしよぉ!」
「落ち着け、ドンキホーテ」
レーデンスはドンキホーテを諌めた。ここで興奮していても仕方がない、とりあえずレーデンスはドンキホーテとロランを食事に誘った。
冒険者ギルドの食堂で、美味いもので食べながら話せばロランも何かを話してくれるのではと、レーデンスは思ったからだ。
とりあえずテーブルに着く三人、席はドンキホーテのとなりにレーデンス、そしてその対面にロランが座るという形になった。
レーデンスは言う。
「とりあえず、今日は、豪華に行こう、明日は例の花クジラとやらが出る日だ……!」
だからこそ何か話してくれるか? そう期待を込めてレーデンスはロランを見つめる。しかし、ロランはなにも言わない。
テーブルに食事が運ばれてくる。今日は魚料理だ、どこかの川魚だろうか、まぁまぁの大きさの切り身にハーブと塩を贅沢に使っているようだ。
その料理をロランは、口に運んでいく、どうやら話す気はないらしい。
レーデンスは「はあ」とため息をつき、ロランに話しかける。
「ロラン、いい加減、話して来れないか? 秘密を。我々は充分に協力したはずだ何か、話して来れてもいいだろう」
ロランの話はドンキホーテ達は、信じられはしなかったが、疑うつもりもなかった。
用意された金額も、破格なものであることも踏まえ、何より本人の態度が嘘をついているようにも見えなかった。
しかし、だからといってなにも話さないというのは、ただ不安が募るだけというものである。
ロランはしばらく食事を上品に食した後、口を拭き、ついに喋った。
「実はこれまでの、花クジラの話は全部嘘なんだ、だからごめんね、真実なんてないんだよ。ああ、お金は取っといてもらって構わない」
「な、なんだとぉ!」
ドンキホーテはガタリと椅子を立つ、そして信じられないという目でロランを見つめる。
同時にドンキホーテは悟った、この発言は嘘だと。若干だが、真剣さというか、ロランの纏っていた雰囲気が変わっているような気がしたのだ。
「じゃあね」とロランは席を立ち、ドンキホーテと、レーデンスを背に冒険者ギルドの外へと向かう。
「おい! まてよ、ロラン!!」
引き止めようとするドンキホーテ、しかしレーデンスがそれを止める。
「レーデンス、なんでだよ、お前もわかってるだろ? あいつ嘘をついてるぜ!」
「そうだとしてもだ……ドンキホーテ、我々にはやることがある、騎士の試験勉強がな。
こうして六日間、共にしてきたがついにロランはなにも話そうとしなかった。
それどころか、突き放すような事を言った。引き際だドンキホーテ、私達にも時間は限られている」
「でもよ……」そうドンキホーテは後ろ髪を引かれる思いをしながら冒険者ギルドの外に出て行くロランを見送った。見送るしかなかった。
レーデンスの言う通りでもあったからだ、自分達にもやるべきことがあるのだ。
だからしょうがない、それに確かに追いかけたところであの少年は真実など話はしないだろう。
そうして、ドンキホーテ達とロランは別れた。
「はぁーあ」
自室で、ドンキホーテはベットの上で横になる。
どうにもきになることが多すぎて、考えがまとまらない彼は、ベットの上で無い頭を必死に回転させ考えていた。
ロランの言うことは本当なのか、から始まり、本当に明日、時が戻されるのか、そもそも花クジラとはどんな怪物なのか。
疑問がまるで彼の頭の中で台風のように吹き荒れた。しかしドンキホーテにはどうすることもできない。
その真実を知るであろうものが、ドンキホーテ達を突き放したからである。
「あーもう、意味わかんなぁ!」
ドンキホーテは顔に枕を埋めながらそう言った。そして、一つの結論に達する。
「もういい、あいつのことは忘れよう、俺たちには試験がある、忙しいんだ俺だって……」
喉に魚の骨が刺さったような気分のまま、ドンキホーテはそのあと眠りについた。
翌日、ドンキホーテは珍しく寝坊をした。気になることが多すぎて浅い睡眠しか取れなかったのが原因か、どうか定かでは無いが。
「ヤベェ!」と叫びながら騎士の第一次試験の合否が発表される。街の中心の広場へと走る。
「クッソ、レーデンス、なんで起こしてくんないんだよ!」
そうして、街の中を走っていた時だ。
午後の鐘が鳴った。
――王都エポロの西の空、午後の鐘がなった時、ある魔物が出現する。
不意にロランの言葉がドンキホーテの頭によぎった。
――その魔物の名前は……
彼は立ち止まり空を見上げた。西はどこだと、頭を動かしていたら、その魔物は姿を現した。
巨大な緑と白い肌を持つクジラのような見た目に、加えてその背中、自身と同じかそれ以上の大きな花の群を背負ったその姿は、例えるならこう呼ぶだろう。
――「花クジラ」
瞬間、花クジラの瞳が、光り輝く、ドンキホーテは自身の周囲に闘気によるバリアを張るが、そんなもの意味はない。
やがて、花クジラから無数の燐光が放出され、その燐光が巨大な光となっていき、王都エポロを包み込んだ。
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